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湖面3部 緊急事態編 その1
2008年10月20日 (月) | 編集 |
「大変だ、ロロ!!緊急事態だ!!」

いつも飄々としているヴィレッタ先生から慌てた声の電話が入る。

ついに来るべき時が来たか・・・。


「ヴィレッタ先生・・・ついにその時が来たんですね・・・。」

「ああ、残念だが・・・。」

先生がしんみりと言う。

分かってはいるけど涙がこぼれた。

こんな事なら補習なんかサボって兄さんの買い物についていけばよかった。


『いってらっしゃい。』


笑顔でそう言って見送ったのが最後になろうとは。

兄さんはまだ生きているんだろうか。

あの人・・・緑の髪の少女・C.Cは兄さんを迎えに来たのだろうか。

「・・・あの人は来たんですか?」

「ああ、来てしまった。もっと早く分かっていたら私も手が打てたのだが・・・。すまん。」



「先生のせいではないです。いつか来る事はわかっていました・・・。」

「そうだな。しかし、もっと後だと思っていたよ。本当にすまない。」

いつもは強気な先生が何度も僕に謝るほど最悪なタイミングで兄さんの記憶は戻ってしまったのだろうか。

じゃあもうきっと兄さんは生きていない。

機情の誰かが始末をつけてしまったに違いない。

パタパタと涙が伝って落ちた。



「・・・それで本当にすまないのだが、司令室を片付けておいてくれないか?」

「・・・・・・撤収の準備ですね。兄さんだけでなく、この暮らしとも、この学園とも、すべてお別れなんですね・・・。」






「・・・・・・・・・・・・・・・・・・何の話だ?」

先生がいぶかしむように問いかける。

「だから・・ううっ・・・兄さんの記憶が戻ってここも・・・・用済みになったから・・・くっ・・・・撤収準備を・・・・しなくちゃいけないんでしょう・・・・・・・?」


「・・・・・いや、そういう話はしていないんだが・・・・・・。」

「・・・え!?じゃあ、何の話なんですか?」

「・・・だから、クルルギ卿が今エリア11に来ているんだ。政庁での仕事が済んだら司令室に来るから部屋を綺麗に片付けておけって話だ。」

「・・・だって、何度も謝ってたじゃないですか、何で・・・・。」

「ああ、今パチンコ屋にいるんだが、いいところなんですぐに帰れそうに無いんだ。
クルルギ卿の訪問は事前の連絡も無く突然決まったからな。とりあえず司令室の私の机を片付けておいてくれ。お前が一番そういうのは上手いからな。

それから酒を机の横に3本置いてあるからあれもお前の部屋にでもとりあえず隠しておいてくれ。
あと、司令室に掃除機をかけて、窓は雑巾で拭いておいてくれ。ピカピカにな!

ゴミ箱のゴミに多分アルクたちの捨てたろくでもないグラビア雑誌とかもある気がするから焼却炉に突っ込んで、壁に貼ってあるろくでもないポスターも全部はがしてかわりにさわやかな和風のポスターを貼っておいてくれ。

あと茶菓子を・・・・・」

何かまだ続きそうだったが、とりあえずぶち切りしておいた。


僕の涙を返せ。
それと、縮んだ寿命も。ソレでなくても長生きできそうに無いのに。



しかし、落ち着いて考えてみると、やはりヴィレッタ先生の机と司令室は片付けておいた方が良いような気がした。

学園内は生徒が当番制で掃除するし、定期的に清掃業者も入る。
でも機密だらけの司令室に清掃業者を入れるわけにはいかないのであの部屋の清掃だけは機情メンバーの当番制になっている。

でも上司がアレなので僕の当番の日以外はかなりいい加減だ。
奴らは信じられないことに司令室をざっと丸く掃いただけで掃除をした気になっているし、掃き残したゴミを見つけると、机の下に掃き込んで知らん振りをしている。

いや、僕の当番の時でさえかなりいい加減だ。

最初は真面目にやっていたが、やってもやっても散らかす奴がいるし、基本的に僕は司令室で仕事をすることがほとんど無いからせっせと掃除をするのも馬鹿らしい。

僕が費やす時間のほとんどはクラブハウスのあの家なのだからあの場所さえ綺麗で快適であればいいのだ。



しかし、クルルギ卿の心証が悪くなるのは避けた方が良いだろう。
いい加減な仕事しかしていないと思われたらメンバー全員を総入れ替えできるだけの権限をあの人は持っている。

そうなって誰より困るのは僕だ。

本当に腹が立つが兄さんと僕の生活を守るためにも僕が片付けるしかなさそうだ。


                        その2へ続く



先日子供を起こそうとして、「起きなさい!!●●●(長女の名前)、ロロ!!(←次女の名前が入るはずだった)」と言ってしまいました
もう症状が脳にまで回りきって末期症状のようです。

幸いその日は旦那が出張していたうえ、子供らも一回起こしてぐらいで覚醒できるようなおりこうちゃんではなかったので誰にも発覚する事無く闇に葬れましたが自分でもビックリです。
いつも自分の子感覚で見てるからかなぁ・・・・・・。

でも、思い返してみると私は昔からこうだった。
妹の名前を呼ぼうと思って、ついうっかり飼い犬の名前を呼んでしまったり、子供を怒ろうとしてついうっかり妹の名前を呼んでしまったり・・・・・・。

皆さんはそんな事ありませんか?


湖面の別バージョン、性懲りもなくまた始めます
今度も最終的には幸せなものを目指します♪



読んで下さった皆様ありがとうございます!!
拍手・コメントありがとうございました!とっても励みになります!!
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緊急事態発生!! その2
2008年10月20日 (月) | 編集 |
急いで司令室に行くと、他のメンバーがあたふたしながら司令室を片付けていた。
当たり前の話だが、こちらにも連絡がいっていたようだ。

いつもは出しっぱなしの有害雑誌もさすがに片付けねばならないと覚悟を決めたのかまとめられて紐で縛ってあった。
多分ビレッタ先生の厳命が下ったのだろう。

しかしうっとうしくもメンバーの一人が涙目でその束にすりすりしていたので蹴飛ばして束を大きな紙袋に入れ、焼却炉に向かう。
まったく・・・。あいつら、神聖な職場を何と心得ているのだ。

だいたいヴレッタ先生もちょっと女性としては信じがたい。
たまに司令室に用事で寄ると、奴らの有害雑誌をひったくって僕に見ろ見ろと勧めてくる。

僕はもちろん断るが、「コレも社会勉強だ♪ちゃんと勉強しておかないといつまでたっても彼女の一人も作れないルルーシュみたいな男になるぞ(笑)」と余計なことまで言いやがる。

あれでも一応分類上女性に属するのは何かの間違いのように思えて仕方がない。

うちの兄さんなんか、18歳になっても天使のように清らかなのに。(うっとり)





焼却炉に行くと、調整中の札が掛けてあった。

げ。ゴミの日は明後日だし、品格あるアッシュフォードの校庭のゴミ箱にこんな有害物をつっこんだら大問題になりそうだ・・・。

しょうがない。これは非常事態なのだからと割り切って僕の部屋のベットの下に隠しおき、さっさと戻って掃除の続きをする事にした。




僕の机は日頃から美しいのでそのままにしておき早速ヴィレッタ先生の机の清掃に入る。

引き出しの一番上を開けると書類ではなくカキピーとウイスキーボンボンとその他お菓子が出てきた。
・・・あの人は一体何をしにここに来ているのだろう・・・・・・・・・・・・。

確かこの任務について1ヶ月弱ぐらいはあの人も悲壮オーラをしょって真面目に仕事をしていたような気がする。
・・・しかし、数ヶ月でコレか。まぁ僕も任務については人の事は言えないけれど。



お菓子の奥からは栄養ドリンクが出てきた。

う~ん。それなりに苦労しているのか。それともパチンコとかに行っているから疲れるんだろうか。
栄養ドリンクはマジックで『飲んだら殺す。byヴィレッタ。』と書いて共用冷蔵庫に放り込んでおくことにした。
栄養ドリンクなら冷蔵庫にはいっていても問題ないだろう。
きっと真面目に仕事をしているように思われるに違いない。
それにしてもあの人はいったい何で引き出しにこんな物を入れているんだろう。
冷蔵庫に入れるぐらいたいした手間ではないはずなのに。まったく・・・・・・。


冷蔵庫を開けると、上から下までぎっしりとビールが入っていた。
何だこの冷蔵庫は!!
手に取るとそれぞれ名前が小さく書いてある。
機情メンバーのものらしい。
僕は一日兄さんに張り付いているのが任務だから司令室にはほとんど来ないが、きっと夜間は宴会場と化しているのに違いない。


「くぉら!!お前ら!!!仕事しろ!!仕事!!!」

怒鳴ってみたが、奴らは自分の机を片付けるのに必死で振り向きもしない。
皆殺しにしてやろうかと思ったが、これからクルルギ卿が来るというのにそれではまずい。

クルルギ卿が政庁から目立たないよう車で来たとしても1時間もかからない。
今はカラレス総督と打ち合わせ中だが、1~2時間で終える予定らしい。
その間に綺麗にしなければならないのだ。
死体の後片付けをしている暇などあろうはずが無い。
政庁での仕事が長引けばくるのはもっと後になるだろうがそんな甘い期待をするのは危険すぎる。

仕方がないので僕がビールを空いたダンボールに詰めて移動させる事にする。
この際ヴィレッタ先生の机は後回しだ。(←クルルギ卿に見られて怒られても個人の責任ですむので。)

移動場所はどこがいいかと考えたが、この司令室内はどんなチェックが入るか分からない。
クルルギ卿は兄さんの親友だった人だ。
もしかしたら掃除用具入れの中のほこりまで気になる人かもしれない。

・・・やっぱり僕の部屋に隠すしかないのか・・・・・・・・・。
僕の美しい部屋が、だんだんゴミ溜めになっていくような・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


気が進まないが、ビールの詰まった箱を抱えて何往復もした。
最後にヴィレッタ先生の机の横の酒瓶を運び終えた時、何とも言えない怒りがわいてきた。
何で僕がこんな事を・・・・・・・。

でも何処にも怒りのやり場が無かったので、各酒の瓶に『ヴィレッタの馬鹿』と書いておいた。
もう少し気の利いた嫌がらせをしてみたかったが、残念ながら今まではすべて殺して解決してきたので幼児並の嫌がらせしか思い浮かばなかった。
ちょっと落ち込んだ。

戻ってみると自分の机を片付け終わった数名が窓拭きをしていた。なかなか感心だ。
・・・と思ったが、よく見ると窓がべチョべチョになっているだけだった。

「雑巾の絞り方が甘い!!貸せ!!!」

僕は雑巾を取り上げるとせっせと拭いた。

周りから「おお!ルルーシュ・ランペルージが乗り移ったかのようだ!!さすが兄弟!!!」と歓声があがる。

え!?
僕、そんなに兄さんと兄弟っぽい?
うれしいな♪♪

ウキウキして窓拭きを終えると床に目を落とす。
奴らは相変わらず床を丸く掃いているだけで、隅にはほこりがいっぱい溜まっている。

「貸せ!!」

僕はほうきを取り上げると床を丁寧に掃いていった。

「おお!!さすが半年近くルルーシュと一緒にいるだけあって、動きがそっくりだ!!」

・・・と、また歓声が上がる。


ふっ・・・・・・。
何を当たり前の事を。
僕はいつも誰より兄さんのそばにいてその技術を学んできたのだ。
このほうきさばきを見るがいい!!

手早く、かつ美しく床を掃いて更に掃除機ではなく雑巾がけまでする。
ところどころ飲み物をこぼした跡があり、気になりだすと止まらない。

ゴミ箱の中の処理やポスターの張替えは他の者にまかせ、ひたすら雑巾がけをする。
綺麗になっていくのは中々楽しいものだ。
兄さんなんかいつも鼻歌を歌いながら隅々まで雑巾がけをしている。
僕は兄さんの楽しそうな顔を思い浮かべてひとりで床を拭き終えた。

ついでに脚立を使って照明器具も拭いていく。

あとはヴィレッタ先生の机だけだ。

あ!しまった。茶菓子がどうのとか言っていたな。
僕的にはポテトチップスで十分な気がしたが、兄さんを売って成り上がったイレブン野郎だとしても一応ラウンズだ。
兄さんとの夢のように楽しい日常を維持するために十分以上のもてなしをして信頼を勝ち取らねばならない。

はて。イレブンってどんな茶菓子を喰うんだろう?
機情のメンバーに聞いてみるが本国から派遣されたブリタニア人ばかりなので皆一様に首をかしげる。

エリアイレブン・・・確か、スシとテンプラとゲイシャの国だった。
生の魚を食うなんて見るだけでも気持ち悪い。

よし、茶菓子は天ぷらに決定だ!!

早速他のものに手配を頼むが東京租界には天ぷら屋は無かった。
く・・・京都にまで遠征は出来ないし、作るしかないのか。




          その3に続く



すっかり忘れていましたが、『下僕兄さんと僕』おまけその3を拍手お礼文2と入れ替えます♪
Web拍手2回で出ると思います。
短いし黒ロロ?ですが良かったら見ていってください♪♪
2回押しで表示されます♪



入れ替えた『罰と鏡』は後日コレを書いたと思われる辺りの日付のところにこっそり放りリこんでおくかもしれません

今日は(あ、もう昨日になっていた)自転車で10キロほど先の目医者さんに行ってきました♪
電車で行けば一駅なのですが、田舎なので一駅間は長いです。
そして、UTは元大阪人なので自転車で移動するのが大好きです♪

さて、何故そんな遠くの目医者さんまで行くかと言うと、UTのコンタクトが特殊だからです。
夜間装着すると昼間裸眼視力がよくなるんですよ♪
これで子供とプールもスキーも出来るのでちょっと高いのですが手放せません

待合室で待つ間に考えるのはロロの話ばかり。
帰りには『反攻のスザク』2巻をこっそり買って帰りました♪(遠い本屋なので誰にも見られず買える。でもまだ読んでません。明日こっそり読みます

ジャンルは違うのですが、読みに行きたいサイト様2つがあり、量が膨大なのでちょっと4日間ブログをお休みします
うちはこのままロロサイトを続けていきますが、気になったままだとお話がかけなくなるので先に全部(は4日では無理かもしれないけど)読んできます♪


読みに来てくださった方ありがとうございます♪
拍手、コメントありがとうございます♪
返信はこちらから
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湖面3部・緊急事態発生編・その3
2008年10月10日 (金) | 編集 |
天ぷらの作り方をネットで検索する。
しかし征服地・・・それも矯正エリアの食べ物なのでほとんど載っていない。

苦労の末やっと見つけ、説明を読む。

何々、野菜や海老、魚などを小麦粉を水で溶いた物に絡めて油で揚げるのか。
う~ん。茶菓子とはちょっとイメージが違う。

は、そうだ!!
ブリタニアのお菓子を小麦粉水につけて揚げてみたらどうだろう。

とりあえず他の者達に手持ちのお菓子を提供してもらう。
日頃は不仲な機情のメンバーも、首が掛かっているのでやたら協力的だ。

うん、これだけ種類があれば十分だろう。
きっとクルルギ卿は懐かしいエリアイレブン風のもてなしを受け、涙を流して感激するに違いない。
これで信頼度UP間違い無しだ!!

手空きのメンバーに手順を説明し、下準備にかかってもらう。

その間にヴィレッタ先生の机の整理にかかる。
引き出しのお菓子は全ててんぷら用として没収し机を綺麗に拭き上げる。

机の上に出しっぱなしの物はお菓子が入っていたスペースに突っ込み、書類はきちんと揃えて入れなおす。
よし、完璧だ!!

その時携帯の呼び出し音が響いた。
いよいよ来たか!!

準備はOKだ!いつでも来い!!!クルルギスザク!!



「もしもしロロ?俺だけど、お前、どこに行ってるんだ?」

電話から聞こえてきたのは優しく美しい声だった。兄さんだ♪♪♪

「あ、兄さんちょっと補習が長引いちゃって・・・。うん、うん、心配ないから。」

全く兄さんは心配性だな♪♪♪

・・・そうだ、僕はクルルギ卿の事はあまり知らないけど、兄さんは幼馴染なので良く知っている。
僕も何度かスザクさんとの昔話を聞いたが、

「なあロロ、懐かしいな♪」

なんて言われてもそれは捏造の記憶だから僕にはサッパリわからないし、兄さんが楽しそうに他の人間の話をするのはちょとムッとするものがある。
だから僕はいつもクルルギの話は聞き流した上に、3秒で忘れる事にしていた。

でも兄さんとの暮らしを守るためならクルルギに笑いかけるぐらいやってやる。
そして、より信用させるため接待するなら相手の情報は多い方がいいだろう。

兄さんの口からクルルギの話が出るのはイヤだけど、この際贅沢は言ってられない。

丁度タイミング良く電話も掛かってきたことだし、クルルギからもまだ連絡が来ない。
この分なら到着はまだまだ遅れそうだ。

兄さんからクルルギの情報を引き出して接待の対策でも練り直すか。



接待・・・僕は秘密裏に動く暗殺者なので皇帝直属の機関に所属していながら接待される機会はなかった。
しかしこれでも16年生きてきたので『接待』というものが存在しているらしい事は知っている。
特に上官や貴族などはコレの組み方次第でどうにでもなるらしい。

『接待』に欠かせないのは『女の子』と『ワイロ』

僕的にはそういう穢れた大人的思考は嫌いだが、兄さんとの生活を守るためならもう何でもありだ。
絶対に懐柔してやる。

しかし奴は仮にもラウンズ。普通の接待では駄目な気がした。
・・・・・・そうだ!!エリアイレブン名物ゲイシャを呼ぼう!!
これなら奴も満足するはずだ。

いや、ゲイシャと言ってもタイプも様々だろうから、兄さんにクルルギの好みでも聞いておくか。




「あのね、兄さん。くる・・・いえ、スザクさんってどんなタイプの女の子が好きなんだっけ?」


「・・・・・・・・・・・・・。」

「あ、違うんだよ。そう、クラスの女の子にスザクさんの好みを聞かれちゃって。ほらもうラウンズだから人気者で。うん。ふ~ん。グラマーで、美人で長い髪の優しい女性が好みなんだね。ありがとう、兄さん!!」


ごめんね兄さん。嘘つきな弟で。でも兄さんとの生活を守るためだから許してね



よくわからないけど、『エリアイレブンで接待されるなら芸者がいい。』と本国にいた頃誰かが言っていた。
優しく上品で美しく、エリア11の芸術品的女性であることから芸者と呼ばれているそうだ。
下品な女なんておぞましいだけだがそんな女性なら僕も一度見てみたい。ヴィレッタ先生のようにどさくさに紛れて経費で落として呼ぶチャンスだ。

早速グラマーで、美人で長い髪の優しい芸者の手配を他のメンバーに頼むがどんなに探しても東京租界には並みの芸者一人すら見つけることは出来なかった。

「またしても京都か・・・。」



その時司令室のドアがシュン・・・と開き、ヴィレッタ先生が駆け込んできた。

「お!見違えたぞ!!完璧な清掃だな!!!」

嬉しそうに眺め回して頷いている。いい気なものだ。

おまけに『土産だ♪』と言っていりもしないチョコを恩着せがましく押し付けてきた。
どうせパチンコで取ったものだろう。



・・・そうだ!!


「先生。芸者になってください。」

「・・・・・・・は?」

先生が怪訝そうな顔をする。


「クルルギ卿の接待役の芸者が手配できませんでした。今から京都に使いをやっても到底無理です。
優しく上品で芸術品的女性という言葉からは程遠いですが、この際背に腹は変えられません。仕方がないから先生にお願いします!」


「仕方がないとは何だ!!やってやろうじゃないか!!!・・・・・・ところで芸者ってどうやってなるんだ?
日本と呼ばれていた頃は世界的に有名だったみたいだが、私がこのエリアに配属されたのは2年前だし、接待のプロとしか知らんな・・・。

ホステスみたいなものか?おさわりはさせないが酒の相手なら得意だぞ。さっさと酔い潰して後はクルルギ卿の経費で飲み放題だ!」

「いえ、芸術品的女性というぐらいだから違うと思います。確か着物と言うエリアイレブンのトラディショナルドレスを着て優雅なダンスを見せると聞いたことがあります。」

「ふ~む。着物か。あ、ミレイが確か持っていたはずだ。アスラン、ばれないようにかっぱらって来い!!!」

「しかし問題はダンスの方です。先生も男爵ならダンスは踊れるんですよね。」

「・・・・・・・いや、私が男爵になったのは数ヶ月前だからな。習おうと思っていた矢先に此処に飛ばされたんだ・・・。剣舞なら軍の余興で何度もやったからコレでどうだ?」

「剣舞ですか。良いんじゃないですか?このエリアでは戦前までサムライが剣を持って闊歩していたと本国で聞いたことがあります。
また、資料によると、兄さんと僕がクルルギ家に滞在していた(と記憶されている)間、彼は剣ドーと言うものを習っていたようです。彼の一家は間違いなく剣を持って闊歩していたとも思われます。きっと懐かしさに涙する事でしょう。それでいきましょう!!」


見ていろクルルギスザク!!
これぞ必殺接待落とし!!!

ゲイシャの代わりが一応生物学的に何とか女性カテゴリーの隅っこの更に端の方で落ちそうになりながらしがみついてるようなヴィレッタ先生というのだけが大変不安だが、絶対成功させてみせる!!



                     その4に続く




今朝笑った事。

ご存知の通りウチには娘が二人いますので朝は戦場です。
前夜あれ程言ったにもかかわらず登校ギリギリに「あ・・・~~がいるんだった!!」とか恐ろしい事をしょっちゅう言い出します。        

そういう時は日頃穏やかな(ウソ)UTもツノが伸びます。 
殺気立ってるUTに恐れをなした旦那はそういう時、ひっそり自分で珈琲のお代わりなどを自分で入れてくれます。(穏やかな日にはUTが入れてあげる)

昨日は風呂に入らず寝してしまったらしく、朝旦那はパンツとシャツを御所望でした。
室内干にしていた洗濯物が目の前にあったので出してあげたら旦那はもう引き出しから出していました。(珍しく)

「え~!!洗濯物の方から取ってくれたらたたまなくてすむのに

・・・と、つい本音を言ってしまいましたが(いつもは褒め褒め作戦で役に立つ男に改造中)
旦那は一言、「・・・だって(自分で用意して)褒められたかったんだもん!!」だって。

「いい年したおっさんが何を言うか」と普通は思わなければいけないのでしょうが、可愛いなぁ・・・と思ってしまう私です。もう結婚十年以上なのですが、やっぱり可愛いんです。( はい。UTはおかしい人です


ルルロロもずっと生きていたら・・・お互いおっさんになってもジイサンになってもきっとルルはロロが可愛かっただろうなぁ。幸せに暮らせた二人だったのに。
・・・と思うとちょっと切なかったです           


読みに来て下さった方、拍手コメント下さった方、ありがとうございました!!
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湖面3部・緊急事態発生編・その4
2008年10月10日 (金) | 編集 |
クルルギが来たのは、僕が着物を先生に着付け終わって間もなくだった。
何しろやった事もなければ見たことも無いのでこれまたネットで調べたのだが、服としてはありえないぐらい難しい。

おまけに絶対さわっていないのに「変なところを触るな」とか言われて散々だった。




ナイトオブセブンのクルルギはお忍びだと言って単身、地味にタクシーでやってきた。

服装も簡素ともいえるシンプルな私服だった。
すごく偉そうなナリで来ると思ったのに調子が狂う。
これではそこら辺に転がっているタダのガキみたいで、ラウンズの重厚さなどカケラも無い。


「今回は非公式だからね。」

そう言って穏やかそうに笑う姿は友を売って成り上がった非道なイメージとは重ならない。

いや、コレが奴の手なのかもしれない。

そう簡単に篭絡されるか。



側近らしきものの姿は本当に見えず、ラウンズの一員にしては随分警戒心が薄いと思う。
それとも自分に絶対の自信があるのか。

しかし甘い。
どれだけ強かろうと僕には絶対静止のギアスがある。

こんな甘い奴ならいざとなったら直ぐに殺せる。
クルルギは僕がギアスユーザーということは知っているけれど、どんな能力かまでは超最高機密なので知らされていない。防ぎようがないはずだ。

とは言え、ラウンズを殺害するリスクは限りなく高い。雑魚を始末するのとは訳が違うのだ。
なるべくなら騙しとおして信頼を勝ち取り、この学園地区は僕らにまかせっきりにしてもらいたい。

何かボロが出たときは殺すしかないが、殺した後の理由づけは何にしようか・・・。




クルルギは僕の不穏な思惑には気づかず来客用のソファーにゆっくりと腰掛ける。

貴族や高位の上官は普通偉そうにふんぞり返って座るものだが、クルルギは控えめにきちんと礼儀正しくすわり、相変わらず穏やかそうな笑みを浮かべている。





「それにしても凄い格好ですね。どうしたんですか?」

クルルギが着物に身を包んだヴィレッタ先生をまじまじと見る。



・・・・・・・あれ?予想と少し違う。

日本のゲイシャに感動して大喜びすると思ったんだけど。

(中身はおっさん以下だが)見かけだけは和風美女の先生を見ても鼻の下を伸ばすという事は無いようだ。
けっこう綺麗に仕上がったと思うけど、やっぱり芸術品的女性には程遠かったか。
所詮ヴィレッタ先生だしね。

それにクルルギは18歳だもの。
そりゃ若い方がいいに決まってるよね。



「クルルギ卿はこのエリア出身とお聞きしましたので和風のおもてなしをしようと思いまして。」

ヴィレッタ先生がよどみなく答える。

そう言えばヴィレッタ先生って純血派のはずなのに、イレブン相手でもけっこう穏やかに対応できている。
悩殺は無理だったが、少なくともへまはしないだろう。


クルルギはヴィレッタ先生の言葉を聞いて少し驚いたようだが、直ぐに柔和な笑みを浮かべ
「僕、着物って久しぶりに見ました。とっても似合ってますね。」
と余裕ありげに言った。




ふ~ん。兄さんの元親友と聞いていたから女性に対する態度も似たようなものかと思っていたけれど全然違う。
何かあしらい慣れてるというか・・・。
僕もそういうのは疎くて上手くは言えないけどそんな感じがする。
実は遊び人なのかクルルギスザク!!
ますますもってけしからん。

ああ、こいつと兄さんが親友のままでなくて良かった。
兄さんは純真なところも魅力なのにこんな奴の悪影響を受けたら大変だ。

それでなくても超絶美形の兄さんには浅ましい女どもがしょっちゅう群がってくる。
その時こんな風に女性を褒めたりしたら、勘違いした女が毎日100人ぐらい彼女面をしてウチまで押しかけてくるに違いない。
ああ考えるだけで恐ろしい。
兄さんの心の癒しは僕とあと、窓辺で大切に育てているネギとシソだけで良いんだよ!!



「嬉しいよ。こんなに歓迎してくれて。総督府では散々だったからね。」

心の中で悪態をつかれているとも知らずにクルルギが優しく微笑む。


ああそうか。この男は皇帝直属のラウンズ。

でも、所詮はイレブンで平民。

それに引き換え、カラレスは公爵。皇帝の身内とも言える存在だ。
身分の高い貴族が平民を見るとき、まるで穢らわしいものでも見るような目で見るのを僕は知っている。
クルルギはナンバーズ出身者。それも矯正エリアのだ。
あの傲慢なカラレス総督がどういう風に彼を扱ったのか目に見えるようだった。


僕もそういう扱いを何度も大貴族から受けた。
奴らの偉そうな態度に反吐が出そうだった。

・・・だけど、僕がそういった身分の人の前に連れて行かれる時はほぼ間違いなく任務なので、その大貴族はすぐに冷たい骸と化した。

死んでしまえばどんな人間だって皆平等に骸となる。

それが敵国の者であろうが皇族であろうが幸せな育ちの者だろうがすさんだ犯罪者だろうが同じだ。
だから、僕にとって暗殺という仕事は好きな仕事では無いにしても、特別嫌なものでもなかった。

『僕が平等にしてあげる。どんな偉い奴であろうと。幸せな奴でも。』

そう思って仕事をしてきた。

所詮人間は死ぬのだ。死神の手によって簡単に。
だから幸せな人を見ても羨ましくない。ずっとそう思ってきた。
兄さんに会うまでは。

今は幸せな人が羨ましい。シャーリーが、ナナリーが。当たり前のように誰かに愛されて幸せな人たちが。

僕だって幸せになりたい。幸せでいたい。愛し愛されて大好きな人と幸せに暮らしたい。
兄さんと暮らし始めて僕は、僕も人間だったという事に気がついた。

まだ心を持ち始めたばかりの僕は完全な人間とは言いがたいだろう。
でも、兄さんのそばにいればいつかきっと普通の人間になれるような気がした。

死も別れもはいずれやってくるだろうが、それまでに人間として意味のある生き方をしてみたい。
そのためならみっともなくとも足掻いてやる。


「まずは資料を見たい。」とクルルギが言うのでとりあえず珈琲だけ出して、様子を伺う。
クルルギは資料を食い入るように見ていたけれど、やがてため息をついた。
よし、付け入るチャンスだ!!!

「お疲れのようですので、日本風のお菓子はいかがですか?」


にっこり笑ってそう言うと、クルルギは大きく目を見開いた。

「日本・・・だって?」


しまった。まずい事を言ってしまったか。こう呼んだ方が喜ぶと思ったのだが。


「あの・・・。兄さ・・いえ、ルルーシュは僕と二人の時はこのエリアの事をそう呼ぶので・・・。」

「ああ、そうか。ルルーシュはそうだったね。・・・・・・君は・・・。」

「え?」

「君はこのエリアをどう思う?」

「・・・よくわかりません。使命には関係ないので。しかし僕が派遣されてきた頃よりは格段に治安が安定したと思います。」

「そうだね。でもそのために流された日本人の血はブラックリべりオンの時に匹敵すると聞いている。
・・・・・・日本人はもう息も絶え絶えだ。」

「クルルギ卿はそれが悲しいんですか?」

「悲しむ権利なんか僕には無いよ。僕もブリタニアの軍人だ。」

その声音から彼の感情を窺うことは出来なかった。


やはりこの人は見掛け通りの人ではない。
ブリタニア帝国のために次々と非も無い他国を力で征服してきた白き死神・クルルギスザク。


でも考えてみると僕もブリタニアの闇の死神と暗部でずっと言われてきた。
そして、僕の見かけに騙された奴らをためらう事無く手にかけてきた。


勝負しよう。クルルギスザク。
さあ、死神同士の対決だ。


 その5に続く


旦那が出張中なので続きの下書きをせっせと早朝に書いていますが、けっこう続くかも?
あと6回ぐらいは続くと思います♪
お付き合いくださると嬉しいです♪♪


今回はヴィレッタ先生はあまり登場しないので、Web拍手お礼文で『ヴィレッタの日記』をUPしました。
1の『もう一つの優しい世界』と入れ替えました。


↑一回押しでお礼文が出ます。よろしかったら見ていって下さい

Web拍手と記事の最後に出てくる拍手は別物ですのでお気をつけ下さいね♪(ややこしくてスミマセン




・・・Web拍手、たまにしか書いてないのに入れ替える前に見に行くと今日だけで12回分押してくださっていて、ちょっと嬉しかったです♪
もう終わった作品のSSの需要なんて少ないんだろうな・・・と思いつつも細々と(自分のために)書いてますが、拍手を押してまでオマケを読みに来て下さる方がいるというのは大きな励みになります!!
どなたか分かりませんがありがとうございます!!!






今日は小学校の交通当番の後、デパートの北海道展に行ってきました。
自転車で片道40分ですが、自転車LoveのUTですので苦になりません。
ちょっと前に死にかけたわりには元気です♪

お目当ては生キャラメル!!
前にお土産に頂いたのですが、凄く美味しくて狙っていました。
・・・でも、開店五分で売り切れておりました。がっくり。

よし!!
明日は後30分早く出発するぞ!!!
この失敗はきっと『ダイエットを再開せよ!』という天からのメッセージに違いない!!


読んで下さった皆様ありがとうございます!!!
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湖面3部 緊急事態編 その5
2008年10月09日 (木) | 編集 |
僕もお前も周り中から死神と呼ばれてきた。

望んでそうなったわけではないが、今は唯人でなかったことに感謝している。

僕は兄さんを守りたい。

それだけが僕の望み。

・・・だから、今までの死神としての人生が不幸だったなんて思わない。

今まさにこのときのために、兄さんを守るために、僕は死神として生きてきたのだろう。



死神同士の対決準備はもう整った。

さぁ、落としてやるぞ、クルルギスザク。




「そんな顔をしていないでこちらの日本風のお菓子でも召し上がってください。僕らがクルルギ卿のために心をこめて手作りしました。」

にっこり笑って色んなお菓子の天ぷらを次々と並べていく。
ちょっと不気味なものもあるけれど、イレブンは生魚やタコを食べたりする不思議な民族だ。
コレがイレブン風というのなら、いくらでも作ってやる。

・・・どうだ!懐かしいだろう、イレブン風のお菓子は!
僕が兄さんに落ちたように、まずは食べ物でお前を篭絡してやる!!!


クルルギはソレを見て声も出ないようだった。
ふふふ。
イレブン風というだけでも感動モノだろうが、その茶菓子は僕らの手作りだ。

そう、血も涙も無い死神と呼ばれる奴の弱点は意外にたくさんある。

まず、その弱点の一つは手作りの心のこもった美味しいお菓子だ。
これは死神と呼ばれ続けた僕の実体験だから間違いない。


クルルギはしばらく放心したように僕らの作った菓子を眺めていたが、

「じゃあ、頂くよ。」

と優しい笑みを浮かべてもそもそと食べだした。
男ならもっと豪快に食べれば良いのに、視線を落として無言で食べている。
目じりには薄く涙。

やった!!感動の涙を流させたぞ!!!

僕にも覚えがある。
兄さんの手作りプリンをはじめて食べた日。
あまりの美味しさと兄さんの優しさが嬉しくてつい涙ぐんでしまった。

「美味しいか?」

と、問われても、胸がいっぱいで答えられず、無言でもそもそ食べたっけ。
懐かしいな。


「あの、ちょっとトイレに・・・。」

クルルギがうつむいて席を立つ。




うんうん分かるよ。
あの時の僕も兄さんに気づかれないようトイレにたってそっと涙をぬぐったものだ。

死神と呼ばれる人種はいついかなる時でも相手に弱みなど見せない。
ましてや涙を見られるなんて、恥辱の極みだ。(今は兄さん限定で見せ放題だけど)

ああ、僕がブリタニアの闇の死神と呼ばれていて良かった。
お陰で白き死神・クルルギスザクの心の動きが手に取るようにわかる。

トイレに行ってこっそり感涙にむせぶしかないよね♪
死神対決、きっと僕の楽勝だ!!!





クルルギスザクはトイレにこもって考え込んだ。
コレは一体どういう事なんだろう。

どこに行ってもイレブン出身と言われて陰口を叩かれる僕を大歓迎してくれるなんてオカシイと思っていた。
しかし、ここまで手の込んだ嫌がらせは流石に初めてだった。

・・・いや・・・でも、純粋に好意なのかも・・・。
脳裏にニコニコと笑いながら殺人的な手料理を作る女性の顔が浮かぶ。

・・・どちらにせよここにいたら危ない。
セシルさんに匹敵する味覚を持った者のもてなしなど受け続けたら死んでしまう。
折角無い時間をやりくりしてルルーシュの様子を見に来たのに。


上がってくる報告書にはルルーシュの楽しそうな日常が綴られており、怪しい所は何一つ無い。
さっき見せてもらった資料を見てもそれは同じだった。

しかし心の奥からせり上がってくるような不思議な違和感があった。
その正体ははっきりとは分からないけど・・・。


ヴィレッタ。そしてギアスユーザーのロロ。
皇帝から勅命を受けた彼らだから、無能と言うわけではないだろうが、ルルーシュにはギアスがある。
すでに彼らはルルーシュの手に落ちているという可能性も捨てきれない。

今回の珍妙な接待。
もしかしたらルルーシュの差し金かもしれない。

彼らをより観察して真偽を確かめねば。

僕にはラウンズとしての仕事もある。
明日の早朝には本国に帰らねばならない。
勝負はそれまでにつけねば。




覚悟を決めて席に戻ると、今度はヴィレッタがお酒を勧めてきた。
未成年なので断ると、にこやかに笑っていた顔が凍りつき、なにやらロロにヒソヒソと囁いた。

・・・怪しい。

もしかしたら僕を酔い潰してルルーシュの元に引きずり出す算段なのか。

ヴィレッタに囁かれたロロはビックリしたように目を丸くして、ヴィレッタに抗議するように小さな声でヒソヒソと囁きかえした。

しかし、ヴィレッタはつれなくフン・・・というような顔をしてロロにまた何か囁くと「急用を思い出しました。」と言って去っていった。


「・・・・・・あの、少しの間ここでお待ち下さい、クルルギ卿。」


ロロが困りきったような顔でその後を追って退出する。


怪しい。明らかに怪しい。
特にヴィレッタ。酒を断ったとたん豹変し、退出した。

・・・彼女は作戦失敗を伝えるためルルーシュの元に向かったのかもしれない。


「ヴィレッタとロロだけはルルーシュのギアスに掛かる事は無いよ。」

V.Vがそう言っていたが、何故あの二人だけはギアスに掛からないのか。
理由は機密事項だからと知らされなかったが、ギアスは謎に満ちた能力だ。
狡猾なルルーシュがその気になったら2人にギアスをかけるぐらいは簡単にやってのけそうな気がした。





「・・・・・・・ただいま戻ってまいりました・・・・・・・。」

そう言って戻ってきたのは着物姿の少女だった。

「あれ・・・君・・・・・・・ロロ!?」


そう言うとロロはキッと僕を涙目で睨みつけた。


「ヴィレッタ指令は気分が優れないため、今後僕が責任を持って接待させていただきます!!」

・・・・・・一体彼に何があったんだろう。
ルルーシュの作戦?いや、ありえない。



ありえ・・・・な・・・・・・・・い・・・・・・・・・・・・・・とも、言えないか。

着物に身を包んだロロは、ナナリーにとても良く似ていた。
ルルーシュは僕がナナリーの事を大好きだったことを知っている。
多分初恋だった。

そのナナリー似のロロを使って僕を油断させようとしているのか。
いや、ルルーシュが偽物とはいえナナリーそっくりの少年をこういう風に使うとは考えがたい。
真実は何処にあるのか・・・。


      その6に続く


生キャラメル買えました♪♪♪
一人二箱しか買えなかったけど、12粒入りだったので先日生キャラメルの話で盛り上がった下の子のママ友達にも家族分のだけだけど粒でおすそ分けしたらとても喜んでもらえました♪

嬉しいな♪・・・と思っていたら上の娘が「ウチの友達の家族にも配りたい・・・。」と言い出すではありませんか。

私は一応姉妹平等に育てたいと思っているのですが、実際は話せば分かるタイプのお姉ちゃんが我慢する事の方が多いので、長女のために今日も片道40分自転車をこいで行って来ました。
これで3日連続で・・・・・・待ち時間もあるし流石に疲れました・・・・・・。
でも、喜んでもらえたら嬉しいな♪

明日から旅行に行きますので更新はありません。
お天気がいいといいなっ♪

あんまり疲れてなかったら火曜日にこっそり更新しているかもしれません


拍手、コメントありがとうございました♪
本編が終わっても細々と書いていけるのはすべて読んでくださったりコメント下さったりする皆様のお陰です☆

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