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無人島パラダイス その1
2008年08月28日 (木) | 編集 |









注意書き:かなり明るい話になるので駄目なかたはやめておいて下さいね

ルルーシュの記憶が戻る前のお話です。

下のほうに下げておきます。






















夏だ。
それだけの理由で、ミレイ会長から命令がくだり、無人島サバイバルキャンプが行われることになった。
期間は3日。

ついた初日は普通に海水浴をしたり、スイカ割りをしたり、夜は花火をしたりして楽しんだ。

「今回は普通だったね。良かったね兄さん♪」

そういうと兄さんは眉をひそめた。

「普通?コレは会長の企画なんだぞ。そんな訳あるか。きっとこれから肝試しお化けコスプレ大会とか無人島一周耐久レースとか、サルの着ぐるみを着て木登り大会とかさせられるに決まってるじゃないか。」

「ひっどいルルーシュ。そんな事しないわよ。だけど面白い企画を用意してるから明日からやろうね♪うふ

会長がこういう笑い方をする時はろくなことがない。
僕もだんだん分かってきた。

「今回はねえ、家族ごっこしようと思って。」

「家族ごっこ?」

「そうよ、ロロ、あんたこないだ生徒会室のパソコンTVで大家族の番組をうらやましそうに見てたでしょ?そこでミレイさん、ピーンときちゃったの!皆で家族ごっこしたら楽しいんじゃないかって♪」

「へぇ・・・。じゃあ、会長、僕のためにわざわざ・・・。ありがとうございます。
今回は楽しそうだね、兄さん♪」

正直今までの生徒会行事は引くものばかりでかなり苦痛だった。
でも今回は女装したり、着ぐるみ来たりしなくて良さそうだし、何だか楽しそうだ。

「楽しそう・・・?何言ってるんだ、会長の企画だぞ。ただ楽しい分けないじゃないか。」

う・・・そう言われればそうだけど・・・・・・。

「それで?俺は何の役をやらされるんですか? 会長。」

「良くぞ聞いてくれました!!ルルーシュは非力だから外でナイフとか使って食料集めとか無理でしょ?だからお母さん役をやってもらうわ♪
料理も洗濯も上手いから適任でしょ?

ちゃんとスカートと割烹着も用意しておいたから楽しみにしていてね♪」

え・・・えぇえ?兄さんがお母さん役?はまってると言えばそうだけど、兄さんは「予想通りだ。」とつぶやいてむっつりしている。

「それで?ロロには、弟には何をさせようって言うんですか?」

「やぁね~、そんなに睨まないでよ。ロロには一番いい役あげるつもりなんだからぁん☆」

一番いい役・・・。すごく嫌な響きだ。

「ロロはね、ルルーシュが大好きでいっつも一緒にいたいんでしょ?
だからサバイバルチームからははずしてルルーシュとずっといられるおいしい役をあげるわよぉ♪」

「え、本当に!!」

兄さんとずっと一緒にと言う言葉に思わず顔が緩む。

ナイフとかを使うのは得意だけど、人に見られると困るし、兄さんと一緒らしいし、良かった。

「可愛いロロには赤ちゃん役をやらしてあ・げ・る♪」

「あ・・・・・・赤ちゃん!?」

「そうよ~。ルルーシュ母さんに抱っこしてもらってご飯をあ~んって食べさせてもらえる役よ。最高でしょ

兄さんに抱っこしてもらってあ~ん・・・。あ・・・いいかも・・・じゃなくて、

「そんな恥ずかしい事出来ません!!!僕十六歳ですよ!人前でそんな恥ずかしい事・・・!!」

顔を真っ赤にして目じりに涙をためて抗議すると

「そっか~。ごめん、ごめん、泣かすつもりはなかったのよ。喜ぶかな~って思って。
しょうがないなぁ。じゃあ、シャーリーこの役・・・」


「僕やります!!やらせてください!!」

「そっか、そっか、いい心がけねロロ♪ミレイさんの真心が通じて嬉しいわ♪♪」

喜ぶ会長の後ろで「え~っ、私もルルの赤ちゃんやりたいのにっ!!」と不満の声が聞こえてくる。

「駄目ですよシャーリーさん、会長のご指名だし、僕、凄く恥ずかしいけど兄さんのために頑張ります。」

会長がうんうんとうなずいてくれたので結局赤ちゃん役は僕になった。
みんなの前であんな事しなきゃならないなんて顔から火が出そうだけど、兄さんがシャーリーさんを抱っこしてあ~ん、なんてイヤ過ぎる。
それぐらいなら僕が・・・。

そうはいっても次の日からの恥ずかしいポジションに僕はその日中々寝られなかった。




                                                その2に続く


今回載せた「その1」は19話ショック前に8割書いたまま放置していました。

実は個人的にものすごくお世話になっためかりんさんへの御礼になればと思って読んでみたい話のリクエストをしていただいたのですが、その後19話が放映されてどん底に沈みこんでしまいました。

UTは楽しい話を書くのが大好きで、19話以前はまだナナリーも生きていると信じていたのでとっても楽しくこの話を考えていたのですが、さすがにショックが巨大すぎて仕上げる気にもUPする気にもなれませんでした。ナナリーや咲世子もとうとう公式死亡になってしまったし。(すみません

でもロロとルルの思いに気持ちをはせながらいろいろ書きなぐっているうちにかなり落ち着いてきました。
きっとロロは1年間楽しく過ごしたよね!!
暗殺者として人と交わらずに生きていた頃よりもずっと濃い幸せな時間を過ごしたよね。

環境が変わって大変な思いもしただろうけれど、命を懸けてもいいと思える人に出会って、幸せと言う心を持って逝ったんだよね。

今もきっと見守っているよね!!

本当はロロが成長していく姿が見たかったです。
1年であれほど変わったロロだから、あともう一年、更にもう1年あればもっともっと変われたのに。
楽しい事がいっぱいあったのに。
兄さん、記憶を取り戻したら駄目だよ。
家畜の人生じゃなかったよ。偽者だったかもしれないけれど、マリアンヌ様が死んでから初めて心の安息を保っていられた幸せな時間だったんじゃないかな?



話は変わりますが、ニコ動見に行ったら皇帝とルルのDSドンじゃら対決凄かったです。
皇帝が勝ったら・・・・・・・・・・・というギアスをルルにかけるのですが、え!?・・・・・・・・だったの!!という展開でした。
もちろんパラレルなんだと思うけれど、もし本編にからんでたら・・・と思うと違う意味で恐怖しました

ここに載せておきますので気になる人は最後まで見てください。すごいおちです。(買った人は見ないほうが良いかも?)



読んでくださった皆様ありがとうございました!!!
拍手コメントありがとうございます!!!今日もロロの話が出来て幸せです!!!

返信はこちらから














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無人島パラダイス その2
2008年08月28日 (木) | 編集 |
朝の薄明かりがさした頃、やっと眠りに落ちたばかりだと言うのに、兄さんに起こされた。

「あれ?どうしたの、兄さん。」

「しっ!逃亡するぞロロ。」

「逃亡?なんで?もしかしてお母さん役いやなの?」

「あたりまえだ。でもそれだけじゃない。お前のためだ、ロロ。」

「僕の事なら・・・。確かに恥ずかしいけど、僕、頑張るよ。今回は女装とかしなくていいし、そう考えれば今までよりましだもの。」


「ロロ・・・。お前間違っているぞ。あの会長がお前の衣装を用意しないわけないだろう。
来い!」

でっかいバックの中には色々な衣装。
その中に赤ちゃん用のピンクのふわふわひらひら服(サイズだけは僕が着れるほど大きい)が入っていた。

「こ・・・コレ・・・まさか僕が・・・・・・。」

僕はピンクのふわふわひらひら赤ちゃん服を着せられて横たわっている自分を想像してぞっとした。

「決まってるじゃないか。お前の衣装だ。」


「それだけじゃない、コレを見ろ。」

兄さんが取り出したものを見て僕はクラリとめまいがした。

赤ちゃん用のよだれかけ・・・・・・ガラガラ・・・・・・おしゃぶり・・・・・オムツまである。


僕は自分がふわふわひらひらのピンクの赤ちゃん服によだれかけをつけられ、横たわっておしゃぶりを咥えながらガラガラを振り、みんなの前でオムツを取り替えられる図を想像した。


い・・・・・・いやだあ!!!
地獄絵図だあああああああああ!!!!!


「に・・・兄さん・・・。」

ぼろぼろと涙を流して兄さんを見上げると。

「大丈夫。お前をそんな恥ずかしい目にあわせたりはしない。」

そい言って抱きしめてくれた。
やっぱり僕の兄さんは優しいなあ。くすん。

「まずは逃亡準備だが・・・寝袋と私物、あとはチャッカマンとバケツを一つ持っていこう。」

「え?それだけ?食料とかは?」

「持って行きたいのは山々だが、食料は女子テントの中だ。
それにこっそり食料を持ち出せたとしてもそれをやると迎えの舟がつく頃にココに戻っても会長たちに置いてけぼりにされる恐れがある。
俺たちはあくまでも被害者の範囲内で行動を起こさねばならない。」

ふ~~ん、なるほど。やっぱり兄さんは頭が良いなあ♪

「さ、書け。」

「え?」

僕は差し出されたメモをまじまじと見る。

「やっぱり家族ごっこは出来ません。探さないで下さい。・・・と書け。」

言われるままに書くと、兄さんはどこからか出してきたスポイドでメモ書きの上に慎重に水滴をたらしていく。

「・・・何してるの?」

さっぱり意味がわからず覗き込むと

「涙の跡をつけてるんだ。」と真面目な声を返された。

「会長は俺が涙したところで大笑いするだけだが幸い可愛いお前の涙には弱い。」

え・・・そうだっけ。僕の涙に弱いのは兄さんだけでしょ。

でもまあ、いいや。兄さんがそれで満足なら僕はあえて何も言うまい。
兄は僕の涙のにじんだメモ書きを偽造するとテントの目立つ場所に貼り付けた。

「さ、リヴァルが目を覚まさないうちに行くぞ。」

僕は兄さんに促されるままテントを後にした。




                                その3に続く



ああ、また日曜日が近づいてきました
ロロのピンチを心配しなくていいぶん、昔より楽だし、兄さん逆襲のターンが始まりそうなので今までよりは心配しなくて良さそうです。
むしろ今回はスザクが心配だったりする。

単純なUTはスザクがルルナナを思って皇帝に剣を振るってくれた事すごく嬉しく感じました。
ルルが心の奥底でロロを弟だと、必要だと思っていたのと同じように、スザクもルルを心の奥底では友達だと思ってくれていたのかな?ユフィのために許しちゃいけないと思っていたのかな?
でも、皇帝を裏切ってシュナイゼルにつくのなら、ルルについたほうが・・・・・・。

カレンも心配。是非ルルの味方になってやって欲しい。
かぐやも。シンクーも。

カレンはロロのこと、「バベルタワーの時の・・・。」と言っていたので何か気づいたみたいだけど、ルルにロロのことを訪ねるシーンがあるといいな・・・。

そんでもって、ルルが「あいつは俺の大事な弟だ。」って言ってくれたら最高なんだけど。

二コ動の皇帝ドンじゃらに続いて面白かった(というか興味深かった)のがコレ。

学園前をうろうろするジェレミアにロロが・・・・・・・・と声をかけます。

ロロ・・・どこまで偉そうなんだ・・・・・・。見た時は口ポカーンでした・・・。(でもそんな彼がスキ♪♪)

でも、ゲーム持っている人は見ないで下さいね。楽しみが減ると思います

ちなみにロロ・どんじゃら編です。




土日は主人がびっちり居て家族で遊んできますので(いえ、いて普通なのですが)夜中に起きられたら更新するし、ちからつきてたら更新は無いです。
続きは下書きまで書いてるんですが
書ければ今日中に書いて隙を見て明日更新します。


ではまた・・・。


遊びに来てくださった皆様ありがとうございます!!とっても嬉しいです!!
拍手コメントお返事はこちらから








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無人島パラダイス その3
2008年08月28日 (木) | 編集 |
リヴァルさんは疲れたのかぐっすり眠っていて、僕たちの逃亡に気づいた様子は無かった。
さっさとこの恐ろしい場所から離れてしまおう。

ミネラルウォーターを僕も兄さんも持っていたので今日一日分の水なら節約しながらまかなえそうだ。
でも、問題はその後。
どこに逃亡すればいいのだろう。

「こっちだロロ。この島の地図はすべて頭に入っている。まず水場を探そう。」

「ええっ?昨日ちらっと見せてもらっただけなのに?」

「小さい無人島だからな。10秒も見ればだいたい把握できる。雨だったらお手上げだがいい天気だから時計と太陽の位置で方角も割り出せる。」

す、すごい!! やっぱり僕の兄さんは賢いなあ

僕も軍の訓練で食料なしで山に放り出されたことがあるけれど、方位磁石と地図ぐらいは持たせてくれた。
それも無しでどうするんだろうと思っていたけれど、これなら大丈夫そうだ。
食糧確保なら僕がするし。


木々の間を縫って水場に進む途中、上手い具合に野うさぎが横切った。
よし、今日の朝ごはんはあいつだ!!


ギアスを使えば簡単に捕らえることが出来るが、勘のいい兄さんの前でギアスを使って捕らえれば怪しまれてしまう。

そこで、まずギアスを使ってウサギの足を傷つけ、素早くは動けないようにしてから再び同じ位置に放し、追いかけて捕らえた。

「兄さん、美味しそうなウサギを捕まえたよ♪今日のご飯はウサギの丸焼きだねっ♪♪」

浮き浮きして兄さんに差し出すとひったくるように取られた。

「お、お前・・・俺はお前をそんな子に育てた覚えはないっ!!!」


兄さんは野うさぎをひしっと抱きしめると僕を睨みつけた。


え? えぇえ?


「怪我をしているじゃないか、可哀相に。」

兄さんは僕を睨みつけたくせにウサギには慈愛のまなざしを落としてその背を撫でた。

な・・・何か無性に腹が立つ。
僕はウサギ・・・いや、今日のご飯ごときに負けたのか。

ちっ。足を傷つけるなんて甘いことせずに上から石でも落として殺しておけばよかった。
そうすれば兄さんだって諦めて食材に使ったろうに。

というか、兄さん本当にあのゼロなの?
そんなに甘くてもゼロって務まるの???

優しいのは兄さんの長所だけれど、嫌だよそんな八方美人な兄さんなんて。
兄さんは僕にだけ優しくなっくっちゃイヤだ。ヤだ。ヤだ。ヤだ。絶対嫌だっ!!!!!!!

でもウサギと正面から張り合うのもアレなので、

「じゃあ、逃がしてあげようね。」って引きつりながら言うと兄さんは「それでこそ俺の弟だ!!」と言って僕を抱きしめ頭を撫でてくれた。

ザマアミロ。うさぎめ。
僕のほうが兄さんに大切にされているんだ。羨ましいか。

僕は心の中でうさぎにあっかんべーをして、そっとウサギを受け取ると木の茂みに逃がしてやった。

その様子を兄さんが温かく見守っている。

「もう人間に捕まったりするんじゃないぞ。元気でな。」

なんてメルヘンな言葉までかけている。

とっとと行っちまえ、ウサギよ。そしてもう二度と兄さんの前に現れるな。
もし現れることがあったら、その日がお前の命日だ。


じっとウサギを見送っていると

「ごめん、ロロ。せっかくウサギをつかまえてくれたのに・・・。何かお前って可愛くてウサギっぽいだろ?あのウサギを見てるとロロみたいに見えてきて、食べるのは何だか可哀相でさ。」

と謝ってくれた。え?僕に似てたから食べなかったの?
やっぱり兄さんは僕が一番大切なんだね。良かった。


「ううん。僕こそごめんね。あんな超可愛いウサギを食べようなんて、僕こそどうかしてたんだよ。」

ウサギよ。どうやら僕の誤解だったようだ。
今度現れたら食べずに可愛がってやろう。


                                                その4へ続く





こんばんわ(?)
無事起きられて今は朝の4時半です。

UTの子供はまだ小さいので添い寝しないと寝ません。(たまに疲れてその辺でつぶれている事はありますが。)

なのでPM9~10になると旦那に「本日の営業は終了いたしました♪」と言って就寝してしまいます。
・・・・・・そして朝はや~く起きるのがパターンですが、起きられない時もあります
明日はどうかな?

起きられたらまた続きをUPしますね♪


読んでくださるかたありがとうございます!!!
おかげさまで楽しくかかせていただいています♪♪

今回は以前からコメントを下さっていた方に加え、新しい方2人にもコメントを頂けて嬉しかったです♪今のタイミングでは不謹慎かな?と小心者のUTは思っていたもので
他にももしこっそり遊びに来ていてUTとロロ話してやろうかな?
という方がいらっしゃったら是非姿を現してくださいね!お待ちしております。






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無人島パラダイス その4
2008年08月28日 (木) | 編集 |
そうこうしているうちに水場に着いた。

滝から豊富な水が流れ落ち、川魚が泳いでいる。よしコレを食おう。
水深は1.5メートルぐらいかな?かろうじて足はつきそうだ。

僕も兄さんも泳げるし、今日の朝食は川魚だねっ!
なんて美味しそうに泳いでいるんだろう♪

でもさっきの件もあるので一応兄さんに確認しておくか。

「まさか兄さん、川魚を食べるのは可哀相なんて言わないよね?」

そう言うと、

「当たり前だ。いわしの手開きからかつおの一本造りまで俺は出来るぞ。料理は任せろ!」

そう力強い返事が返ってきた。

「しかし・・・つり道具も無いのにどうやって捕らえるかが問題だな。」



それなら大丈夫。こっそりギアスを使えば魚ぐらい難なく捕まえられる。
脳の構造が違うせいか、人間にかけるみたいにはいかないが、動きをごくゆっくりにする事は出来る。
ただ、そのまま兄さんに伝えるわけにもいかないのでにっこり笑って


「魚とりなんて楽しそうだよ♪取れないかもしれないけど、遊びだと思ってやってみよう♪♪」と言ってみた。

兄さんがうなずいたので僕らは水着に着替えて河に飛び込んだ。

朝とはいえ、夏なので気温も高く、水の中は気持ちよかった。
水面がきらめいてとても美しいのも心躍らせる。

でも、一番嬉しいのはこうやって兄さんと一緒に過ごせることだ。

普段は監視カメラを気にしなければならないけれど、今回は僕が監視を続ける事で旅行の許可が下りた。
つまり、監視は無いも同然と言うことだ。

ああ、嬉しいなあ♪

おまけに邪魔な他の生徒会メンバーもいず、兄さんと二人っきりでのびのびと過ごせるなんて夢みたい。

でもまあ、とにかく朝ごはんを捕まえなくっちゃ。
兄さんにひもじい思いをさせるわけにはいかないし。

僕は兄さんが魚を無駄に追い回しているのを目の端で確認するとさりげなく距離を置いてギアスを使った。

捕った魚は岸に投げ、潜っては捕り、また捕っては岸に投げた。

十匹も捕れば朝ごはんとしては十分だろう。

「兄さん、魚捕れたよっ♪♪」と言って笑顔で振り返ると兄さんが居ない。

ウソ!!

兄さん溺れてるよ!!!

背中の一部を見せながらぷかぷかと流れていく。

うわあん、兄さん。死なないで!!!!

追いかけて必死で泳ぎ何とか兄さんを捕まえ岸に引き上げるがピクリともしない。
しかも息もしていない。

どどどどうしよう!!!!

任務では常に冷静な僕だが、とても冷静になんてなってられない。
自慢じゃないが人助けなんかしたこと無い。
(死にかけた人に止めをさしたことならいくらでもあるけど。)

どうしたらいいんだろう。そ、そうだ、こういうときは人工呼吸するんだっけ?

他の奴なら超あっさり見捨てるが、兄さんを助けるためならしょうがない。
さよなら、僕のファーストキス!!(泣)

夢中で口を近づけ、あと1センチというところでハッと思い出す。

おとぎ話じゃないんだから、唇を合わせただけで兄さんは目覚めはしない。
確か気道を確保して・・・それから・・・それから・・・ああ!!思い出せない!!!


暗殺専門の僕だけど、チームを組む時もあるので一応救急救命の講習は受けている。
でも、面倒だし、人工呼吸してやってまで誰かを助けるなんて自分的にありえないと思っていたのでいい加減にしか覚えてなかった。

しかも、救急救命の講習会に使われた何かやたらリアルな等身大のおっさん人形の顔が最悪だった。
それだけで僕はやる気をなくした。

「もうちょっとましな人形は無かったんですか?」

担当者にそう聞くと、

「いや、8年ぐらい前に一度、美少女タイプの人形とか、美女タイプの人形とかが出たことがあったみたいなんだけど、ほら、女性兵士にすっごく不評でさ。

セクハラだとか騒がれてあっという間に製造中止になっちゃったんだよなあ。あっはっは。」


あっはっはじゃないよ。

僕は情けない気分で実習用のおっさん人形を見た。
息を吹き込むとちゃんと肺に入る精巧なものらしいけど、魚のようなぎょっろっとした目が何だか気持ち悪いし、海苔のような眉毛がやる気をますます減退させる。

美少女人形カムバッーク!!!

心の中でそう叫ぶが、これも任務の一環といえばそうだし、ちゃんと修了書を発行してもらわないとV.Vに怒られるので渋々嫌々やった。

そうするとピーと耳障りな音が響き、

「対象は救命が失敗してお亡くなりになりました。」

と、合成音が流れた。

何て嫌な人形だ。結局3度ほどやって何とか成功したけれど、今思い出しても大変不愉快な経験だった。


いや、今はそんな事を思い出している場合ではない。
救命の方法を思い出すんだ。

気道を確保した後、どのくらいのペースで息を吹き込むんだっけ?
確か1分間に・・・・ああ、だめだ、思い出せない。

思い出そうとすればするほど浮かぶのはおっさん人形の海苔眉と「対象は救命が失敗してお亡くなりになりました。」という不吉なアナウンスばかり。

確か呼吸が止まって5分以上たつと蘇生率が極端に落ちたような・・・。
ああ、兄さんが死んじゃう!!!!

は!そうだ!!


僕はぐったりとした兄さんの腹を抱え上げるとその背中をバシバシと容赦なく叩いた。
ごめん、兄さん。でも兄さんを失うのは嫌なんだ!!

ごぼっと音がして、兄さんの口から水が吐き出され兄さんは息を吹き返した。

良かった・・・。

ぷち家出3時間で水死なんて冗談じゃないよ。
か弱いにも程があるよ、兄さん。

今後も一人で無人島に流されたりしないでね。一人だったらあっという間に死んじゃうよっ!!
必ず僕を連れて行くんだよ、いいね!!!

心でそう叫び、兄さんを抱きしめる。
冷えた体が少しずつぬくもりを取り戻し、その瞳がぼんやりと開く。

「気がついた?兄さん!!しっかりして!!」

兄さんの体を揺するとやっと兄さんの瞳の焦点が合う。

「・・・すまないロロ。もう少しで魚が捕れそうだったんだ。でも逃げられてしまった・・・。」

「いいんだよ、そんな事。僕は兄さんさえ無事ならご飯なんていらないんだから。」

涙ながらにぎゅっと兄さんを抱きしめると、兄さんも抱きしめ返してくれた。

普通に考えたら僕のほうがずっと兄さんより強いのに、どうして僕は兄さんに抱きしめられるとこんなにも安心してしまうのだろう。


                           


                                          その5につづく


ある程度の下書きはあるので修正しながらまたコソコソ書いてます
今日は本当なら家族で温水プールに行くはずだったのですが幸い(?)・・・・・・・というありがちな事情でで私は行けなくなりました。そしてこれ幸いと旦那に子供を押し付けて行かせてしまいました。
すまん、旦那よ。
私もプールは好きだけど、今日はさすがに無理だ。


救急救命の講習、実は本当に受けたことがあります。ちゃんと修了書も持ってますよ~♪
でも、持ってるだけで、私が覚えてるのはうちのちょっと抜けてるロロと同じレベルです

救命人形は本当におっさん人形で、ルルーシュやロロみたいなのだったら喜んで人工呼吸しますが何だかためらわれるような顔でした。
救命に失敗してもアナウンスは流れませんが指導員に怒られます。(というか、笑われる)

1チーム10人ほどで一体のおっさん人形を囲んで人工呼吸するのですが、

「お先にどうぞ。」「いえいえどうぞそちらから。」と大変和やかな中にも不穏な空気を漂わせたまましょっぱなの一人目を決めた覚えがあります。
こんなところでその経験が役に立とうとは思いませんでした


今日も何とか起きられて居間はAM3時ぐらい。
明日は21話の感想がはいります。
ロロの回想出ないかな~。ロロの守った兄さんよ、頑張れ!!



読んで下さって皆様ありがとうございます!!
こんなアホ話に付き合ってくださって、本当に感謝!!です!!!

拍手コメントありがとうございます!!
返信はこちらから↓

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願い
2008年08月26日 (火) | 編集 |
きっと俺は許されてはいけない存在なのだろう。

夜毎訪れる夢が優しい刃で俺をさいなむ。

俺が失わせてしまった命たちが夢の中で笑いさざめく。


「ほら、兄さん、ぼーっとしてると焦げちゃうよっ!」

エプロン姿のロロが鍋の火を慌てて止める。



「わぁ、いいにおいですわ♪
昔マリアンヌ様が作ってくださったカレーと同じ香り・・・。」

ユフィがうっとりと香りに酔っている。



「ルルが作るとただのカレーが極上カレーに変身しちゃうんだもの、凄いよね♪
前によくルルとロロが作って皆に食べさせてくれたっけ。懐かしい!!」

シャーリーが味見と称してパクパク食べる。


「シャーリーさん、ずるいです。私もお兄様の手料理久しぶりなんですから味見させてください♪
お兄様のお料理は宮廷料理よりずっと美味しいんですもの。うふふ。」


可愛らしく笑うナナリーにロロが、「はい、ナナリー。熱いから気をつけてね。」と小皿に味見用のカレーを取り分け優しく渡す。

ロロの容姿は血のつながりも無いのにナナリーによく似ているから、こうして二人で並んで喋っていると俺よりよほど兄弟らしく見える。

あのままロロが生きていてくれたら・・・ナナリーがフレイヤに飲み込まれなければ・・・シャーリーが、ユフィがギアスの、俺の犠牲にならなければこんな時間を過ごす事が出来たかもしれない。




俺が望んだ幸せは本当に本当に小さなものだった。

大切な人たちが幸せに笑っていて、そばに居てくれる事。ただそれだけ。

それだけだったのに。




じっと見ているとロロが俺に気づいてにっこりと微笑みかけてくる。


「幸せだね、兄さん。一人ぼっちだった僕の兄になってくれてありがとう。
戦いの中に身をおく日々だったけれど、兄さんのそばでロロ・ランペルージとして過ごした日々は本当に楽しかったよ。ありがとう。」

「私も!!ルルがゼロと知ったときはショックだったけれど、一緒にこうやって生徒会のイベントのたびお料理を作ったね。楽しかったね、ルル♪
その時の楽しかった気持ち、ずっとずっと覚えていてね。」

「ふふ。そう言えば私はゼロとしてのお兄様はほとんど知りませんね。
でも、知らなくてもきっといい気がします。
だって、お兄様はもうゼロにはもどらなんですから。ね、お兄様!」

「そうよ、ルルーシュ。私も皇女からただのユフィになったわ。
ただのルルーシュに戻って幸せに生きるのよ。それが私たちの願いなの。」

ユフィが、お願いをするように胸の前で笑って手を合わせた。




俺は夜毎夢を見る。優しい優しい夢を。

居なくなってしまった大切な人たちが俺に笑いかける。一言も責めずに。

時に俺の手を取り、時に俺を抱きしめ、「大丈夫だから。」と包んでくれる。

それが刃となって俺の心を切り刻む。



どんなに努力しても夢見た世界に届かなかった。
行動の果てに幸せな未来など無かった。



大切な人が失われてしまった今となってはもう、手を伸ばす事すらかなわない。
自分の身などどうなっても、ナナリーや皆を守りたかったのに。


気がつけば一人。

俺一人。

皆を傷つけて苦しめて、残ったのは空っぽで穢れた俺一人。







「ちょ・・・・・・。兄さんまた泣いてるよ、ナナリー!作戦失敗だよ今日も!!」

僕は声をひそめて姉妹たちに言う。

「え・・・そんなはずは・・・。『カレーで昔の幸せを思い出す作戦』完璧だと思いましたのに~・・・。」

「ルルってば私たちがこんなに頑張って演出してるのに、全然駄目だわ。」

「ルルーシュは昔から頑固で思い込みが激しかったですもの。

毎夜夢の中で私たちこんなに幸せですのよ、だからあなたもゼロになんか戻らないで幸せになってってアピールしているのに、後悔してばかり。
これでは前へ進めませんわ。」



最後に僕まで失ってすさみにすさんだ兄さんを救おうと僕らは毎日頑張っていた。
でも霊感など全く無い兄さんは普通に励ましても気づいてもくれないので、夢の中で励ましていた。

このままじゃ、兄さんは本当にあのおっさんと心中してしまう。
それだけは避けたかった。

僕らはね、あのおっさんなんてどうでも良いんだ。
そりゃ、兄さんを苦しめた罪は地球より重いから、僕だって許しがたいよ。

でも、兄さんがそこまで苦しむ必要は無い。

『皇帝の事は僕にまかせて。毎晩皇帝の枕元にたって呪いをかけておくから♪』

と夢の中で慰めてもちっとも元気にならないし、皆で優しい夢を見せ続けてもちっとも元気にならない。
どうしてなんだろう。

僕たちはあれから『兄さんの事ならなんでもわかるから』カルテットを結成して知恵を出し合って頑張った。
それなのにおかしいなぁ。
きっとまだ僕らの愛が足りないんだ。

「皆さん、明日は『アリエス宮で皆で寝転がって星空鑑賞作戦』をやりましょう!!」

次の当番のユフィが高らかに言う。




・・・なんかね、僕らが頑張れば頑張るほど兄さん、やつれていくような・・・。


でもね、これだけはわかって欲しい。
皆兄さんが大好きなんだ。

今の兄さんを黙って見ている事なんて出来ないんだ。
無駄かも知れないけれど、あがかせて、兄さん。

あなたはまだ生きているから手遅れなんかじゃないよ。
まだ幸せに生きるすべは残っているよ。





それでも・・・どうしても、どうしてもあなたが頑張れないというのなら、その時は皆で迎えに行くから安心して。

だけどそれまであがかせて。
出来たら、幸せになる兄さんを僕らに見せて。





それだけが、僕らの願い。




                                               Fin



20話の兄さん、カッコよかったけれど痛々しくて・・・。
思わずこんな話を捏造してしまいました。

永遠の懺悔をして苦しみたいのはきっとルルーシュ。
だから、扉を外から爆破したのではなく、中に自分が入って爆破したのだろうと思うと可哀相。

そんなところにいちゃ転生も出来ないし、皆が迎えに行けないよ!!!

もうおっさんの事はほっときなと叫びたいぐらいでした。


変な具合に続きモノになってしまったこの話ですが、気持ちが落ち着いたのでルルがまだ記憶が戻ってない頃の幸せなSE2みたいなハチャメチャな楽しい話を書いてみたいと思っています。

そして、ロロにとって、楽しく幸せな1年があったのだと思いをはせたいと思います。


まだそういう話を読む心境にはなれない方は、教えてくださいね、書くのはもう大体書いちゃってるけれど、もう少し待ってから載せます。
今回の事は本当にこたえました。
だから、明るすぎる話はきつい方もかなりおられると思います。



昨日は寒い日でした。
あまりに寒いので8月なのにおかしいって笑われるな?と思いながらこわごわセーターを着ていったら、そこのうちはコタツまで出していました。おみそれしました~~!!!!


ああ、寒い寒い。本当に今は8月?
皆さんの所はどうですか?



読んでくださった皆様ありがとうございます!
皆様の心にロロは生き続けていると思うと温かい気持ちになります。

コメントのお返事はこちらから
























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20話感想
2008年08月25日 (月) | 編集 |


冒頭はロロのシーンがあるかな~と少し期待しましたが無くて残念だったです。
でもあったらあったでまた1週間思い出して寂しくなるので、今回はこれで良かったのかな?
まだ花火を見てはロロにも見せてやりたかったとか、いろいろ思いますが(←この土日は有名な花火競技会を見に行っていました。雨なのでギリギリまで見れるかわからなかったけど、やっと家族旅行に行けました。)ずいぶん落ち着いてきたのでこれからもロロをしっかり見守っていきたいです!!

ギアスは精神世界が深くかかわっているお話なのでナナリーやロロも何らかの形で一瞬でも出てくれると嬉しいけど。出るとしたら最終回辺りになりそうで、その時はもっと寂しいかも。




シュナイゼルは裏設定ではあのままルルーシュが皇子として育っていったらああいう人物になったという性格、能力設定だったと言う話をどこかで読みました。
真偽はちょっとわかりませんが、駆け引きや能力についてはその通りかもしれません。

でも、フレイヤが発射されるのを見てニヤリと笑ったりするような人にはルルはならなかったと思う。
彼はどういう環境に育ったのかすごく気になります。
実はルル並みにつらい過去があったりするのかも知れません。





スザクはとうとう壊れましたね。たった一人のイレブンの死刑命令にサインする事もためらっていたのに、「自分の功績」と名乗りをあげるとは。

そして皇帝暗殺・・・。

スザクはルルを皇帝に売り払いに行ったあの時・・・皇帝がギアスを使うのを見た時皇帝と二人っきりだったんだからあの場で暗殺しておけばよかったのに。

ルルとナナリーの運命を狂わせたのは皇帝で、皇帝の持つギアスはルルのギアスと同じく他人の意思を捻じ曲げるもの。
生い立ちから書き換えて大事な母やナナリーをまた奪う様を見ても何とも思わなかったのか。

今回、皇帝を暗殺してルルやナナリーの絶望を晴らそうとしてくれたのだけは良かったです。
「その十字架は・・・。」はきっと父親殺しのことですよね?

スザクはルルに父親殺しをして欲しくなかったのだと思う。
自分と同じ苦しみを味あわせたくないから。

でも、いろんなことがありすぎて心の美しく純粋な部分を切り捨てざるおえなかったのだとしたらなんと残酷なストーリーなのだと思います。



心の美しく純粋な部分を持ち続け、どんな逆境にも自分を失わず頑張り続けたナナリーやシャーリーユフィは天に召され、暗黒の部分を持ちながらも一途にゆるぎなくルルを愛し続けたロロも死んでしまい、この物語は本当に救いが無い。

頑張ったら今はつらくとも報われるという話がどこを見ても見当たらない。
それを考えるとロロはまだ幸せな方と言えるのだろう。でも報われたとたん別れが待っているというのは切ないです。(きっと今でも大好きな兄さんのそばをふらふら浮いてると思うけれど。)


マリアンヌには絶句です。
快活な性格で強い人だとは小説などにも描写があったので知っていましたが、娘のナナリーがたった15歳で頑張りぬいた上にフレイヤによって死んでしまったり、ルルーシュが大事な人たちを次々失って苦しんで苦しんで苦しみぬいているのにあの余裕ある態度にはビックリした。
ちょっと普通では考えられないよ。

どうかルルやナナリーを道具として扱う母親で無いように・・・それだけを祈っています。


ルルとロロには異父弟疑惑があるみたいですね。
無くなった設定みたいですが、異父って誰だろう。凄く気になります。
玄武?それとも大穴でナイトオブワン?ギアス持ちみたいだし、まさかマリアンヌの兄って事は無いよね???


ロロが居なくなってしまったため、ギアスのワクワク度(苦しみもすごかったけど)は半分以下になってしまいましたが、ロロが自分の意思で、自分の命を投げてまで救ったルルーシュの行く末を見届けたいと思います。

今週の彼はふっきれてカッコよくもありましたが痛々しいですね、やっぱり。
みんなに想われ、守ってもらった命ですから、本当は自分が幸せになるためにその力を使って欲しいのですが、その情の深さがそれを自分自身に許さないようです。
ロロが悲しんでいるよ、兄さん。
ルルーシュが罪深い身だと知ってはいますが、ロロが望んだのは自分のために復讐し、刺し違えても皇帝を倒すルルではないと思います。



コメントくださった皆様、ありがとうございます!!
ちょっと時間切れなのでまた次回お返事させてくださいね。
いつも救われる思いで読ませていただいています。
ありがとうございます!!!!








無人島パラダイス・その5
2008年08月24日 (日) | 編集 |
朝ごはんは順調に食べられた。
道具も調味料も、皿さえないけれど、枝を串代わりに使って焚き火にかざして焼いた魚はとても美味しかった。


何より監視カメラも無い場所で兄さんと二人っきりで笑いながら食べる幸福感は、他では味わうことなど出来ない。
もう、学園には戻らなくてもいいよっっ!!!。
ここで兄さんと二人っきりでずっと遭難しておきたい。

どんな不自由があってもかまわない。
いつかくる兄さんが兄さんでなくなる日におびえず、優しいこの人とずっとこうやって暮らしたい。


もっとも、実際にそれをやったら捜索隊が組まれ、あっという間に連れ戻されるんだろうけど。




「・・・どうした?ロロ?キツイのか? うちに帰りたくなったか?」

「え?ううん、全然。だって兄さんと一緒だから。兄さんといっしょなら僕はどこでもいいんだ。ずっと僕と一緒にいてね。」

「もちろんだ、ロロ。もう世界の中で俺とお前、たった二人の家族になってしまった。
俺とお前はずっと一緒だ。ずっと、ずっと。」

優しく髪を撫でてくれるこの人の本当の家族になりたい。
誰にも心許す事無く生きてきた僕が唯一甘えられ、心を開放できるこの場所を失うなんて耐えられない。
本当は監視者なんて嫌だ。
兄さんに嘘をつき続けるなんて、嫌だ。
でも、嘘をつき続けなければ僕はこの人を失ってしまうのだ。

兄さんは僕とずっと一緒にいてくれると言う。
何度聞いても、しつこいほど聞いても、当たり前のように笑って「ロロと一緒にいるよ。」と言ってくれる。

その言葉は真実でありながら、嘘でしかない。

もし、記憶を取り戻してしまったらこの人は僕の兄さんではなくなる。
その時から兄さんの顔をしているだけの、僕の敵になるだろう。


その事を考えるだけで胸が痛い。
僕は兄さんの弟だよ。たとえゼロとなったとしても、一緒に暮らして、何をするのも一緒で、一番そばに居させてくれた兄さんのたった一人の弟だよ。僕を嫌わないで。あの少女を妹と呼ばないで。

もちろん、そんな事を考えるのは筋違いだと知っている。
僕は偽者。嘘の弟。本当の本当の身内はナナリーだけだ。
記憶が戻ったとたん、兄さんは僕になど目もくれず、ナナリーにだけ優しいまなざしを向けるのだろう。

それを思うとますます僕の胸が痛んだ。 ギアスを使う時とは比べ物にならないぐらい鈍く、鋭くじくじくとうずく。

ナナリー。
今や兄さんの記憶の片隅にも残ってないはずの少女に恐怖する。
愛らしい姿をしたあの少女がいつかこの場所を取り戻しに来る恐ろしい化け物のように思えてならない。

でもそう思っていることを決して兄さんに悟られてはならない。
弟でい続けるために。






「ロロ、食べ終わったら移動するぞ。」

「え?どこに?」

「この林を突っ切れば海に出る。そっちまで行こう。ペットボトルには水を入れておけよ。もうここの水場は使えないから。」

「どうして?ここなら水も食料も困らないのに。」

「ここは会長たちのキャンプ地から比較的近い上に地図上確認できるただ一箇所の水場だ。
朝起きて俺たちがいないとなると、真っ先に探すのがここだろう。

もっとも会長の性格なら、ビックリしてすぐ探すようなことは無い。向こうも朝食をとり、俺たちがいないと遊びにならないと気づいてからの行動になるはずだ。」


なるほど、いちいちもっともだ。さすが僕の兄さん!!
会長の行動を読みきっている。

僕らはペットボトルに水を満たすと移動を開始した。


2時間ぐらい歩くと海風が強く吹いてきた。
目的地はもう近い。

「おかしいな・・・。」

兄さんが不審げにつぶやく。

「え!?道に迷ったの?」

「まさか。よく周りを見てみろ。おかしいと思わないか?」

言われて周りを見渡すが、特におかしい所は無い。
海が近いせいか岩肌が目立つようになってきたが、木々が生い茂り、かもめの群れが旋回している。

「岩をよく見ろ。色は似せているが、人造の岩だ。この辺りの地質ではありえない岩がごろごろ置かれている。何かのカモフラージュらしいな。面白い。退屈しのぎに謎を解いてやる。」

兄さんの紫の瞳が妖しく光る。

ヤバイ!!こういう時の兄さんはいくら僕が止めたって聞かないんだ。
・・・そして大体ろくな事にならない。

さっさと見捨ててかかわらねばいいのだろうが、それも出来ない。心配で。
超頭が良いのに変なところで抜けてる兄さんはさっきの水死ギリギリ事件のように信じられないところでピンチな目に合う。
はいはい、僕もつきあうよ。
大事な兄さんに何かあったら大変だものね。


兄さんは丹念にその辺を調べていたが、ふいに僕を呼んだ。

「見ろこれを。」

一見普通の岩にしか見えないそれを押すと何と地下への扉が現れた。

扉にもロックが厳重そうにかかっていたけれど、兄さんはどこをどうやったのかあっという間に開けてしまった。すごい!!!

岩肌をくりぬいた道を降りていくと、そこは格納庫になっていた。
これはもしかして・・・。

「見ろ、ロロ。ブリタニアの隠し補給倉庫だ。存在は聞いた事があるが、まさかこんな所にあるなんてな。」

隠し補給倉庫はテロ等に利用されないよう普段は厳重に秘匿されている。
そのため物資は豊富だが人はいない。あくまで非常時のためにのみ存在するのだ。

「ナイトメアがある・・・。」

兄さんが指差す方向を見ると5台のナイトメアがあった。

「兄さん、駄目だよ、帰ろうよ。こんな所に入り込んだことがばれたらただじゃすまないよ。」

「まあ待て。学園にある旧式のガニメデではなく、一度こういうのに乗ってみたかったんだ。キーを捜して起動させてみよう。」

ちょ・・・兄さん。
何を言い出すの。



やっぱりろくな事にならなかった・・・そう思ってがっくりしているうちに兄さんはこれまたあっさりとキーの置き場を探し出した。
そして、かかっていたロックを当たり前のように外してそのうちの一つを手に取る。


「あの黒いナイトメアを動かしてみよう。」

視線の先を見るとブルー系のナイトメアに混じって一台だけ黒くカラーリングされたナイトメアがあった。

「兄さんは黒好きだもんね。」

止めても無駄そうなのでため息混じりに言うと、

「ああ。でもそれだけじゃない。このナイトメアにしか出来ない事があるんだ。」

そう言うとニヤリと笑う。

あ、何かヤな予感。

「今日の昼食はコレで作る。」

「えぇええ!? ナイトメアで!!どうやって?

というか、駄目だよ兄さん!!そんなもの持ち出したら危ないよ!!!」


「ふん。何が危ないものか。操縦はマニュアルを見たが簡単だった。何よりこんなチャンスはめったに無い。
さっきは魚が取れなくてすまなかったが、今度は美味しい昼食をたらふく食わせてやる!!
楽しみにしておけ!!!!」


た・・・・・楽しみになんか出来ないよ・・・・・・・。

どっちかって言うと迷惑極まりないよ。

何を考えてるんだ、兄さん。


「ま、まさかナイトメアの砲撃で調理しようって言うんじゃ・・・。」

青ざめる僕に兄さんは冷たい視線を送った。

「何をバカな事を言ってるんだ。流石に砲撃したらエネルギーの残量で侵入者に使われた事がばれてしまう。あとで厄介ごとに巻き込まれるのは俺だってごめんだ。
それに恐竜の食事を作るわけじゃないだろう?砲撃なんてするわけ無いさ。
純粋に調理に借りるだけだ。もちろんばれないようにな。」


調理に借りる・・・。
そう言えば去年の学園祭で兄さんを売って出世したKY上司・クルルギ卿がガニメデを操って巨大ピザを焼いていたはずだ。 (失敗したらしいけど)
そのマネをしたいの?(失敗したらしいのに)

   
それとも会長の悪影響?
調子に乗りすぎるとろくなこと無いよ、兄さん。



そう思いつつも結局兄さんを止める事は出来ず、一人乗りのナイトメアに僕まで乗ってそのまま海を目指した。
うっ・・・せまい・・・・。
ナイトメアの手のひらに旅行バックと共に乗せてもらっても良かったのだが、兄さんの操縦が心配で一緒に乗り込んでしまった。
記録によると、ゼロはナイトメアの操縦がへたくそで乗った機体はことごとく潰しているそうだ。

ナイトメアの操縦は頭の良さより反射神経と戦闘センスがものをいうので、多分兄さんには向かない。
おまけに今はゼロとしての記憶も無いから、記録に載ってるよりもっとへたくそに違いない。

手のひらに乗せられてる状態でこけられたら、いくら僕でもあの世行きだ。
だから断固として断って無理やり一緒に乗りこんだ。

そして思った。

ああ、僕が代わりたい。何てへたくそなんだ。
見ちゃいられない。
切り替えが遅いし、バランスのとり方が微妙にずれてる。
ちゃんとマニュアル通りに出来てるにもかかわらず、不思議なほどに危なっかしい。

以前、複座式のナイトメアに新人のエリート騎士と共に乗り込んだときもこんなのだったのを思い出す。頭のいい人って、こういうタイプが多いのかな?


ちなみにそのエリート騎士はあまりにもイライラする操縦を続けるものだからついついスタンガンで気絶させてしまい、後でV.Vに怒られた。
なんでもそいつは僕にビビッて田舎に帰ってしまったようだ。
根性なしめ。その程度で田舎に帰るなんて。僕なんて毎日命の危機なのに。

だいたいへたくその分際で生意気に操縦桿なんて握ってるの自体が気に食わなかった。
お前なんか、いっそキーボード式のナイトメアにでも乗ってれば良いんだよと怒られた腹いせに心の中で毒づいた。
まあ、キーボード式のナイトメアなんて非効率なもの開発されるわけ無いし、あってもあのエリート糞騎士ごときに制御できる代物じゃあないと思うけど。。。

ああ駄目だ。素敵でカッコイイ兄さんを見てあんな糞騎士を思い出すなんて。僕は弟失格だ。


ため息をつきつつ兄さんを見る。
ああ・・・素敵でカッコイイ!!!・・・・・・・でも、やっぱりへたくそだ。
本当にへたくそだが、大切な大切な兄さんに「へたくそだから代われ。」と言うわけにもいかないし、スタンガンで気絶させるわけにもいかない。

第一、ガニメデで演習したことのある兄さんはいいとして、普通の高校生である僕がナイトメアの操縦が出来るというのはどう考えても不自然なので代わる事もできない。
コレはコレで大変ストレスがたまる。

いざとなったら兄さんにギアスをかけて横から手を出せるようじっと見守る事にしよう。



隠し倉庫の扉は閉じておいたのでまあ暫くはバレはしないだろう。

会長たちが水場にたどりついたとしても木々が邪魔をしてここにいる僕らを見つけることは出来ない。
音もこれだけ距離があればまず大丈夫。



兄さんの操縦に冷や冷やしながらもやっと海が見えてきた。すぐそばにはかもめの繁殖地がある。
さっきの隠し補給倉庫の上空を飛んでいたカモメたちはここから来ていたのか。


兄さんはナイトメアを操ってそのまま繁殖地である岩場に足を踏み入れる。
おお!危なっかしい割には転倒もせず意外と器用に操縦しているじゃないか!見直したよ兄さん!!!
やっぱり僕の兄さんは凄いなあ♪♪


ナイトメアにビックリしたカモメたちが次々飛び去ると兄さんはハッチを開けて僕と共に降り立った。

「よし、今のうちに卵を集めるぞ!!」

「うん!」


・・・・・・なるほど。こういう使い方があったか。

歩行だけなら距離も短い事だし、エネルギーの残量は目で見てはっきりわかるほどには減らない。
僕らは急いで卵を集めた。

小さい卵だから、一人30個はいけそうだ。
かもめの卵なんて食べたこと無いけれど、なんか美味しそうな気がする。
というか、兄さんととる食事だから、美味しいに決まっている。

あれ?でも兄さんはナイトメアで調理するって言ってなかったっけ?
こんなちっちゃい卵をどうやってナイトメアで調理するのだろう。

疑問に思いながらも両手いっぱいに卵を抱えて戻ってくると兄さんも両手いっぱいに卵を持って嬉しそうに立っていた。

「さ、次は砂浜に行くぞ。」

わけがわからなかったけれど、とりあえず兄さんの言うとおりにしておこう。
僕らは再びナイトメアに乗ると砂浜を目指した。



砂浜に着くと兄さんはナイトメアを体育座りのような形で座らせ、旅行バックをもつその巨大な手を砂浜の上で開かせる形で下ろした。


それから僕らはナイトメアから飛び降りて荷物を木陰に移し、遠浅の海を眺めた。

「ロロ、穴を掘るぞ。」

「え?」

唐突な言葉に驚くが、兄さんに従って波のとどかないあたりの砂浜に直径80センチ深さ3センチぐらいの底が平らな穴を作った。

そこに海水で綺麗に洗ったレジャーシートを引き、手ごろな石を置いて飛ばないようにする。
そして更にゴミ袋用として持ってきた小さなビニールに海水をいれ、水深1・5センチ程度に満たす。

「これでいい。」

兄さんが満足そうにうなずいた。

???

これで何が出来るのだろう?

聞いてみても教えてくれない。見た感じは小人が入るプールのようだ。
捕った魚を入れておくのかな???
それにしては水深が浅いような・・・。


「さ、次は貝を掘るぞ。」

「う、うん。」

なんだ、貝を入れておくためだったのか。たくさん捕れるといいな♪
僕らは日焼け止めを塗りなおし、真昼の強すぎる日光をさえぎるために水着の上から薄いパーカーを来て浅瀬に入った。


砂浜は柔らかく、素手でも簡単にほれる。
潮干狩りなんてやったことないけれど、兄さんとなら楽しいなぁ♪♪
魚と違ってギアスを使う必要も無いから体の負担もないし、気温が高いので足元の海水が本当に気持ちいい。

でも、こんなにキレイな海なのに、意外と貝って見つからないものだ。
一生懸命手探りで探してみるが、掘っても掘っても砂ばかりだ。

そう思って振り返ると兄さんはさっきのごみ用の小さなビニール袋にいっぱい貝をとっていた。

「え!?兄さん凄い!!僕なんてちっとも取れないのに!!!」

ビックリして叫ぶと兄さんはきょとんとして言った。

「あれ?お前も貝を採るの得意だったろう?ほら、小さい頃母さんがよく連れて行ってくれたじゃないか。たくさんとらなきゃ夕飯は無いって脅されて必死でとったよなぁ。」

うっ・・・!!
そういう事になっているのか。
でも、その記憶にある兄さんと一緒に貝をとった子供は僕じゃない。ナナリーだ。

兄さんの口からそういう言葉が出ると、本当に、本当に悲しくなる。
僕は所詮偽者なのだと思い知る。

「そっか・・・。お前まだ小さかったし、母さんが死んだショックで記憶がところどころ飛んでるんだったよな。ごめん!」

悲しそうな僕を見て勘違いした兄が謝ってくれる言葉さえ今の僕には鋭く突き刺さる。
ごめんね、兄さん。本当は兄さんに心配してもらったり謝ってもらう資格は僕には無いんだ。


「ロロ・・・。」

無言になってしまった僕の肩を優しく抱き寄せてくれる優しい兄さん。
そのまま僕をぎゅっと抱きしめて「ロロごめん。」と繰り返す。

この人を騙していかねばいけない嘘だらけの僕。 偽者の僕。謝らなければいけないのは僕の方。
ごめんね兄さん。ごめんね。 騙してごめんね。

それでもこの手を伸ばさずにいられない。
兄さんの背中に回した手に力をこめて、しがみつく。

怖くて・・・。この人を失うのが怖くて、怖くて。震えるほどに怖い。



「ロロ・・・。俺たち二人で家族ごっこしようか・・・・・・。」

そんな僕に気づいた兄さんがふわりと笑う。

「え・・・・・・?家族ごっこ?僕と兄さんは家族なのに?」

この人はいつも唐突だ。



「俺は7歳。ロロは5歳。その頃よく一緒に潮干狩りに行った。忘れてしまった記憶、俺と一緒にもう一度やり直そう。」

「そんな事・・・・・・。うん。でもやりたい。教えて。僕が兄さんとどんな風に過ごしたのか。」

これはきっと他愛ない遊び。
でも、ナナリーとの記憶を僕に塗り替えられるような気がして嬉しかった。


「よし。じゃあ、まず貝の採り方からだな。よく聞け5歳ロロ。」

兄さんは僕を抱きしめていた腕を緩めると人差し指を立てて先生のように言った。

僕は小さい子のようにコクコクうなずく。


「まずやみくもに探しても貝は見つからない。
貝は呼吸するからな、まずは目でしっかりと見てぶつぶつとした空気穴が砂にたくさん空いている所を探すんだ。」

言われたとおり波越しに透けて見える細かい砂を見て歩く。その後を兄さんもついてきてくれる。

あった!砂の中に小さいつぶつぶの穴がたくさん開いている。

「えっと・・・。ここかな、兄さん?」

「そう、ちゃんと見つけたじゃないか。えらいぞロロ。じゃあ、掘ってみろ。」

「うん!」

砂をそっと掘ると小さな硬い手ごたえがあり、それは捜し求めた貝だった。

「やった!!見つけたよ兄さん!!!」

「良かったな。貝は一箇所に固まる習性がある。その辺りをもっと探してごらん。」

「うん!・・・わぁ!!一つ、二つ、まだまだあるよ!!兄さんの言うとおりだ!!!」




ずっと冷めた心で生きてきた僕。
自分の命を切り売りして響団に居場所を求めるしかなかった僕。

それなのに、こんな事が凄く嬉しい。
すごく、すごく、すごく嬉しい。それはきっとこの人と一緒だから。

今僕は5歳で7歳の兄さんと一緒にいるんだ。
教団も任務も関係ない。優しい世界でこの人とただ二人。

楽しい。嬉しい。涙が出そうなほど。
幸せと言う心を教えてくれたこの人のことが好きでたまらない。
きっと僕はこの人のためなら何でも出来る。命すら捧げることが出来るだろう。

でもどうか・・・どうか記憶が戻りませんように。
ずっと僕の、僕だけの優しい兄さんのままでいてくれますように。
一日でも長くこの人と一緒にいられますように・・・・・・・。



一緒に仲良く貝捕りをした後は、服に着替えて調理にかかる事になった。

黒いナイトメアに僕と兄さんの水着が干してあり、パタパタとはためくのが何とも言いようのない違和感をかもし出すが、兄さんがそうしろと言うのだから仕方ない。

「ところで調理ってどうするの?火は起こさないの?貝は?」


「貝は明日の朝食に使う。一晩砂抜きしないと食べられたもんじゃない。これは重要事項だから覚えておけよ。あ、でもロロは5歳だから無理か。」

「ううん。賢い5歳だからもう覚えたよ♪」

そう言うと兄さんはふきだした。何かおかしかったかな?僕。



「今日の昼食は目玉焼きだけだ。でも、他では食べられない最高の目玉焼きを食べさせてやる。」

兄さんは、貝捕りの前に作った小人のプールのような海水を貯めていたレジャーシートの所に行った。
でもこの暑さで海水はすっかり乾いて無くなって、白い粒が残るのみだ。

「あ!そうか!!兄さんこうやって塩を作っていたんだね?」

「正解だ、ロロはえらいな。本当はソイソースが欲しい所だが、天然塩というのもなかなかいけるぞ。」

「うんうん。楽しみ!!!・・・・・・だけど目玉焼きはどうするの?僕、たきぎを集めてこようか?」

「いや、いい。火は使わない。火を炊くのはもっと夜になってからだ。卵を持ってついてこい。」


言われるままに大量の卵を持ってついていくと、そこはさっきのナイトメアの前だった。

ナイトメアで調理する。兄さんは確かそういっていた。


「ふっ・・・。思ったとおりだ。計算は完璧だ!ふはははは!ついにこのときがやってきたのだ!!!」

は?一体何事?

首をかしげていると、兄さんは砂浜に開いたままの形で置かれていたナイトメアの手のひらに卵をポトンと割り落とした。

その瞬間、じゅ・・という音がして、黄身だけ半熟の小さな目玉焼きが出来上がった。

「え・・・・・・。黒のナイトメアが良いって言ってたのはもしかして・・・。」

「その通り。黒は最も日光を吸収する色!!この炎天下にさらして置けば、温度が上がり続け、小さなかもめの卵ぐらい簡単に焼ける。
ふふ・・・。やれる!やれるじゃないか、あーはっはっは!!」

・・・兄さんが壊れた・・・・・・。どうしよう。溺れた時の後遺症かな?

でもどうしようもなさそうなので、僕も兄さんにしたがって小さな卵をナイトメアの手のひらにポトン、ポトンと落としていった。そのたびに小さくじゅ・・・という音がして目玉焼きが出来上がる。

あれ、どうしよう。楽しいかも。結局僕も笑い転げながら30個の卵を目玉焼きにして天然塩で食べた。(ちなみにナイトメアの手のひらはあらかじめ兄さんが 拭いていたみたい。)
普段手の込んだ料理ばかり作る兄さんがこんなワイルドな料理をするなんてビックリだけど、なんか兄さんの新しい一面をかいまみたようで、それもとても嬉しい。

兄さんと食べる目玉焼きはすごくすごくおいしくて、楽しくて、きっと僕はこの日を一生忘れないだろう。



            その6へ続く




今日は旦那が出張なので伸び伸び書けるぞー!!と思っていたら、娘が突然起きてきてビックリしました

対旦那ようにはいつもダミー画面の中に小さく窓を開いて何かあればワンクリックで全て消せるようにしているけど、画面もギアス関係のものをいっぱい開いていたので慌てました~

寝かしつけてまた作業再開しましたけど、ちょっとドキドキです!!
小4のくせに分厚いハリーポッターや中高向けの文庫本も軽く読む長女は私がなんかしてると興味しんしんでよってくるので油断なりません


車の上で目玉焼き、皆様はあこがれた事ありませんか?
私はあります。なので、黒いナイトメアを見るたびあれで目玉焼きを焼いてみたいなぁと妄想しておりました。
SSの中で夢がかなって幸せです♪♪(←アホですみません。)

ちなみに本当にそんなことが出来るのか調べてみましたが、出来るようです。
ただ、ちょっと暑い日ぐらいでは出来ないようです。
九州、沖縄などでは成功しているよですが、関西程度の暑さでは難しいようです。
なので、この無人島はわりと南の島だと思っておいて下さいね

気がつけばなが~~い文になってしまいました。
読みにくくなければいいけど・・・。

半分に切って載せようかと思ったけれど、まとめた方が良さそうなのでこのまま載せちゃいました。
下書きを使い切ったので、明日更新できるかは微妙ですが、書けたら書きたいです。

木曜日夜からまた主人の実家に帰らねばならないので金曜から日曜日まで、更新はありません。
もしかしたら何となくわかるかもしれませんが、主人の実家の方はちょっと今大変です。ちゃんと手伝わなくっちゃ。
ばててたら月曜日も更新して無いと思います


遊びに来てくださった方、ありがとうございます!!
拍手コメント・管理人宛コメント下さった方、お返事はこちらです♪








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無人島パラダイス その6
2008年08月24日 (日) | 編集 |
昼食をとった後はさすがに疲れたので木陰にシートを引いて少し休むことにした。

「疲れた?兄さん。」

「ああ少し。お前も疲れただろう?よく頑張ったな。」

「頑張ったのは兄さんだよ。僕なら大丈夫。兄さんと一緒だったから。」




無人島の木陰は風が通ると意外に涼しくて気持ちいい。
人工の音は何一つ聞こえず、鳥のさえずる声、木々の揺れる音だけが優しく響く。

そういえばこういところで過ごしたことって僕には無い。

遠い記憶の中の僕は薄汚れた子供だった。
何故だか親の記憶も無い。

お腹がすいて、でも食べるものも無くて、ああ僕死ぬんだな・・・と思ったとき、神様のようにきれいな、長い金の髪の少年が僕に言った。

「ねぇ、生きたい?」って。

生きるってことがどういうことかわからなかったけど、死にたくは無かった。

例えば親・・・。僕の記憶に親はいなかったけど、もしかしたら生きていて僕を探しているかもしれない。だから今死んだら会えなくなってしまう。

例えば兄弟。
もしかしたら一人ぐらいは僕にも兄弟がいて、優しくしてくれるかもしれない。

例えば友達。
僕に友達なんていなかったが、もし出来たらどんなに素敵だろう。

まだ僕には何も無い。こんなところで死ぬのは嫌だった。

「君には生きる理由があるんだね。」

優しく問いかけるその言葉に僕はうなずいた。そして僕はその人の道具となった。



気がついたら砂漠のような人界から離れた場所の要塞のようなコンクリートの箱の中にいた。
そこで僕は育った。
足首には常に鎖。
ギアスの力を持つ僕を大人たちは恐れた。

自室はかなり小さい頃から与えられたが、窓は無かった。
夜になると部屋は外から施錠された。
残るのは深い闇。

まだ小さかった僕は施錠のガチャンという音を聞くたび、いつも泣きたい気分になった。
僕は道具なのだ。
必要な時にだけ使われ、使い終わったら引き出しの中にしまわれて鍵をかけられるただの道具。

任務のたびにギアスを使った。
胸が痛くて苦しかった。
でもその痛みが何なのか、僕の体がどうなっているのか教えてくれる大人は居なかった。
道具にそんなことを知る必要は無いのだろう。

僕は「生きたい」とあの人に言った。

でも実際は心臓が動いているだけで、生きているとはいえなかった。
任務のことだけ考えろ。
厳しくそう教育された。

少し大きくなると様々の特権が与えられ、エリートとして扱われた。
思想教育が済んだ僕にもう鎖はつけられなかった。部屋も豪華になった。
任務は次々と成功し、大人達の僕を見る目は変わった。
自分でもかなり優秀だと思っていた。
でも、人間らしい心はもはやどこにも無かった。

誰を殺しても心にはさざなみ一つ立たなかった。
ギアスを持たない弱い人間を見下し、内心では冷たくあざ笑っていた。
僕は強くなった。
それでもやっぱりまだ道具のままだった。


今は・・・今はどうなんだろう。

兄さんのそばに常に居るのは任務。
そう、任務のはずだった。

普通任務には情など一切挟まない。
そんな事をしたら任務は遂行できない。

だから対象者に情をかけたことなど無かった。
そうしなければ唯一の居場所さえ無くしてしまうし、皇帝やV.Vの命令に従うことだけが正義なのだと幼い頃より教えられていた。

忠実な道具である僕は信頼されて、今回の難しい仕事に抜擢された。
そして今ここにいる。

兄さんの記憶が戻るのがいつなのか僕にはわからない。
明日かもしれないし、ずっと後かもしれない。

記憶が戻ったら僕は兄さんを殺すのだろうか。
殺せるのだろうか。

任務に忠実であるならゼロを殺さねばならない。記憶の戻った兄さんは今の兄さんとは全く別人。

別の記憶に基づいて判断する『ゼロ』になるのだから、かばったところで何の意味もない。
かばってみたところで、多分僕は彼に殺される。

記憶を書き換えられた兄さんは、何より誰より僕を大切にしてくれるけど、騙され続けたと知ったらきっとこの人は僕を許しはしない。
ゼロが非情な男だったということはブリタニアでは広く知られているが、僕だけが知っている情報もある。
彼はナナリーを心から愛していた。
偽者の僕に底のない愛情をくれるぐらい。

冷酷とされる彼の心は実は優しい。そして悲しいほど情深く、純粋な人だ。
全てが嘘だったなんて事が知れたらその分恨みは深いだろう。

それなのに僕は今日も兄弟ごっこをする。
僕を撫でるその手に銃を持ち、憎しみのこもった瞳で僕を見る日が来るかもしれないのに。

わかっていても手放せない。

その日一日きりの幸せを手に入れるためにすら命をかけてもかまわない。
唯一僕を人として扱ってくれ、愛情をくれたこの偽者の兄だけが僕にとっての神域なのだ。




「おい、ロロ・・・。ロロ・・・っ!!」

気がつくと兄さんが心配そうに見下ろしていた。
知らないうちに眠ってしまっていたようだ。
しかもいつのまにか兄さんに膝枕されている。

「・・・悲しい夢、見てたのか?」

言われて初めて自分が涙を流していたことに気がつく。

道具は涙を流すだろうか?

道具は笑うだろうか?

道具は誰かを大切に思うだろうか?


「・・・悲しい夢だったんだ。僕が本当は兄さんの弟じゃないって夢。怖い夢だった。」

そう、夢だったら良かったのに。

「バカな事を・・・。」

兄さんの瞳が切なげに揺れる。なんて綺麗な瞳。
偽者の僕を映してなお澄んで、宝石のよう。

その口から漏れるため息すら僕を魅了して止まない。

「お前は俺の弟だ。母さんのお腹が膨らんで、俺はお前が生まれるのを毎日楽しみにしていた。
お前が生まれるところを見たいってわがままを言って病院でこの目でお前が生まれるところを見た。
生まれたてのお前はサルみたいなクチャクチャの顔でハゲだったから凄くがっかりしたけど、目を開けたら俺と同じ色の瞳だった。懐かしいなあ・・・。」

兄さんがその宝石の瞳を細める。



・・・・・・・サルみたいなクチャクチャの顔でハゲでしたか僕は・・・。

出た涙が引っ込んだよ、兄さん。

この記憶だけ返却していい?ナナリー・・・・・。



「サルみたいなうえに、虫みたいにうごめいていて、ビックリしたけど、見慣れると可愛くって可愛くって。美人は三日で飽きるけど、ブスは・・・ってやつかな、見てても全然飽きなかったなあ。」

そう言って清々しく空を仰ぐ。

サルの次は虫ですか、兄さん・・・。
そのうえ『美人は三日で飽きるけど、ブスは・・・。』ってひどいよ兄さん。

そんなんだから18歳にもなって彼女のひとりも出来ないんだよ。(出来たら邪魔するけど)




「新生児の頃は抱くと首がぐらぐらで揺らすとがっくんがっくんするんだ。母さんに見つかってすぐ取り上げられたけど、隠れて何回も抱いたっけ。
いや、ちゃんと育って良かったよ。あ~、本当に良かった!!」


兄さん・・・・・・・・・・・・・もはや言葉も無いよ。

僕もたいがい不幸だけど、ナナリーはナナリーでピンチな日々を過ごしていたんだね。ほんのちょっとだけ同情するよ。




「母さんがの命令で、オムツは俺が換えてやってやってたんだぞ。感謝しろ!
一度真っ赤なウンコが出たことがあって慌てて医者にすっとんでいったら『昨日トマトの離乳食を食べませんでしたか?』って笑われたっけ。あははは。」


・・・・・・そういう思い出もナナリーに返却したい。




「もう十年以上前のことなのに、昨日のことみたいだ。
な、お前は俺の弟だろう?」


「・・・・・・うん。そうだね。」


嬉しそうに語る兄さんにそういうしかなかった。



「お前が生まれてきてくれて俺は嬉しいよ。
お前だけはずっと俺のそばに居てくれた。
どんな時もお前だけは。だから俺は父さんや母さんを失っても生きていけたんだ。」


兄さん・・・。

父を、母を、そしてあなたは知らないだろうけど、唯一肉親と呼べる妹さえ失ってるんだよ。
ごめんね。ごめんね。でも、僕がナナリーのかわりにずっとそばにいるから。
ナナリーよりも兄さんを愛していくから。
楽しい時だけじゃなくて、苦しい時も。兄さんのそばから誰も居なくなっても。世界中からいらないって言われても。


ナナリーを失ってもあなたは生きていける。僕がいれば生きていける。幸せに。

家では僕は掃除や洗濯をちゃんと分担しているし、料理の手伝いや買い物だってする。
そんな事、ナナリーには出来ない。

僕と兄さんはよく映画に行く。
「楽しかったね♪」って感想をいいながら笑いあう。

目の見えないナナリーに兄さんを楽しい気分にはさせられない。


兄さんは今誰一人味方のいない状況にいる。
ただ一人の親、そして親友にさえ裏切られ、だれも兄さんを想わない。

僕も敵側の人間には違いないが、最大限兄さんを守っている。
兄さんにとって不利と思われる極端な思考に偏った監視人は理由をつけて殺しておいた。
僕は僕なりのやり方であなたを守ってみせるよ。
味方を何人殺したって守ってみせる。

兄さんには僕の方がふさわしい。あんな妹、思い出してはいけない。
僕だけを見て。僕のことだけ考えて。
きっと僕は兄さんの本物の家族になってみせる。
どんな努力でもする。偽物の思い出話に心が引き絞られても笑ってみせる。



だからゼロにならないで。



                                   その7に続く

このお話にひづき様が1P漫画をつけてくださいました♪♪♪
すっごく嬉しくて飛び上がっちゃいました

うちは地味~~~なブログサイトですが、やっぱり絵があると華やかでウキウキしますね♪♪

無題mannga2


ありがとうございました!!!!!!!









今回はちょっとシリアス気味でしょうか?
全部バタバタしてるのもアレなので、ちょっと静かめにしてみました。
すみません

無人島もあと2~3回だと思います。もうしばらくお付き合いくださいね♪

ついでに拍手のお礼ページを作成してみましたが、うまくUPさせるため格闘中です。
文自体は、ロロの最後の別バージョンで以前書いたものですが、さすがにロロ、ルル、その後と書きすぎたのでしつこいかな?と思って出さなかったのです。でも折角書いたのでお礼文として使ってみようと思います。さて、うまくUPできるのでしょうか~

インスタントに飽きて結局こっそり夕食作っちゃいました旦那が出張に行ったので。
その後頭をひねりながら拍手お礼文UPを何とかしてみました。
・・・でも、自信ないです。
出来てなかったらどなたか親切な方、コメントからでも教えてください


出来てなかったようです
今日中には無理そうな・・・。どこがいけないんだろう?
マニュアル通りにやってるつもりなんだけど・・・

明日お礼文にするはずだったのを記事としてUPしてもいいのかも知れないけど、何だか悔しいです


貧血、だいぶマシになってきました。
昨日、今日と旦那が心配してちょこっとづつ昼間に帰って来ました。
そのたび慌ててますけど、やっぱり嬉しいな♪
早く全快しなくっちゃ!!!

・・・といいつつ、いない間に好きなサイトでの更新がけっこうあるので自分のはほったらかしてついぐるぐる回っちゃってます♪



ご心配おかけしているにもかかわらず、こんなに楽しく過ごしちゃってすみません



拍手コメントありがとうございました!!
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無人島パラダイス その7
2008年08月24日 (日) | 編集 |
夕食は木々になっている食べられる実と私物として持ってきていたおやつを食べた。
兄さんは食べられる実にやたら詳しく、感心させられる。

二人家族ごっこを続けていた僕はとうとう赤ちゃんの年齢まで戻り、一応拒否してみたが、結局あ~ん、て食べさせてもらった。
兄さんが僕の頭をひざに抱え、ゲラゲラ笑いながら食べさせてくれるので、本当に恥ずかしかったが、会長達の前であの衣装と小道具をまとってするのに比べたらだいぶマシだろう。
本当の家族になるためならどんな事でも耐えてみせる!!

・・・と言いたいところだが、実は楽しかった。
子供らしく扱われた事なんて一度も無かった僕だから、膝に抱かれて食べさせてもらった事なんてのも、もちろん一度も無い。
熱を出しても点滴でつながれるだけ。

兄さんは僕をさんざん甘やかしたが、さすがに普段はここまですることはない。
本当の年齢なんて分からないけれど、一応僕は16歳って事になっているし。

失った子供時代を追体験していくのは興味深かった。
どれも、僕には縁の無い事ばかり。
だから、戸惑い、喜び、そして静かに心に染みていく。
それは兄さんの心の底にあるナナリーとの記憶を塗り替えて、本物の兄弟として僕と昔から一緒にいたような甘ったるい感覚を与えてくれる。

膝に抱かれたまま見上げると、空には満天の星。
円形に近い月が優しい光を放って僕らを照らしてくれる。
それが本当に美しい。

量は少し物足りないけれど、ままごとみたいな楽しい食事。
星座の話なんかしながら、ゆったりと時が過ぎていく。
月明かりに照らされる兄さんは夜空より更に美しくて、幻想的ですらある。
屈託無く笑うその対象が、赤ちゃんになりきった僕と言うのがどうも微妙なシチュエーション だが、あんまり楽しそうなので、つい僕も笑って甘えてしまう。
兄さんとこんな時間が持てるなんて、夢みたいだ。
あのいつも僕を困らせるお祭り会長には感謝しなくちゃ。

どうしてるかな皆。
シャーリーさんもリヴァルさんも、いつも強気な会長も実はお人よしだから、僕らを探しているかな?
何だかそんな気がする。ごめんね、みんな。

あれ?僕が兄さん以外のことを思うなんて。
そんな事、今まで無かったのに。

心が満たされているせいかな?
幸せだとたくさんの人のことを思えるのかな?
このまま兄さんと兄弟でいられたら、僕の世界は変わるのかな?

ただ灰色でさざ波も立たないあの世界に、それはそれで満足していた時もあった。
僕は強くて、恐れられて、たくさんの命が僕のナイフ一つで消えていった。
壊していく行為は嫌いじゃなかった。
僕には何も無かったから、人々を無に還していく事に何の抵抗も無かった。
道具の僕には人の命は物に見えた。

人の体に血が通っていると気づいたのは兄さんと暮らし始めた頃。
不思議な感覚だった。

それでも兄さん以外は相変わらず物にしか見えなかったのに、ここに居ない人たちの事が急に命に見えてきた。

明日帰ったらちゃんと謝ろう。
それから、こんな素敵な時間をくれたことに対してお礼を言おう。


赤ちゃんごっこは・・・・・・・申し訳ないけど勘弁してください。
ちょっと出来ません。あの装備は僕の限界を超えています。
今日の楽しい思い出を壊したくないですし。

ああ、でも楽しい時間ももうすぐ終わり。
明日の朝にはここをたって戻らなきゃ。

ナイトメアもちゃんと元通り返して、水場で少し休んで、それから僕らはまた監視のある日常に戻る。

監視・・・。
あれ?監視?

げ。楽しすぎて忘れてた。

この旅行は僕が監視につくことで許可が下りたんだった・・・。

携帯は圏外だから、すぐに転送しなくちゃいけないってわけではないけれどけど、報告書一つ作成してないし、写真すら撮ってない。

ヤバイ。

そもそも全てがヤバイ。

『目を放した隙に、対象が溺れて呼吸が止まりました』

『一緒に軍のナイトメアを一台盗みました』

『昼食にはナイトメアの上でで卵焼きを作って美味しくいただきました。』

『夜ご飯は兄さんの膝に抱かれてあ~ん、って食べさせてもらいました



駄目だ・・・こんな報告書、書ける訳が無い。

ヴィレッタの青筋立てた鬼顔が目に浮かぶようだ。
それでなくても最近アホの子を見るような目で見られているのに、こんなの出したらますますアホだと思われる。

それに上司のクルルギ卿からまた減給される・・・のはどうでもいいけど、首になったら困る。



・・・よし!捏造だ!!
こんな時こそ捏造だ!!!
兄さんがよくやってるインチキレポートを思い出して頑張るぞ!



その8へ続く




今日も大人しく?安静にしております。
ああ、外に行きたい!!!
スーパーでいいから!!せめてコンビニに・・・・・・とうめいておりますが


昨日は拍手お礼ページを作ろうとして結局出来ませんでした。
おかしいなぁ・・・。出来てるはずなのに・・・。

拍手したらお礼文が出るかも?と書いていた時間帯に拍手してくださった方、申し訳ありませんでした
一応無人島が終わったらUPしようと思ってます。

無人島もそろそろ終わりです。
今日のUP分を見直している途中、めかりん様からメールを頂き、『メージュのだいちゅうによると、恋してたらしいけど。声優さんから見てもあの1年はハートが飛び交いそうな甘い日々だったと思われてました。』というタレこみを見てう~ん、声優さんもそう感じて演じていたんだ・・・と感心と言うか、納得してしまいました。
元々ロロがルルーシュに向ける感情は恋にも似た強烈な思慕の情だと思っていましたが、インタビューでさらっと言われると、何か説得力がありますね。
初恋はかなわないと言うけれど、ロロの場合はかなわなかったような、かなったような、微妙なラインです。
かなっても色々とちょっとまずいんでしょうが、それがロロの望みならかなえてあげたかったような気もします。
そこで今回UP前に、もっと甘々に出来ないか検討してみたのですが、よく考えたら私の書くルルーシュはいつもロロに甘々でしたので、2~3行足しただけに留まりました。
そこまでルルーシュの事が好きなら、せめて人工呼吸ぐらいさせてあげればよかったよ・・・。
でも、初恋はかなわないから美しいのかもしれませんね・・・。

・・・というUTの恋はあまり美しくないものが多い。
結婚寸前までいった人が実は他にもいたのですが、ある日そ奴がレンジでちんするお好み焼きをバカにしたのです。
当時それにうちの母と共に凝っていた私は「こんな奴とは結婚できない・・。」と色々画策して別れちゃいました♪
いや、もちろん、今の旦那の方が良いですよ♪
この旦那のためなら手作りのパンもケーキも焼いちゃいます♪←実は節約のためかもしれないけど。
今でもお好み焼きを見るとたまに思い出します。



こんな奴の書くSSなので、ロマンチックにはなりませんが、ロロには出来るだけ兄さんと優しい時間を過ごさせてあげたいですね♪



拍手、コメントくださってありがとうございます♪
もうすぐ無人島が終わりますので、もし読んでみたい話がありましたら声をかけてみてくださいね♪
もうロロが新たに出ないので、書いてみたい気はあっても、何を書こうか迷っています。
今回の話はリクエストしていただいたものですが、とても楽しく書けました♪
何かヒントをいただけると、お話って膨らむものですね♪♪



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無人島パラダイス その8
2008年08月24日 (日) | 編集 |
朝食を食べ、ナイトメアを片付けていると何とも言いようのない寂しさがこみ上げてきた。
兄さんと二人きりの時間はもう終わってしまうのだ。

いや、帰ったら帰ったらで僕は兄さんと二人で暮らしているわけだから二人で過ごす時間が終わってしまうわけじゃない。

では、何でこんなに寂しい気持ちになるのだろう。
こんな気持ちは知らない。
戻れば監視の目があるからとか、そういうのではないような気がする。

僕は報告書を書くため兄さんが眠った後もずっと起きていた。
書き終えた後もずっと。

兄さんの安らかな寝顔を見ていると、何故か胸が苦しくなって眠れなかった。

もしかしたら旅行の終わりがそのままいつか来る兄さんとの暮らしの終わりを思わせたのかもしれない。
寂しい。とても寂しい。
どうしてこのままではいけないのだろう。


どうしてただのルルーシュ・ランペルージではいけないのだろう。

高貴な血なんかいらない。
世界を手玉に取る頭脳もいらない。
持ち主を孤独に突き落とすという悪魔の瞳なんかいらない。

今のままの兄さんがいい。

紅茶のうんちくをとうとうと語って得意そうな兄さんや、会長に絡まれて渋い顔で着ぐるみ着ちゃったりする兄さんでいい。

えらそうなのに体育が苦手で、時々途方もなく抜けていて、それを僕に見られて赤面しちゃう兄さんでいい。


どうしてこういう形で出会ってしまったのだろう。
2年前の兄さんに出会いたかった。ゼロになる前の。
そうしたら、どうやってでもゼロになんかならせなかったのに。

今の兄さんはブリタニアを敵に回してしまった。
もう、こうなっては例え命をかけたとしても僕個人の力で出来る事はしれている。

でも、ゼロになる前なら・・・。

2年前、ただの学生の兄さんなら、拉致監禁してでも僕だけの兄さんでいてもらったのに。
さすがに拉致したら兄さんは怒るだろうけれど、心を尽くして話せばきっと許してくれる。
許してくれるなら毎日土下座したってかまわない。
1年でも2年でも一生でも兄さんが許してくれるよう大切に大切にする。
兄さんが寂しくないようにずっと側に居る。
全ての敵から守ってあげる。
全財産貢いで、ボロ雑巾になるまで兄さんのために働くよ。だから・・・。




「・・・ロロ?どうした?」

突然話しかけられてぎょっとする。
さすがに架空の兄さん拉致監禁計画をしてましたとは言えずににっこりと笑ってごまかしナイトメアの始末を続ける。

砂浜を歩いたためナイトメアの足はすっかり汚れてしまって今僕は兄さんと一緒に雑巾がけをしていた。

ああ、このまま帰らずにずっと兄さんとここで雑巾がけをしていたいよ。
兄さんと一緒だったら雑巾がけさえ楽しく感じるのに。
我ながら往生際が悪いと思いつつ、わざとゆっくり手を動かす。


兄さんは鍵を探し当てたのと同じように何故か隠し倉庫内の雑巾のありかも当たり前のように見つけた。備蓄用の水のありかも。

「使って大丈夫なの?」

と聞くと、

「ナイトメアはこのまま使われなくても型が古くなったら民間に払い下げるから念入りに調べるだろうが、どうせ期限の切れる備蓄の水や消耗品はチェックがゆるいから大丈夫だ。」

と言っていた。
なるほどそうかも。やっぱり兄さんは賢いなあ。
僕なんか、たったあれだけの量の捏造報告書に四苦八苦してたというのに。

兄さんが眠ってから僕はこっそり報告書を書いた。
それは以下の内容である。
今まで任務に忠実だった僕は、兄さんに不利となことをスルーして書かなかったということはあるけれど、全くの捏造というのは今回が初めてで結構緊張した。



8月13日
会長のクルーザーで無人島に無事到着。
バーベキューやスイカ割をした後海水浴を楽しむ。
夕食後花火。会長達と明日のミーティングをしてる最中トラブル発生。
対象と別行動をとらざるおえない恐れがあるため翌日対象と二人で行動できるよう画策。

写真は対象に怪しまれないようあえてとらなかったが、後日生徒会で撮った写真を添付予定。
了承されたし。

記憶が戻ったと思われる行動は本日も無し。



8月14日

早朝、やむおえない事情により対象と共にキャンプを離脱。
監視員が僕のみとなるので、いっそうの注意を持って対象を見張る事とする。

無人島ということで危険な野生動物との遭遇を常に警戒する。
水場に行く途中、野生動物により対象に危険が迫ったため、これを排除。
その際ギアスを一度使用だけ使用。
対象はそのことに気づいた気配なし。

水場にて食料を確保。
監視員として対象の体調に常に気を配るも対象の体力不足により熱射病を起こし数刻意識を失う。
緊急時のマニュアルに従い介抱。事なきを得る。
昼食を済ました後、生徒会の追跡を免れるため移動。


途中ブリタニアの隠し倉庫と思われる場所を発見。
対象が興味を持たぬよう他の事で気をひいて素通りする。

対象に変化無し。


海に出て食糧確保。
かもめの宿営地を発見したため卵を強奪し、これをもって昼食とする。
その後海に出て食料確保。大量の貝を捕獲。
対象は意外に生活力がありました。

夕食は木の実と持参した菓子で補う。
対象に変化無し。体調も良好。
弟らしく和やかに会話する。
話題に思想的偏りは無し。
今後のブリタニアの経済動向と現総督の統制についてお互い意見を述べ合う。
有意義で知的な時間をすごし、何事も無く就寝。

対象に危険がないよう徹夜で見張る。
特に危険無し。




・・・こんなもんでどうだろう?
今日の報告書は帰ってから書けばいいとして、問題は添付写真だ。
あれから写真は色々撮った。
普通に二人で撮った楽しそうな写真のほかにギアスをかけて撮った写真も数枚ある。
何となく撮ってしまった髪をぼさぼさにして眠ってる兄さんの写真もある。

けれど、これを機情に全公開するのは惜しい気がする。
なんたって初めての・・・そして、機情に見張られない二人だけの家族旅行だもの。
本当はいつまでもここでこうして兄さんと過ごしたいけれど、そうできないならせめて・・・・・・せめて思い出を汚されたくない。

・・・よし!捏造ついでだ!!

僕はカメラからデータを取り出し、新しいメモリーをセットし直すとそのままボチャンと雑巾を洗うためのバケツに突っ込んだ。
そして10数えてから引き上げる。

うん、これで証拠隠滅だ♪♪♪



後で報告書に

『無人島での生活と徹夜のために極度に疲労。誤ってカメラを川に落とす。
後で拾い上げるもカメラ起動せず。新しいカメラの用意を願いたし。』

・・・と付け足した事は言うまでもない。



                               その9に続く(多分最終話です。)



今回のネタの一部になっている盤上のギアスロロエンドです。
ロロ・・・これでいいの・・・?

と思いつつ、奴ならやりかねない!!と納得してしまうUTでした
19話では画期的成長を見せてよかったね~♪♪♪





新しいリンクのお知らせです♪

Cappuccino Kiss のひづき様です♪

 ロロによろめいた人妻仲間がまた一人増えました♪♪

サイトは獄ツナを愛でるためのサイトですが、頂いたコメントのロロへの愛があまりのすばらしすぎてリンクをお願いしました♪
元ネタがわからないUTですが、イラストがすごく可愛かったです☆
獄ツナがわかる方、遊びに行ってくださいね♪SSもあるようです♪

気まぐれ気まま日記は ↑ の方のブログです。ギアス記事は2つのみですが、今後増えると嬉しいです♪

土日は家族と過ごすので多分更新はありません。
前は夜中に起きてでも更新していたけれど、流石に安静の身なので

でも、何も書かないのも寂しいのでちょっと面白いものを見つけたので簡単にご紹介するかもしれません


読んで下さった皆様、コメントくださった皆様ありがとうございます♪
返信はこちらから









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無人島パラダイス その9
2008年08月23日 (土) | 編集 |
「ロロ、お茶入れてン♪」

「はい。ミレイお嬢様、すぐにお持ちします。」



「ロロ、りんご食べたいなぁ~

「はい、シャーリーお嬢様、今むきますので少々お待ちを。」



「ロロ、そこの書類、片付けといて。」

「はい。リヴァルお坊ちゃま。これでよろしいでしょうか?」




・・・・・・・何をしてるかって?

メイドだよ。メイド。

家族ごっこを恐れて出奔した僕らを会長達はかなり心配してくれた。
まぁ無理も無い。

体力の無いどうみてもサバイバルには向かない兄さんと、常に兄さんに守られている(と思われている)僕という面子では心配するなと言っても無理なのだろう。

せめて食料ぐらい持っていけと、涙ぐまれて怒られた。

兄さんは「ロロに変なことさせようとするからです。」としれっとしていたけれど、何だか僕の方がいたたまれなくなってつい、

「僕に出来る事ならお詫びに何でもします。」

と勢いで言ってしまったのだ。


は、しまった!!あのとんでもない衣装を着せられる!!・・・と思ったけど一応それは勘弁してくれて
一週間学生服(いつもの男子用ですよ)に白いエプロンとメイド帽をかぶって生徒会の面々にお仕えする事で話はまとまった。

「な、何でロロがそんな事を!!ロロは悪くないのにっっ!!!」と雄たけんでいる兄さんを制止してメイドをやってやろうと思ったのは自分でも不思議だ。

でも、無人島で楽しく過ごせた夢のような二日間と引き換えなら、1週間メイドをやることぐらい、何という事も無い。

それに学生服に白いエプロンというのは別に違和感はない。

家で使ってる兄さん手縫いの可愛すぎるフリフリエプロンを初めてつけたときの「うっ・・・!!」というなんとも形容しがたい衝撃を乗り越えて「あ、僕意外に似合ってるかも~♪」ともはややけくそに近い心境に至ってる僕である。
フリルはあるもののわりとシンプルなそのエプロンを手渡された時はホッとすらした。

メイド帽も猫耳よりはややマシだと個人的には思う。

ただ・・・・・・。


「ロロ、私にもお茶のおかわりだ。」


・・・・・・・なんでこの人がいる?
いや、この人たちがいる?

嫌がらせか


そこにはヴィレッタ先生と高等部の先生達がずらっと座っていた。
全員、機情のメンバーだ。

「先生方、ずいぶんお暇なんですね。」
(こんなところにお茶のみに来やがって、任務はどうしたんだっ!!)

「いや、暇なわけではないが、ルルーシュの単位がどの教科もギリギリなんでこうやって皆でルルーシュの保護者のミレイ会長のところに相談に来たのだ。ルルーシュのご両親はすでに他界されてるからな。」
(嘘付け!!このタイミングでそんな訳無いだろ!!!早く帰れ!!)



どうも、監視カメラで僕がメイドをやってるのを知ったヴィレッタ先生とその他先生役の工作員が興味本位で見に来たらしい。何て迷惑な。

・・・まあ、暇だからなぁ、この任務。
というか、単調で毎日毎日同じ事の繰り返し。

日常というものに縁が無かった僕には毎日が新鮮で楽しくてたまらないけれど、他の監視員達はそうではないみたいだ。

にしても、総出でやってくることないだろう・・・・・・・。
僕も何と言うか・・・アレだが、こやつらもっとたちが悪い。



「ロロ君、お茶。」

「はい、どうぞ!!!」

やや乱暴にぐつぐつ煮え立つ茶を置く。あああ、なんで僕がこいつらにまでお仕えしなきゃならないんだ!!
お前らなんて水道のぬるくてクソまずい水で十分なんだよ!!
後で100回殺す・・・・・・。


「ロロ、クッキーが焼けたぞ・・・・・・あれ?ヴィレッタ先生達・・・。何で・・・。」



扉を開けて入ってきた兄さんも僕と同じくメイド姿だった。

「ロロだけをそんなつらい目にあわせるなんてことは俺には出来ない!!!」

・・・と勝手に盛り上がって頼んでもいないのに申し出たのだ。

エプロンは兄さんの体の一部のようになじんでるが、メイド帽は間抜けっぽくってちょっと痛すぎる。
クールな美形なのでなおさら痛い。
ごめんね兄さん。
兄さんにまでメイドをやらすはめになっちゃって・・・。






夜中にこっそりクラブハウスを抜け出して機情の定例会に出席するため司令部に行くと、かつてない盛り上がりだった。
もちろん話題は僕のメイドとしての働きぶりについてだった。(任務はどうした!)
それだけでもカチーンときたが、お茶を請求されて更にカチンと来る。
僕はお茶汲みをするためにこの任務についたわけではない。

あつかましく茶を請求する同僚にはにっこりと微笑んで頭からコップの水をかけてやった。
ザマアミロ。

「あ~あ、せっかく他の工作員達と仲良くなれるチャンスを作ってやったのに・・・。」

とヴィレッタ先生がため息をついて言うが、それこそ迷惑極まりない。

兄さん手作りのクッキー、みんなして全部むさぼり食いやがって。
許せん。

あの日は僕の大好きなホワイトチョコサンドクッキー だったのに。
メイドをして疲れている僕(とその他生徒会メンバー)のために作ってくれたクッキーだったのに。
とっても楽しみにしていたのに。



「お客様にお出ししなさい。」とミレイ会長に言われ、僕は結局一つも食べれなかった。
ああ、兄さんの手作りクッキーがこんなやつらにガツガツと食われていくのをただ呆然と見るしかなかった僕の絶望がわかるだろうか?

怒りに燃える僕の袖をヴィレッタ先生が引いて、僕にだけ聞こえる声でささやいた。


「・・・あの報告書、不審な点があるのだが、黙っていて欲しいか・・・?」






「ロロ、お茶!」

「はい、ただいまっ!!」


「ロロ君、こっちも。」

「わかりましたっ!!」




そんなわけで昼は生徒会で、それ以外では機情でも一週間使われる身となってしまった。(メイド服ではないが)


おかしいな。完璧な捏造報告書だったと思うんだけど。
ヴィレッタを暗殺しようかとも考えたけれど、ヴィレッタを暗殺したらもっとランクの高い狡猾な上司が代わりにやってくるかもしれない。
それは避けたかった。



夢の二日間に払った代償はとてつもなく高かった。

でももしまたチャンスがあったなら、どんな代償を払ってもまた行くのだろう。僕は。




END

長い間ありがとうございました!!
書いていて楽しい話で、その間はまだロロが生きているような、そんな錯覚におそわれました

R2も間もなく終わり。
ナナリーの「私は敵」発言に打ちのめされました。監督鬼過ぎ!!ナナリーはあんな子じゃないやい!!嘘を見抜ける子なのにシュナの悪辣な嘘にも全てをかけて今まで守ってくれたお兄様の嘘にもコロッと引っかかって・・・。

ルルロロに続いて3番目に好きなキャラだったので衝撃が強すぎました
ロロ退場以来は何があっても大丈夫だと思ったんだけど・・・。

フレイヤも迷いに迷って涙と共に1発だけ撃つならともかく、涙一つなく連射ですか(しかも玉切れになるまで打ち続けるの?)

更に、最愛の兄を撃ち殺した後はナナリーが皇帝になる事になっているらしい。

ロロは「お前なんか大嫌い!何度も殺そうとした!」と言われても自分の中のあの1年間の愛を信じて命がけでルルを助けて満足して死んでいった。

シャーリーもユフィもルルーシュの罪を知りながら力の限り助けようとし、命尽きるまでルルの名前(シャーリーはルルの味方のロロの名前すら)出さなかった。

一期のシャーリーはルルの罪を知って銃を向け殺そうとしたけれどものすごく動揺して取り乱して、それでも「私も一緒に死んであげるから・・・。」と言っていた。
お兄様を殺すなら少しは動揺して欲しかった。
一瞬でも自分のために体を張ってきたルルを思い出してあげて欲しかった。

それなのに・・・。
ナナリーがひどいと言う気は実はもう無いんです。
ひどいのはナナリーとういう一期から大切に暖めてきたキャラに対する扱いです。
ロロ、シャーリー、ユフィに比べて扱いが可哀相過ぎる。

嘘を見抜けない目と足の不自由なだけの、愛情を与えられるだけの可哀相なキャラだったら今回シュナイゼルにコロッと騙されても仕方がないけれど、そうではなかったのに。

最終回までにナナリーにも救いがあることを願ってやみません。

もしかして一期でコーネリアとユフィが気持ちをすれ違わせたままユフィが死んでしまったのをなぞっている?
ルルーシュは死にそうだけど・・・。

コーネリアも可哀相でした。
捕虜の身から逃れたとき、シュナイゼルの顔を見て嬉しそうに駆け寄っていったのを思い出すと、いたたまれません。

シュナイゼルは表向き誰にでも優しくて尊敬される振る舞いをしていたけれど、その裏では世界の誰にも興味が無かったのかな?
だからどんな素性の誰にでも優しくできるし、反対にいらなくなったら実の妹でも笑顔で切り捨てられる。

恵まれた育ちに見えるシュナイゼルですが、この人も本当の愛を知らない可哀相な人なのかも知れません。
多分皇帝からも愛された記憶がなさそうだし、表面上の綺麗に見せるための愛しか知らない気がする。そう考えたら皇帝って本当に罪深いですね。





皇帝といえば先日ナビを調べていたら若本皇帝の声で案内してくれるナビが何と発売されていました。

もしかしたら皆さん知っていて、今更だったらごめんなさいね

リンクから音声サンプルを押すと若本皇帝、その他の声が聞けます。



You tubeで実際使った人の画像が上がっていました。
・・・・・・皇帝のナビは凄かったです。

ルルーシュと対決させたいぐらいでした。
ギアス番町といい勝負です。




でも、私はロロの声でナビして欲しいですね♪
あのカワユイ声で優しく案内して欲しいし、間違ったら怒られたい♪♪
こう考えるのって私だけじゃないですよね~



拍手、コメントありがとうございます!
ナナリーショックで少し落ち込んでますが、今日も皆様とロロのお話が出来て嬉しいです!

お返事はこちらから



























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見守っているよ
2008年08月22日 (金) | 編集 |
気がついたら体がふわふわ浮いていた。

すぐ下で、兄さんが僕の体を抱えて豪泣きしていた。
ああ、僕死んじゃったのか・・・。

死は覚悟しての行動だった。
僕は失敗作。
ギアスを使い続ける限り、いつ死んでもおかしくない体だった。

僕の任務は常にギアスを使うことを要求される。
ほんの幼い頃からそうやって使われてきた。

仕事のたび心臓が痛くて苦しかった。でも、だれもいたわってなどくれなかった。
僕は道具。
使えなくなれば捨てられるだけの道具。

それでも任務に成功し続けている間は居場所だけはあったから僕はそこにいた。
僕みたいな化け物の子供の居場所が響団以外のどこにあったろう。

心臓の痛みと、人の命を奪う痛みに耐えるうち、僕はいつしか無表情な心のない子供となっていった。
自分の命にさえ関心のないただの道具に。

そんな僕を人間に戻してくれた兄さん。
化け物の僕をただ、ただ無償の愛で可愛がってくれた兄さん。
最後までギアスを使うなと叫んでくれた兄さん。

僕は後悔なんかしてないよ。兄さんを守りきれたんだから。
でも、そんな風に悲しげに泣かれると心が痛む。

約束したでしょ、ずっとそばに居るって。
その瞳に僕が映らないのは残念だけど、僕はずっと兄さんのそばに居るよ。

あ?あれ?何をしているの?土なんか掘って。
兄さんの白魚の指が台無しだよ。
僕のお墓を作っているの?
いいよそんなの。
自分の墓なんて、とっくに諦めた身だもの。
パソコンより重いものを持ったことのない兄さんなのに、疲れちゃうよ?

ねえ、泣きながら墓を掘らないで。
僕も悲しくなっちゃうよ。

ずっとそばに居てあげるっていったのに、守るって言ったのにごめんね。
せめて僕がちゃんと兄さんを見守っている事を伝えたかったけれど、今はもう、そのすべはなかった。
手を伸ばしてもすり抜けるばかり。
声を張り上げても兄さんには届かない。





「ローロっ♪」

唐突に後ろから肩を叩かれた。
聞き覚えのある高い声に振り返るとオレンジ色の髪をした少女が僕と同じようにふわふわと浮かんでいた。

「シャーリーさん!!」

その少女は生きていた時と同じようにニコニコと僕を見つめていた。

「ありがとう、ロロ!ルルを守ってくれて。」

ありがとう?僕は・・・僕は、この人を殺したのに。

まだまだ生きたかったはずのこの人を・・・兄さんを守って一緒に戦いたいと言ったこの人を僕は殺したのだ。

「あの・・・僕を恨んでないんですか・・・?」

そう言うと少女は片目をつむり、笑って言った。

「恨んでるわよロロ~。うらめしや~~~!!

あなたってば後ろからキックしてもパンチしても全然気がつかないし、本当、困ったわよ。
でもね、ルルが好きって言葉が本当で私は嬉しいの。
黒の騎士団までルルを裏切って悲しかったけど、ロロだけは全てを許してルルの味方でいてくれたでしょ?

あなたってけっこう嘘つきだけど、それだけは本当だった。だからもういいのよ。」

「本当に?」

「うん。だって私はルルが大好きなんだもの。

だから、ルルが好きなあなたも大好きだし、あなたがルルのそばにいてくれて嬉しかったの。」

この少女は不思議な事を言う。
兄さんが好きなら、兄さんが好きだと思っている相手は邪魔者でしかないとは思わないのか。

「僕でよかったの?兄さんのすぐそばに君じゃなくて僕が居て、憎いと思わなかったの?」

「そりゃいきなり殺されちゃったから、少しは憎いわよ。でも、それ以上に、ルルが一人ぼっちなのを見るのは嫌なの。大好きなの、ルルが。」

そうか・・・そんな愛しかたもあるんだ。
相手の幸せだけを考える。そんな深い愛が。

僕はずっと兄さんのそばに居てあげようと思っていた。だから他の人間は邪魔でしかなかった。
僕と兄さんの間を裂いてしまうような気がして怖かった。

でも、あんなに嘆いている兄さんのそばにもう誰も残っていない。
シャーリーさんは僕が殺し、ナナリーももういない。

ナナリーは直接僕が殺したわけではないが、僕は彼女の死を願った。
死んでくれてホッとした。
兄さんが傷ついてもかまわないと思った。
傷ついた兄さんは簡単に僕だけのものになりそうで、喜びさえ感じた。

僕の愛し方とシャーリーさんの愛し方の何と違いのあることか。




「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・。」

それだけ言うのが精一杯だった。

「いいって言ってるでしょ?ほら、泣かないの!!」

シャ-リーさんは、そう言って僕を優しく抱きしめてくれた。
僕も彼女をぎゅっと抱きしめた。

もし僕が彼女を殺さなくて・・・彼女が僕の義姉になっていたら、僕は優しい兄さんと姉さんを手に入れたことになったのだろうか。

ナナリーが帰ってきたら、可愛い妹まで手に入れることが出来たのだろうか。


「そうですよ、お兄様。」

長いふわふわの髪の少女が唐突に現れてにっこりと笑う。

「ナナリー!!」

「今からでも、妹にしていただけませんか?そして一緒にお兄様の話をしましょうよ。」

「え・・・あのその・・・僕は君を・・・・・・。」

「だめですか?」

元々は盲目の少女だったというナナリーの瞳は今はぱっちり開いて、うるうるしている。

あ・・・ちょっと可愛いかも・・・。こんなふうにすがられたら。

なるほど、兄さんがナナリーに弱いはずだ。
そしてそのポジションに僕が成り代わっていたら腹が立つのもわかる。

「あの・・・僕でよければ・・・。兄さんみたいな万能な兄にはなれないかもしれないけど。」

おずおずとそう言うとナナリーは「うれしいっ!!」と言って僕に抱きついてきた。

さすがあの兄の妹。抱きつくのが好きだな~。僕も好きだけど(兄限定で)

腕の中のナナリーは柔らかくて、でもとっても華奢で髪からはふわりといい香りがした。
僕の妹・・・。

僕の腕は兄さんを抱きしめるためにだけあると思っていたけれど、姉に続いて僕は妹を抱きしめていた。



「もう一人、お忘れですわ、ロロさん。」

そこにはピンクのふわふわの髪をした、皇女様が浮かんでいた。

「君は兄さんにギアスをかけられて殺された、ユーフェミア皇女様?」

そういうと、ナナリーに面影が良く似たその少女は大きな瞳をまん丸にした。

「違いますわ!ルルーシュは私と行政特区を作る気だったの。でもギアスが暴走してしまって・・・。
ルルーシュにはそんなつもりはなかったの。
私を殺したのだって、これ以上私に日本人を殺させるわけにはいかなかったからなの。
ね、ロロさんはわかって下さるでしょ?」

「う、うん。」

無線を通して聞こえてきたシュナイゼルたちの声。でも、やっぱり兄さんの真実は違った。

「それと、もう一つ違うことがありますわ。わたくしは皇位はもう返上したのです。だからルルーシュの妹のただのユフィですわ。

そして、あなたの・・・・。あら困ったわ。私たち同じ年ね。でも私のほうがすこぅし上みたいだから私がお姉さまでいい?」

「は・・はい。」

またもう一人姉が出来たようだ。そしてあの兄の妹だけあってこの姉もためらいなく抱きついて僕の頬にキスを送ってくる。



「あ、大変!!皆来て!!!」

シャーリーさんが突然大声を上げる。

見ると兄さんが僕のナイフの切っ先を胸に当てている。

駄目!!駄目だよ兄さん!!!
それは兄さんを守るために持っていたんだよ!!
兄さんを殺すためじゃない!!


叫べどもその声は届かない。

「私たちが力を貸すから、お願いロロ、ルルを止めてっ!!!」


みんなの願いは唯一つ。兄さんに幸せに生きてもらう事。

「、駄目だよ!!兄さん・・・!!」


その強い思いが奇跡を起こしたのだろう。
兄さんが不思議そうに振り返った。

そしてナイフが下ろされた。
良かった・・・本当に良かった。

もてる限りの力を使ったのか、ふわふわと浮いていた僕らは地面にへなへなと落ちて肩で息をした。
もう死んでるのに、そういうところだけは生身みたいな感覚があって不思議だ。


それでもホッとした気分でいると、兄さんがまたナイフを持ちなおす。
え、ウソ!?
思い直してくれたんじゃないの?

止める間もなかった。

でも、ナイフは兄さんの胸を貫かず、その髪を一房切っただけだった。
そして兄さんは手帳の白紙を破り、それを包んだ。


「もう、戦わなくていいんだ。これをかわりに持っていけ。ロロ。」

兄さんは包みを僕の制服の隠しポケットにそっと入れ、ボタンをかけなおしてくれた。
それから僕の髪を一房切り落とすと同じようにして兄さんの胸に大切にしまってくれた。

僕は胸がいっぱいになった。

「何度もお前を殺そうとした。お前なんか大嫌いだ!!」

僕に向かってそう叫んだ人。
心が痛くて引き裂かれそうだった。
それでも僕は兄さんが大好きで、僕の全てだった。



「いいなあ・・・。ロロは本当に愛されていたのね。」

シャーリーさんが、羨ましそうに言う。


「本当に。お兄様はロマンチストだから、ああやったらずっとロロお兄様と繋がっていられるとおもってらっしゃるのよ。うふふ。」

ナナリーが鈴を転がすような声で可愛らしく笑う。


「ルルーシュらしいわね。でも、何だかすっきりした顔になったみたい。ロロさんパワーはすごいですわ。
ルルーシュは、一人じゃないのね。いつまでもロロさんと一緒に生きていくのね。」

ユーフェミアも嬉しそう。

皆本当に兄さんが好きなんだね。
僕も本当に大好きだよ、兄さんが。

そして、兄さんを信じて心から大好きでいてくれる皆が。僕の姉たち、妹が。

皆、温かい心を持っているね。
さすが兄さんの姉妹(と嫁候補)たちだよ。良かったね兄さん。


黒の騎士団はともかく、ナナリーもシャーリーも僕も本当の意味ではちっとも失ってないんだよ兄さん。
だから悲しむことなんかないんだ。

その気持ちが伝わったのか兄さんは優しい微笑を浮かべて僕の墓の前でたたずんだ。


「ありがとうロロ。お前が繋いだこの命
俺にはまだなさねばならないことがあったんだよな。俺には。」


そうそう。兄さんは幸せに生きてね僕らの分まで。
みんなそれを願っているよ。心から。

他の皆もホッとしたように涙ぐんでいる。
生きる気になってくれて嬉しいよ。
ずっと一緒にいるからね。僕らはずっと一緒。

だから僕はもう泣かない。
そう思って涙をぬぐった。そのとたん、




「シャルル・ジ・ブリタニアよ。我が父よ。俺の地獄の道行きにはお前も一緒に来てもらう!!」



「は?」

何今の言葉。僕の空耳!?

見回すと他の皆も唖然としてる。

まだやるの!!せっかくただのルルーシュに戻って幸せに生きれるチャンスだったのに。

・・・・・・というか、地獄の道行きには僕がお供するよ。あんなおっさんに僕の兄さんを取られるなんて嫌だよ。論外だよ。



思いはみんな一緒だったらしく、みんな大きなため息をつく。

「まったくルルはもう・・・。」

「お兄様ったら・・・。」

「ちょっとルルーシュ・・・。」


僕らは夕日を前にかっこつけてたたずんでる兄に向かって声をそろえて叫んだ。



「ばかぁ~~~~!!!!」


その声が我が兄に届いたかどうかは定かではない。








すみません、すみません、あの19話をこんな話にしてしまって

でもね、あの場に皆が居たら、こう叫んでるような気がするんです。
この場にいるみんなが望むのはルルーシュの幸せだけ。


その心の奥底には確かな愛があったでしょうが、それでも騙され利用されて「何度も殺そうとした。お前なんか大嫌いなんだよ。」とルルーシュに叫ばれたロロ。

ルルーシュに父親を殺され、巻き込まれる形でロロに殺されたシャーリー。

ルルーシュが東京に攻め込んだことがきっかけとなって訳もわからないまま短い生涯を終えたナナリー。(個人的にはまだ生きてるとしつこく思っているけど)

ルルのギアスが暴走したため守ろうとした日本人を虐殺する事になり、ルル本人の手で命を奪われたユーフェミア。

みんな、みんな、ルルーシュをうらんでもいいはずだけど、ロロはもちろん、彼女たち3人がルルーシュを恨む姿なんて想像も出来なかった。


彼女たちはルルーシュを深く愛し、包んでいました。
いまもきっと変わらないことでしょう。
きっと彼女たちはロロの事も愛し、その愛で包んでくれると思う。
だって、思いは一緒なんだもの。

今ロロは優しい彼女たちと一緒に、ルルをハラハラしながら見守っているよな気がします。

ギアスの終わりがどこに向かっているのか私にはわかりませんが、どうぞルルに優しい終わり方でありますように。


土日は家にいませんので更新はありません。
月曜日にまた20話の感想を書くと思います。(多分)
ロロが冒頭出てくる(兄さんが墓を作るシーンがある)という噂があるので少し期待しています。

宿題はやってなかった約10日分、昨日ほぼ終わりました。(出かけてる間もあんまり出来なかったので)
長女はあと月の観察だけ雨続きだったので残っています

二人とも担任の先生が厳しいタイプなので必死にやってました♪
追い詰められるとすごい集中力ですね。
思ったより早くてよかった~!!!土日出かけなきゃいけないから宿題やる暇ないし、どーなることかと思いました。

私は夜九時に寝て朝5時に起きたのですっきりしました。ちょっと頭痛がしていたのですが治りました♪♪
こちらは昨日今日は特に寒く、外に行くと薄手の長袖を着ても寒い!!って感じだから軽くかぜひいてたかも?




読んでくださった方、拍手、コメントくださった方ありがとうございます!

コメント欄に下さったコメントは、同じ欄にお返事書いてます。
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リアル生活が大変な事に・・・
2008年08月21日 (木) | 編集 |
ロロのことで悲しみにくれて気がつけばけっこう家事が手抜きだらけになってました。
子供らによくケーキ(焼きっぱなしの簡単なものですが)や果物ジュースを作ってやってたりしてたのも、今週は全くなし。超簡単なゼリーさえ作ってやらなかった。すまない。

しかも、宿題とかも見てやってたのにちゃんとやってるかチェックする事も忘れてたので貯まった宿題がすごい事に・・・
私たちが住んでいる地域は来週火曜日から小学校が始まるので今、親子共々宿題地獄です

さすが我が娘たち、催促されなければ一ページも宿題をせず遊びほうけるとは・・・。
ええ、私もこんな子供でした。
夏休み最終日では間に合わず、始業式に宿題忘れたと先生に嘘をついてその日も必死にやってやっと間に合わすという有様でした。とほほ。

それでも子供心にヤバイと感じたらしい子供たちが熱心に宿題をやっていたのでちょっとブログしてもいいかな・・・と思ってその場を離れ、戻ってきてから次女の絵日記を見ると

「ふぇりーにのって おかあさんに ひゃくえんのはんかちをかってもらいました。」

とか書いてるし~~~]

フェリーでステーキも食べ放題のバイキングに連れて行き、甲板で一緒にシャボン玉をして遊び、600円のお小遣いをあげて売店で好きなもの買わしてあげたのに(←普段はお小遣いはない夏休み行事なので特別)

「ふぇりーにのって おかあさんに ひゃくえんのはんかちをかってもらいました。」

・・・・・・って、それだけかいっ・・・・・

すっごい虐待してるみたい・・・。
確かに100円のハンカチは買った。
ごまちゃんの可愛いハンカチだったのでとても喜んでいたけれど・・・・・・。
こ・・・これを先生に出さねばならないのか・・・・・・がっくり。

そういえばお友達の家でも普段きちんとしているのにたまたますごく調子が悪くてしかも旦那も出張だったので夕食にホットケーキをだしたら子供が大喜びして先生をはじめ、マンションの掃除のおばちゃん、友達、推定20人ぐらいに喋られるという恐怖体験をしたといっていたけれど・・・。

がっくりきたうえに睡眠不足で疲れちゃったので今日は早く寝ます。
これからもロロを応援するためには病気になんかなってられないですものね。

今回はロロブログなのに全然関係ないこと書いちゃってスミマセン

皆さんはロロショックの間にリアル世界で恐ろしい事が起こったりしてませんでしたか?
どうぞ皆様体調にはくれぐれも気をつけてお過ごしくださいませ


夢の始まり
2008年08月21日 (木) | 編集 |







交わる指を今度こそは繋いだ。そう思った。




いまだにうなされるその夢。


爆風にあおられ、非常階段の間を落下していく兄さん。    


伸ばされたその腕に僕の指はどどかなかった。


僕を見つめる紫紅の瞳が見開かれ、やがて闇に吸い込まれていった。




「兄さぁぁぁーん!!!」




声の限り叫んでも時は無常に動いていく。

かすかに触れたと思ったその感触だけを残して僕は生き残った。

兄さんがくれた命だった。







あの時から僕の運命は変わった。

命だけは残った。

でも幸せな時間は終わりを告げ、夢は覚めてしまった。そう思った。

あの時繋げながった指のように、僕らの心は離れてしまった。




兄さんの記憶は戻り、銃を僕に突きつけた。





しかし、記憶が戻った後も兄さんはまた僕の命を助けた。


夢はまだ続いていたように思えた。


弟でいていいというあの人の言葉に僕はすがった。


夢は甘く、幸せは僕を蝕んだ。




恐れながらも信じた。




信じながらも恐れた。この夢が覚める日を。









「お前なんか弟じゃない!!」



投げつけられたロケットが床に触れ、音を立てる。




夢はもう覚めてしまっていたのだ。あの時に。


今じゃない。兄さんの腕をつかめなかったあの時に。


幸せな幸せな夢は。





それでももう僕は夢の世界でしか生きられない。


兄さんだけが僕の全て。





裏切った黒の騎士団の前に身をさらす兄さんを蜃気楼で助け上げた。


そこに居たのは兄さんの姿をした抜け殻だった。




炎のように命を燃え上がらせていた兄さんは、全てを諦め死を望んでさえいた。

もう何も残っていない。

全てをあきらめた眼差し。




駄目だよ、兄さん。


僕が命を吹き込んであげるから。


だから諦めないで。




僕が、『生きる』と言うことを思い出させてあげるから。


この命をもって兄さんに希望をあげるから。










交わる指を今度こそは繋いだ。そう思った。



敵機全てを振り切って今度こそ僕は兄さんの命を救えた。


後悔は無い。





兄さんにもらった命だものね。

ちゃんと兄さんに返せて嬉しいよ。




もう、体の感覚さえなくてその手を求める事は出来ないけれど、

兄さんの優しい眼差しを見たら、それだけで満足してしまった。




今度こそ繋いだ。


その指ではなかったけれど、心を。




だから僕は満足。




体が冷たくなっていくのを感じたけれど、僕の心には優しい温かさが広がっていた。




また僕は夢を見る。美しい夢を。



これは死ではなく、永遠の夢の始まり。



ただ一人の兄へ
2008年08月20日 (水) | 編集 |
僕が覚えてる限り、兄さんが僕を怒った事なんてなかった。

そりゃあ、僕だって失敗する時もあるから全くなかったってわけじゃあない。
でも、兄さんが大切にしていたカップをうっかり割ってしまった時だって、まず先にしたのはカップではなく僕の怪我の心配だった。

それから

「こら、ロロ!ちゃんと気をつけないと危ないじゃないか。心配させるんじゃない。」

そう言って僕の頭を軽くコツンと叩いただけだった。

そんな風に優しく怒られたことのなかった僕は何だか嬉しくなってしまって、そう・・・今から考えると本当に恥ずかしい限りなんだけれど、わざと兄さんに怒られたくていろいろな事をやった。

でも、兄さんは

「コラ!ロロはもう、本当にしょうがないなあ・・・。」

と優しく怒るばかりで僕の心はますます温かくなった。



その兄さんが、まさか僕にあんなひどい事を言うなんて・・・。



僕は蜃気楼からぐったりとした兄さんを運んでここまで来た。
足元もおぼつかないほど憔悴した兄さんにしっかりしてと声をかけると

「ナナリーは?」

という短い返事が帰って来た。

ここまで連れてきたのは僕なのに。

ナナリーは死んだんだよ。

兄さんには僕がいるよ。

今までだって、僕ら二人だけでやってきたじゃないか。
だから僕を・・・僕を見てよ!!


そう叫ぼうとした時、僕の携帯の発信音が鳴り、それはジェレミアからだった。

「今は兄さんを静かにしてあげたいんだ。話なら後で。
あっ、そう。あまり意味はないかもしれないけど。
うん。兄さんには僕がついているから。」


ジェレミアは兄さんの命令をただ一人聞いて、あれからずっとナナリー探索を続けているようだった。
もうナナリーは死んだんだ。そんなことしても意味なんかないけれどそれが兄さんの慰めとなるならすればいい。

・・・ふいに兄さんの放心していた瞳の焦点が合った。そして僕の持っている携帯のストラップを見つめた。


「どうしてお前が持っているんだ。これはナナリーにあげるつもりだったんだよ
ナナリーに!!!!
お前なんかがナナリーの代わりになるものか。この偽者め!!」

兄さんは僕から無理やり携帯を取り上げ床に投げつけた。



・・・・・・え?

怒ったの?ねえ、兄さん、僕、そんなに兄さんを怒らすほど悪いことしたの?
わからないよ。

兄さんのカップを割ってしまった時も、お気に入りのシャーリーを殺した時も、そんな風に怒ったりしなかったでしょ?
どうして・・・・・・。


「まだ気づかないのか?俺はお前が嫌いなんだよ。
大嫌いなんだよ!何度も殺そうとして、ただ殺し損ねただけだ!!」

「に…い・・・さん?」

「出て行け!二度と俺の前に姿を見せるな。出て行け!!」



激しい怒り。
見たことも無いような。



そんな・・・兄さんが・・・僕の兄さんがあんなこと言うなんて。

僕の知ってる兄さんは優しくて優しくて・・・凍えた僕の心を暖めてくれた、ただ一人の人。
記憶が戻ってからは少し戸惑うこともあったけど、それでもかわらず優しくしてくれた。
僕が困っていると必ず手を差し伸べてくれて助けてくれた。

兄さん・・・兄さん・・・兄さん・・・。
嘘だよね。嘘だと言って・・・。


それでも僕は兄さんの言う事をきくしかなくて、とぼとぼと部屋を後にした。



信じられない、信じたくない。
そりゃ僕だって、ナナリーより愛されているとは思っていないよ。
一番近くにいるのは僕のはずなのに、今でもナナリーの名を聞くだけで心がぎゅっと痛む。

でも、ナナリーの次ぐらいには好きでしょ?だって兄さんは僕の事本当の弟のように思っているって言ってくれた。偽者なんかじゃないよ。僕は兄さんの弟だよ。

今は、ナナリーもいなくなって、シャーリーもいないから、僕の事だけ好きでしょ?
ね、そうでしょ兄さん・・・。

携帯を頬にあて、涙にくれる僕を不審そうに何人かの団員が見ていたが、もうどうでもいい。
歩いて、歩いて、たどり着いたのは蜃気楼の前だった。

兄さんが放心状態だったため、そのキーは僕がまだ持っていた。

兄さんが座るべきコクピットに腰掛け、顔を覆って泣き伏した。
兄さんの気配の残るそこは暖かくて、兄さんに抱きしめられているようだった。


そんなはずない・・・。
兄さんが僕を殺そうとしたなんて・・・嫌いだなんて・・・。
時々他人みたいに冷たくなるのはそのせいだったの?
でも、すぐハッとした顔をして、「ごめん、疲れているんだ。」って謝ってくれた。

今度のは少し違う。でも、ナナリーを失った悲しみが癒えればまた「ごめん、ロロ。」って謝ってくれるよね。

そうだ、こんな格好をしているからきっと怒られたんだ。
兄さんは戦う僕を見るのは本当は嫌なんだ。自分の弟じゃあないみたいで。

ずっと、殺すな、戦うな、ただの学生の、俺の弟のロロでいろって言ってたもの。
だから僕は中華連邦の時にも寂しかったけどちゃんとお留守番していたよ。

今はやっと兄さんに僕の力を求められ、本当に嬉しかったけど、僕は戦闘服なんか着ちゃいけなかったんだ。

蜃気楼の中に兄さんの学生服と共に僕の服もしまってある。
のろのろとそれに着替え、僕はゼロの部下から兄さんの弟へ戻った。
暗殺者でもなんでもない、兄さんの弟の僕に。

これで許してくれるだろうか?
それともまだ怒ってる?


離れていてもせめて兄さんの声だけでも聞きたくて僕は発信機のスイッチを入れた。
不意に何度も居なくなって見つからなくなる兄さんを見失わないため以前、こっそりゼロの衣装にに発信機を縫い付けておいた。それをこんな風に使ってごめんね。

スイッチを入れれば兄さんの声だって聞ける。
助けがいるならいつだって飛んでいく気だった。

きっと兄さんは後悔している。
僕にあんな事を言った事を。



しかし聞こえてきた音声は不穏なものだった。
信じられないことに騎士団の幹部たちがゼロを・・・兄さんを責め立てている。

やめろ!!やめろ!!兄さんをいじめるな!!!
とっさにキーを回して蜃気楼を起動させる。
怒りで血が沸騰する。ああ、僕はやっぱり兄さんが好きだ。どんな風に言われても僕は兄さんを助けたい。

あんな録音が何だ!!
ずっと、ずっと、ずっと、優しくしてくれた僕の兄さんを僕は信じる!!!


黒の騎士団なんて、くずの集団だ。
神業を行うゼロをあんなに担ぎ上げたのに、敵の口車に乗って僕の兄さんを責めるな!!

カレン・・・君も信じないのか!?
今の状況でゼロがあんな事を言って何の得がある。
ゼロが本当に逃げたいなら、何か優しい嘘でも君にささやいて、君を人質に、そう弾除けにでも使って逃げればいい。
頭のいい兄さんにそんな事がわからないわけないだろう!!

でも兄さんはそうしない。
とらわれた君の事を兄さんは本当に心配していた。
そういう相手を利用するなんて事はどんな状況に追い込まれても兄さんには出来ないんだよ。知らないの!?

ねえ、カレン・・・きっと兄さんは君を逃がしたいんだよ。
兄さんは、死ぬのは自分だけで良いってそう思ってきっと・・・。



でも死なせやしない!!!
僕が死なせやしない!!!

僕にはわかる。ずっと一緒に暮らして来た僕には。
兄さんは嘘つきだけど、冷たい人じゃない。


「兄さん!!!」

銃弾の雨の中から兄さんを救い出し蜃気楼で舞い上がる。


蜃気楼は兄さんの専用機だけあって計算がとても難しい。
兄さんのように使いこなすのは到底無理だ。
でも・・・。


「兄さんは、僕が守る!」


ギアスを発動して蜃気楼で何とか斑鳩を脱出する。
少しでも遠くへ・・・兄さんを安全な所に逃がさなきゃ。

ドクドクと波打つ心臓を押さえつけてキーボードに計算式を打ち込んでいく。
ああ・・もってくれ。僕の心臓。
せめて兄さんを逃がし終わるまで。


「やめろ、ロロ!もういいんだ。」

兄さんが叫ぶ。



駄目だよ兄さん。
そんな言葉が聞きたいんじゃないんだ。

モルドレッドが追撃してくる。
ラウンズの一人、アーニャの操る無敵のナイトメア。

でも、僕のギアスを使えばしのぎきれる。

オート機能を併用しながら次々と他の敵機も撃ち落す。

「絶対守護領域の計算がこんなに大変だなんて。やっぱりすごいや、僕の兄さんは。」

こんな時でも考えるのは兄さんの事。
僕の大好きな兄さん。僕の全て。僕の光。

「殺させない、絶対に!」

敵機のすきをついて何とか兄さんを蜃気楼の操縦席へと入れる。

兄さん安心して。僕が守るよ。僕が。

顔を向けると兄さんはいつもの心配そうな顔の兄さんだった。
良かった。
僕の兄さんだ。元に戻ったんだ。

「こんな広範囲でギアスを。ロロ、これ以上はお前の心臓が持たない。
もういいんだロロ。俺はもう。」


「駄目だよ、兄さん。」

僕はずっと、誰かの道具だった。僕は嚮団の道具でその次は多分兄さんの。でもいいんだ。僕は知っている。

「やめ」「るんだロロ。どうして俺なんかをた」」「すけるんだ。俺を」



兄さんが体感時間を止められながら、切れ切れに叫ぶ。僕を止めるために必死の形相で。

ほらね。知っているんだ、僕は。

口ではあんなひどいことを言ってたけど、やっぱりいざとなったら僕が心配でしょ?


「ねえ、兄さん。僕は兄さんに使われていただけなのかもしれない。
でも、あの時間だけは本物だったんだよ。」

そう、本物だったんだ。あなたがどう思おうと。僕にとっては。
そして、心の奥底ではあなたにとっても。

記憶のないあなたは僕を実の弟として本当に可愛がってくれたね。
あなたの優しさにふれるたび、僕は心が満たされていった。

暗闇の底ではいずる僕に兄さんは光をくれた。
温かくて、優しい光。
どんなに嬉しかったか、兄さんには想像もつかないだろう。

そして、僕の正体がばれ、もう弟ではいられないんだと絶望した時、兄さんは「弟だから」と言って僕を命がけで助けてくれた。

僕の心も命もあなたくれたものだ。


「俺は。」「お前を」「利用して」「ロロ・・・。」

そんな言葉、信じないよ。
じゃあ、なんで兄さんはそんなに必死なの?

僕が「ああ、そう。利用してたんだね。」って言ってコクピットから兄さんを突き落とせばいいの?

そうしたら僕が、僕だけは助かるから、そうして欲しいんでしょ?
カレンの時と同じじゃないか。
だけど、僕だけ助かって、それに何の意味があるって言うんだよ、兄さん。
僕は兄さんが一緒じゃないと嫌なんだ。幸せになんかなれないんだ。

「やめてくれ、ギアスを使うな死にたいのか!」

ほら、本音が出た。いつも自分のことより僕の事だけを心配する兄さん。
お気に入りのカップを割られても、僕の心配だけしてくれたね。
他にも、他にも・・・いつも僕を想ってくれた。
だからね、兄さん。
想われて、想われて、ただの人形でただの道具だった僕はとうとう人間になれたんだ!!

だから、兄さんの言う事だって聞けないよ。

「これは僕の意思なんだから!!」

兄さんを守る。それだけが僕の望み。ごめんね、兄さん。心配かけて。不出来な弟で。








すべての敵機を振り切って、やっと樹海へ降りた時、僕はもう息も絶え絶えだった。
でも僕は兄さんを守りきれてとても満足だった。


「ロロ、どうして俺を助けた。俺はお前を・・・」

殺そうとした?大嫌いだった?嘘。それこそが嘘。兄さんは自分にまで嘘をついていただけなんだよ。
とても苦しくてつらかっただろうね。ごめんね。兄さんを苦しめて。

でも、これからも弟でいていいなら、もう一度だけ優しい嘘をついて欲しい。それが僕らの新しい約束となる。

「兄さんは嘘つきだから。・・・嘘だよね。僕を殺そうとしたなんて、僕が嫌いなんて」

「そうか・・・。すっかり見抜かれてるな。さすが俺の弟だ。」

兄さんが優しく微笑む。
良かった・・・。
そう言ってくれるってわかってたけど、兄さんの口から聞きたかったんだ。


「そう・・・だよ、僕は兄さんの事なら・何でもわかる・・・から・・・。」

これからが本当の兄弟の始まり。これからもずっと一緒にいようね。
心臓が苦しくて痛いけど、まだ、僕は戦うよ。兄さんを守るよ。
ずっと兄さんのそばに居る。

ああ、でも指に力が入らない。どうしたんだろう。

手は操縦桿、指がまだトリガーを握っているのに。
ごめん、兄さん。少し休ませて。眠いんだ。
ちゃんと守るから、そばに居るから・・・・・・。


細めた目から木々の木漏れ日が見える。
そして優しく微笑んで僕だけを見つめてくれる兄さんの顔。


嬉しいな。兄さん。
ずっと僕を見つめていてね。すぐに目を覚ますから・・・。
逃げ切れたらまた一緒にただの学生に戻ろうよ。

僕は兄さんと二人でいられたら、どこにいても幸せなんだ。だって兄さんと過ごす時間はとても優しくて温かいから。




ずっと守るから、一緒にいるからね・・・・。


ずっと・・・・ずっと・・・・僕らは一緒に・・・・・









読んで下さってありがとうございます。
まだまだショックは大きいですが、ロロがどんな事を考えて逝ったのか、思いをはせながら書きました。
ラストは最初ロロは自分の死を知っていながら話している風に書いていたのですが、めかりん様から頂いた兄さんバージョンのSSの拍手コメントに

『ロロは最後まで死ぬとは思ってなかったみたいですね。最後の最後まで戦うと。手が操縦桿、指がまだトリガーを。樹海についても、まだまだ、守って戦うつもり。本人はつい寝ちゃったごめんなさいな状態なのかも。』

という文が書かれており、そのほうがよりロロの解釈としてはより相応しいと個人的に感じたため、ご本人の許可を取って一文に入れました。ありがとうございます。めかりん様!

もしかしてロロは起きてみて、自分がふわふわ浮いてて、兄さんが自分の遺体にすがって豪泣きしているのを見てビックリしてるかも?

でも、体がなくなっても、ずっと一緒に居てルルを守ってやって下さいね。ルルは壊れやすいからロロが守ってあげないと駄目なんだよね。


拍手・拍手コメントありがとうございました!!
共感してくださる方がいらっしゃるとなんだか癒されます。
読んでくださった方もありがとうございます!!

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今は亡き我が弟へ
2008年08月19日 (火) | 編集 |
腕の中で温かさがどんどん失われていく。
これが死。

もうロロが目を開けて微笑む事はないのだ。
その声で俺を呼んでくれる事はないのだ。

「駄目だよ、兄さん。」

そう言ってロロはよく俺をいさめようとした。
でも、聞いてやったことは一度もなかった。

今回もそう。

「もういいんだロロ。俺はもう。」

そう言う俺にロロは「駄目だよ、兄さん。」と言った。
あんなにひどいことを言った俺なのに、何度もお前を殺そうとした俺なのに。
お前だけが俺を信じてくれた。必要としてくれた。



どうして俺はお前を信じてやれなかったんだろう。必要としてやれなかったのだろう。
手を伸ばせばすぐそこにお前がいたのに。
もっと早く気づけば俺はこんなに狂う事はなかった。

ナナリーを失っても、きっと生きてゆけた。
スザクにすがってシュナイゼルに弱みを握られる事もなかった。

そして何よりお前と優しい時間を共にしていけた。

「ロロ・・・ロロ・・・。」

呼んでみても返事はない。
風にふわふわの髪が揺れ、眠っているような安らかな顔でロロが微笑んでいるだけだ。

「ロロ・・・俺の大事な弟・・・ロロ・・・・・・。」

こうやって生きてる時に呼んでやればよかった。
お前は確かに俺の弟だったのに。

「ロロ・・・・・・。」

俺はいつも後になって気が付くんだ
ロロは…ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアではなく
ルルーシュ・ランペルージの弟なんだって


お前が求めたのはただの学生のルルーシュだった。
思惑も権力も身分も母の事も関係なく、ただの、何の力もないルルーシュ・ランペルージ。
兄として笑いかけ、ロロの名を呼び、抱き寄せるただの学生、お前の兄のルルーシュランペルージ。
それ以上のことを望んだ事はなかった。

他の奴は俺に期待をかける。
日本の奪回だとか、その後の地位だとか、政治的才能だとか、この頭脳とか。
でもロロだけが俺に何の期待もかけず、ありのままの俺を必要としてくれた。

ヴィレッタ先生に追い回されてると、そっと物陰に隠してくれて水を持って来てくれたロロ。

俺の入れた紅茶は世界一美味しいと、嬉しそうに言うロロ。

会長にからまれてると、自分が身代わりになるからと青い顔で進み出るロロ。

助けてやると、兄さんいつもありがとうと恥ずかしそうに言うロロ。

賭けチェスで遅くなっても寝ないで絶対待っていたロロ。

中華連邦から帰って来た俺に寂しかったと言って飛びついてきたロロ。

あれだけの戦闘力を持ちながら、ただの弟として俺のそばにいつも居てくれたロロ。

全の力を俺のために使って死んでしまった。

「僕はずっと、誰かの道具だった。僕は嚮団の道具で・・・その次は兄さんの。」

ロロは薄々俺の嘘に気づいていたに違いない。でもきっとそんなはずはない、自分は弟なんだから・・・そう思って従ってくれたのだろう。


「でも、あの時間だけは本物だった。」


あの時・・・お前を篭絡するために言った嘘を信じてお前は俺を兄として慕ってくれた。
心が自分にないかもしれない俺を信じるのはどんなに怖かったろう、不安だったろう。

「あの思い出だけでようやく僕は人間になれた。」


道具として生きてきたというお前の人生がどれ程過酷だったか俺は知っていた。
でも、ナナリーにすまなくてお前を弟と認めることはどうしても出来なかった。

また俺は間違った。
ナナリーにはナナリーの意思があり、俺がそんな事を思っても優しいナナリーを苦しめる事にしかならないのに。

天才と呼ばれても、俺はそんな簡単な事にすら気づけない人間だ。
それでも必要としてくれたロロにどうして応えてやらなかったのか。



「僕は、道具じゃない!これは僕の意思なんだから!」


絶叫したロロの声が耳を離れない。
青ざめた顔で心臓を押さえ、苦しみながらギアスを使い続けたお前。

命の炎が消えようとしていたのがはっきりわかった。
ロロを止めたくて、止めたくて、死んで欲しくなくて、でも、俺の願いはかなわなかった。
俺の道具ではないロロは、俺の叫びを無視して自分の意志を貫いた。

「今度は僕が兄さんを守る。」

そう言って。



やっと黒の騎士団の追撃を逃れた時、ロロは瀕死の状態だった。

「ロロ、どうして俺を助けた。俺はお前を・・・・・・。」


俺はその先を続ける事は出来なかった。
かわりにロロが弱々しく俺を見た。


「兄さんは嘘つきだから。嘘だよね。僕を殺そうとしたなんて、僕が嫌いなんて」


その言葉に絶句した。
俺は・・・俺は・・・。

スザクには本心を隠して言った。

カレンにも生き延びて欲しくてひどい嘘をついた。

でも、ロロに言ったあの言葉はきっと俺の本音でもあった。

嘘をつかなくては・・・。
死んでいくロロにとびっきりの優しい嘘を。

崩れそうな心を何とか支えて俺は優しい笑顔を作った。
泣いてはいけない。

泣く権利なんて俺にはない。
いつも俺の心配ばかりしていたロロが悲しんでしまう。

ロロを兄として褒めてやらねば。
本当は罵ってやりたい。

「なぜ俺の言うことを聞かなかった!!死ぬなロロ!!!」

そう言って無様に泣いてすがりたかった。
でもだめだ。そうする権利は俺にない。
今の俺に出来るのはロロのために仮面をかぶる事だけ。



「そうかすっかり見抜かれてるな。さすが俺の弟だ。」

微笑む俺にロロは安心したように言った。


「そう・・・だよ、僕は兄さんの事なら・・・何でもわかる・・・から・・・・・・。」


それがロロの最後の言葉となった。

きっとロロは俺の事を本当に何もかもわかった上でそう言ってくれたのだろう。

それなのに俺は最後までお前に素顔を見せてやれなかった。

もう・・・お前の心臓は止まってしまった。幸せで、お前が一緒にいてくれた時は戻らないのだ。


「うわあああああ!!!!!!」

もう、泣いてもいいだろう?ロロ。

死んでしまったたった一人の弟のために泣きたいんだロロ。
俺はお前の兄だから。
悲しい。悲しい。悲しい。
お前を失って悲しい、ロロ。


そうしてどれ程たったろう。
俺はのろのろと起き上がり、ロロのために墓を掘った。
こんな寂しい場所に野ざらしにしていく気にはどうしてもなれなかった。

道具もないので、石を手に持ち少しずつ掘っていった。
土に涙が染込んでは消え、また、ぽたぽたと落ちる。

掘りながら思い出すのはロロとの楽しい普通の学生としての生活ばかり。
許せないと思いながらもロロは俺の大切な弟だった。

殺し損ねるたびホッとしていた自分が居た。
お前を許せない俺。
お前を弟として愛してしまった俺。
どちらも本当の俺だったのだろう。

何とか墓穴を掘り終え、底に蜃気楼から持ってきた俺の学生服を敷く。
もっとましな布でもあれば良かったのだが、何もかも失った俺がロロのために用意してやれるのはこんなものしかなかった。

その上にそっとロロを横たえ、最後のキスを額に落とす。
土をかけようとして、やり忘れた事に気づく。

あんなものを持って逝かせられない。

ロロの上着を開くと中の隠しポケットを探る。
あった。
手に当たった硬い感触を引き出すと、ロロが常に持っていたというナイフだった。

ロロはこのナイフを俺の前で使うことは決してなかった。
俺に暗殺者としての自分を見せたくなかったのだろう。

もう、こんな物持たなくて良いんだ。
優しかったお前にナイフなんて似合わない。
次は普通の兄弟として生まれてくるのだから。

折りたたみ式のナイフをぱちんと開くとよく手入れされた刀身が光を宿した。

このままこのナイフで胸を貫いたらロロのそばに行けるだろうか。
ふと、そんな考えが頭をよぎった。

俺はもう疲れた。
ナナリーもロロもシャーリーも黒の騎士団も俺は失った。

刀身を胸に当ててみる。恐怖は全くない。
大切な人、全てをもぎ取られた俺には、恐怖と言う感覚は残っていないようだ。

このまま力を入れれば全てが終わる。
そう思ったとき、急に強い風が吹き、ロロの声が聞こえた。

「駄目だよ、兄さん・・・。」

振り返るが誰も居ない。
空耳なのかもしれない。でも確かにロロの声だった。

駄目だよ、兄さん。

いつもそう言って心配げに俺を止めたロロ。
でも俺は一度だって言う事を聞いてやらなかった。

だから、本当はすごくそっちに行きたいけれど、お前がそう思うんだったら俺は行かない。
一度だけ、お前の言う事を聞いてやろう。
この命はお前が必死に守ってくれたのだから。

俺はナイフを持ち直すと、自分の髪を一房切って手帳の白紙を破り、包んだ。

「もう、戦わなくていいんだ。これを持っていけ。ロロ。」

包みを制服の隠しポケットにそっと入れ、ボタンをかけなおす。
それからロロの髪を一房切り落とすと同じようにして自分の胸に大切にしまった。

これはいつまでも離れずにいられるよう願った、子供じみたおまじない。
次もきっと俺の弟として生まれられるよう、俺がお前を見失わずにすむよう、そんな気持ちをこめたおまじない。

「行ってくるよ、ロロ。寂しいだろうが、ちゃんと留守番してるんだぞ。」


すべき事をなし終えたら俺は必ずここに帰ってくる。
魂だけとなってもお前がいるこの場所に必ず帰るよ。

その時は「駄目だよ、兄さん。」なんて言うなよ。

俺はお前のそばにいたいんだから。
お前とするはずだった話、たくさんしよう。
全てから開放されて、いっぱい笑い合おう。
ただの、普通の兄弟として俺たちは始まったのだから・・・。







なんというか・・・つらいですね。
立ち直るまではまだ少しかかると思いますが、ロロはナナリーや咲世子に比べ、まだ幸せだったような気がします。

立ち直ったらおもいっきり幸せなルルロロが書きたいです。
今はとても書けませんが。

次はこの話のロロ視点バージョンを書いてみようと思っています。
悲しいけれど、ルルとロロが何を思っていたのかたどっていく事により、少しは気持ちの整理がつくような気がします。
もちろん、気持ちの整理がついた=ロロ卒業ではないですよ。
しつこ~~くロロLOVEを叫んでいきます。


リンクのお知らせです。
華蝶風月の珠羅さんです。

プロフィールが本当であれば(すみません)多分リンクしてくださる中でも最年少のロロファンだと思います。羨ましい!!!
若いパワーを私にも分けて下さい!!
そしてロロをずっと好きでいてくださいね!!


コメントお返事です。さすがに今回はがっくり来ましたが、皆様にかまってもらえて嬉しいです。
悲しいのはみんな同じだものね・・・。













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19話感想
2008年08月18日 (月) | 編集 |
わ~ん、ロロ死んじゃったよ~~~~~!!!!

ネタバレでルルを守って死んでしまうことだけは知っていたけれど、いざ見てしまったらやっぱりショックが大きすぎます。
可愛いロロ、けなげなロロ、意外に有能なロロ、アーニャに泣かされるロロ、兄さんと一緒にいた君は道具じゃなかったよ。

今から考えると表情も意外と豊かで、バイクの運転をしながら兄さんの差し出すパンをぱくっとやっちゃって事故りそうになる、面白くてかわいい子でした。

やっぱりロロが好きだな・・・。
ロロ死んじゃって凄く悲しいけど、好きになって良かった。

ロロを見ながらハラハラしたりドキドキしたりして楽しい時間をありがとう。
最後の最後に本当の弟になれて良かったね。

ルルも本当は心の底でロロを弟だと思っていたと思うよ。
ナナリーにすまないと思う気持ちからロロを憎もうとしただけじゃないかな。

ロロ、ルルを信じて良かったね。
ルルはちゃんとロロを弟だと認めたよ。

弟というポジションはルルの中では最上の位置だよ。ルルが命よりプライドより大事にしたナナリーと同じ位置だよ!!

しかもナナリーには出来なかったルルを守るということもロロはやり遂げた。
頑張ったね。苦しかっただろうに。

今まで道具として運命に流されてきたロロだったけれど、自分の意思で生き抜いて、偽者の兄を本物の兄に変え、そして兄さんに看取られて暗殺者ロロではなく、ロロ・ランペルージとして死んでいきました。

悲しいけど、ロロにとっては最高の死に方だったのかも。

ルルが命を終える時はロロが迎えに来るといいな。
その時はルルは迷いなくロロの手を取って「ロロが迎えに来てくれてうれしいよ。」って幸せそうに言うと思います。

もちろんロロがつないでくれたルルの大事な命だからまだまだ死んで欲しくないけれど、ルルはどんな死に方をするのかな。
ロロみたいにそばに自分を思ってくれる誰かがいるといいな・・・。

ストラップ、結局中に何が入っているかわかりませんでしたね。
ルルとロロが笑って一緒に写っている写真だと良いな。

ルルはきっと中を見たよね。
どんな気持ちで見たのだろう。
大事な人たちを次々と失って、ルルがそれでもしなければいけない事は何なのだろう。
皇帝を倒してギアスをこの世から無くす事かな?

日本もスザクももうどうでもよさそうですし。

ただ・・・たった一つ気がかりなのは黒の騎士団に取り残されたC.Cの事。
ゼロの愛人と思われていたとはいえ、女性だからひどい事はされないと思うけれど、「ご主人様」モードに突然豹変したC.Cを見た騎士団のメンバーが「こ・・・これもゼロのギアスの力か・・・けしからん奴だ・・・。」とルルが思われないか本当にもう、猛烈に心配です。

違いますから~!!濡れ衣です!!!!C.Cを助けようとしただけなんだって~!!!


そういえば密かに期待したロロとC.Cの会話はありませんでした。凄く残念です。
夜行バスで今朝帰って来たのですが、昨日の夜はロロが心配でなかなか寝られずちょっと睡眠不足です。
最終結果は知っていたものの、途中経過がわからないのでいろいろ想像してしまいましたが、最後まで兄弟として、ルルに褒められて(優しい嘘であっても)死んでいけてロロは満足だったような気もします。


黒の騎士団は簡単に裏切りすぎな気がしました。
騎士団のほとんどが捕まり、処刑されようとした時、たった一人で監視網を潜り抜け必死に助けに行ったのはゼロだったのに。

7話でルルがナナリーの件でぼろぼろだったのに、立ち直ってすぐスザクを出し抜いて潜水艇を救いに行ったのに。

本心を見せなかったルルも悪いけれど、理由もたださず敵であったブリタニアのシュナイゼルの方を信じ、腹を割ってゼロと話をしてみようと思う人が一人もいず、だまし討ちのような形でトップであるゼロを裏切るってどうなのよ。
あまりにもひどい。

それにゼロをかばうカレンごと撃ってもいいと思ったわけなんだ。
カレンは黒の騎士団創立前からの幹部で、エースパイロットとして頑張ってきたのにその扱いはひどい。
もしかしてギアスにかけられているのではと警戒していたとしても、そのまま銃殺してもかまわないと思っているならゼロの女子供も容赦なく殺せという指示を非難する資格は無いと思うけど。

カレンは前リーダーの直人の妹なのに、それでいいの?扇さん。
ヴィレッタさえ助かればいい、ヴィレッタの言葉だけ信じればいいと思ってるなら扇さんもゼロの事非難する資格はないよ。

だれもゼロを信じてくれなくて悲しかった。

カレンでさえ、ルルーシュが嘘つきだと知っているのに、カレンを逃がそうとするルルの芝居に最初は気がつかなかった。

結局、ひどい事言われてもルルを信じ、命を懸けてでも救い出してくれようとしたのはロロだけだった。
ロロだけがルルを本当にわかっていてくれた。
心から必要とし、世界から追われる何の力もない男と成り果ててもルル求め、信じ、必死で助けてくれた。

ロロ・ランペルージよ。
どうぞ安らかに眠ってください。
そのストラップは永遠にあなたのものです。




送り主バトン
2008年08月11日 (月) | 編集 |
送り主バトンです

浅田 リンさんからバトン頂きました♪
ありがとうございます☆
送り主バトンです!









送り主バトン

◆◇◆◇ルール◆◇◆◇

◆指名されたら絶対バトンをやること。
◇絶対にバトンを誰かに回すこと。
◆なるべく多くの人に回して下さい。

◇あなたの名前は?
UTです

◆送り主の名前は?
浅田リンさんです。

◇送り主との関係は?
同じ匂いのする仲間です。


◆送り主はあなたより年下?年上?
絶対に年下です。へたしたら一回り以上かも・・・。
新任の幼稚園の先生と話していて干支が一回り以上あってショックを受けました~

子供といると子供ばかり蚊に刺されてわたし(や他のママ友は)刺されません。
「蚊も血が古いこと知ってるんだね~。たまに間違って刺した蚊も『うっ!激マズだ!!ちくしょ~!!。』とか言ってるよね~。」とか普通に世間話で言ってるので私はけっこう年いってます


◇送り主とメールしたことはある?
ないです。

◆送り主と電話したことある?
ないです。

◆送り主のことを何て呼んでる?
浅田 リンさん。何故かフルネームで呼んでいます。

◇送り主はあなたのことを何て呼んでる?
UTさんです。

◆送り主とあなたが似ているとこはある?
恐ろしいほど似てると思う時があります。
リンさんの年の私とリンさんがリアルで会う事があったらロロ抜きでもきっとお友達になってたような気がします。そしてコミケ会場でばったり会ってお互い驚愕するような気がします。


◇送り主に今言いたいことは?
いつも独特の小説を書いてくださってありがとうございます♪楽しいです♪♪

ところでよけいなお世話かもしれませんが、性格と言うものは意外と年取ってもかわらないようなのでリンさんはいつまでたってもこのままの性格です。おめでとうございます

◆送り主の嫌いなところは?
ないです。
あったらわざわざ時間使ってブログに遊びに行きません♪♪

◇送り主の好きなとこは?
面白いところ♪
あと、リンさんが他の方に送った言葉で恐縮ですが、実は結構繊細そうな感じがします。
サービス精神が旺盛なのであっかる~い方ですが、実は細やかそうなところも好きです♪

◆送り主から連想されるものを3つ挙げてください。
・ストーカーロロ
・変態ユフィ
・お疲れルルーシュ

◇それはどうして?
インパクトがあまりに強すぎて!!!

◆以下の項目に当てはまる人をどうぞ。
違う項目に同じ人を入れたり一つの項目に何人入れても構いません。送り主もOK。
・可愛い:
・格好いい:
・しっかり者:
・天然:
・大人っぽい:
・お茶目:
・優しい:
・面白い:
・個性的:
・癒し系:
・頼れる:
・不思議:
・尊敬:
・爽やか:
◇名前がある方にバトンタッチ!

ふりーです。
どうぞやってみたい方はお持ち帰りを!


浅田 リン様、コレで大丈夫でしょうか?
バトンにもいろんな種類があるんですね。面白かったです♪♪

UTはギアス以外の流行モノ系の漫画・アニメをよく知らないのでギアス以外の作品にコメント出来なくてすみません
今はいっぱいいっぱいなので他の漫画を読んだり出来ませんが、ギアスが終了したらリンさんが今書いてる小説の元漫画(アニメ?)タイトルを教えてください♪
読んでみたいです!!今年は平役員一つしか引き受けていないのでギアスが終わったらけっこう暇になって寂しいような気もします・・・。


さて、昨日の鬱展開に皆さんいろいろショックを受けているみたいですね。
本当に追い込んで追い込んで更に追い込むアニメですね。
SS土曜日の間に終わらせておいて良かった・・・。
衝撃が大きいといろいろ消化するのに時間がかかるので。

でもまた皆様といろいろやり取りしているうちに結構癒されました。かまってくれた方々、ありがとうございます!!!

拍手・コメントありがとうございました♪読みにきてくださった皆様ありがとうございました!!!
これから帰省しますので、帰って来るのは月曜日になります。その間に頂いたコメントのお返事はかえってからいたします。

↓こちらより返信です♪


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18話感想
2008年08月10日 (日) | 編集 |
ロロがナナリー殺さなくて良かった~~~~~~!!!!!!!
色々とつらい事多すぎの回でしたが、まずコレを叫びたいです!!!!!!!!

シャーリーの悪夢再びだったらもう立ち直れません
まだスザクがやってくれたほうが私的には気が楽です。(すみません。スザクも根っから悪人ではないのに。つらい思いもしてるし。)

ただ、チラッと思ったのですが、皇帝がエリア11の近くに来ていてしかもV.Vのコードを奪ったのであればナナリーたちを飛行艇ごとテレポートさせていてもおかしくないんじゃないかしら?
そう信じたいです。(でもギアスだからどうでしょう)
ルルたちが一期で飛ばされたのもハドロン砲の砲撃の時なのでけっこうありえそうだと思うんですが甘いでしょうか?
ナナリー・咲世子大好きなUTですので死亡確定だったら大ショックです。
公式をチェックして行方不明と出ていたらまだ希望はありそうです。

公式と言えば相関図が更新されていてロロとルルの間に矢印もコメントも無くなっていました。
どどどどういうこと
ロロ死亡扱いになった相関図は見たくないので死なないうちにキャプとっとかなくちゃ!!!

ロロ、毎回コスプレ?かと思ったら今回はそのままだったですね。相変わらず可愛いです。
それなのにナナリー殺す気満々ですごくハラハラしました。

ルルもロロを騙しているけれど、ロロもナナリーがルルの大事な人で、ちょっと「間違っているのです」と言われたぐらいで落ちぶれ果ててリフレインまで使おうとしたの知っている(とりあえず奪還失敗ぐらいは知ってると思います)のにナナリーを助ける振りして暗殺に行くとはなかなかあざとい。

まあ・・・そうさせてしまったのはロロに本当の愛情と居場所を与えてやれなかったルルの責任でもありますが、兄弟で騙しあってるのがけっこう痛かったです。

ロロはナナリーを死なせてしまった後どうしたいのだろう。
廃人同様で抜け殻になってしまったルルでもいいから自分だけのものにしたいのかな。
それともルルを立ち直らせる自信があるのかな。こっちっぽいけど、なかなか実際は難しそうです。
ルルの99パーセントはナナリーへの思いで出来てますから

ギルの死に様可哀相でしたね。
ルルの表情から少しは自分がひどい事をしたということがわかったような気もしますがこれでコーネリアが味方になる事はなくなったような気がします。本当に残念です。
美形姉弟が力を合わせるところを見たかったのに。

スザクはとうとうやってしまいましたね。
コレはルルのせいもありますが、自分に生きろギアスがかかっていることを知っていて危険が待っている戦場に出たのですから責任は半々のような気がします。

一応出撃するかしないかは選択の余地もあったし、今まで返り討ちにしたこともあったろうから危険性は十分予測できたと思います。
シュナイゼルには自分の生きろギアスの事を話したのかな?
話してないような気がしますが・・・。

シュナイゼルはナナリーを犠牲にしてまで制圧したかったかどうかが謎です。
もし一期とかぶっているとするとシュナイゼルはユフィごとハドロン砲を撃ったので優先順位が彼の中でどうだったか微妙です。

カレンは良かったです!!
ルルが救出作戦を立ててくれたと知って嬉しそう!!
戦闘シーンも最高で戦女神のようでした。
このシーンだけは後で何回も見直したいです!!!!


さあ、次週はいよいよ19話この日は来てほしくなかったなあ・・・。
なんか、ロロ怒られてたし・・・。
兄さんに対する愛情1000パーセントのロロソングを聞いた後だけに不憫で不憫で・・・。
ロロにも愛情をあげて兄さん・・・。
ナナリー殺しちゃったならわかるけど、アレじゃ自分に逆らえないものに対する八つ当たりだよ。

・・・といいつつ、C,Cの時のように八つ当たりした後ロロの寂しい境遇に気づいて優しくする・・・という展開を期待してしまうのですが、サド監督だし、ルルもナナリーを失ってシャーリーの時以上に逆上しているから無理って気もします。
あの分じゃ、もしかしたらシャーリーの分まで追加して怒りをぶつけているかも。

ブログはR2が終わるまで続けたいけれど、ロロが死んじゃったら今のペースは無理かも。
どうぞロロが無事でありますように!!!!



17話感想
2008年08月03日 (日) | 編集 |
今回はメガネスーツロロが活躍すると思ったのに、スルーされていて悲しかった
あと少しでXデーなのに、もう少しサービスしてほしい

・・・だけど、ナナリー救出にロロを向かわせるって・・・どうなんだろう。
どさくさにまぎれて殺しそうで怖いです。

ロロが死ぬのはもちろんイヤだけれど、シャーリーのときのようにか弱く(?)軍人でもなく、優しい心根の女性をロロが殺してしまうことのほうが実は私にとって痛いです。

ロロは可愛そうな境遇に育ったので、女性だから手加減する、味方だから守る、民間人だから巻き込まないようにするという概念が無いようです。

普通に考えたらとんでもない悪党ですが、兄さん、兄さんと一生懸命なロロを見てるとあまりに不憫で人並みの幸せを味あわせてあげたくなります。

新聞などで時々テロに使われる少年兵の話を見かけます。
少年兵は貧しい農村から拉致されてくることが多いようです。
理由は洗脳しやすく補充も簡単だから。
銃の扱いが簡単になったせいで小さな子供でも引き金を引く事ができる。
そしていざとなれば切り捨てて弾除けに使われるのだという。

ロロは最初からこういう少年兵にかぶってしょうがありませんでした。
訓練の最後に仲間の少年を撃つ事を強要されたり、感情を捨てねば生きていけない少年兵は保護されても精神的後遺症に苦しむようです。

ロロが全うな精神を手に入れたら罪の意識に自我が崩壊するかもしれないけれど、それでも人並になっていくロロが見たかった。

こういう不幸なロロだからこそ、アニメ本編で幸せになれば見ていたかいがあるのに、短命になりそうで残念です。
償う機会も与えられず散っていくとしたら、あまりにも救いが無いな~。
イヤなら見なきゃいいんだけれど、外国にも輸出される日本が誇る文化のアニメ、しかも日5でやるアニメがこれでいいんだろうか・・・。



あれ?17話の感想を書こうと思っていたのに、ロロの感想になっちゃった

まずはルルーシュ。
自分の罪をよく知っているだけに、ああいうしかなかったのだろう。
それはわかる。
ああいう実直で言い訳しないところはルルーシュの良い点でもあり、私が彼を好きになった理由でもある。
しか~~~し、実社会はそれでは通用しない。
ただの学生であるならそれでもいいけれど、分かってもらえるようきちんと話すという姿勢は絶対必要なものだ。
例えば、自分の正体、境遇についてもトップには腹を割って話すべきだった。(顔・名前までは明かさなくても良いが)

でも、ナナリーのためにあそこまで一生懸命になれるルルーシュはえらい。
それに、ルルなりに、自分のプライドを捨てても強行手段よりそっちの方がいいと思ったんだからたいしたものだ。普段はプライドが高くてカッコつけなのに。

スザクもルルーシュにひどいことはしたけれど、アレはあれでありだと思う。
ルルーシュもかえってすっきりすると思う・・・と思わせておいてあのタイミングでシュナイゼルの策が発動するとは・・・。

でも、シュナイゼルも皇帝ほどはひどくないし、何とかしてルルの命だけは助けようとしてくれた。
立場から考えたら最大限の譲歩だろう。

ただ、シュナイゼルはもっと色々な情報を持っていると思っていたのに、意外とギアスについて何も知りませんでしたね。

・・・そうすると、シュナイゼルでも知りえなかったギアスの詳細をコーネリアはどうやって知ったんのだろう?
やっぱり皇帝がらみで何かありそうですね。

C.Cの指にはまってたの、指輪?それともバンドエード?
嬉しそうに眺めていたけど。
優しくされると嬉しいよね。
C.Cは奴隷上がり。
優しさに飢えていたものね。

ルルよ、ロロだって悲惨な境遇だし、優しさが欲しいんだよ・・・。
そろそろ許してやってはくれまいか。

嬉しそうに指をながめるC.Cがペンダントを眺めるロロを思い起こさせます。
ロロのギアスがC.Cみたいな愛するギアスだったらよかったのに。
プロポーズされまくって大変だろうけれど、実害はあまりないし、どこぞのお嬢様と結婚して幸せに暮らすことだって可能だったはず。

暗殺向きのギアスじゃないから、暗殺者にもならなかっただろうし。


あれ?また17話感想じゃなくなってる・・・。
さ・・・ほかのブログを見てこよ♪


追記

すっごい気になっていた事があるのに書き忘れました。

ルルーシュをコーネリアだと認識する・・・ってすごい命令ですね。(ギルフォードに対して)
ずーっと認識し続けるんでしょうか?

ルルが男子トイレに入ったらコーネリアが入った事になるんだろうか?
ルルがロロをなでなでしてたらコーネリアがなでなでしているように見えるんだろうか?
ルルーシュが踏まれている場面が録画されていたとして、後で彼が見たらコーネリアが踏まれているように見えるんだろうか?

ルルが変なポーズをとったらコーネリアがとった事になるんだろうか・・・?

謎は深まるばかりです。
出来たら彼を始末せずにギアスキャンセラーにかけてコーネリア様のお世話係として使って欲しいものです
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