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ヴィレッタの日記・湖面番外編
2008年11月25日 (火) | 編集 |
某月某日

ロロがまたしても夜中に職員寮に駆け込んできた。

折角お笑い選手権を見ていたのに。
どうやらルルーシュの意識が戻らなくなったらしい。

「何だ。鬱陶しさのあまりつい殺りそうになったのか?」

と聞いたらこっちが殺されそうになった。
何故だ!?



泣きじゃくるロロから訳を聞くと、司令室清掃のさい仕方なく一時的に自室に隠しておいたエロ本とビールをあの軟弱アホ兄貴に見つかったらしい。

エロ本とビールごときで気絶する奴なんてこの世にいるわけないと思ったが部屋に行ってみると本当に白目を剥いて血を吐いて気絶していた。

・・・これで18歳の男かと思ったら本気で泣けた。


某月某日

いつまで待ってもルルーシュの意識が戻らないので皇帝陛下のもとに送った。

また家畜として戻ってくるかと思ったら何と皇帝の可愛い息子として認定され、公爵扱いで戻ってきやがった。
どんなこずるい策を使ったのやら。

今日からこいつが私の上司なうえ、クルルギまでルルーシュに篭絡されたかと思うと気が重い。

来月にはジェレミア卿も数学教師の交代要員として派遣されて来るそうだ。
マリアンヌ様の息子にどうしても仕えたいらしい。
あんな目にあったのにこりない奴だ。

ちなみにロロも同腹の兄弟扱いと言うことで公爵らしい。
それだけは良かった。

響団との縁もすっぱり切れてもう暗殺者として働かなくてもいいそうだ。
本当に良かったな、ロロ。





しかし問題はあのクソ兄貴だ。
何と奴はロロの部屋を取り上げてナナリー皇女に渡し自分の部屋をロロと共同で使うことにしたらしい。

お前公爵だろう。
アッシュフォードの敷地は広いんだ。
お屋敷でも建てて自室ぐらいそれぞれ持て。
というか、別々にお屋敷を建ててお前はナナリーと住め。

私がロロの教育係としてロロと一緒に住んでやる。

・・・せっかく私がロロを男の中の男に育てようと思っているのに同室になったらますますルルーシュに感化されてしまう。

ロロに『断れ』と言うと目いっぱい拒絶された。

「兄さんと一緒の部屋で過ごせるなら私服は季節ごとに二枚ずつ、机はミカン箱、部屋の隅っこで寝袋に包まって眠る生活でも幸せです♪♪♪」

と嬉しそうに言っていた。
何だそれは。

お前も公爵になったんだよな???
欲がないにも程がある。

まぁルルーシュがロロにそんな生活をさせるとは思わないが。



某月某日

ロロを男らしく教育するよりルルーシュを先に教育した方が早い事に気がついた。

エロ本やビールを見て失神するようでは男として失格である。
それにしても、あの皇帝陛下の息子がこんなへたれとは・・・。
義母が100人以上いると逆に抑圧されてしまうのだろうか?
だとしたらちょっと泣ける。


某月某日

ルルーシュを呼んで、ロロとて男であり、人間であると言う事をこんこんと説いた。

弟を天使と信じるような痛い兄は26年間生きてきた私だが、見たことが無い。
あまりにも痛すぎる。

それにロロはナナリーではないのだ。
ありのままのロロを受け入れてやれと言うと奴は神妙な顔をして頷いた。

・・・本当にわかっているのか凄く不安だったが、どうやら本当に分かっていたようだった。

私の助言に従いロロにエロ本をプレゼントしただけでなく、「天使じゃなくても愛しているよ。」とメッセージカードもつけてやったらしい。
粋な事をするじゃないか。少し見直した。

良かったなロロ。
もう良い弟のフリをしなくてもいいんだ。
これからルルーシュと同室になってもエロ本読み放題、ビール飲み放題だ。

きっとロロも16歳の少年らしく大喜びしているだろう。
私もささやかながらロロの力になれて嬉しい。

ルルーシュは気に食わない奴だが、良い話を聞けてちょっと泣けた。




某月某日

重大な話があると機情メンバー一同、ルルーシュに司令室に呼び出された。
何の話かと思ったら、監視を始めた頃からの帳簿を持ってきて経費の無駄使いが多すぎると説教を始めた。

おまけに外食やコンビに弁当は身体に悪いし高く付くから自分で作れとかシャワーはやめて風呂に入れとか、洗濯物はクリーニングに出さずに自分でやれとか、風呂の残り湯を使えとかものすごく細かい。

公爵の身分で帰ってきたはずなのにこれは一体どういうことなのだろう。
節約は奴の趣味なのか。それとも生きがいなのか。

「兄さん、流石です!!」

と目を輝かせるロロが哀れでちょっと泣けた。
お前ももう公爵なんだぞ?
私ならあんな奴とは3日と暮らせないだろう。



某月某日

使命と兄弟愛の間で悩む事がなくなったせいかロロが随分丸くなり、機情メンバーとも仲良しになった。
大変喜ばしい。

また、ルルーシュの奴もいつの間にか機情メンバーと仲良しになっていた。
どんなこずるい手を使ったのやら。

・・・と思ったら、意外と正攻法だった。
ろくに洗濯も出来ない機情メンバーの洗濯をしてワイシャツには糊付けまでして返してやったり、差し入れに手作りの夕飯を持ってきたり、クッキーを焼いてきたり、まるで田舎から出てきたおかんのごとく世話をしてやっているらしい。

多分世話の焼ける黒の騎士団の面倒を見なくてよくなったので物足りず、機情メンバーの世話をする事にしたのだろう。

ロロは最初ルルーシュが機情メンバーの世話をするのは気に入らないようだったが

「ロロが世話になってきた相手だから俺も色々してやりたいんだよ。」

と言ったとたん手のひら返して奴と共に色々世話をしてやっているようだ。
それは喜ばしい事なのだが、機情の奴らが

「ロロもルルーシュも料理・洗濯・掃除が上手くてしかも優しくて最高だな。・・・どっかの司令官と違って。」

と囁いているのが気に食わない。
私だってこれでも料理も洗濯も掃除もうまい。もちろん優しい。
ただこいつらのためにしてやる気になれないだけだ。
人を見る眼のないこやつらの、今年のボーナス査定は一律30パーセントオフとする事とする。



某月某日

ルルーシュに手なづけられた哀れな機情メンバーが奴の誕生日にサプライズパーティーをやることにしたらしい。
馬鹿馬鹿しいので私は当日参加するだけとしたが、中々企画が盛り上がっているようだ。

当日行ってみると、奴らが選んだにしてはおしゃれなレストランを貸しきっていた。
また、ルルーシュが好みそうな贅沢ではないけれど手作り感あふれるいい感じのパーティだった。
まさか奴らにこのような企画力があろうとは。
だてにルルーシュを1年間観察していたわけではないのだな。
正直言って見直した。
さすが本国のエリート達だ。

最後に3段になった豪華ででっかいケーキが壇上に出された。
ロウソクは19本。
貧弱なルルーシュが一息で消せるかどうかちょっとハラハラする。

あんのじょう奴は一息で消せずに3回に分けて消していた。情けない。

その後

「では、誕生日祝いと共に、ロロのランペルージ家入籍を祝ってお二人でケーキ入刀です。」

というありえないアナウンスが流れた。
なんだそれは。まるで結婚式ではないか。

アナウンス担当者の首を絞めている間にルルーシュとロロはケーキ入刀をすませてしまった。
ルルーシュはサプライズパーティーの余興の一つだと思っているようだし、ロロはそもそも何もしらないらしくずっとニコニコしていた。

ロロの無知さとルルーシュの変な部分での寛容さに泣けた。
そして機情メンバーのバカさにも泣けた。
エリートどころかあまりにも無能だからこんな辺境に集団で飛ばされてきたのではないだろうか?

こんなくだらない企画にロロを巻き込んだ罪は大きい。
ボーナス査定は更に70パーセントオフにしてやることにしよう。

でもまぁルルーシュよ。
明日をも知れぬ運命だったお前が誕生日を迎えられて良かったな。
お前は気に食わない奴だがそのしぶとさは嫌いではない。

Happy Birthday!ルルーシュ!!











ちなみにUT裏設定として、ルルーシュは活動に便利なので公爵位に付いてますが、基本的に日本復興の活動費と最低限の生活費以外は貰わず差額は全て戦災孤児の施設に寄付しています。ロロも同様です。(←必要な費用は自分で稼ぐ気でいる)

貴族制度も緩やかに改変して能力のあるものが上にいけるような・・・かつ、弱い立場の者を守れるような世界を目指しています。

湖面最終話で皇位継承権を返上していますが、これは野心を捨てた証であると共にロロに窮屈な皇族暮らしをさせないための配慮です
ナナリーは大丈夫だろうけれどロロは元々皇族ではないので気疲れしてしまうと思います


ロロ捜索のお話を書いてオマケにこのお話を拍手でつけようと思ってこのお話はちょこちょこ書いていたのですが、連休3日間、忙しいのと風邪を引いたのとで旦那に隠れて朝早く起きてロロ探索話を仕上げる気力がありませんでした

それに兄さんの誕生日が近いので、丁度本編沿い・本編生存バージョン・湖面バージョン・下僕兄さんバージョンの誕生日SSを書きたいと思っていたのでどさくさに紛れて湖面バージョン誕生祝をヴィレッタの日記に付け足してUPしちゃいました

湖面バージョンでないヴィレッタの日記はまた書くかもしれません♪

ところで11月23日は世間ではいい兄さんの日だったのですね。
ちっとも知りませんでした。ごめん、ルルーシュ
その頃うちは娘の七五三であわあわしていました
12時30分に某子供写真館に行ったのに終ったのは4時過ぎで、結局お参りには行けず(神社に付く頃には真っ暗になるので)また12月に着物着せて季節はずれのお参りをし、神社での写真も撮ろうと思っています。

遊びに来てくださった皆様、拍手・コメント下さった皆様ありがとうございました♪
皆様のお陰でこのブログが続いております!!
ありがとうございます!!!!

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