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おまけ・湖面3部緊急事態編のオマケ(裏舞台)お礼文より移動
2007年01月29日 (月) | 編集 |
湖面3部緊急事態編のオマケ(裏舞台)です。
テンポが悪くなるのでカットした部分のアレンジです。



クルルギがヴィレッタ先生の酒を断った瞬間、彼女の顔色が変わった。

まずい。
誰よりも酒を愛するヴィレッタ先生はクルルギ経費でタダ酒を飲めるのをそれはそれは楽しみにしていた。

・・・しかし、上司のクルルギが酒を飲まないのに先生だけが飲むわけにもいかないだろう。

ハラハラと見守っていると、先生が囁いてきた。


「タダ酒が飲めると思ったからイレブンごときに着物まで着て大サービスしてやったのだ。
飲めないと分かった以上ここにいてもしょうがない。私は帰るから、あとよろしくな。」

「え!それはないですよ!!クルルギの接待はどうするんですか!!」

声を潜めて囁き返すが先生はフフンという表情を見せた。


「茶も出した。茶菓子も出した。資料も見せた。もう十分じゃないか。後は適当にやって追い返せ。」

そう言うとさっさと出て行こうとする。

冗談じゃない!!

クルルギを接待漬けにして信頼を勝ち取らねばならないのに!!!

さっさと追い返したって性懲りもなくまたやってくるに違いない。
僕らが信用に足る人材だと信じこませてここでの業務を丸投げさせねば意味がないのだ。



クルルギに「少々お待ち下さい。」と告げて先生を追って廊下に出る。

「待ってください!皇帝直属のラウンズが来たというのにそんないい加減な態度でいいんですか?
先生の失点になりますよ。」

「ああ・・・。それなら大丈夫。クルルギは元々私の所属する部隊の一兵卒だった男だ。
お人よしで自分を計り殺そうとしたジェレミア卿をわざわざ助けるような奴が接待の不備ごときでガタガタ言う筈がない。
そんなに接待したいならお前がやればいいじゃないか。
ほら、着物を貸してやる。踊って来い。」

「・・・な、なんて事言うんですか!!女物の着物を僕に着ろって言うんですか!?」

「大丈夫。日本人は昔から男も着物を着て踊ってたと誰かが言っていた。
ダイコン・・・いや、カブ?・・・そう、カブキ・・・とか言ったっけ?とにかくそういう文化があるらしいからお前が着ても大丈夫だ。」

「だけどダンスなんて僕踊れません!!」

「私が毎日司令室で踊っていた『国家で踊ってダイエット☆』を見てたろ?
お前の能力と運動神経ならぶっつけ本番でも踊れるさ。
アレでいいじゃないか。
大丈夫!!!お前は性格はともかく顔だけは可愛いから着物も似合うし、どうもクルルギは年上は趣味じゃないようだ。
お前がやった方が絶対ウケる!!
クルルギに対抗できるのはお前だけだ。若いお前が行ってこい!!!!」


くううっ・・・!!
全然大丈夫じゃないよ。

それに何か先生、すっごい人事みたい・・・。
一応機情の司令官でしょ?
僕なんてたった6才からそれはそれは真面目に働いてきたのにお酒が飲めないぐらいでへそを曲げるなんてそれでも社会人かっ!!
信じられない!!!!!


そして厄介な事は全部僕に押し付ける気だな。
でもクルルギを騙して信用させておかないと僕と兄さんの明るい未来に差し障る。
先生はああいう人だから今更僕が何と言ってももう無理だろう。
仕方がない。僕が着て踊ってみるか。
ゲイシャとは程遠いだろうが、誠意だけは伝わるかもしれない。

とほほ。何でこんなことに。



「何なら化粧品も貸してやろうか?」と余計なことを楽しげに言うヴィレッタ先生を睨み付けて体操服の上から手早く着物を着付けていく。
散々苦労して覚えたのでけっこう手早く出来た。

・・・こうなったらやけくそだ!!
何が何でも落ちてもらうぞクルルギスザク!!!
死神対決2戦目も僕が必ず勝ってやる!!!


・・・そうして決戦の火蓋は落とされたのだった。

                End


『それでも社会人かっ!! 』

・・・という台詞は紅柳様のコメントが面白く、アレンジしていれちゃいました
無許可でスミマセン
ここでこっそり謝らせてください
朝顔ネタは次回になります♪

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