スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
SE6派生・合コンパニック1
2009年02月06日 (金) | 編集 |
「うざい。」


いきなりかけられた容赦のカケラもない言葉に僕は固まった。

「さっきから黙って聞いていれば『兄さん』、『兄さん。』と馬鹿の一つ覚えのようにほざいて。
たまには別の話題は無いのか?」

青味がかった長い髪をきつく結い上げた彼女は頬杖をついたままため息を落とした。


「・・・何がいけないんですか。せっかく兄さんの素晴らしさを教えて差し上げているのに。」

「いや、教えていらないから。それより・・・そうだ、ルルーシュのためと言うなら、番組終了お疲れ様プレゼントでもやったらどうだ?」

「プレゼント・・・ですか?」

そういえば兄さんは番組内では苦労ばかり。
その苦労をねぎらうのにプレゼントの一つも渡してないことに気がついた。

「ああ、合コンなんかどうだ?あいつにぴったりだ。」

「は?合コンですか。それは一体どういうものなのですか?」

「やはり知らなかったか。これだから常識のない奴は困る。
よく聞け。合コンとはお前やルルーシュぐらいの年の男女を問わず人気のあるものだ。
奴も間違いなく喜ぶだろう。」

へえ、そうなんだ。
ヴィレッタ先生の口から合コンと言う言葉が出たときにはまた入れ込んでいる馬の名か新発売された酒の名かと思ったが、僕や兄さんぐらいの年の者が喜ぶ・・・という事はわりとまともなものなのかもしれない。

「解りました。早速買ってきます。どこで売っているんですか?」

「ばか者。大事な兄へのプレゼントを買って済ますつもりか?
お前の兄への思いはその程度のものなのか。」


え?


合コンってもしかして手作り品なの?

まぁ、手作り品の方がより心がこもっていて喜ばれるという知識ぐらいは僕にもあるけど、知識だけで経験が全く無い。

「僕は今まで手作り品とは縁の無い生活を送ってきました。
僕に出来るでしょうか・・・。」

「大丈夫だ。私がちゃんと教えてやる。さ、善は急げだ。
ルルーシュに電話してお前のプレゼントを教えてやれ。」

「え?プレゼントを渡すのに今からばらしちゃうんですか?」

「馬鹿だな。プレゼントを渡す日の予約を取るんだよ。」

「はぁ。そういうものですか。」




しかし、何か引っかかる。

『合コンやったらルルーシュが泣いて喜ぶぞ♪』

という言葉にうかつにも頷いてしまい、電話までしてしまったが、兄さんは電話の向こうでほとんど無言だった。


ヴィレッタ先生は感動で声も出ないのだろうと言うが、あの彼女の言葉を信じていいものだろうか。

何かとんでもない罠が隠されているのではないだろうか。



僕はスザクさんにも聞いてみることにした。
彼は兄と幼な馴染みなうえ、同じ年だし、ヴィレッタ先生と違って素朴で優しい人柄だ。
僕をだますようなことはしないだろう。
これで合コンをプレゼントして兄さんが本当に喜ぶかどうかも解るはずだ。



早速電話して聞くとスザクさんは素っ頓狂な声を上げた。



え?

やっぱり合コンなんて下らなかっただろうか。
誰でも喜ぶようなプレゼントって事は、逆に平凡すぎるプレゼントになる可能性もある。
あの知性が高く気品あふれる兄さんが没個性な品を果たして喜んでくれるだろうか。
まぁ嫌でも貰ってはくれるだろうが、それじゃ意味がない。



「いや、ロロ、見直したよ。(ブラコンなのに偉いよ!!凄いよ!!)
いつもいつもルルーシュに依存して(こういうことには)全く気がきかなそうだと思っていたらやるじゃないか!!」

何だと。兄さんの事なら何でもわかっている僕に気が利かないとは!!

そういえばスザクさんは素朴で優しく人をだますような人ではない代わり、空気を読まないまま思ったことを素直に口に出す失言大王だった。

「・・・それどういう意味ですか。」

不機嫌に言う僕に対し、失言大王は気にしたようすもなく言った。

「ああごめん。悪気は無いんだよ。(兄に彼女を作ってやろうかと思うぐらい)ロロも成長したな~って褒めてるんだって。
きっとルルーシュも君の優しい心使いに泣いて感謝すると思うよ。(そんなはずは無いけどロロはえらいなぁ。ルルーシュよりよっぽど大人だよ。うん。ルルーシュを自立させてやるいい機会だ。よ~し、僕もルルーシュの親友として出来る限り協力してやらなくちゃ!!)

それより合コン、君一人では難しいだろ?大丈夫かい?
無知だ。馬鹿だ。世間知らずで常識が無いとヴィレッタがいつもぶつぶつ言っていたけど?
君のデータも以前見せてもらったけど、合コンって言葉を知ってること自体驚きだったよ。」

くうぅ。失言大王め。
さわやかにひどいこと言いやがって。
饗団で、稀に見るほど優秀と言われていたこの僕のいったいどこが無知で馬鹿なんだ。
・・・まあ、暗殺者の常識しか教わってこなかったから世間の感覚とはほんのちょっぴりずれている自覚はあるけど、そこまで常識無いかなぁ。
僕と同程度だと思っていたあのスザクさんにまで言われると流石にへこむよ。

「あ、ロロ君、シュナイゼル殿下がお呼びだからその話はまた後で。
そうだ、気を悪くさせたお詫びに僕も手伝うよ。
合コン、絶対成功させて一緒に盛り上げようね!!」

「え・・・ちょっと・・・。」

一方的に電話を切られ、呆然としながら頭の中を整理する。


今何て言った?

「絶対成功させて一緒に盛り上げようね!」 だと?

合コンって手作り品じゃなかったの!?
じゃあ、いったい何なんだろう。


しかし今更またスザクさんに「合コンとはどういうものですか?」

と聞いたら思いっきり馬鹿にされそうだ。(悪気無く)


仕方なく僕は司令室に戻ってヴィレッタ先生に聞くことにした。

しかし先生はすでにおらず、かわりに他の機上メンバーが気の毒そうに教えてくれた。



「ええ~!!!!!
合コンって彼氏彼女を作るための高度に計算されたシステムなんですか~!!!!!」


そんなバカな。

兄さんは学生なのに彼女なんてまだまだ早いよ。
僕にラブレターが来るたび、兄さんだって僕にそう言ってたじゃないか。
それなのにどうしてそんなふざけたシステムがこの世に存在するのだろう。

ああそうか、100年たっても彼氏彼女が出来なさそうな人にとってはありがたいシステムなんだね。
なるほど。
それならヴィレッタ先生やスザクさんが嬉しそうに言うのもわかる。


しかし僕の兄さんは今でももて過ぎて勘弁して欲しいぐらいなのに、何で今更合コンなどせねばいけないのか理解に苦しむ。


「アレは間違いでした。」

そう言おうと部屋に戻ると兄さんが、

「ロロ、合コンだなんてどこでそんな言葉覚えて来たんだ。
兄さんは悲しいぞ。」

と言って僕を抱きしめた。

そうだよね。
合コンみたいな、もてない人だけのために考え出された低俗なシステムを僕が知ってたらショックだよね。
蝶よ華よと大切に大切に育ててくれたのに。

「兄さんそのことなんだけど・・・。」

言いにくそうにする僕に兄さんは優しいまなざしを向けた。

「ああ、わかってる。悲しいことだが、ヴィレッタやスザクにも電話で言われた。
弟を大切に思っているなら弟の気持ちも考えてやれと・・・。
大丈夫、俺は合コンに行くよ。
そしてロロの兄として相応しくモテまくって、他の野郎どもに圧倒的な差をつけて勝利してみせる!!!」

と美しく微笑んだ。

おのれヴィレッタ。僕の行動を読んで先手を打ちやがったな。
そしてスザク。
空気も読めないくせにこんなときだけはランスロット並みの速さで悪気なく僕を不幸に叩き込むなんて恐ろしい奴だ。

しかし兄さんは何だかウキウキしている。
信じられないことだが、合コンプレゼントは本当に嬉しいものだったようだ。
もしかして今までも彼女とか作りたかったけど、甘えん坊で可愛い僕(←と普段兄さんが言っている)のために我慢していたって事?
合コンを機会に彼女を作って、ちゃっかり彼女と楽しく過ごすつもりなんだね。

そうは行かないよ。
兄さんに彼女なんか出来たら僕はかまってもらえなくなる。

こんな甘々で快適な生活にどっぷりと漬けておいて、今更放り出すなんて許さないよ。
校内でのブラコン弟ランキング、ぶっちぎり一位のこの僕の実力、見せ付けてやる。
僕は黒く微笑んだ。



その2続く



ヤ●ダ電気のお兄ちゃんにそそのかされて?ブロバイダーを変えたものの、まさかこんなに長期間ネットできなくなるなんて・・・。
1~7日で繋がると言ってたのに、8日かかりました・・・

公開コメントのお返事が遅れてしまい、申し訳ありませんでした~


遊びに来てくださった皆様、拍手、コメント下さった皆様ありがとうございます!!!
すっごく励みになっています!!!

お返事はこちらから
[続きを読む...]
スポンサーサイト
SE派生・合コンパニック2
2009年02月06日 (金) | 編集 |
さてさて、どうしてくれようか。

合コンはとりあえずやる事にした。
だって、今更中止には出来ないし、僕が取りやめたってあの様子じゃもてないヴィレッタ先生やスザクさんが勝手に企画を進めてしまいそうだ。

それなら僕が主導権を握っておく方がいい。

考えながら歩いていると、向こうからビレッタ先生がやってきた。

「ああ、ロロ。丁度良い所で会った。私とクルルギ卿で女の子をビックアップしてみたんだがこれでどうだろう?」

・・・なんて手回しの早い。
もうそこまで準備しているなんて。

メモ用紙を受け取ると、そこには見たくない名前ばかりがずらりと並んでいた。


『C.C』 ・・・彼女は兄さんの愛人その1だと玉城がほざいていた。

『カレン』・・・彼女は兄さんに気があるらしいとC.Cがほざいていた。

『カグヤ』・・・彼女は兄さんの婚約者だとカレンがほざいていた。

『ユーフェミア』・・・彼女は兄さんの初恋の人だとスザクさんがほざいていた。

『ナナリー』・・・・・・彼女は・・・・・・なんで実の妹がコンパの相手に入っているのだろう。

そして一番解らないのが

『ヴィレッタ』・・・テレビ版では結婚して一児の母ではなかったか。

そこを鋭く突っ込むと、

「え~?何の事かな?扇?知らんな。
私は湖面版ヴィレッタだからな~。
スザクがシュナイゼル殿下を連れてきてくれるらしいんだ。小娘達では役不足だろう?」

といけしゃーしゃーと言いやがった。

違うよ。SE6の派生話なんだから本編に沿ってなきゃおかしいだろう


しかしまぁいい。
逆に考えればこれはチャンスだ。

兄さんに群がる女どもを一挙に排除してやろう。
どうせ奴らは兄さんの美しい顔と外見に引かれてやって来た蛾のような存在だ。
そんな女と付き合って兄さんが幸せになれるとはとても思えない。

それなら彼女など作らずに、兄さんの優しい内面を愛し、体育Eだろうが、妙に抜けていようがそんなところも大好きと思える心優しい弟の僕と楽しく一生独身で過ごした方が兄さんは幸せになれるはずだ。

よし。
女達には他の顔の良い男をあてがって可哀相だが兄さんには一人ぼっちになってもらおう。
そしてその時すかさず

「大丈夫。僕だけはいつまでも兄さんのそばに居るよ・・・。」

と心を込めて言えば兄さんはもう僕だけのものだ。
一生仲良し兄弟として寄り添って生きていけることだろう。



まず男メンバーの人選だ。
これは慎重にやらねばいけない。

ヴィレッタ先生は元からシュナイゼル殿下狙いだからいいとして、まずは一番の強敵から排除していかねば・・・。

一番の強敵といえばやっぱりナナリーだろう。
兄さんはナナリーが大好きで、ナナリーも兄さんが大好きだ。
そして、他の女たちと違って恐ろしいのはナナリーも多分兄さんの外見ではなく内面が好きなのだろうということだ。

しかし兄さんがナナリーと付き合ったりしたら大変な事になる。
二人は実の兄妹なのだ。
常識に疎い僕でもそれがいけないことだということぐらい知っている。
いくら愛があっても人様から石を投げられるような相手を認めてあげるわけにはいかない。
ごめんね兄さん。
僕は全力で兄さんナナリーにならないように邪魔するよ。
僕もつらいんだ。でもこれは兄さんのためだから。
わかってくれるよね、兄さん。

ナナリーには顔が良くて頭も良く、しかも幼女好みと噂に高いシンクーをあてがっておこう。
シンクーには天子様という想い人がいるという話だが、その一方浮気性でセシルさんや他の女にも甘い声を掛けまくっているようだ。
その件を天子様にバラすと脅せば喜んで僕に協力してくれるだろう。
それにナナリーは僕から見ても可愛らしい少女だし、異存はあるまい。
また、ナナリーにしても皇族出身だ。
シンクーの浮気ごときでガタガタ騒いだりはすまい。
ああ、美男と美少女。お似合いだなぁ



次の強敵は兄さんの初恋の相手、ユーフェミア皇女だろう。

しかしユーフェミア皇女は今はスザクさんと仲良しらしい。
噂に聞くユーフェミア皇女は優しい性格なうえ天然で、スザクさんとお似合いだ。
たとえスザクさんがどんな失言をしようが、お互い様なので全く気づかずほのぼのとやっていくだろう。
あらかじめスザクさんと協議して見事カップルになれるよう画策するのもたやすいことだ。
お二人の幸せのために僕は全力で応援させてもらおうと思う。


その次はC.Cだ。
彼女は兄さんに付きまとう悪女らしい。

ブラックリべリオン後、新しい偽りの生活を始めるために兄さんの部屋はくまなく探されその際日記帳と家計簿も出てきた。
それによると、彼女は嫌がる兄さんの部屋に無理やり住み込み、ベットを占領して兄さんを床で眠らせ、汚く散らかしては兄さんを召使のようにこき使い、カードで勝手にピザを食べまくったようだ。
それだけでも許せないのに、自分の服どころかパンツまで兄さんに洗濯させていた恥知らずな女だ。

こんな女とカップルになったら兄さんは奴隷のように使われて、あっというまにくたびれたおっさんになってしまう。
それだけは阻止しなければ。

C.Cにはオレンジジェレミアをあてがっておこう。
ジェレミアは兄さんの幸せのためなら何でもする忠義あふれる素晴らしい男だ。
心を尽くして説得すればきっと兄さんの身代わりとなってC.Cの奴隷となってくれることだろう。
オレンジはお坊ちゃん育ちなので家事などは出来そうにないが、何、問題ない。
コンパの日までに僕が優しく仕込んであげればいいだけの事。
早速連絡を取らなくちゃ!


カレンとカグヤはよくわからないが、最終的に兄さんを信じられずに敵に回った女たちだ。
本当の愛があるなら兄さんがどんな嘘をつこうがちゃんと見抜き、何処までも信じて守ったはずだ。(僕のように)
真実を知って反省しているからといって今更兄さんに擦り寄ってくるのは虫が良すぎるというものだ。

しかし優しい兄さんはカレンとカグヤが新しい優しい世界で幸せに暮らせていることを心から喜んでいた。
この二人とカップル成立という事もありえなくは無い。

カレンにはジノをあてがっておこう。
ジノは物好きにもカレンを追っかけまわしているそうだから、応援してやるといえば合コンに喜んで参加するだろう。

残るはカグヤだが、良い相手が中々思い浮かばない。
スザクさんは幼い頃彼女にいじめ倒されたそうだが、あの天然スザクさんをそこまで追い込むような恐ろしい女性を相手にしてもへらへらしてられるような神経の太い男がどこかにいないものだろうか。

・・・ああそうだ。ぴったりの相手が居た。
ロイドさんはどうだろう。
セシルさんにボコボコニされてもちっともへこたれず、反省もしないあの男ならカグヤの相手も務まるはずだ。
オマケに奴は元ミレイ会長の婚約者。
非常識なお祭りを考え出しては僕ら兄弟を慌てさせるあの彼女を気に入るような変人だ。
カグヤの相手はロイドで決まりだ。





僕は確かに世間知らずかもしれない。
でも、学園に来たばかりの頃の僕とはもう違うのだ。

ヴィレッタやスザクに先手を打たれない様、男性陣の手配は電光石火の速さでしておいた。

コンパについてもネットで調べまくったので情報はバッチリだ。

・・・しかし、調べれば調べるほど、兄さんのように清らかで美しく、この世の至宝のような人をコンパに連れて行くのは罪のような気がした。

だってコンパで喜ばれるゲームはけっこうえげつない。

特にえげつないのがカリカリチュッチュゲームだ。
誰が考えたのか知らないが、棒状のスナックを両方からかじり、途中で止めた方が負けと言うなんだかなぁ・・・というゲームである。

どちらも止めなければ当然公衆の面前でキスする事になるのだが、そんな事、僕の常識からしたらありえない。

は!そうか。

これはもてない男女のためのゲームだったのだ。
どさくさに紛れて公衆の面前でキスさえしてしまえば相手はもう自分のもの。
婚姻届にさっさと判を押させて伴侶をゲットするという恐ろしくも壮大なゲームに違いない。

しかしコレは使える。
さっそく市役所に行って婚姻届を人数分貰ってこなくっちゃ!!

僕にはギアスがある。
じゃんけんは全勝してみせるし、番号カードもイカサマできる。
兄さんに群がるもてない女どもをあらかじめ考えておいた相手と引き合わせ、キスさせ、その場で婚姻届に判をついてもらう!!!

そして独りぼっちになった兄さんを慰めつつ、僕らは仲良く帰宅する。
もう僕ら兄弟の仲を裂こうとする奴はおらず、ずっと僕は兄さんと幸せに暮らしていける。
ああ!なんて素晴らしい!!


僕の計画は順調に進むかに見えた。
しかし、そうは行かなかったのだ。


    その3に続く



バトン受け取ってくださった皆様ありがとうございました♪♪♪
とっても楽しめました

水曜日は一家でディズニーランドに行ってきます♪
しかし、夜行バス往復なので、かなりきついかも?
栄養ドリンク持参で楽しんできます!!

次回は違うバトンが2つまわってきましたのでそれを書くつもりです。
SSではないので明日ぐらいにはUP出来るかも?


読んで下さった皆様、拍手、コメント下さった皆様、ありがとうございます♪
とっても励みになります!!

返信はこちらから




[続きを読む...]
SE6派生・合コンパニック3
2009年02月05日 (木) | 編集 |
僕と兄さん、ジノ、ジェレミアが待つカラオケボックスにやってきたのは男連中だけだった。
どこから聞きつけたのか知らないが、コンパに誘ってもらえ無かった事を妬んだ皇帝が、金にあかせて女の子達を誘惑し、掻っ攫ってしまったのだ。
おのれクソじじい。
108人も奥さんが居るのに孫ほどの年齢の(←1名のぞく)女の子をナンパして連れ去るなんてどういう神経しているのだ。

こっちは女の子達を牽制するため兄さんの膝の上で待機までしていたのに。


し~~~んとお通夜のように静まり返るカラオケボックス内。

けっ。

男だけ来て何の役に立つというのだ。馬鹿馬鹿しい。

・・・でもまぁいっか。
女の子たちが来なければ合コンもお流れだ。
今から急いで帰れば兄さんと二人っきりのお茶タイムを過ごせそうだ。
今日の茶菓子は何にしようかな~?


・・・なんて幸せな僕と兄さんの午後を想像していると、シュナイゼル殿下が恐ろしい発言をした。

男だけでコンパをやろうと言い出したのだ。

はぁ?
寝言は寝て言え。

賛成する奴なんて誰もいないと思ったのに、事態は予想外の方向に転がった。
他のアホたちはともかく、兄さんまで腹黒シュナイゼルの口車に乗せられてとうとう男だけのコンパをやる羽目になってしまったのだ。

おまけにシュナイゼルは「男か女かの差はついてるか付いていないかの差だ!」なんて、育ちの良い皇子様とも思えぬたわごとまで吐きやがって、正気の沙汰とは思えない。

男女の差はついてるとかついてないとかそういう単純な差じゃないだろう。無知だな。

男同士でもカップルになれるなら僕だって本当は兄さんと結婚したかった。
だって兄さんから聞いた結婚生活と言うものは今の僕と兄さんの生活とほとんど変わらない。
仲良くほのぼのと一緒に暮らし、手を繋いで買い物とか行ったり、一緒に眠ったり。。
そんな生活が婚姻届と言う紙切れ一枚で一生涯保障されるという素晴らしいシステムなのだ。
それを聞いた時、僕は本当に感動した。
じゃあ僕は兄さんと結婚しよう。そう思った。

でもそれは残念な事に男女限定のシステムだったのだ。

男女のカップルであれば結婚したあと神社に行って子宝祈願のお守りを貰って神棚に祭った後、お互い肌身離さず持って仲良く暮らしていたら、ピンクのコウノトリがキャベツ畑になっている可愛い赤ちゃんを適当に見繕って自宅まで届けてくれるらしいのだが、男同士では駄目なのだそうだ。
だから結婚は出来ないんだと兄さんが残念そうに言っていた。
ひどい神様だ。
コレを男女差別と言わず、何と言うのか。

だけど子供って絶対必要なものなのだろうか。
僕は兄さんさえずっとそばにいてくれたらそれだけでいいんだけどなぁ・・・。
そう更に言うと兄さんは困ったように笑った。
そして、

「ロロ、正常な文明の発展のためには少なくとも1.82%の出生率を維持する必要があるんだよ。だから代々の政府も法律で、結婚は男女のみと昔から決めているんだ。」

と言った。

なるほど。
・・・神様がそんな不公平なことを気まぐれに決めるから、法律まで不公平に決められたのか。。
さすが僕に親も普通の暮らしも与えなかった神様だけある。
性格の悪さがにじみ出ている。

兄さんはその後

「心配しなくてもロロは俺の弟なんだから居たいだけ俺のそばにずっと居ていいんだよ。」

と言って抱きしめてくれたけど、僕はやっぱり兄さんと結婚したかった。
一生涯仲良く一緒に暮らせる保障が目に見える形で欲しかった。

あきらめきれなかったので、あざといことをさせたら天下一品のヴィレッタ先生に

「法律の目をかいくぐって男同士結婚する方法は無いんですか?」

とこっそり聞いてみた。
しかし無駄だった。
そんな方法は宇宙まで探しに行っても存在しないらしい。

もし何かの間違いで男同士カップルになっただけでも違法者として善良な一般市民に通報され、石を投をげられ、罵声を浴びせられ、額に罪人の刺青を入れられてレストランとかお店にも立ち入り禁止になって二度と表を歩けなくなるそうだ。
さすがにそんな生活を兄さんとおくるのは嫌すぎる。
それで僕も泣く泣くあきらめた。


しかし、皇室育ちのおぼっちゃんはそんな当たり前の事も知らないのか。
・・・というか、コンパも知らなかったみたいだし、こいつ馬鹿だ。

いや、僕も知らなかったけど、今はどっちも知ってるんだから僕は馬鹿じゃない。


しかし、女の子も居ないのに、場が盛り上がるわけもなく、兄さん発案の殺し文句披露大会で何とか場を繋ぐ事となった。
ところがコレがどいつもこいつもくだらなくって失笑ものだ。
しかも男の殺し文句にうっとりする不気味な奴まで出てくる始末だ。

今までなぜ神様が男同士のカップルを認めないのか不思議だったが、ちょっとわかったような気がする。
筋骨隆々・肩幅がっしりの男が男にぽ~っとするさまはとてつもなく不気味だった。
コンパと言うよりもはやゲテモノ・肝試し大会と言った方がいいだろう。

また、男が男をくどいてるさまも、見ているだけでオエッとなりそうな気持ち悪さがあった。
う~ん・・・認めたくは無いが、神様の処置もあながち間違っているとは言えないのかもしれない。
本当に気持ち悪い。

シンクーなんか病弱を装って僕にちょっかい掛けて来てむかついたので、お望みどおり止めを刺しておいた。


かっこいいのは兄さんだけ!!
他の奴がやるときしょい台詞も兄さんが言った時だけはかっこよくて輝いていた。
兄さん以外の殺し文句は全部駄目だけど、兄さんだけはすばらしい!!
さすが僕の兄さんだ!!!

え、僕の殺し文句?
僕はいいんだよ。
一生独身で兄さんの可愛い弟として暮らすんだから、殺し文句なんていらない。
むしろ兄さんに殺されたい・・・じゃなくて、兄さんの愛らしい清らかな弟が殺し文句なんて持ってたらおかしいだろう。


さ、皆の芸も見たし、料理もつまんだし帰ろうと思っていたら、ジノが王様ゲームをやろうと言い出した。



      その4に続く


こんにちわ♪
ディズニーランドで朝8~夜9時までばっちり遊んだせいか筋肉痛になってしまいました
年だな~と思っていたら、何と小4の娘も筋肉痛になっていてビックリ!!でも普段から暴れん坊の小1の娘はなりませんでした・・・。

ディズニーランド、やけに空いているな~と思ったら天気予報で雷マークが出ていたようです。
でもUT家は旅行で雨になる事がほぼ無いので天気予報は見て行きません
戻って友人に言われて初めて気が付きました

天気より深刻な問題だったのが、インフルエンザ。
学級閉鎖もすぐ近くのクラスで始まったし、何故か上の子のお友達、下の子のお友達がうちの家に遊びに来た翌日インフルエンザになり冷や冷やでした。

・・・そしてとうとうネット不通の間に下の子がインフルエンザに・・・。
しかし、7度3分熱が出ただけで、A型判定をもらったにもかかわらず、めちゃくちゃ元気なので、大人しくさせるためにこっそり取り貯めたR2を一緒に見る事にしました。
個人的に不適切な表現のある回は子供に見せたくないので1・4・7・13・14・25話は飛ばしてみましたが、予想外に喜んでくれました。
少1には難しいと思ったらそうでもないんですね・・・。

な~んだ、じゃあ、もっと前に見せておけば良かった♪
と喜んだらすぐしっぺ返しが・・・・・・。

火曜日の夜バイトもあり、バタバタして気がつかなかったのですが、ディズニーランドの夜行バスに乗ルため電車に乗ってすぐ、

「お母さんほら♪」

と次女がニヤリと笑って両手を見せてくれるではないですか

次女の手


















2009_convert_20090213121046.jpg


ぐはっ!!
何と両手のひらにギアスマークが・・・

そして車内でシャルルのノモ真似を始める次女・・・。
誰か助けてっ!!ひいいい!!!!


知ってる人に出会いませんように!!
知ってる人に出会いませんように!!
知ってる人に出会いませんように!!
知ってる人に出会いませんように!!


幸い11時近い時間帯でしたので事なきを得ましたが、油性ペンでガシガシ書かれたギアスマークはちょっと洗っただけでは落ちず、帰宅して風呂に入るまでちゃんと消えませんでした~とほほ。



読みに来てくださってる方、拍手コメントしてくださっている方、ありがとうございます~!!
とっても励みになっています!!

返信はこちらから♪


[続きを読む...]
SE6派生・合コンパニック4(最終回)
2009年02月05日 (木) | 編集 |
「兄さん王様ゲームって?」

本当は誰かが言い出すのを待って女の子たちと、その他男たちを罠にかけようと思っていたので熟知していたが、兄さんのかわゆい弟がそんな事を知っているわけにはいかない。

首をかしげて可愛らしく聞くと、兄さんが説明してくれた。
・・・なんだ兄さん、めちゃくちゃ詳しいじゃん。
僕には普段こういうこと一切教えないうえ、バラエティ番組も見せてくれないのに。
ちょっとむくれていると、

「俺はパスだ。」

と兄さんが言った。

そうだ、兄さん!!
カッコイイ!!!

女の子たちもいないんだから、さっさと切り上げて可愛い弟と帰ろうよ♪
・・・と思っていたらまたしても腹黒皇子・シュナイゼルが兄さんを挑発し、いつの間にか王様ゲームをすることになっていた。

おのれシュナイゼル。
地獄を見たいようだな。


それなら望み通りやらせてやろう。
僕にこのギアスがある限り、王様は絶対に僕だ。
貴様にはカリカリチュッチュゲームをやってもらう。
相手はそう・・・イレブンのスザクさんあたりがいいだろう。

むなしく男同士やるがいい。
そして、そのおぞましくもみじめな様を見た兄さんは馬鹿馬鹿しくなって今度こそ僕と一緒にお家に帰るだろう♪


じゃんけんは目論見どおり僕が勝った。
動体視力はいいほうだし、幼い頃から鍛え上げられているので運動神経もいい。
ばれないようにコンマ1秒、ギアスを使って後出しをした。
いくらラウンズやシンクーの運動能力が化け物並みとはいえ、時を止められればどうしようもない。

「やったー!僕が王様だ♪」

目にもの見せてくれる、シュナイゼル!!!


るんるん気分で王様宣言をしてから、カリカリチュッチュゲームの宣言もした。
そしていそいそとくじを作り、皆に配布する。
後はギアスをかけるだけ。
まずはスザクさん。3番を引いた事をギアスを使ってこっそり確認する。
そして次はシュナイゼルのくじを・・・。
しかしソレを見ていた男が居た。
しまった!!

「ロロ、それはイカサマだ!」

ジェレミアがギアスを解除するのに0.5秒掛かる。
その間に上手くやろうと思ったのに見つかってしまった。
くそ!!

まあいい。
シュナイゼルには仕掛けられなくて残念だったが、スザクさんの方はぎりぎり間に合った。
気づかれてはいないようだ。

ここにいる人数は8人。
普通にやったって僕や兄さんに当たる確率は低い。
スザクさんと誰かがカリカリチュッチュゲームをやり、その気持ち悪さに兄さんとその他の目が覚めれば一応目的の半分は達成される。

・・・しかし、何ともう片方のくじを引き当てたのは兄さんだった。

兄さん・・・。
星のめぐりが悪いのは知っていたけれど、どこまで運の無い人なんだ・・・。

でもてっきり兄さんが切れて拒否すると思ったら、またしても腹黒皇子・シュナイゼルにあおられた。
おのれ、シュナイゼル!!

兄さんは僕が望んだのとは逆方向に切れ、一昔前のスポコン漫画の主人公のように、目から炎を燃えあがらせ、はっしとスザクさんを睨みつけた。
負けん気があるのはいいけど、こういうところで張り合わなくても良さそうなのに(涙)

一方相手のスザクさんは慌てに慌てた。
彼はユーフェミア皇女とくっつくために、あらかじめ僕と打ち合わせ、下心満々で参加したのに、何でこんな目にと思っていることだろう。
しかも後でこんなことがユーフェミア皇女に知れたら大変だ。
よし、いいぞ!スザクさん!!!

僕ははじめてスザクさんを応援するよ!!!
兄さんにあんな下品なゲームをさせるなんて冗談じゃない!!!
頑張れスザクさん!!もっと抵抗するんだ!!!

目でエールを送ると、スザクさんと視線がばっちり合った。

『頑張って取りやめてください!!』

僕がアイコンタクトでエールを送ると、スザクさんも頷いた。

「殿下!ロロが僕と代わってくれるそうです!!」

ええ~っ!?
そんな事誰が言ったよ

僕らみたいな上品かつ清らかな兄弟が、何で人前であんなあらかさまに下品なゲームをしなきゃいけないんだ!!

しかし、代わらなければ兄さんとスザクさんが・・・。
スザクさんはガサツで天然なので、ついうっかり兄さんとキスまでしてしまうかもしれない!!

しかしお上品でしっかりものの僕ならそんな事はありえない。

仕方がない・・・僕が代わるか・・・・・・。
こっくりと頷き、商談成立かと思った瞬間、またしてもシュナイゼルが腹黒発言をした。

「王様の命令は絶対。それを変更するんだから、それなりの代償は払ってくれるんだろうね。」
と、にやりと笑った。

くっ!
人の弱みに付け込んで。お前は鬼か!!
しかししょうがない。
貯金をはたくか・・・。

しぶしぶ頷くと、シュナイゼルは黒い笑みをますます黒くして言った。



「負けた方は全裸で校庭一周だ。頑張ってやりたまえ。」

はぁ?

この寒いのに全裸で一周?
ふざけるな!!

・・・というか、何だその理不尽な罰ゲームは。
しかし、他の皆がやんやと囃し立て、それで決定してしまった。

スザクさんだけが申し訳なさそうにそっぽを向いていた。


くそっ!
やるしかないのか!!!



二人で向き合い、ポッキーを咥える。
兄さんが複雑そうな顔でこちらを見ていた。
・・・が、シュナイゼルの手前、やめるわけにはいかないようだ。

何か。何か手は無いのか。


ギアスを使って兄さんを抱えて逃げるか。いや、ジェレミアが目を光らせている。
乱闘、逃走、イカサマ、どれもギアスキャンセラーを持つジェレミアがネックとなる。
ええい、腹の立つ!!

考えている間にも僕と兄さんの距離はゆっくりと縮まってくる。

うえ~ん。
いかに兄さんのためとは言え、流石に裸で校庭は走れないよ。
そんなことしたら、携帯片手のアーニャにまたとんでもない写真を撮られてしまう。

じゃあ、兄さんを見捨てるしかないのか・・・。
しかし裸で校庭を走ったりしたら、虚弱な兄さんの事だ。あっという間に肺炎でも引いて、翌日にはポックリと逝ってしまいそうだ。

どうする僕!!

あと3センチ。

2センチ。

1センチ。


その時、兄さんが僕を見て優しく笑った。そして唇がポッキーを離すべく開かれる。
兄さんは僕のために勝ちを譲ってくれようとしているのだ。

あのプライドの高い兄さんが僕のために・・・。


ごめん兄さん。

僕は兄さんの口からポッキーが離される寸前に兄さんの首に手を回して思いっきり引き寄せた。

ごちんとおでこがぶつかって目から火花が出た。

ファーストキスの味はポッキー味だった。
さよならファーストキス・・・。でも、僕たちは兄弟なんだから、別にいいよね・・・。
そう・・・これは兄弟のスキンシップ・・・。だから石は投げられない。
いつものほっぺキスの延長みたいなものだと皆も考えてくれるだろう・・・。
そして引き分けなんだから、罰ゲームも無い・・・。

遠い目をして逃避してるとがちゃ・・・とドアが開いた。

「ぎゃ~!!あんた達!何してるの~!!」

「お兄様不潔!!」

「なんだルルーシュ。私にちっとも手を出さないと思ったらそういう趣味が・・・。」

「婚約は破棄ですわ!!実家に帰らせていただきます!!」

「ま~。ルルーシュったら。でも男女の違いなんてついてるかついてないかですものね。
私は応援しますわ。」

「ルルーシュ、10000回コロス!!自分の弟に手を出すなんて!!この鬼畜!!!」


僕がコンパのために用意した女たちは最悪のタイミングでやってきた。
やっぱりおっちゃんより若いオトコの方がいいと途中で気がついたのだろう。

その後、僕らは人様にヒソヒソと後ろ指差される生活を75日も続ける羽目になった。

あれはあくまで緊急事態を回避するための次善の策であり、そういう意図は無かったのだが、みんなの前で男同士のキスに見えるような事をしてしまった僕らには女の子達の証言を元に逮捕状が出たらしい。
ヴィレッタ先生がそう言っていた。

しかし機情権限で警察に干渉し、証拠不十分扱いにしてくれたので逮捕だけは免れた。
ありがとう、ヴィレッタ先生。
こんな時だけは本当に頼りになるよ!(だけど、助けてもらうかわりにナナリーと定期的に偽装デートすることになった。最初は嫌だったけどナナリーは思ったよりいい子だった。)

しかし全てが解決したわけではない。
罪人になる事は免れたので、さすがに石までは投げられなかったが、どこに出かけても人の視線とささやきが痛くて買い物すらままならない。
証拠不十分でも男カップル嫌疑がかかっただけでこの扱いなのか。恐ろしい。


しかも、うかつに外で手をつないだり、抱きしめられたりしたら、変な悲鳴まで上げられて写メを撮りまくられ、翌日には校内新聞の一面になんか違う風に編集されて載っている。
こんなに清らかな兄弟なのに・・・。

仕方がない。嫌疑が完全に晴れるまで外では兄さんとは1メートル以上はなれて歩くか。
今度は庇えないからなとヴィレッタ先生に念押しされてるし。
ああ、寂しいな。


「くそっ!!ロロ!!こうなったのもシュナイゼル兄上のせいだ!!
もう一度コンパをやって雪辱戦だ!!!!!」




・・・お願い兄さん。それだけはやめて・・・・・。

                              END


何とかラストまでたどり着きましたがどうだったでしょうか?
元ネタ自体がカオス過ぎてど~~~しよ~~~と悩みましたが、結局楽しく書きました。
・・・でもこの話・・・万が一家族や友達に見つかったらやばいような気も・・・・・・。
だ、大丈夫ですよね!見つかりませんよね!!

それからヴィレッタ先生の「もし何かの間違いで男同士カップルになっただけでも違法者として善良な一般市民に石を投をげられ・・・・」と言うのはもちろん嘘八百です。
逮捕状云々も全部創作です。
ロロが気づくのは多分あと5年ぐらいしてからです

人の噂にのぼらなくなるまでは外では自重してますが、家では多分今までと変わらないので二人はそれなりに幸せに暮らしてますのでご心配なく♪

私の連載にしては思ったより短くなりましたが、読みきりの番外編をいくつか書こうと思っているのでもう少し続きます♪
次回は多分ルルーシュ視点のSE6合コンです。

では、読みに来てくださった方、拍手、コメント下さった方、ありがとうございます!!
すごく励みになります♪
お返事はこちらから♪




























[続きを読む...]
ルルーシュ視点・合コンパニック
2009年02月05日 (木) | 編集 |
某月 某日  

携帯が鳴る。
発信元はロロ。ほんの数時間会ってないだけで寂しくなって電話をかけてきたのか。
相変わらず可愛い弟だ。

「もしもし兄さん?僕。
・・・・・・あのね、大事な話があるんだけど・・・。」

少しはにかんだような言い方も可愛らしく、こんな可愛い弟を持ってしまったのだから俺がブラコンになってもしょうがないと改めて納得する。
ああ、今日も可愛いなぁ・・・。

「あのね、僕、兄さんに合コンをプレゼントしようと思って・・・。」

・・・・・・・は?

「あの、ロロよく聞き取れなかったんだが・・・。」

「え?ごめんね兄さん。合コン、ご・う・こ・ん、だよ。今度は聞き取れた?
兄さんはTVで苦労ばかりして来たのに、気の利かない弟で本当にごめんね。
それで日取りを決めたいんだけど・・・・・・あの、兄さん?聞いてる?」


「え?・・・ああ・・・・・・・・・・・。」


正直それから後、ロロと何を喋ったのか覚えていない。

お、俺の可愛いロロがっ!!
俺に合コンを勧めてくるだと!!

・・・それはつまり、「兄さん、うっとおしいから早く彼女でも作って弟離れしてね♪」

というメッセージなのだろうか。
いや、そんなはずは無い。

俺達は仲良し兄弟。
昨日だって仲良く手を繋いで学校まで行ったし、お互いご飯を食べさせあって、夜は一緒にお風呂に入り、一緒のベットで眠ったじゃないか。

しかも先日は

「僕、大きくなったら兄さんと結婚するんだ

なんて、ナナリーでさえ中学になったらぴたっと言わなくなった事をかわゆく言ってくれたのだ。

響団で通常世界と隔離されて育ったロロは心を持ってまだ約1年しかたっていない。
そのせいかひどく幼い。
でもそこがまたたまらなく可愛い。

ああ、可愛いロロ!!
永遠に大人になんてならなくていいぞ!!
さすがに本当に結婚は出来ないが、いつまでだって俺のそばに居ればいいじゃないか!!!!

・・・少なくともあと十年は兄を求める幼いロロでいてくれると思っていたのに・・・・・・一体どうしたって言うんだ。

そもそも何でロロが『合コン』なんて俗な言葉を知っているんだ。
俺は今までロロを汚す35761通りの可能性を徹底的に叩き潰す事に自分の時間のほとんどを費やして来た。

その甲斐あって、弟はあの純真可憐で天使のような清らかな心を保ち続けて来たというのに・・・。


放心してたら、また電話が鳴った。
ロロだろうか。

きっとさっきのは夢だったんだ。
疲れてるんだな俺・・・・・・。
死んだり、生き返ったりで大変だったし・・・。

「もしもしルルーシュ、私だ。」

電話はヴィレッタからだった。

「・・・後にしてくれませんか、それどころじゃないんです。」

「そうか。ロロの事だったんだが・・・。」

「何!!!
やはりロロに何かあったのかっ!!
まさか変な友達と付き合ってるんじゃ・・・。」

「いや、相変わらず友達0人だ。(お前のせいで)
しかし、ロロはお前に不信感を抱いているようだな。」

「・・・ロロが?は!何を言っているんです。
そんな事、ありえるわけ無いじゃないですか。」

「いや、クラスの奴と話してるところを偶然聞いてしまったんだが、その・・・お前のことでからかわれていたぞ?」

「何だと!!」

「『お前の兄さん、年齢と彼女居ない歴が一緒なんだって?意外ともてないんだなぁ。』と言われて真っ青になっていたな。」

ロ・・ロロ・・・可哀相に・・・!!
違うんだ!
俺はもてないわけじゃないんだ。

あえて彼女を作っていないだけで・・・

「ルルーシュ、オープンチャンネルでクルルギ卿に繋ぐぞ?」

「え・・・まだ話は・・・」

「あ、ルルーシュ?ロロから話を聞いたよ。実は合コン、僕も手伝うことになったんだ♪
電話で頼まれちゃって・・・。
ロロは本当に兄思いの優しい子だね。
僕、感動しちゃったよ!!」

「いやスザク・・・俺は合コンなんて・・・。」

「そんな事言ってるからロロが心配するんじゃないか。もうちょっと大人になりなよ、ルルーシュ。
年下のロロに心配された上、その気使いまで無駄にするなんて信じられないよ。
そんなんじゃロロに幻滅されちゃうよ?
ここはコンパでぱーっと君のもてるところをロロに見せて『実はまったくもてない兄でした。』という真実を・・・、いや、ゴホンゴホン、誤解を解かなきゃ!!」

「・・・・・・・。」

「心配ないよ。ヴィレッタと協議して君に気がありそうな子ばかり合コンに誘ったから。
あと、君が上手くいくよう、ナナリーとユフィにもサクラを頼んでおいたし。
・・・でも、逆にこれでも上手く行かないようならロロにがっかりされてもしょうがないね。
君の魅力はその程度だったという事だよ。」

「・・・な、何だと!!俺がもてないわけ無いだろう!!よーし、この挑戦、受けてやる!!!



・・・と言うわけで、俺は合コンに参加する事になった。
が、心配など全くしていない。

ふふ。
自慢じゃないが俺はもてる。
校内にはファンクラブがあり、新入生ですら、俺の名を知らぬ者は無い。
届いたラブレターは累計10543通。
バレンタインでーには荷車持参で登校する俺様に敵など居ない。

やってやろうじゃないか。
よく見ておけロロ、お前の兄の雄姿を!!
お前の兄に相応しく、もてて、もてて、もてまくってやる!!!
フハハハハハッー!!!

早速リサーチだ!!
ロロの前で合コンに参加した事も無いとは言えんからな。


当日俺は腕によりをかけて仕立てたロロとお揃いの白いスーツに身を包み、念入りに髪をセットしてコンパに出発した。
ふ。
完璧だ。この完璧な美貌・スタイル・そしてこの知性。
俺がもてずに誰がもてるというのだ。

コンパのノウハウは頭に叩き込んでおいた。
どんなイレギュラーが起こっても完璧に対処できる。

しかしロロは不安そうに俺の手をギュッと握っていた。

「大丈夫だよロロ。俺はもてるから。」

優しくそう囁くと、ロロはますます不安げに俺を見た。

・・・俺ってそんなにもてないと思われているのだろうか・・・・・・。
ちょっとショックだ。

いや、今日の俺の、モテ勇姿を見ればロロも以前のような尊敬の眼差しで俺の事を見てくれるはず。
それまでの辛抱だ。


しかしコンパに女の子達は来なかった。
かわゆく俺の膝に乗っていたロロを下ろしてまで女の子達を万全の体制で待ち受けていたのに、さわやかにやってきたのはスザクたち野郎共だけだった。

あらゆるイレギュラーに対処するべく対策を練ってきた俺だが、さすがにこれは想定外だった。

あのくそ親父!!
ちょっとコンパに誘われなかったからと言って、これみよがしに女の子達を全員掻っ攫うなんて信じられない悪党だ。

・・・しかし、今回ばかりは手の打ちようがない。
ここは速やかに戦略的撤退をしておいて、後日再戦といこうじゃないか。


しかしシュナイゼル兄上が信じられない提案をした。
男同士のコンパだと!!
ふざけるな!!

だいたい男にもてて何が嬉しいというのか。
しょせん皇族育ちのお前にはここまでが限界。
コンパの何たるかかが全くわかっていないようだ。

しかし、奴は引き下がらなかった。
男と女の違いは付いてるか付いてないかの違いだと言い張りやがったのだ。
それだけなら単なる馬鹿だと切って捨てられるが、奴はロロの前でこの俺の事を器量の狭い男だと言ったのだ。

ふとロロを見るとげんなりした顔でため息をついていた。
もしかしてお前も俺の器量が狭いと思っているのか。

もてない上に器量まで狭いと思っているのか。
ランスロットの小指の先ほどもモテなくて、器量も狭いと思っているのか。
が~ん・・・・。

仕方ない。のせられるのは癪だが、ロロにいいところを見せるためだ。

「わかりました。やりましょう、兄上。」

前髪をかき上げて、余裕ありげにニッと笑ってみせる。
どうだロロ!
お前の兄は銀河系よりも広い度量の持ち主だ。
安心したか!!

・・・しかし、男同士の合コンなどどう進めていいかわからない。
いかにネットで調べまくったとはいえ、想定外にも程が有る。

まずは様子見からいこう。
相手をよく知らずして、勝利を収めることは出来ない。
一般学生ならともかくライバルにモテ伝説を持つシュナイゼルが居る。

ジノやスザクもラウンズでモテ度は高い。
ロイドやジェレミアは表立ったモテ伝説は無いが、コアなファンがいる。

ロロが見ている以上、俺に失敗など許されないのだ。

まずは皆の手の内をさらけ出してもらおう。

・・・と言うことで、殺し文句をそれぞれ披露させることにした。
しかしどれもこれも酷いものだった。
特に酷いのは兄上。

「おお、金色の毛に覆われし姫君よ・・・(以下略)」


シュナイゼル兄上・・・。
あなたの恋のお相手は人間ですらなく獣(おそらくライオン)でしたか・・・。
確かにそれに比べたら俺の器なんてランスロットの小指の先ほどかもしれないが、こんな相手と張り合っていたのかと思うと落涙ものだ。

シンクーの奴はロロにちょっかいをかけてきたが、落ちるはずも無く、げしげしと蹴られていた。
まあ当然だ。
そんな軽い弟に育てた覚えはない。
素晴らしいぞロロ!!



一通り殺し文句大会が終ったが、そこでジノが王様ゲームをやろうと言い出した。
くそ。
お坊ちゃんの振りして事有るごとに「へ~、庶民は・・・。」なんて言ってるくせに、よく知ってるじゃないか。

「兄さん、王様ゲームって?」

スレてるジノと違ってかわゆい俺の天使・ロロがこれまた可愛らしく首をかしげて聞いてくる。
ああ、なんて可愛いんだ、ロロ!!

「王様ゲームとは・・・」

本当はこんな説明聞かせたくないが、どうせ俺がしなくても他の奴がしてしまうだろう。
だから精一杯高尚に、由緒ありげなゲームなように俺が説明しておいた。
他の奴の下品な説明など聞かせたら、ロロの可愛い耳が穢れてしまう。

本当のところ、王様ゲームはあまり上品なゲームとは言いがたい。
しかし、俺がじゃんけんに勝ち、上品なゲームにしてしまえばいいのだ。
相手の性格と過去の傾向から出してくる手を読み取り、勝利するなど簡単なこと。
計算は完璧だ。


・・・しかし勝ったのはロロだった。
まぁ、ロロならいいだろう。
俺に似て上品だから、何を言っても心配ない。

「じゃあ、3番と6番でカリカリチュッチュゲームをやってもらいます♪」

浮き浮きと言うロロに俺は固まった。

「王様ゲームを知らないはずのロロが何故カリカリチュッチュゲームを知っている・・・。」

「タチの悪いカマトトだ・・・。」

ヒソヒソとそんな声が聞こえる。

違う!!
ロロがそんな言葉を知っているはずが無い!!

そうかわかったぞ!!
おかしい、おかしいと思っていたら、スザクとヴィレッタの謀略か!!

何も知らない純真なロロにそんないかがわしい言葉を教え込むなんて・・・どうしてくれよう!!!

フツフツと怒りが湧いてくるのを押さえきれず、うつむいてこぶしを握っていると、

「ルルーシュ先輩ですよ?」

という、能天気な声が聞こえた。

「は?」

「だから~。一人目に当たったのがスザクで、他は皆はずれでしょ。
ということは、先輩が6番を持っているんじゃないんですか?」

・・・その通りだった。
くっ!この俺がっ!
ロロの目の前でこんな下品なゲームを・・・。
しかも相手は男か!!

ためらっているとまたまた兄上が嫌味を吐いてきた。

くそ!!
やってやる!!

「さっさと咥えろスザク!!」

「え!?ちょっ、・・・ちょっと待って・・・

助けを求めるように辺りを見回すスザクだが、当然誰も助けてはくれず、皆興味深そうに見守っているだけだった。
ロロを除いては。

ロロは何か言いたげにスザクをじっと見つめ、スザクもその視線に答えるようにロロを見つめ、そして頷いた。

「シュナイゼル殿下!!ロロが僕と代わってくれるそうです!!」

何!!
ロロをこんな下品なゲームに参加させるなんてありえないだろう!!!!!!!!
しかしロロは、ほんの少し間を置いた後、力強く頷いた。

ロロ・・・。
俺だけをつらい目にあわすことは出来ないと考えたのか・・・。
そう、お前はそういう奴だ。
俺がピンチの時、いつでもそっと寄り添って助けてくれた。
ああ、なんて健気な。
しかしこんな見世物まがいの下品なゲームにお前から参加しなくても俺は必ずスザクに勝ったのに。

・・・まぁいいか。これはロロの思いやりだ。
ありがたく受け取ろう。
こんなのは所詮お遊びだ。
適当な所で切り上げて、それでおしまいだ。

しかし、腹黒兄貴がとんでもない罰ゲームを考えやがった。
負けた方は校庭を全裸で走れというのだ。

くっ!!
なんて事を!!
俺達はもちろん反対したが、民主主義に従って賛成多数で可決されてしまった。

ちくしょー!!
こんなの、民主主義じゃねーよ!!
数の暴力だ!!

しかし、シュナイゼルに白旗を揚げるわけにもいかず、結局俺とロロはお互いにポッキーの端を咥えて向き合った。

ロロは俺と目が合うとぱっとそらし、あらぬ方を見つめた。
さ・・・避けられているのか!!

そもそもロロは俺のもてまくる姿を見たいがために、合コンを企画したのに、気がついたら衆人環視の中兄とカリカリチュッチュゲームをやることになったのだから、何でこんな目に・・・と思っていることだろう。
いかん・・・このままではロロに嫌われてしまう。

考えろ!!考えるんだ!!
何か手はあるはず!!

しかし、なめなめくじくじ戦法でゆっくり進むぐらいしか正直思い浮かばない。
そもそも、ロロに避けられたらしいと思った瞬間、思考はぶっとんで頭は真っ白だ。

真っ白だが、そうなっている間にも二人の距離はだんだんと詰まってきている。
校庭を全裸で一周なんて、絶対嫌だ!!
第一、俺の体力ではあの寒さの中、校庭を走りきることさえ不可能だ。
ばったり倒れてそのままあの世行きだ。

じゃあ、ロロを見捨てるしかないのか・・・。
そんな事は出来ない。
血のつながりが無いとは言え、ロロは俺の本当の弟だ。

ナナリーやカレン、黒の騎士団さえ敵に回ったというのに暴言を吐いた俺を唯一人かばい、逃がすためにギアスを使い続け、そして死んでしまった。
SE6製作の大人の事情により生き返ったとは言え、あの時の事を俺は忘れはしない。

多分、ダメージ的にはこのまま引き分けに持ち込んでしまえば俺もお前も校庭を走らなくて済む。
それが一番良い策だろう。
なに、ほっぺや額から十数センチずれただけと思えばそれでいい。
ロロが相手なら俺は全然嫌じゃない。

しかしロロは?
この面子の中、俺と唇を触れ合わせてしまったらロロの立場はどうなる。
シュナイゼルやロイドなど、心臓に毛がもじゃもじゃ生えてそうな相手なら嫌がらせも込めてそのままやってしまうのも手だが、内気で泣き虫で、甘えん坊で・・・いつも儚げな、天使の化身・ロロが、あいつらの視線に晒されながら兄である俺と唇を合わせ、その事でこれからもからかわれ続けるなんて耐えられない。

俺はふっと笑った。
心の底から湧き出た、温かい笑みだった。

勝ちを譲ってやるよ、ロロ。
お前をつらい目に合わせたりはしない。

お前が苦しみながら、死も覚悟して俺のためにギアスを使い続けてくれたように、俺も極寒の中、走り抜けて見せる。

そうだ。俺はお前のためなら何でも出来・・・・・って、ええっ!!?

ポッキーから唇を離そうとした俺の首にロロは手を回し、思いっきり引き寄せた。
そのはずみで俺とロロの額がぶつかり、唇もぶつかった。

あんまりビックリして、衝撃で押し込まれたポッキー1センチ分を丸呑みしてしまったほどだ。

そこに更なる衝撃が押し寄せた。

突然がちゃ・・・と音がし、コンパに来るはずだった女子たちが現れたのだ。

「ぎゃ~!!あんた達!何してるの~!!」

「お兄様不潔!!」

「なんだルルーシュ。私にちっとも手を出さないと思ったらそういう趣味が・・・。」

「婚約は破棄ですわ!!実家に帰らせていただきます!!」

「ま~。ルルーシュったら。でも男女の差なんてついてるかついてないかですものね。
私は応援しますわ。」

「ルルーシュ、10000回コロス!!自分の弟に手を出すなんて!!この鬼畜!!!」


コンパのために用意された女たちは最悪のタイミングでやってきた。
やっぱりクルクル頭のクソオヤジより若いオトコの方がいいと途中で気がついたのだろう。




「ち・・・違うんだ・・・話を・・・。」

と言っても聞いてくれるものなど誰もいなかった。

『『『最っ低・・・』』』

にこにこと見守るユフィを除く全員の言葉が見事にハモった。

うわあああ!!
何でだ!!

俺の計画では女たちに囲まれ、モテにモテ、ロロに尊敬の眼差しで見られるはずだったのに。

は!

ロロ!!
何とか言ってやってくれ!!
あれは事故だろう!!!
単なる接触事故だよな!!

しかし、ロロの援護は受けられそうになかった。
ロロは顔を真っ赤にして瞳に涙を浮かべ、そのまま唇を両手で押さえてズルズルと座り込んだ。

なんて可愛い・・・じゃなくて、何だ、そのリアクションは!!
まるで俺が無理矢理キスしたみたいじゃないか!!
まぁ俺がロロを穢れ無き純情可憐な天使に育ててしまったのだから、大勢にこんな姿を見られてしまってショックなのはわかる。
しかしこれではあまりにも・・・。


「ルルーシュ・・・お前と言う奴は・・・」

ち、違うんだ!!
本当に俺は・・・。

「あ、兄上、何とか言ってください!!
そもそも男同士でコンパをやろうといったのは兄上じゃないですか!!」

「ん?何の事だい?ルルーシュ。私はそんな事を言った覚えは無いよ。
こんな素敵なレディー達が来るのにそんな事言うわけ無いじゃないか。」

「何だと貴様~!!」

「他の皆だってそうだよね。間違っても男に口説かれて顔を赤らめたりしてないよね。」

「「「はい、その通りであります!!」」」

「男を口説いたりもしてないよね。」

「「「はい、その通りであります!!」」」

「き・・・貴様らぁ・・・俺を・・・こ、この俺を裏切ったなァァァァっ~!!!!!」


俺は絶叫した。
しかしその声は女たちの罵声にむなしくかき消されていったのだった・・・。




ロロの前でモテまくる事が出来ず、俺は落ち込んだ。
絶対軽蔑された。
そう思うが、ロロはいつも以上に優しく微笑みかけてくれる。

俺は知ってるぞ。
それは、同情の微笑だ。
情けない兄にもはやかける言葉も無く微笑んでくれているに違いない。

人のうわさも・・・という言葉があるが、あれから俺たちはきっちり75日間噂の的になった。
お陰で外では手もつなげ無い始末だ。

「大丈夫。僕だけはいつも兄さんと一緒にいるからね。」

がっくりと肩を落としていると、ロロが落ちぶれた兄貴に最大限の哀れみの言葉をくれた。

「くっそ~!!こんなの俺のキャラじゃない!!
もう一度やるぞ!!コンパを!!」

そして今度こそモテまくってロロに尊敬される兄となるのだ~!!!!!


      End



今度はルルーシュ視点ですが、ロロから見た場合とだいぶ違ったのではないでしょうか?
・・・だけど、兄弟そろってどん底ですね
誤解って恐ろしい・・・。
次回はヴィレッタ日記、その次はちょと雰囲気を変えてナナリー視点のお話になると思います♪

『お前の兄に相応しく、もてて、もてて、もてまくってやる!!!
フハハハハハッー!!! 』

の笑いの部分は以前いただいためかりんさんのロロ視点の方のコメントが面白く、使ってみました♪
ご協力ありがとうございます!!


DVD6、凄く良いみたいですね~!!
相変わらず買ってないのですが、今回だけは欲しい~!!っと思ってしまいました。
実は19話放映時、居なかったせいもあり、予約録画出来なかったのでビッグローブと二コ動でしか見てないのですが、やっぱり大画面で見たいです。
特典も超見たいです!!
リンク先の方々のところに早速紹介が上がっていましたが、それだけでもう涙じわりです。


読みに来てくださった方、拍手、コメント下さった方、ありがとうございました♪
返信はこちらから・・・
[続きを読む...]
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。