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生徒会指令!ロロを探せ!!!
2008年11月28日 (金) | 編集 |
その日僕にはどうしても外せない用事があった。

実はきったない司令室にとうとう虫がわいてしまったのだ。
最近どうも羽虫が多いな~。ここは地下なのに変だな~。

・・・と思っていたら、お菓子を机の引き出しに突っ込んでいた数名の機情メンバーの机の中から得体の知れない小さな虫が発見されてしまった。
どうやらコレが成長するとあの羽虫になるようだ。

それを発見した時僕はあやうく気絶しそうになった。

奴らは

「ははは。ここは男ばっかりだからそういう事もあるさ。」

と笑っていたが冗談じゃない。
たしかにヴィレッタ先生も含めてここは男ばかりだが、僕んちだって男二人で暮らしているのにピカピカだ。

掃除だ掃除!!
大掃除だ!!!!

あまり来る事の無い司令室の汚さには目をつぶっていたがもう限界だ。

教師役のメンバーに補習の偽造を頼み、兄さんには数学の補習があるから遅くなると連絡をいれせっせと掃除をしまくった。

つい夢中になりすぎて、はっと気がつくと補習終了予定時刻どころか、もう夕食の時間を過ぎていた。

やばい!!

・・・と思ったときにはもう遅くて、機情が仕掛けた全てのマイクが兄さんの馬鹿でかい声を拾い上げていた。



「全校生徒諸君よ!


生徒会副会長ルルーシュ・


ランペルージが命じる!!!


ロロを・・・行方不明の弟を全力で捜索


せよ!!!!!!!」




・・・どうやら副会長権限で全校放送をかけたようだ。

どっかの誰かみたいな危ない口調で叫ぶのはやめて。
記憶が戻ったのかと思ってハラハラしちゃうよ。

「すみません、僕もう帰ります!!」

叫んで駆け出そうとした時、今度はミレイ会長の楽しそうな声が響き渡る。



「ロロを見つけた人にはぁ、ロロを


一日兄弟として貸し出します♪


皆、張り切って見つけてね♪♪」



その後なにやら兄さんとミレイさんがもみ合うような音が聞こえ、放送はブッツリ途絶えた。


今の宣言は有効なのだろうか。

・・・だとすると今外に出るのはやばいかも。
騒動が治まるまで身を隠し、後でこっそり家に帰ったほうが良さそうだ。

兄さんに心配かけるのは心苦しいがどのみち今帰って「どこにいっていたのか。」と追求されても答えようがない。

うっかり友達の所に・・・なんて言おうものなら、そのいもしない『友達』に文句を言うためにどこまでも探すだろう。
ヴィレッタ先生が戻るまで待って指示を仰いだ方が良さそうだな。
そう思ってしばらく待機していると

「ロロ!大変だ!!!」

水泳部の指導に出ていたヴィレッタ先生が慌てて駆け込んできた。

「全校生徒がお前を探している!!」

「ええそれは知ってま・・・」

「ルルーシュが全校生徒の名簿のメルアドを使ってお前を保護するよう指令を送った挙句『このメールを知り合い20人に転送しないとあなたに良くない事が起こります』と一斉送信したせいで校外でも大騒ぎだ!!!」

ちょ・・・。兄さん、やりすぎだよ。
何その呪いメールは・・・。

「大変です、ヴィレッタ指令!!」

今度は情報収集担当のメンバーが裏返った声を上げた。

「ロロの顔が全世界にさらされています!!!!」


げぇっ!!!!

PCの画面に僕のあらゆるアングルの写真とロロを保護して連れてきて下さった方には100万円差し上げますのタイトルがでかでかと載っている。

僕・・・・あ・・・暗殺者なのに・・・・・・・・・何をやってくれるんだ兄さん・・・・・・。

「直ぐに削除してください!!」

「出来ません!!あらゆる掲示板に78ヶ国語で書き込んであります!!!
悪質な増殖プログラミングを組み込んだ恐ろしく強力なソフトを使っていると思われます!!!」



         その2に続く



お待たせしました。予告していたロロを捜索する話です♪
・・・でもラストが中々思いつかなくて苦労しています。
どうしよう・・・。


鼻かぜが中々治りません
バイト以外は家に引きこもってゆっくりしたのに何故だ!?

ああ、でも引きこもっていても年末近くなるとアレもコレもやらなきゃ・・・という状態だからゆっくりしたような、しないような・・・・・・?

インフルエンザがウチの地区にもちらほら出てきましたので突然10日ぐらい更新が止まったらインフルエンザにかかったと思っておいてください
年内にこのお話を終わらせようとは思っているのですが

読んで下さった皆様、拍手・コメント下さった皆様ありがとうございます!!
風邪引きですが、ちょっと元気が出ます♪

返信はこちらから


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生徒会指令!ロロを探せ!!!2
2008年11月28日 (金) | 編集 |
「と・・・とにかくこれ以上騒ぎが広がる前に僕帰ります!!ネットの削除の方はどんな手段を用いてもやっておいてください。お願いしましたよ!!」

後ろからヴィレッタ先生の『待て!!』と叫ぶ声がしたけれど、待てないよ。
早く帰らなきゃ兄さんがまたろくでもない次の手を打ってくるに違いない。
何だかチェスで追い詰められて逃げ回ってるキングの気持ちだ。


しかし、ヴィレッタ先生の静止の声を振り切ったのは間違いだった。

司令室を飛び出したのはいいけれど、どこもかしこも人だらけ。
逃げても逃げてもきりがない。
まさかこんな大騒ぎの中で片っ端から殺すわけにもいかないし、一体僕はどうしたらいいんだろう。

これでも小さい頃から訓練を受けているので素人の学生ごときに捕まるものかと侮ったのが間違いだった。
みんな常軌を逸した目つきでゾンビのように追いかけてくる。

僕を弟にしたいって訳ではないだろうから100万円狙いかな?
つまり、僕が捕まったりしたら兄さんは100万円も払わなきゃいけないってことだ。

うちの家計はギリギリなのにそんなことしたら兄さんか僕の進学費用を解約しなくちゃ払えなくなる。
あの兄さんが僕の進学費用を解約するとは思えないので絶対自分のを解約してしまうだろう。

兄さんの運命は明日をも知れないはかないものとは言え、C.Cさえ現れなければまだまだ生きられる。
あれだけの頭脳の持ち主なのだから、出来たら大学にも進学して長く幸せに生きて欲しい。

それにお勤めに出たりしたらきっと今ほどかまってくれなくなるだろう。
僕と兄さんの幸せな時間が減るなんて冗談じゃない。

ええい、ゾンビ共め。
来るな~!!!

ギアスを使って逃げまくるがそれにも限界がある。
ああ、心臓が痛い。

「あ、副会長の弟発見!!」

数名の女の子にあっという間に取り囲まれとうとうへなへなと座り込んでしまう。
も・・・だめ・・・。限界・・・。
これ以上ギアスを使ったら死んじゃう・・・・・・。

「さぁ、追い詰めたわよ。ふふふ。あなたは1日私達の弟になるのよ。」

女の子達が不気味に笑う。

ひい。何か怖い!!
助けて兄さん!!

「ロロこっち!!」

その時会長が救いの手を差し伸べてくれた。
女の子達の間を駆け抜け、ミレイさんについて走り、生徒会室に逃げ込んで鍵を閉める。

「はぁ・・・はぁ・・・助かり・・ました。ミレイ会長・・・。」

息を切らしてお礼を言うと今度は会長の目がキラリと光った。

「さぁ、ロロは今日1日私の弟よ♪」

「え・・・だってミレイさんは企画側の人間でしょ?」

「うん。でも参加もしてるの。私ね、一人っ子だし、ママもパパも本国だからロロみたいな可愛い弟が出来たら嬉しいなぁ♪」


そういうと彼女はやけにキラキラした視線を僕に向けた。
コレはそう、アレだ。地震の前に奇妙な現象が起こるのと同じように、何か良くない事の前触れだ。

「あの・・・気持ちは嬉しいんですけど僕は兄さんのところに帰らないと・・・。」

「無理よ。あの人だかりを見たでしょ?他の子たちに捉まるぐらいなら私に捉まって楽しく過ごした方がいいと思うけど・・・?」

「・・・でも兄さんが心配して待っているんです。(会長の楽しくは恐ろしいし)」

一応哀れっぽく見上げて訴えてみる。
兄さんであればこれでイチコロだが、会長の場合の成功率は20パーセント弱というところだろうか?
しかし使える策はとりあえず使っておくべきだろう。
これ以上話をややこしくしたくないし。

「ふ~ん。ほんっとに健気ねぇ。分かった、逃がしてあげるから10分だけ弟になりなさいよ。」

くっ!やはり駄目だったか。
しかし、一日→10分に短縮できたのだ。上々だ。
ここらへんで手を打つか。

「・・・はい・・・・・・・・・・・・・・・・10分でいいなら。」

「男に二言はないわね。」

「・・・うっ・・・・・。」

僕は一体何をさせられるんだろう。
脳裏に今までの『生徒会行事』と銘打った嫌~な記憶が蘇る。

しかしたかが10分。
難関辛苦の人生をおくってきた僕だ。
耐えられないわけはない。
よし!!

「僕も男です。潔く10分間、会長の弟になりましょう。」

そう言うと会長は益々瞳をキラキラさせて微笑んだ。

「まぁあ。嬉しい。じゃあまずいつもルルーシュにしている甘々ボイスで『ミレイお姉様』って呼んでみて♪」

「は?」

甘々ボイス。それは何だろう。
聞いた事もない単語だ。
エリア11限定の方言のようなものだろうか。

しかしニュアンス的には何となく分かる。

分かるが・・・・・・・僕日頃そんな事してたっけ?

心当たりは全然ないが、このピンチを切り抜けるためにはやらねばならぬ。絶対に。
任務と思って頑張ろう。

「『ミ・・・ミレイ姉・・・様・・・。』・・・こ、これでいいですか・・・?」

「駄目よ、駄目。全然だめ。もっと心をこめて、目をハートにして、あま~~~っく囁くのっ!!」

・・・・・・・この人はどこかおかしい。
前々から思っていたけれど、どこか脳の病を患っているのではあるまいか。
明日にでもヴィレッタ先生に彼女の脳の精密検査を申請してみよう。
多分衝動的行動を抑制するべき前頭葉に欠損か収縮が見られるに違いない。


僕は兄さんを呼ぶとき目をハートにして、あま~く囁いたりしていない。
そりゃ兄さんの事は世界一尊敬してるし、宇宙一大好きだし、あんな素敵な人はこの世にいないから心はこもってるかもしれないが、ごくごく普通に呼んでいるだけだ。

おかしい人に捕まっている場合じゃない。
早く兄さんのところに帰らねば。

窓にじりじりと寄っていくとちらりとバイクに乗るリヴァルさんが見えた。
よし。リヴァルさんに助けを求めよう。

あの人は兄さんの悪友で時々兄さんを悪い遊びに巻き込むから苦手だけれど、ミレイさんほどむちゃくちゃな事は言わない。
それに兄さんから100万円巻き上げたりもしないだろうし、僕を弟にしたいとも思わないだろう。


心臓の動機も収まってきたし、そろそろギアスも使えそうだ。

僕はギアスを発動し、迷わず窓から飛び降りた。




リヴァルさんが僕を見つけ、すぐさまバイクで拾い上げてくれた。
ああ助かった。

そのまま校外に逃げ、ヘルメットをかぶったままリヴァルさんのバイト先のカラオケボックスについていく。

「大変だったな~。」と飲み物まで出してくれるリヴァルさんはとってもいい人だ。
今まで誤解していてごめんね。
本当に助かったよ。

「ま、ほとぼりが冷めるまでここで歌っていけばいいさ。一人カラオケする奴も多いし、ストレス解消にもなるだろう?」

リヴァルさんがカラオケの電源を入れると歌詞ではなく、兄さんが映った。




「この画面の前にいるお前たち。カラオケなどしている場合ではない!!俺の弟が行方不明だ。
全力で捜索に協力せよ!!!」



・・・・・・とポーズまでつけて喋っている。

これまではとてもとても優しい兄さんがゼロと言うのは何かの間違いではないかと思い続けてきた。
でもコレで決定だ。兄さんは間違いなくゼロだ。

いつもは暖かくて穏やかな兄さんだけど、敵に回すとここまで恐ろしいとは。

どうやらカラオケの配信元を回線ジャックしたようだ
あんな短時間に一体どうやって!?
皇帝お抱えの特殊工作員でもあんな短時間じゃ無理だよ。
まさに奇跡を起こす男・ゼロ。

嫌だよ~!!
ゼロになんかなっちゃ嫌だよ~!!!
いつまでも僕だけの優しい兄さんでいてよ~~!!!!!

・・・まぁ、記憶が戻ったのなら偽弟の僕をこんなに必死で探すわけは無いから、ゼロに戻ったってわけでもないのだろうけれど、素であれかと思うとそれはそれで恐ろしい。

とにかく連絡をつけようと携帯から兄さんに電話をかけるが全く繋がらない。
どうやらこの事態を重く見た機情本部が辺り一帯にジャミングをかけたらしい。
そういえばメールを使って呪い伝言を流しまくっていたっけ。


 その3に続く


鼻風邪の次は咳が出て、よっぽど医者に行こうかと思ったけれど、かりんのはちみつ漬けで乗り切りました♪
以前頂いたまま忘れていましたが、古典的医療もあなどれません。何と2日で咳が止まりました♪
インフルエンザはとうとう学校のお便りに載るようになったぐらいはやっているようなので、恐ろしいです・・・。
更新はママ友達との忘年会や役員としてのクリスマス準備があり、週2回ぐらいが精一杯ですが、このお話が終ってしまったらどのみち書くものが何にも無い状態なのでゆっくりブログ寿命を延ばしていきます!
ううっ・・。ロロが足りないよぅ
愛はあるのですが・・・。

次回の更新はルルーシュの誕生日ですので1回このお話はお休みしてルルの誕生日をお祝いします♪♪


遊びに来てくださった皆様、拍手、コメント下さった皆様ありがとうございます!!
本編が終って久しい今、皆様のコメントだけがこのブログの支えです
常連様もそうでない方もありがとうございます!!!!!

返信はこちらから


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生徒会指令!ロロを探せ!!!その3
2008年11月28日 (金) | 編集 |
「しょうがない奴だなルルーシュは。」

リヴァルさんが両手を挙げてため息をつく。

「俺、このままバイトしなきゃいけないんだ。でもお前の無事を確認しないとルルーシュの奴何するかわかんねーしな。奴の部屋の家電には何度電話してもいないし・・・。携帯は全然繋がらないし・・・。あ、そうだ!!」

「何かいい考えでも浮かんだんですか!?」

「・・・ちょっと待て。」というとリヴァルさんは部屋の外に出て行き、間もなく戻ってきた。

「女子寮の固定電話に電話してシャーリーに相談してみたんだ。彼女が迎えに来てくれるってさ♪
ルルーシュが戻って来るまでシャーリーに匿ってもらえばバッチリだぜ!!」


リヴァルさんが顔をほころばして言うが、僕にとってはあまり良い案とはいえない。


シャーリーさんか・・・・・・・・・・・・。

実は僕は彼女が苦手だ。

彼女は優しいし、僕の事もよく気にかけてくれる。
でも僕の兄さんの事を好きらしいのが気に食わない。

だってそうだろう。
シャーリーさんには優しいお母さんがいる。
お父さんだって最近までいて凄く可愛がってもらったらしい。
友達も大勢いる。
なのに何故僕の兄さんまで欲しがるのか理解に苦しむ。

僕には兄さんしかいないし、兄さん以外誰も欲しくない。
だって、あれもこれもと欲張れるような環境に僕は元々いなかった。
だから大切な人は一人でいい。

その大切な人を取られたくない。絶対に。
兄さんの一番はいつまでも僕だけなんだ。



ミレイさんは「シャーリーがお義姉さんになったらきっと楽しいわよ♪」と言うけれど、僕はそうは思わない。

むしろヴィレッタ先生の言う

「シャーリーのような女が嫁に来たら影の薄いお前などあっという間に空気な存在になってしまうぞ。せいぜい気をつけろ。」

という言葉の方がよほど真実味がある。


シャーリーさんは太陽のように明るいのに僕は墓場の十字架の影のように暗い。
でもそれは仕方がないと思う。
愛情をくれるはずの親も兄弟も僕にはいないし、友達も一人もいない。
日々の暗殺業をこなす事だけが僕のすべて。
これで明るかったらその方がおかしい。

でも兄さんのお陰で僕も笑う事が出来るようになったし、『幸せ』という感情がどんなものなのか理解する事も出来るようになった。
兄さんは僕の世界であり、僕の全てなんだ。
しかし、その幸せさえ期限付きのものであり、明日兄さんが生きてるかどうかすらわからない。


兄さんが生きている間だけでもずっと僕だけの大切な人でいて欲しい。
誰も・・・誰も取らないで。
僕の兄さんなんだから。
たった一人の家族なんだから。


彼女に借りを作るのかと思うと気が重い。

しかし僕の我侭で兄さんにこれ以上心配かけるわけにはいかない。
ましてや100万円も払わせるわけにはいかない。

ここは諦めて・・・本当に・・・・・・本当に不本意だけれど彼女の協力を受け入れよう。
別に兄さんをすぐに取られてしまうわけではないのだし。





「ロロ~!!」

太陽のようなシャーリーさんが、まぶしく輝きながら現れる。

「・・・このたびは誠に申し訳なく、お手数をお掛けして・・・・・・。」

「いいのよ~!!何お通夜みたいな事言ってんのよ~!」

ケラケラ笑う彼女は僕とは別世界の人なのだとしみじみ思う。



「はい!これに着替えてね♪ウイッグも持ってきたから♪♪」

「は?」

「私の制服で悪いんだけど・・・。あ、ウエストとかはクリップ繋いで止めてね。多分スカートそのままじゃ入らないと思うから。
チャックが閉まらなくても上からコート着ちゃえばどうせわからないし♪」


「・・・は?」

「ロロは可愛いから絶対男だってばれないわよ~!!」


「・・・・・・は?」

何を言ってるんだろうこの人は。
男の僕にまさかアッシュフォードの女子制服を着よと言ってる訳じゃないだろうな。
ミレイ会長が目立ちすぎていたためかシャーリーさんは比較的まともなイメージがあったけど、こいつ、地味に最悪だ。

変装するのは良いとして、もっと他に方法があるだろう。
何で僕が。このまま暗殺してやろうか。


・・・と思ったけれど、背に腹は代えられない。
一刻も早く兄さんと合流せねば。
あまり騒ぎが大きくなると本国にまで報告が行ってしまう。
そうなれば僕の失点としてどんな処分を受けるか知れたものではない。
良くて響団に返品。
悪ければ処刑だ。
そうなったら兄さんとも引き離されてしまう。

男のプライドを取るか、兄さんとの幸せな生活を取るか悩みに悩んだ挙句、やっぱり兄さんを取ってしまった。
別にいいよね。
兄さんだって会長命令で男女逆転祭りとかしてたし。
つまり、あの男らしいカッコイイ兄さんと僕はお揃い。
人生におけるほんの些細な躓きであり、人としての器量を広げるための試練であり、機会でもある。
・・・と兄さんも言っていた。
うん。何の問題もない。

問題はないのだが・・・・・・。

「シャーリーさん、ウエストがガバガバでスカートがずり落ちてくるんですが、どうしたらいいでしょうか?」

「ちょ・・・細いとは思っていたけど・・・。」


シャーリーさんが、がっくりとうなだれる。
おお!
太陽のような彼女がうなだれるところをはじめて見た!!
ちょっとだけ好きになったよ。シャーリーさん。
この調子で日頃から暗かったら良い友達になれそうなのに。


結局腰にスカーフを2重にして縛り、何とかスカートのずり落ちを防止してうまく着ることが出来た。

しかし、ウイッグをつけると本物の女子高生にしか見えない自分が何だか嫌だ。

僕も自分がわりと女顔だという事は知っている。
それがコンプレックスで、僕の事を女のようだと言う仕事仲間は片っ端から殺してきた。
だってムカつく。
自分の無能さを棚に上げて、僕を女のようだと言うような失礼な奴は殺されて当然だ。

この任務についてからもそれは変わらず、3人ぐらいはソレが理由で殺したような気がする。(いちいち数えてないから多分・・・だけど)


そして、それに困ったビレッタ先生に、司令室に筆書きで


●長生きのコツ

①ロロに女顔と言うな

②ロロに女っぽいと言うな

③ロロのロケットが女物と言うな

④ロロにスカートの方が似合うと言うな


・・・と書いた標語のようなものを張られてしまった。


やっぱり奴らも命は惜しいらしい。
それ以来僕の事をとやかく言う奴はいなくなった。(陰では言っているようだが)
ただ、あんまりでっかくそういうのを部屋に貼られるとすっごい複雑な心境なんだけど・・・。

まぁ、とにかく、女装は気が進まない。



それなのにこの能天気女は無邪気に嬉しそうにしている。
くそっ・・・後で100回殺す・・・・・。



「わぁ♪ルルも女装すると本物の女の子より美人だったけど、さすが兄弟ね~!!
すっごく可愛い!!!」

え?本当!!

「さすが兄弟」


「さすが兄弟」


「さすが兄弟」


よし!!!
何だかやる気出てきたぞ!!!!!




      その4に続く


この土日でやらねばならないことがけっこう片付きました♪
ちょっとほっとしています。

月曜日は振り替え休日で子供らがいたので前々から言われていた通り、子供らもバイト先に連れて行きました。
月曜日のバイトは普段のと違って半分ボランティアの老人家庭のお掃除お手伝いなのですが、そこの老夫婦が子供好きでうちの子のことも「孫」と呼んでとても可愛がってくれます。

今の世の中、見知らぬ人から声をかけられたら逃げなさいと子供に言わざるおえないのですが、全くの他人からこういう風に可愛がっていただける事がありがたくてたまりません。



SE6、やっと聞けました♪
ロロがかわゆくて面白かったです!!

SE6派生の話を見てみたいとおっしゃってくださった方がいて、今の話が終ったらその方向で考えてみようかな~と思っているのですが、本編がカオス過ぎてどう書こうか悩み中です。

そこでここに遊びに来てくださる方のお力を借りられたら・・・と思っているのですが、アンケートに協力していただけないでしょうか?


4パターンのうちどれが読みたいか、無記名でかまわないのでコメントか拍手から教えて下さい。(もちろん記名でもかまわないです。感想など頂けたら更に嬉しいですが、贅沢は言いません)
どうぞよろしくお願いいたします。

①SE6の補完として前後を書く

②メンバーを変えてこんどこそ女の子達と合コンする。(C.C、カレン・カグヤ、等と)

③SEの6設定を借りながら、最後の接触事故だけは可哀相なロロと差し替える。

④ロロが何で王様ゲームを知っていたかを書く


う~ん・・・。
誰もアンケートに答えてくれなかったらどうしよう・・・。

優しい皆様、お手数ですが、よろしくお願いいたします~


遊びに来てくださった方、拍手、コメント下さった方、ありがとうございます!!!
本当に励みになります♪
ちなみに前回UPから今日までのWEB拍手を数えてみたら5日間で160拍手で今まで最高となっていました。ルル誕だからきっと多かったのでしょうね♪
複数回押してくださった方もいらっしゃるでしょうが、遊びにこられた方のうち、どれぐらいの人が最後まで読んでくれてるのかな・・・というのがわかり、大変参考になりました。
頑張って続けられるところまで続けてみようと思います。

普通の拍手も6拍手入っていて、こちらは多分サービスでWEB拍手と共に押してくださったのかな?
本当にありがたい話です。

お返事はこちらから(基本的にはコメントいただいた順番で書いています)






















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生徒会指令!ロロを探せ!! その4
2008年11月28日 (金) | 編集 |
激烈に不本意だったが、

『さすが兄弟!!』

・・・と言われたその言葉だけを心の支えに、僕はアッシュフォードの女子制服を着て、長いロングのウイッグをつけ、これ以上ないほどコソコソとシャーリーさんの後に隠れながら彼女の部屋まで行った。

シャーリーさんは

「せっかく可愛いんだからもっと堂々と胸を張って歩けばいいのに・・・。」

と言うが、冗談じゃない。

もう日もとっぷりと暮れたとはいえ、僕を探すためのかがり火が校庭中に焚かれ、サーチライトが光を巡回させながら隅々まで照らしていっている。
こんな恥かしい姿を公衆の面前にさらすわけにはいかない。
ましてや捉まったら・・・と思うと自然と背筋を丸めてうつむいてしまう。


一般の生徒に混じって警官の姿までちらほら見える。
予想はしていたが、警察にも連絡が行ったようだ。

・・・しかし、警官の顔をチラッと見ると、何と知った顔だった。
アッシュフォードに詰めている偽装教師を除く外周クリーニング部隊が警官に扮して僕を探し回っているようだ。
おそらくヴィレッタ先生が皇帝直属の権限を使って警察を押さえ込んだのだろう。

くそ。女装さえしていなければ奴らに保護を求められるのに。

日頃から不仲なあいつらが今の僕のみっともない女装姿を見たら、きっと光の速さで機情メンバー全員に吹聴して廻るに違いない。

それでなくても女顔、女顔と言われてうんざりしているのに。






シャーリーさんの同室の人は今は僕を探しに出ているらしく、いなかった。
そこで忌々しい女子制服を脱ぎ捨てて、持ち込んだ自分の服に着替える。

シャーリーさんは、

「え~!!せっかくだからそのままルルにも見せてあげればいいのに!!!」

と言うが、何が『せっかく』なのかサッパリ解らない。
この女も頭が腐っている。

明日、この女の脳の精密検査も申請してみよう。



さて、兄さんが戻るまでここで待つのはいいが、苦手なシャーリーさんと一部屋で二人っきりと言うのは何だか居心地が悪く、心臓にも悪い。
そこで、テレビをつけさせてもらう。


新商品を宣伝するコマーシャルが愉快に流れ、シャーリーさんの視線もそちらにうつる。
気まずい空気も薄らぎ、ほっとしていると、今人気の女性ニュースキャスターが「お待たせしました、それでは番組を続けます。」
と、にこやかに微笑んだ。

その視線の先には・・・・・・・。






に、に、兄さん!!!!!
何でそんなところに!!!!!



そこにはインタビューを受ける兄さんの姿があった。
部屋に電話してもいないと思ったらテレビ局にいたのかっ!!!!!!

兄さんはハンカチで目頭をそっと押さえながら、くっ・・・と小さく呻き、キッと顔を上げた。



「誘拐犯よ!もしロロに何かあったら

貴様を生き地獄に落としてやるからそう思え!!!

それからロロは俺だけの弟だ!!!

貸し出しなど絶対に認めん!!!

絶対にだ!!!!!!!!」




ビシっと指を差し、ゼロのポーズで叫ぶ兄さんに、女性アナウンサーがぽーっと頬を赤らめている。
おい、貴様!!
美人キャスターNo1とか言われてるからって、調子に乗ってそんな目で兄さんを見るな!!
それにいかにも親切そうに新しいハンカチを貸すな!!!

あ~!!
どさくさに紛れて「大丈夫ですか?」なんて言って肩を抱くな!!!

お前どう見ても20代後半だろう!!
十歳近く年下の兄さんを狙うな!!この犯罪者め!!!

確かに兄さんは言語を絶するほど美しいから惹かれるのもわかる。でも兄さんは年上は好みじゃないんだよ!!
見るな触るな引っ付くな!!!


青ざめながら心の中で毒づいていると、年増の圏外アナウンサーは兄さんに向かって恐ろしい提案をした。

「・・・では、弟さんを貸し出す代わりに、ロロさんを見つけた方にはルルーシュさんからお礼のキスを送ると言うのではどうでしょうか?きっと皆さんやる気が出ると思いますよ?」

はぁああ?

この女、コロス。絶対殺す。
しかも一撃では殺さずじわじわ殺す。

・・・しかし清い兄さんがそんな条件飲むわけが・・・と思ったのに、

「何だ。そんなことでいいのなら・・・。弟を探して連れてきてくれるならキスでも抱擁でも何でもしてやる。とにかくロロを無事連れてきてくれ。」

なんて言っている。


兄さん。それは逆効果だよ。
そんな条件なら僕はますます捉まるわけにはいかなくなる。


そして、ますます皆に追っかけられる事になる。
特に兄さんのファンクラブの女の子達なんか、血眼になって僕を探すよ。恐ろしい。

それだけじゃない。兄さんの事を知らなかった日本中の女性が兄さんのキスをを狙ってやってくるよ。
その証拠にほら、さっきの女性アナウンサー、急用が出来たといって番組を放り出して駆け出して行っちゃったじゃないか。

でもまあ、兄さんもじき帰ってくるだろうから、それまでここでゆっくり待たせてもらえば・・・ん?

何だろう。
この突き刺さるような視線は。

「ロロ

シャーリーさんが手を胸の前で組んでお願いのポーズをしながら僕をじっと見つめている。





「あ・・・あの、シャーリーさん?」


じっと思い詰めたような瞳で見つめられ、はっとする。

そう、さっき兄さんがテレビで公言したじゃないか。
僕を保護した人にはお礼のキスを贈ると。

さては兄さんとのキスを狙っているな。
普段は無邪気な振りをして、あざとい女だ。


とは言え、兄さんは必ず約束は守る人だ。
僕を連れて行った人には本当にキスしてしまうだろう。

キスと言ってもほっぺにちゅっ、ぐらいだろうが、それは弟である僕だけの特権なのだから、たった一回と言えど他人には譲れない。

ああ・・・どうしてあんな約束しちゃうんだよ、兄さん。
普段言っている事と全然違うじゃないか。

兄さんが言うにはキスとは大変神聖なもので、他人とは絶対にしてはいけないらしい。

家族でならいくらでもOKだが、どうしてもキスしたい相手が出来たなら、まずラブレターを書き、OKを貰ったら3年間ぐらいは文通をしてお互いの内面をしっかりと把握するところからはじめるのが慣わしだそうだ。

3年経ってもやはりその相手が好きなら、今度は文通から交換日記に切り替え、クリスマスのみ『でえと』というものをしていいらしい。

でも、男女二人っきりで出かけるからには節度を持った付き合いに気を配り、手を繋ぐなどもってのほか。
遅くならぬよう少なくとも夕方五時までには帰宅することが条件だとか。

そうやって清く正しくお付き合いをして、二人とも社会に出てきちんとした収入を得ることが出来るようになったら婚約と言うものをし、そこで初めてお互いの手を握る事が許される。

婚約期間は少なくとも2年以上とし、結婚してもちゃんとやっていけるのかしっかり見定め、その期間中に貯蓄は最低でも二人合わせて400万ぐらいは用意し両家の親兄弟のOKも出たら大安吉日に結婚し、戸籍上他人ではなくなってからやっとキスできるのだそうだ。

本当、兄さんって物知りで凄いなぁ。
僕、全然知らなかったよ。

まぁ別に好きな女の子がいるわけじゃないし、人並みの幸せとは縁遠い僕だから知らなくても差し支えは無いんだけど、常識的な事柄はきちんと把握しておいた方がやはりいいだろう。

ちなみに世間には軽々しく他人同士キスする不埒なやからもいるけれど、あれは不良か、自分を安売りするしか道の無い哀れな人間のクズがすることだから、絶対真似してはいけないとも言っていた。

もちろん僕は清く正しい兄さんの弟だから、兄さんの言葉に従って清く生きるよ。


兄さんに聞いたままの事を伝えると、ヴィレッタ先生などは盛大にお茶を吹いていたけれど、僕は兄さんを信じる。
だってたった一人の兄さんの言う事だもの。

ヴィレッタ先生はほら、もうすぐ27歳になるからそろそろ自分を安売りしなくちゃいけなさそうだけど、僕はそうじゃないし、彼女の言う事なんか関係ない。
ぴちぴちの16歳だものね。


シャーリーさんだって僕より一歳年上なだけなのだから、そんなに自分を安売りしなくてもいいのに。

いや、年は関係ないか。
需要と供給のバランスを見ると、明らかに供給過剰だ。
兄さんからの需要はゼロなのに兄さんを好きな女の子は星の数ほどいる。

だからシャーリーさんの価値もただいま大暴落中で押し売りに走っているわけか。
ふ・・・哀れな。


いや待てよ。

兄さんはTVで僕を保護してくれた人にキスすると言っていたが、兄さんは元来そういういい加減な事をする人ではない。

もしかして・・・、今頃婚姻届を用意して、僕を連れてきてくれる人を待っているんじゃないだろうか。
変なところで真面目な兄さんの事だ。
キスの覚悟を決めた時点で結婚まで視野に入っている可能性はおおいにありうる。

普段から僕に

「お前を守るためなら命でも惜しくないよ。」

と言ってくれる兄さんだ。
僕のためだったら意に沿わない結婚だってしちゃうだろう。


だけど兄さんは他人にはクールだが、身内には本当に優しい。
嫌々結婚したとしても、あの兄さんが身内を粗末に出来るわけがない。

嫁を可愛がっているうちに僕なんて段々空気な存在になっていって・・・・・・・あああああ!!
そんなの嫌だああああああああ!!!



          その6に続く


・・・実はこのお話を以前間違って半日程公開扱いにしてしまっていました
加筆していますが、見ちゃった人すみません~
そしてその間に拍手してくださった方ありがとうございます。とっても嬉しかったです!!!

アンケートお答え下さってありがとうございました!!!
その結果ですが、皆さんで協定を結んだのかと思っちゃうほど見事にバラバラでした

全部見たいとか①③④をつなげてはどうかとかいう意見もいただきました。
そうすると一話では終らず湖面並みに長くなっちゃいそうです。
でも、せっかくそう言って下さったので、出来るかどうかはともかく、前向きに検討してみたいと思います。

遊びに来てくださった皆様、拍手、コメント下さった皆様、ありがとうございました♪
さむ~~くなるとコタツから離れられなくなるUTですが、おかげさまでちょっとずつ進めてます。

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生徒会指令!ロロを探せ!!! その5
2008年11月28日 (金) | 編集 |
僕の大事な兄さんがこんな若くして何処の馬の骨ともわからぬ女のものになってしまうのは耐え難い。

かといって、シャーリーさんが嫁にきたら僕なんて完全に空気になってしまう。
彼女は明るくて可愛らしくて甘え上手で・・・家事なんかてんで駄目そうだけど兄さんはそういう人の世話をせっせとやくのが大好きな事は僕が良く知っている。

僕だって兄さんと暮らすまでは小松菜とほうれん草の違いもわからなかったし、魚は切り身で海を泳いでいると思っていた。
でも今は兄さんほどじゃないにしても一通り作れるようになったし、クッキーやケーキだって焼ける。
今がどうかなんて問題じゃない。
最高の先生が毎日手取り足取り教えたら、彼女だってあっという間に上手くなるだろう。





『シャーリー、君はとても頑張りやさんだな。今日の料理、すごく美味しいよ・・・。』

ちゅ。

・・・なんて僕の目の前で毎日されたらたまらない。(僕がされるのはかまわないが)


ご飯が終ったらいつもは僕と兄さんでお風呂に入るけれど、さすがに3人で入るわけにはいかないだろうから、きっと僕だけぽつんと残される。

2人で楽しそうに喋ったり、歌なんか歌っちゃってるのを聞きながら部屋の隅っこで膝を抱えて涙しながら風呂の順番を待つしかないんだね。

今まで二人で入っていたので風呂の水位は節約地球に優しくあるために39.5センチと決めていたけれど、一人で入ったらその水位じゃ肩まで浸かれなさそうだよなぁ・・・。
冬なんか寒いだろうなぁ・・・。
お湯足してもいいかなぁ・・・。

これから髪も自分で洗わなきゃいけないんだね。
兄さんに洗ってもらうの、凄く気持ちよかったのに。

・・・・・・せめて髪を乾かす時ぐらいは今までどおりやってくれるかなぁ・・・。
きっとやってくれるよね。

でもシャーリーさんはけっこう僕をかまうの好きだから、

『あらルルぅ。私がやるわよ。だって私、ルルのお・嫁・さ・んなんだもの♪
ロロは私の弟でもあるのよ♪
ね~~~。ロロ

・・・などとたわけた事を言うだろう。





何が『ね~~~。ロロだ。


僕の唯一残された幸せまで奪うつもりか。
後で殺す。100回コロス。


・・・は!

いけない。妄想の中のシャーリーさんに負けた挙句、一人つっこみやっている場合じゃない。





その6に続く

このお話はりんさんのロロVs嫁シャーリー・・・のお話から付け足してみました。
兄さんは二人の(一方的な)争いにまったく気がつかず、シャーリーはロロを可愛がり、ロロだけがはげそうなほど悩むと思います。

ちょっと短めなので拍手お礼文を付けます。
ただし、リアル生活が忙しく、新しく書く暇が無いので湖面の未公開分をUPするというちょっとずるい方法ですが・・・。

湖面は当初本編に繋げるつもりで何話か先まで下書きをしていましたが、結局本編には繋がらないパラレルエンドを選びましたので、このお話はお蔵入りとなりました。
さらに、書いた時期は相当昔でウチがまだコメディサイトではなかった頃のものなのであはは・・・って感じでもないですが、読んでみようというチャレンジャーの方はどうぞ。

また、このお話は次の更新時に消えますので、こちらの文章から湖面その●に一部横流ししていますすみません



前回のと入れ替えましたので1回押しで出ます。


拍手、コメントありがとうございました♪
とても励みになります!!

・・・でも今回はかまってくださる方が少なくちょっと寂しかったですね

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生徒会指令!ロロを探せ!! その6
2008年11月28日 (金) | 編集 |
外は危険だが、シャーリーさんと二人っきりの方がもっと危険なのは間違いない。
乙女パワー全開のシャーリーさんの瞳から逃れるべくじりじりと後退したが、すぐに壁際まで追い詰められた。

こうなったら仕方ない。


僕はギアスを使って変装に使った制服とウイッグを掴むと部屋の外に飛び出した。


この部屋に連れてきてもらう時わかったのだけど、女子寮の中は極端に人が少なかった。
当たり前の話だが、女子寮は男子禁制なので、まさか僕がここにいるとは思わないらしく、皆外に探しに行っているようだ。

そうは言ってもいつ誰が来るとも知れない場所で変装するわけにはいかない。
ものすごく不本意とは言え、こんな場所で男の僕がアッシュフォード学園の女子制服に着替えるところを目撃されたらタダではすまないだろう。
もう間違いなく変質者だ。
バレたらきっと機情の僕のファイルにも女子寮侵入歴有り。女装癖有りと備考欄に書かれてしまうだろう。
局員達のあざけり顔が目に浮かぶようで嫌だ。

しかし、変装せずに外に出るのは自殺行為だ。
振り出しに戻ってしまう。


悩んだ挙句、ギアスを使って女子トイレに入り、個室で着替える事にした。
案の定トイレには誰もいなかった。
これでゆっくりと着替えられる。
女子寮は電気がついていて僕の女装姿もはっきり見られてしまうが、人気はないし、多分簡単に外に出られるだろう。
そうしたら、サーチライトに気をつけつつ、まっすぐクラブハウスの僕の家に向かえばいい。
だれも女装した僕に気がつかないはずだ。



・・・・・でも『良かったなぁ』なんて喜べない。

物心付いた頃にはもう暗殺者で、響団の道具で、僕の自由意志なんて無いも同然だった。
しかし・・・。

こともあろうに女子トイレに忍び込んでコソコソ女装するなんて、情けないにも程がある。
女顔、女顔と言われつつも心の中では『そんなことあるものか』と精一杯男らしく生きてきたつもりだった。


・・・・・・・落ちるところまで落ちてしまった・・・・・・。

何だか凄く悲しくなって涙がじわりと滲む。
もうこんな事、やっぱりやめようか。

潔く男の姿で出て行って誰かに捕まっちゃえばこんな事しなくてすむんだ・・・。


今の人気のほぼ無い状態なら、男の姿でも気配を読みながら女子寮を脱出する事は多分可能だろう。

人がうようよいる中で、誰ともわからぬ奴に捉まるのは嫌だけど、もう仕方がない。

とにかく、女性に捕まると兄さんに嫁が来てしまう可能性があるから、女生徒にだけはつかまらぬよう気をつけて、申し訳ないけど、兄さんには100万円払ってもらおう。

それから毎朝新聞配達とかして、少しづつでも返していけるよう頑張ってみよう。
僕は男なんだから、こんな風にコソコソするよりその方が絶対いい。



でも。



・・・でも・・・・・・、もし外に出る前に男の姿で見つかったら?



万が一にも寮内で見つかったら・・・あの潔癖な兄さんの弟である僕が、男子禁制の女子寮で見つかったら・・・一体僕はどうなっちゃうんだろう。

もう家に入れてもらえないかもしれない。
それなら家で兄さんの嫁と張り合ったほうがまだマシだったかもしれない。


いや、・・・・・・あの兄さんの事だから、僕を見捨てる事はないか。

しかし、万一僕が見つかり、女生徒に袋叩きにあいそうになったら、僕のしでかした事を皆にお詫びするために切腹ぐらいやりそうだ。

嫌だよ兄さん、死なないで。
僕の事はもういいから。
袋叩きになろうと、警察に捕まろうと耐えてみせる。
ギアスだって使わない。

ちゃんと罪は償うから、時々刑務所に面会に来てね。
女子寮の女子トイレへの侵入行為って、懲役どれぐらいなのかな・・・・・・・・。
シャーリーさんのこの制服って盗みに該当するのかな・・・・。
僕は行方不明の間ずっと女装して女子寮に潜伏していた事になるのかな・・・・・・。

いや、とにかく、この場所で見つかりさえしなければいいのだ。
落ち込んでいる場合じゃない!!



早速脱出しようと決意したら、数人の女子の声が聞こえ、何とトイレに入ってきてしまった。
ひええ。
どうか見つかりませんように!!!



「もう!ヴィレッタ先生ったらむかつくわね!!
『寮の門限だから部屋に帰れ~!!』だものね。」

「きっと先生もルルーシュ君の唇を狙っているのよ!!」

「点呼が終ったら後で窓から抜け出すわよ!!!」

「もちろんよ!!!」


・・・なんて会話が聞こえてくる。

どうも先生達が騒ぎを収拾させるべく、走り回っているようだ。
だけどこのタイミングで女子達を寮に追い返さなくたって・・・・・・・・。


覚悟を決めて誰かに捕まろうと思いかけていた僕だが、出るに出られなくなってしまった。

だって、男の僕がこんな所から出てくるところを目撃されるわけにはいかない。
女子寮の中で見つかるのさえとんでもない事なのに、女子トイレに潜伏していた事がばれたら痴漢扱いだ。

考えている間にもトイレに入ってくる女子の数はどんどん増えている。
きっとさっきまでトイレに行く間も惜しんで僕を血眼になって探していたのだろう。


「ちょっと!ここに入っている子!早く出なさいよ!!!
トイレの外まで皆ずら~~~~っと並んでるんだからね!!!」


個室の中に隠れていればとりあえず安全だと思ってたのに、どんどんドアを叩かれた。
まずい。
ギアスを使って外に飛び出すか?

いや、僕のギアスは5秒しか持たない。
ドアを開けてギュウギュウの女子を掻き分けてトイレの外に出たとしてもずら~~~~っと女子が並んでいるという。
とても5秒じゃ間に合わない。
絶対見つかる。

そうして兄さんはお詫びに切腹・・・・・・・・・・。


駄目だ。
男子制服のままでは出られない!!!!



その7に続く



こんにちわ♪
そろそろ今年も終わりに近づいてきましたね。
UTは23日から来年の6日まで実家に帰りますので、しばらくおりません。

・・・が、ずっと更新無しなのも寂しいので、25日にはクリスマスSS(ちょっとブラックですが)、1月1日には新春のご挨拶と約10年ぶりに描いたイラスト(←正月から恥をかくのもちょっと微妙なのですが)を自動更新でUPします。

携帯はネットにつなげませんのでコメントのお返事等は帰ってから致しますね。(23日昼までのコメントのお返事は致します)


リンク先素敵サイトのRUY様が皇帝の貯金箱を引き当てたようです。
どうせならロロ貯金箱が当たれば・・・と言う話から、1P漫画を描いてくださってます。
兄さんに貯金をねだるロロがあまりにもかわゆいのでここにもリンクを貼っておきます。
ヴィレッタ先生もいい味出してます♪
ぜひ見に行ってみてください!!!

ロロ貯金箱



拍手、コメントありがとうございました!!!!
皆様もバタバタしてる中コメントを下さったんだなぁ・・・と思うと心が温かくなります☆

紅柳様、RUI様、りん様、ありがとうございました!!!!
コメント欄からお返事させていただいています♪


ではまた♪

その7
2008年11月28日 (金) | 編集 |
致し方なく、再び女装し、うつむいてドアを開ける。
どうかバレませんように。
女装して・・・女子寮の女子トイレに潜伏していたなんてもし知られたら、僕は破滅。兄さんは切腹だ。

祈るような気持ちでそそくさと出て行こうとすると、一人の女生徒に肩をつかまれた。

!!

ばれた!?

思わず顔が青ざめる。







「ねぇ、お腹痛いの?顔色悪いよ?」


見知らぬ女生徒が親切そうに顔を覗き込んでくる。
や、止めろ~!!僕を見るな~!!!

・・・と叫びたかったがそうもいかない。
こんな時兄さんだったら27587通りの対処法を思いつくのだろうが、情けない事に僕はたった一つしか思い浮かばなかった。

そう!こうなったら女の子の振りを通すしかない!!


「・・・ううん。もう直ったから平気・・・。」


なるべくか弱そうに、地声がばれないように囁くように言ってみる。

おえ。きしょい。
自分で声を作っておきながらなんだが、想像以上に女の子っぽくてきしょい。
吐きそうだ。



「でも何だかつらそうよ?医務室まで一緒に付いていってあげるから。ね?」


その女生徒はますます親切そうな顔をして僕に言う。


そりゃ、つらいよ。

つらくないわけ無いだろう、このバカ女。


情けない女装姿を覗き込まれ、女声を出さねばならないこの苦痛。お前にはわかるまい。
お前さえどこかに行ってくれればもう少しはマシになるんだ。
お願いだからほっといてくれ。
それなのに。

「ええ~。その子、どうかしたの?」

「気分悪いの?」

「背中さすってあげようか?」


なんて、他の女子まで僕に声をかけてくる。


小さな親切、巨大なお世話。
ええい。よるな。

しかしそう思っている間にもすっかり女子達に取り囲まれて、身動き出来なくなってしまう。
何で女子ってこう無駄に親切ぶるのだろう。
ほっといてくれればいいのに。

駄目だ・・・。
脱出できない。

トイレ内の女子を皆殺しにするぐらいわけないが、そうもいかない。
さすがにこの人数じゃ隠蔽しきれないし、学園内には僕を探し回っている人がうじゃうじゃ人がいる。

それに間もなくさっきのテレビを見たキス狙いの女性達がイナゴの群れのごとく押し寄せてくるだろう。
ここで30人もの女子を殺ったらうまく逃亡できたとしても、明日の新聞一面に

『女子寮トイレに潜入した変質者、30人もの女子高生を惨殺!!』

・・・などと載ってしまうだろう。

それはまずい。
たとえ僕が捕まらなかったとしても誰の仕業かなんて、一目瞭然である。
立場的にまずいものとなるのはまず間違いない。


更にまずいのはヴィレッタ先生。
普段は何かとフォーローしてくれる事の多い彼女だが、彼女は女の敵には非常に厳しい。
見かけ美人な彼女の着替えを覗こうとして捕まり見事なまでに無残にボコボコにされた同僚が数人居たはずだ。
それだけならまあ、自業自得と笑ってられるが笑えない事件もあった。

3ヶ月ほど前だったか、女装して女子寮に侵入したバカな男子学生がいたのだが下着をあさっているところをばっちり女子達に見つかり、集団でタコ殴りにされた挙句、パンツ一丁にされて2階の窓から吊るされたのだ。

僕と兄さんも野次馬に混じって見に行ったのだが、良心というものと全くご縁が無い僕でさえ同じ男として気の毒でどうしたものかと眺めていたら、脚立を抱えたヴィレッタ先生がさっそうと現れた。


女子達に向かって

「お前ら何をやっているんだ!!」

と叫んだので僕はてっきり哀れな男子生徒を助けてやるつもりなのかと思って見守っていると、

{僕は女子寮に忍び込んで下着をあさった恥知らずな大馬鹿者です}

という急ごしらえっぽい垂れ幕をその男子生徒のむき出しの腹にガムテープでぺたっと貼り付け、

「こういう馬鹿者はこういう風にしてさらすのが世間の常識だ!覚えておけ!!」

と言って、女子達の拍手喝采を背に

「あーははははははははっ!!!」

と笑いながら去っていった。

その後哀れな犯人はヴィレッタ先生にならった手に手にマジックを持った女子達に囲まれ、犯人の顔から身体まで『変態』だの『女の敵』だのびっしりと書き込まれていた。

兄さんが気の毒そうに

「まるで耳なし芳一だな・・・。」

と呟いていたのが忘れられない。


女は魔物とV.Vがいつもぶつぶつ言っていたけれど、確かにその通りかもしれない。

ギアスを含めた純粋な戦闘能力やナイトメアの操縦技術ならヴィレッタ先生に負けはしないが、あの煽動能力と裏からアレコレする能力は驚異的だ。
そして普段はパチンコざんまいな日々を送っているくせに元庶民で軍出身のヴィレッタ先生は実は民間人を守るという意識がとても高い。
一般生徒に手を出したらどんな裏報復を受けるか・・・。

女子を敵に回し、機情メンバー全てを敵に回し、ヴィレッタ先生までも敵に回したら流石の僕にも明日は無い。
でも一般生徒に手を出しさえしなければ元々の事情を知っているヴィレッタ先生は僕が不埒な気持ちで女子寮に侵入したわけではないとわかってくれるだろうし、事態回収にも手を貸してくれるはずだ。局員達もその方向で動いてくれるだろう。


しかたない。手品のように突然僕が消えたらそれはそれで女子どもは騒ぎ立てるだろうが、ギアスを使って少しづつ撤退していくしかない。

僕はギアスを使ってトイレ内の女の子たちを掻き分け、何とかドアを開けて廊下に出るとギアスを解き、トイレから出てきたような振りをしながらうつむいて歩いた。

恥かしいのもあるが、顔を上げると瞳が見えてしまう。
この学校で紫の瞳を持つのは僕と兄さんだけだ。

シャーリーさんは絶対バレっこないと言っていたが、この瞳の色はごまかしようが無い。
怪しいと思う人もいるだろう。

しかし、うつむいて歩き続けるのも相当怪しい。
どうしたものかと思いつつも人ごみに紛れて女子寮のなが~~~い廊下を歩いていると、ふいに近くから女子の甲高い悲鳴が響いた。

「きゃー!!!いやぁ、女装した男がいるぅ!!!!」

しまった!!
気がつかないうちにウイッグがずれていたのか!?




        その8に続く


やっと帰って来ました~♪
実家は久しぶりなお友達と会いまくり、忙しいけど楽しかったです!

家に夜行バスで帰ると1時間半休んですぐ午前の部のバイト。帰って4時からまた違うバイト。
洗濯の山と掃除、実家から送った巨大なダンボール2箱を解体をする気力も無く、結局今日やっちゃいました。
やっと人に踏み込まれても大丈夫な家になりました~
合間にブログ回りをして楽しい休憩を取り、何とかほぼ書いてあったその7に修正を入れ、今日中にUPで来そうです♪(旦那は懇親会だし♪♪)

居ない間にコメントも下さり、すっごく嬉しかったです☆
疲れが吹っ飛びます♪

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その8
2008年11月28日 (金) | 編集 |
え!?
今度こそばれた

哀れな男子生徒の末路を思い出し、身をすくませるが、女子達が見つけたのはどうやら僕ではなかったようだ。


向こうの方で明らかに男の声の女が暴れてる。
あれは・・・!!

「ち、ちげぇ!!おれ・・・いや、私、女よぉん

・・・と、男としてのプライドのカケラもなさそうな女装したおっさんが騒いでいる。
その横で小さくなっている二人もどうみても男だ。

というか、あれで女装したつもりなのか。
服装やウイッグはいいとして、口周りにはうっすらと青く髭のあとがあるし、わりと細身ではあるものの肩はいかついし、バレないと思って潜入したのだとしたら相当のアホだ。

待てよ、あの騒いでいるアホ、見たことがある。

そう、ブラックリべりオンの時取り逃がした黒の騎士団の幹部の一人、玉城真一郎だ。
一緒にいる二人の雑魚も確か団員だ。

僕はこの使命を受けた時、兄さんに接触する可能性のある団員のリストを渡された。
最初は幹部の顔と経歴ぐらいしか覚えていなかったが、今は残存している団員の中で顔のわかっているもの288名全て覚えている。

だって、こいつらは肉親との縁が薄い、いたいけで可哀相な子供である僕からたった一人の兄さんを取り上げようとする慈悲の欠片もない悪魔のように酷いやつらなのだ。
見つけ次第抹殺だ。

変装しようが、どんな場所で出会おうが、この僕が直々に一人残らず始末するべく毎晩毎晩写真を見ては頭にこやつらの品性の無い顔を叩き込んでおいた。

さてはテレビで制服姿の兄さんを見つけた黒の騎士団が、騒ぎに便乗して兄さんを取り戻そうとしているんだな。
そうはいかない。

飛んで火にいる夏の虫・・・って言うんだっけ、エリア11では。

くくっ・・。バカどもが。

暗殺部隊の仲間からさえ恐れられる死神の僕に出合ったのが運のつき。
誰がお前らなんかに大切な兄さんを渡すものか。

もちろん、こんな騒ぎの中、流血沙汰になど出来ない。
ナイフも銃も使えない。

でも、それがどうした。
僕はこれまで与えられた使命は全て果たしてきた。
たかがテロリスト3名ぐらい、群集にまぎれてキレイに殺してみせる。

この状況で使えるのは・・・。



女装男たちに注目が集まっているうちに裏ポケットから小さな小さな注射器を取り出す。
暗殺者である僕は常にいくつかの暗殺の道具を持ち歩いている。
これもその一つだ。

といっても注射器の中身は空だ。
毒など入っていない。

それで十分。

5秒あれば3人の動脈に空気を注入できる。
そうすれば流血もなく、証拠を残さず心臓麻痺のように3人を殺すことが出来る。
もちろんきちんと死体検証すればバレバレだが、上から手を回せばいいだけのこと。
どうせ奴らはテロリストだし、皇帝直属の部隊に警察は黙るしかないはずだ。

一般生徒に手を出したらさすがにヴィレッタ先生も怒るだろうが、黒の騎士団なら問題ない。
マスコミ対策込みの後始末もちゃんとやってくれるだろう。


制服の袖に密かに付けられた小さな隠しポケットにカバーをかけたままの注射器を隠しつつ、5秒で仕留められる場所までそっと距離を詰めていく。

もうすぐ触れられる・・・という所まで来た時、ヒゲ男が僕にナイフを突きつけた。

「く・・・来るな!!来たらこいつの命は無いぞ!!」


どうやら男達は僕を人質にして逃げ切る気らしい。

は!素人め。

それで僕を捕らえたつもりか?
黒の騎士団幹部の中で最も無能と言うデーターは本当のようだ。
身のこなしがなっちゃいない。

しかしまずい事に僕に注目が集まってしまった。
「きゃああ」という女生徒たちの悲鳴を聞きつけたテレビ局のカメラマンまで突入してきて大変な騒ぎになってしまっている。

どうする。
玉城を始末するぐらいわけないが、僕のギアスは物理現象は止められない。
あのテレビが生放送だった場合、機情の権限を使っても放映はすぐには中止出来ない。

・・・というか、今頃機情メンバーはネットの削除やら、呪いメールの後始末やら、カラオケ配信元の停止やらでてんやわんやでそんな余力もなさそうだ。

外周クリーニング部隊のほとんども警官に扮して学園内に来ているし。

テレビにうつる可能性を考えるとさすがに殺すのはまずいか・・・。
とすると、とるべき手段は唯一つ。

ゆるい束縛をすり抜けて身を沈め、振り向きざま玉城が突きつけていたナイフを叩き落とし、片手でウイッグを押さえ、もう片方で玉城の手を捕らえ、受身を取れないようにして回し蹴りで肋骨を砕く。
・・・と言っても、まぁ、あの音と感触なら軽くヒビが入ったぐらいだったかな?

いつもならこのまま心臓に骨が刺さる角度でへし折って殺しているが、少し力を抜いたから命に別状無いだろう。
悪いけど無傷で気絶させる・・・なんて方法、僕は響団で教わっていないから。

さて、残りの平団員が玉城の様子を見てわたわたしていたが、逃がすつもりなんてもちろん無い。

そのまま、玉城の隣にいた男の足を払って突き飛ばし、逃げようとするもう一人は体育の授業で習った柔道の技を使って投げ落とす。

最近兄さんに合わせた生活をしているためか、筋肉は落ちていたが、元々運動神経はいいし、力もある。これぐらい造作も無い。


ふふん。
後は怒り狂った女子どもに止めを刺されるがいい。
その騒ぎに紛れて僕はさっさと逃げるとしよう。

すでにもみくちゃになっている3人を一瞥して歩き出そうとすると、閃光に目を焼かれた。

フラッシュが何度もたかれ、僕をテレビ局のカメラが捕らえる。

「ちょっとお話を聞かせてください~。お手柄でしたね!!!」


はぁ?
お手柄?


「女子寮に女装して忍び込むなんてとんでもないヤツラですが、この勇敢なる女子高生が見事退治してくれました!!!」


あ・・・世間ではそういうことになるのか。
僕は兄さんのためにヤツラを排除しただけなんだけど・・・。


しかしカメラは止めて。
今更なんだけど、僕、暗殺者なんだから。

それに、僕も女装して女子寮にいたという事実のみ見れば、ものすごく不本意だが、どちらかと言えばあいつらのお仲間だ。
けっして褒められるような行為ではないしテレビになど映りたくもない。



その9に続く




めかりんさんお勧め二コ動、すっごく良かったのでしばらくこっそり張っておきます♪
これは本当に上映したら見たい!!(ありえないけど)





年始からばたばたしてすっかり更新が遅くなっちゃいました
平行してPC絵の練習もしていたので更新は週1ぐらいになっちゃうかも
でも細々とでも続けていきますので見捨てず遊びに来てくださると嬉しいです♪

ある方のご好意でアニメーターさんがイベントに出していたという幸せルルロロピンナップを譲っていただけることになり、今日届くことになっているので超楽しみです♪
値段から考えてもっと小さいかと思っていたのでうまく隠せるかどうかわかりませんが、そうやばくなさそうだしおそらくぺらぺらなので引き出しの底紙を2重にして隠すか・・・。
公式に発売されているギアスの画集?のようなものは隠し場所の関係から1冊も持っていませんが、今後手に入らないだろうし、やっぱり幸せそうな二人を見てみたいです♪

読んで下さった方、拍手コメント下さった方、ありがとうございます!!!
とっても励みになってます!!

お返事はこちらから




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生徒会指令!ロロを探せ!! その9
2008年11月28日 (金) | 編集 |
それなのに僕はカメラの前に引っ張り出された。

精一杯うつむいて顔がはっきり映らないようにする。


「いやぁ~。勇敢なお嬢さんですね!!!」

キャスターが興奮したように叫ぶ。

お嬢さんじゃないから、僕。

勇敢でもないから。私情で戦っただけだから。


「えっと・・・お名前を教えていただけませんか?」

名前だと。

言えるわけが無い。

あ、そうだ。

偽名を使えばいいんだ。

「あの・・・、マルガレッタ・ヌウといいます・・・。ごめんなさい、私用事が・・・!!」


そう言って一瞬の隙を付いて駆け出し、手近な窓から身を躍らす。
もちろんウイッグは押さえたままだ。



ああ。きしょい。

女装は嫌だが、女声を出すのはもっと嫌だ。

取り合えず、あの名前を名乗っておけば、後はヴィレッタ先生が親戚の子だとか何とか言ってごまかしてくれるだろう。
それにあのヴィレッタ先生の親戚なら、暴漢の二人や三人やっつけたとしても多分不思議がられない。

とにかく女子寮から脱出できたのは大きい。

外ではかがり火とサーチライトに気をつければいいだけだ。
瞳の色だって、ごまかせる。




思ったとおり、誰も女装姿の僕を気にとめるものはいなかった。
もうすぐゴールだ。

クラブハウスが見えてきた。

ああ、兄さんが玄関先で待っている。
ごめんね兄さん。

でも何て言い訳しよう。
こんな騒ぎになっちゃって、僕はどうしたらいいんだろう。

いや、それ以前にこの姿をどうしよう。
玄関先なんかで待ってないでよ兄さん。

少し距離をとり、人気の無い木の横でうつむいたままじっとしていると、兄さんが一直線に僕に歩み寄ってきた。
え?何で?

こんな姿でしかも暗がりなのに、兄さんには僕だってわかるの?


「ロロ・・・心配した・・・!!!」


兄さんは顔もはっきり見えないはずの、うつむいた僕を木の陰でぎゅっと抱きしめた。
そして兄さんが着ていたコートをかけてくれて、耳元に、僕にだけ聞こえる声で囁いた。


ああ、な~るほど。
やっぱり兄さんは頭がいいなぁ。



僕のことわかったのはそれでだったんだね。





「生徒諸君よ!!ご協力感謝する!!

たった今、ロロの無事が確認された!!」




僕の体をスッと離すと制服の襟に付けられたマイクをオンにした兄さんが大きな声で宣言する。




ちょっと待ってよ。

こんな所で宣言されたら女装姿の僕の立場が・・・・・・。


あわあわする僕にこっそり兄さんはウインクを送り、


「発見者はリヴァル。カラオケ屋で保護

されているそうだ。携帯が通じなくて

連絡が遅くなったが・・・。」



とあさっての方向を向いてマイクに喋った。

ええ~!!リヴァル~!!!という女子達の悲鳴の中、どこからともなくリヴァルさんが現れて

「まぁ、友達から100万取り上げるのも何だから、キスで我慢してやるよ♪」

とほざく。


え!?

ちょっと待って!!
なんでそこでキスが・・・。リヴァルさんは会長ラブじゃなかったの?
兄弟でもないのに男同士キスなんて冗談じゃないよ。
明らかに間違っているよ!!!

わ~!!

女生徒と兄さんのキスも見たくないけどなんでよりにもよってリヴァルさんと兄さんとのキスシーンを真近で見なきゃならないんだ。


兄さんはリヴァルさんに近付き

「ありがとうリヴァル。感謝の気持ちだ・・・。」

そう言ってギュッと抱きしめ袋から魚を取り出して渡した。

「「「「「「「「え?」」」」」」」」」

あたりを取り囲む人々の間から一斉に疑問符つきの「え」が飛び出す。

「何だ知らんのか。これは『キス』というエリア11ではポピュラーな魚だ。焼くとうまい。
全長30cmほどで、日本近海を含む西太平洋とインド洋に生息している。
今晩の夕飯に使うつもりだったがロロには換えられない。
さあ持っていけ。」

・・・といけしゃーしゃーという。

僕は知ってるよ。
それはキスではなくサンマだ。
時々食卓にのぼる。
まぁ、魚を食べる習慣のあまりない、しかも食事つき全寮制に住むブリタニア人にはわからないだろうが。

「おう!うまそうじゃんか。んじゃ遠慮なく!!」

リヴァルさんは魚を掴んで僕の方をチラッと見て笑いながら去って行った。
なるほど。最初っからグルだったのか。

やっぱり頭いいな兄さんは。
心臓に悪いけど。




最初はぶちぶち言っていた他の生徒も

「そういえばリヴァルがロロをバイクに乗せて連れて行くところを見たって言う奴がいたっけ・・・。」

「ええ~っ!あれガセじゃなかったの?」

「なぁんだ。つまんないの~。」

と言いながらぞろぞろと帰っていく。


ありがとう兄さん。僕の正体をばらさないでくれて。



人気がなくなったのを確認して家に入ってやっと一息つく。
ぐったりとソファーに横たわり、疲労にもう言葉も出ない。
ああ、何て酷い一日だったんだろう。

ため息をつく僕に兄さんの視線が注がれる。
やっば。
女装姿のままだった!!

取り合えず、はしたなく投げ出した足をぎゅっと閉じて伺うように兄さんを見る。
逃走のためとはいえ、こんな情けない女装姿の弟を見て幻滅されたりしないだろうか。

「まだ似合うんだなロロ・・・。」

兄さんが懐かしそうに僕を見る。
え?
何で?

「ほら、お前小さい時は妹だったじゃないか。」

「え!?あの・・・僕は昔から男で・・・だから妹にはなれなくて・・・・・・あれ?」

もしかして記憶が戻った?
ナナリーと間違えてる?

「いや、本当に妹だったわけじゃないけど、女の子が欲しかった母さんがロロに女の子の服せて女の子みたいに可愛がってた時期があったんだよ。
覚えてないか?」

「うん・・・全然。」


コンチクショウ皇帝め。
何だよ、その微妙な設定は。



「小さい頃のお前は今みたいに髪が長くて、癖毛が風に舞うとくるくるふわふわしてそりゃもう、どこの妹より可愛かったんだ。
俺もその頃はお前が男だって知らなくて、本当の事を知った時にはショックで熱を出したっけ。」


兄さんの脳裏に浮かぶ女の子はきっとナナリーだろう。
記憶が改変されたのにやっぱり兄さんの中にはナナリーがいるんだ。

僕とナナリーは何故かとても似ているからそれを僕だと思い込んでるだけなんだね。
そして偽物の記憶の中でさえ妹ではなく弟と知ってショックを受けたんだね。
そう考えると少し悲しくなる。
兄さんはナナリーの事を覚えてないはずなのに。
わ~ん。やっぱり妹が良かったんだね。



「でも今は、お前が男で・・・弟でよかったなって思ってるんだ。」


え・・・?

「それ本当!?僕、弟で良かったの?」


「ああもちろん。弟で良かったよ。」

そういって抱きしめてくれる兄さんの腕がとても温かい。


嬉しい!!


「どうせ妹なんてほかの奴にいずれ取られてしまうし、大きくなったら一緒に遊べないし。」

まぁそれはそうかも。
それが普通だよね。なら弟のほうがいいっていうのも頷ける。


「おまけに妹だと大きくなったら一緒に風呂に入れないし、一緒に寝れないし。」


・・・・・・・。
それはちょっと返答に困る理由だね・・・。
多分あんまり普通の意見じゃないよ。

僕以外が弟役に派遣されていたらとりあえず一緒に風呂に入ったり眠ったりは出来ないんじゃないかな。
世間知らずの僕でよかったね。


「お前で良かった。お前がいい。」

僕の考えていた事を読んだかのように兄さんが言う。


そっか。僕がいいのか。他の誰でもなく。

僕は妹の身代わりとばかり思っていたけれど、ちゃんと僕の事も見てくれていたんだね。本当に嬉しいよ。

「・・・だけど、俺に心配をかけるのは良くないな。どうしてこんなに遅くなったんだ?」

「え・・・!?あの・・・・。」


そうだ、あまりにもバタバタしていて言い訳を考えるのを忘れてた。

ええい!!こうなったら仕方ない・・・コレだけはやりたくなかったが・・・・・・・。



「僕・・・僕・・・・・・。」

そう小さく声を詰まらせて、うつむいて自分の体を抱きしめる。


おえっ。キショイ!!
僕はV.Vを除けば立場的に弱かった事はほとんどなかったし、実際自分は強いと思っているのでこういうふうに自分をなよなよと弱く見せるのは凄く抵抗がある。
可愛く甘えるのは得意なんだけど。(兄さん限定で)


でもそうもいっていられない。
よしもう一押し!!
ちょっと涙も出してみようか。

昔は演技なんか出来なかったけど、今は違う。
今は心持たない人形じゃないから。

そう、泣くためには『怖かったこと』を思い出せばいい。

一番怖かったこと。
それは兄さんに憎まれる日が来るかも知れないと知ったあの時。

思い出しただけでほら、涙が出て震えてくる。
その顔で兄さんを弱々しく見上げる。



「僕・・・補習が終わった後、お腹が痛くなってトイレに行っていただけなのに…あんな放送かけるから皆に追い掛け回されて帰るに帰れなくなっちゃったんだよ。酷いよ兄さん・・・!」


そう言って嘘泣きしながら兄さんの胸に飛び込んだ。


「ロロ・・・・・・・!!」

「兄さん・・・・・!!」



よし。コレで全てうやむやだ。
しかし情けない。

女装姿なのでよりいっそう情けない。


でもいいんだ。
誰にも捕まらずにちゃんと帰ってこれたから。

良かった。兄さんに嫁が来なくて。
これからもしばらくは僕だけの兄さんでいてね。


料理が上手に出来た時褒めるのも、ほっぺにちゅ、てするのも、お風呂に一緒に入るのも僕だけだよ。


もし兄さんに本当に好きな人が出来たら、その時は涙を呑んで邪魔をしつつも応援するからその時が来るまでは僕だけの優しい兄さんでいて。


ゼロにもなっちゃ駄目だよ。

ね。兄さん。





    その10(最終話)に続く




やっと終わりが見えました♪
最初、4話ぐらいで終りそう・・・とかウソばっかりこいて、どんどん長くなっちゃいました

SS中の「わ~ん。やっぱり妹が良かったんだね。 」という台詞は以前美咲さんがコメントで予想してくださったのが面白かったのでそれを入れた話を追加しました♪
またしても勝手に使ってすみません」

また、嘘泣きのの件は以前、ロロ不足で先が思いつかない~!!とブログで書いた時に

オチは、いっそ「兄さんが今日は外食しようって誘ったのに…ずっとXXで待ってたんだけど来ないから心配したんだよ」と嘘泣きしながらルルーシュの胸に飛び込めば兄さん騙されるんじゃないでしょーか(笑)全ての面倒事(後処理)をルルーシュに任せるゼロレクイエムwなんてどうでしょう。

という無記名コメントをいただきましたので嘘泣きして兄さんの胸に飛び込むところを使わせていただきました。
どなたか存じませんが、ありがとうございます♪

また、この話の一部に湖面の没分の話の一部も流用してます。すみません


今日のUPは無理かな~と思いつつ、旦那は出張で昼まで帰って来ないし、子供はおそらく九時ぐらいまで起きてこないしと思ってUPしちゃいました。
今日、旦那が帰ってきたら泊まりでカマクラ作りに行っちゃうので
公開コメントのお返事は月曜日になります。すみません。

カマクラ初めて♪
楽しみだな~!

イラストやっと描きあがったので載せてみます♪
まだわからない事だらけなのですが前のよりは早くなったような・・・?←でもやっぱり遅い
SSと違って時間を作るのが大変です

roromadokannsei7kannsei7_convert_20090115153126.jpg


遊びに来てくださった皆様、拍手コメント下さった皆様ありがとうございます♪
いつもとっても励みになっています!!

お返事はこちらから♪
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生徒会指令!ロロを探せ!!・最終回
2008年11月28日 (金) | 編集 |
兄さんが女装姿の僕を発見することが出来たのは、シャーリーさんからの連絡があったからだった。
制服とウィッグが見当たらなくなっていたのでおそらく女装して帰ってくるだろうと予想していたらしい。

それでも数多くの女生徒の中から変装した僕をほぼシルエットだけですぐ見つけた兄さんに内心舌を巻く。

やっぱり凄いや、僕の兄さんは。


シャーリーさんから連絡を受けた兄さんは、すぐバイト中のリヴァルさんを会長の件で買収して戻らせ、今回の事を仕組んだらしい。

まぁ最悪どこの誰ともわからない女性とキスすることも覚悟していたようだけどね。



この騒ぎは本国まで報告が行ってしまったが、結局お咎めは無く、なんだか拍子抜けした。


大騒ぎにはなったものの、僕の落ち度は非情に少ないと、ヴィレッタ先生がかばってくれたのだ。
実際、僕の落ち度は夕食の時間にたった5分遅れただけだった。
しかもサボっていて遅れたわけではなく、職場環境を清潔に保つべく一人がんばっていたのだ。

それなのにあんな騒ぎになってしまって、どちらかと言うと僕のほうが被害者だ。

玉城とザコ2名はボコボコにされたまま捕まり収容所に連行されていった。
これは僕の手柄となったらしい。

今回の事件はこれと引き換えにまったくの不問となり、むしろボーナスアップと聞かされた。
やった!!
・・・でも多分ヴィレッタ先生が手を出して「礼はどうした?」と待ってそうだから、僕の懐にはいくらも入らないだろう。
まぁ、任務で支給されるお金を貰っても兄さんとの暮らしには使えないから意味ないんだけど。


その後どういう風に報告がいったのか詳細はわからないが、クルルギ卿からは


『ルルーシュがあんまり鬱陶しいからつい司令室に長居したくなる君の気持ちもわかるよ。
・・・そうだよね。さすがに兄弟でアレはないよね。』


と、僕に慰めのメールをよこされた。


ヴィレッタ先生・・・。
 本当にどういう報告書を書いたんだ・・・・・・・・。




更に、クルルギ卿からの報告によると事件のあらましを聞いた皇帝陛下は



「うぁははははははぁ!!!
あやつ、やりおったわ!!!!」



と、大爆笑だったらしい。

ヴィレッタ先生は首をひねっていたけれど、僕も理解不能だ。
何がおかしかったんだろう?

そういえば以前V.Vが「シャルルはあれでけっこう可愛くて、よく笑う楽しいコなんだよ。」と言っていたけどそういう事なんだろうか・・・・・・。(可愛いはともかく)



ネットに流れた情報は僕が確保されると間もなく消え去った。
兄さんが全て消したらしい。

増殖するよう組んだ画像の全てにあらかじめ特殊な暗号を埋め込んでおいて、兄さんの消去プログラムに反応して消えるように設定してあったらしい。

画面を見た人間全てのPCにもスパイウイルスが強制的に取り込まれるよう情報がプログラムされていて、個人所有のコピーされた画像まで根こそぎ消し去ったようだ。
ファイルを開いても、もう『ご協力ありがとうございました。』という画像しか現れなくなっている。
ヴィレッタ先生が唖然としていた。

やっぱり僕の兄さんは凄いなぁ。
ブリタニア帝国が総力を挙げても消去出来なかった僕の情報をあんな短時間で消してしまうなんて。

カラオケの配信会社からは損害賠償が来ると思ったが、兄さんが専属モデルとなる事で和解したようだ。
兄さんが画面に映る曲はどれもすごく歌われてるらしい。
僕も今度歌いに行っちゃお♪
これでも毎日兄さんとお風呂で歌ってるからけっこう上手いんだ♪♪




あの日僕らは手を繋いで眠った。

「絶対俺の前からいなくなるなよ。」

と言われて切なくなった。


ごめんね。兄さん。

偽りの記憶の中で兄さんは優しい母さんを、父さんを事故で失った。

皇帝陛下の前に引き出されたあの日、最愛の妹とマリアンヌ様も失った。
彼女達は完全にいなくなったわけではなく、今でも兄さんの潜在意識に眠っている。
無理やりもぎ取られたその時の恐怖と共に。

愛しい人と引き離されたり、大切な人の記憶が奪われる事が兄さんにとってどれ程恐ろしい事だったのか、今の僕ならわかる。

兄さんは最後に残った僕の手だけは決して離すまいという風に、眠っても固く固く握ったままだった。

置いていかれるのはつらいよね。
大事な人がいなくなるのはつらいよね。

ごめんね兄さん。

今度からは兄さんを不安にさせるようなことは絶対しないよ。
僕だけは兄さんの側にいつまでもいるからね。

いつまでもいつまでも。

生まれ変わってもいつまでも・・・。


            END





やっと終わりました♪
最初考えていたよりず~っと、ず~っ長くなった上に落ちが中々思い浮かばず困りましたが、皆様に助けていただきながら何とか無事最後まで書けてほっとしています。

元々湖面3部その6の一文を独立したお話に仕立てただけなのでロロとルルはその後幸せに暮らしていきます♪

あと1話分、オマケでヴィレッタ先生視点のルルロロ日記を書いてますのでカテゴリーから見られた方、良かったら次のPも見てください♪

拍手お礼文にロロを探せ!!のおまけの、玉城外伝・ゼロを探せ!!を前回分と入れ替えてUPしました♪
WEB拍手1回押しで出ます☆(次回更新時に順番が変わりますのでご注意下さい)
玉城の需要はあんまりなさそうですが、あの馬鹿さが大好きです♪
ロロと玉城の対決?シーンの辺りとその前後のお話です。
こちらはパラレルのパラレルで13話にちらっと続く感じですが、UTの所のお話ですのでそのうちまた続きの幸せパラレルエンドを捏造すると思います。




次回は多分りんさんから回って来たバトンかロロを探せ版ヴィレッタ日記だと思います♪
年甲斐も無くカマクラ作りを張り切りすぎたせいで地獄の筋肉痛を味わっていますが、現在の更新目標は5日以内ですので書けるといいなぁ・・・。
ギアスが放映されていた頃はほぼ1~2日更新でしたが今はやっぱりこれぐらいが精一杯です


『ルルーシュがあんまり鬱陶しいからつい司令室に長居したくなる君の気持ちもわかるよ。
・・・そうだよね。さすがに兄弟でアレはないよね。』

という台詞はりんさんが以前コメントで予想してくださった台詞が面白かったので使わせていただきました♪
いつもありがとう!!!!

読んで下さった皆様、拍手コメント下さった皆様、ありがとうございました♪
返信はこちらから














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ロロを探せ版ヴィレッタ日記
2008年11月26日 (水) | 編集 |
SSの前にお知らせです。
明日、ブロバイダーの変更をするため1~7日程度ネットに接続できません
公開コメントのお返事が遅くなるかもしれません。ごめんなさい



ヴィレッタ日記



某月某日 19時10分

水泳部の都大会が近いので今年も優勝を狙うべくしごきにしごき、ついうっかり遅くなってしまった。やばい。司令官なのに定例会議に遅刻だ。

慌てて生徒たちを引き上げさせ、更衣室で着替えていると、生徒たちの携帯が一斉に鳴り出した。
はて。おかしなこともあるものだ。

・・・と思っていたら、部員たちがざわざわしだす。
何気なくそのうちの一人の携帯を覗き込むと馬鹿兄貴が馬鹿馬鹿しい内容の呪いメールを送りつけていやがった。
それも全員に。
どうやらPCから全校生徒に一斉メールを送ったらしい。
弟の姿がちょっと見えなくなったぐらいで錯乱する根性なしの兄貴にちょっと泣けた。
ロロをさらえるような化け物、いるわけないのに。


某月某日 19時20分


ダッシュで司令室に戻るとなんとそこに行方不明のはずのロロがいた。
任務はどうした!!!

お前のせいであのアホ兄貴が大騒ぎを起こしているっていうのに

しかし騒ぎはそれだけでは収まらなかった。

「大変です、ヴィレッタ指令!ロロの顔が全世界にさらされています!!!」

悲鳴のような裏返った声を上げた局員を見てロロは私が止めるのも聞かずに飛び出していってしまった。
ちいい、やっかいな!!

兄が兄なら弟も弟である。
もう少し回りの迷惑も考えてくれ。

どうして血のつながりも無いのにこういうろくでもないところばかり似るのだろう。
やっぱり一緒に暮らしているせいだろうか。
そうに違いない。
皇帝の命令は絶対だからロロをルルーシュから離すわけにはいかないが、ロロを預かる責任者として何とかしなければならないだろう。




某月某日 20時45分

「大変です!ヴィレッタ指令!!ルルーシュがテレビに出演しています!!」

もう何を聞いても驚かないつもりだったが、さすがに驚いた。

「モニターチェックはどうなっているんだ!!」

と怒鳴りつけるが、局員たちは首のかかった大失態にパニック状態で、しどろもどろになっていた。
どうやら全力でネットの書き込みを削除しているうちにモニターのチェックが甘くなり、ルルーシュの外出を見逃してしまっていたようだ。
ええい、役立たずどもめ。

おまけに、もしもの事態に備え、数名の局員が偽装警備員として校門に詰めていたはずなのに、ルルーシュはこれも易々と通り抜けた。

メール、ネットを見て駆けつけた恐ろしい数の部外者、そしてこの暗闇のせいで、奴めはノーチェックで通ったのだろう。
ルルーシュは中々不遇な人生をおくってきたと聞いたが、こんなところばかり強運で本当に泣ける。



某月某日 20時55分

大手カラオケ会社から電話がかかってくる。

「お宅の生徒さんがうちのカラオケ配信元をハックして困っています。名門校と聞いていたのにいったいどんな教育をなさっているんでしょうねぇ。」

と散々に言われ、平謝りした。

学園長は海外。ミレイ会長はイベントに参加しているらしく連絡不能。
学年主任でルルーシュの担任の私にお鉢が回ってきてしまったのだ。

おのれルルーシュ。
よくもこの私に赤恥をかかせたな。
後で殺す。1000回コロス。


・・・・・・とりあえずルルーシュをカラオケ会社に売って円満解決しておいた。
生放送でテレビに映ってしまった今となっては別にどうということはないはずだ。



某月某日 21時20分

「大変です!ヴィレッタ指令!!」

本日22回目のその台詞を聞いていいかげんもううんざりしていると、

大画面のモニターにかわゆく女装したロロがいきなり写った。

・・・お前、存在そのものをレベルSで秘匿されている帝国最強の暗殺者のくせに何女装してかわゆい声でヒロインインタビューなんぞ受けているんだっ!!!!!

この私があんなに漢らしく育てようと頑張っているのに!!!

あああああああ!!!

ルルーシュか!!

ルルーシュのせいなんだなぁぁぁ!!


「こんな仕事酒でものまなきゃやっとれんわー」

もうまじめに仕事をするのも馬鹿馬鹿しいので局員たちと(ヤケ)酒盛りすることとする。
反対者は誰もいなかった。

しかしあんまり飲みすぎて、翌日にはほとんどの局員が二日酔いでつぶれてしまった。あれしきの酒でつぶれるとは情けない。

この事件の報告書を作って本国に送らねばならないというのに私一人でその作業をやらねばならないのか。
数ヶ月前まで軍の一線で戦っていた私はこういう仕事はあまり得意ではない。

しかし私も機密情報局の司令官として抜擢されたからには、それにふさわしい能力を身に着けねばならないと心得ている。
そこでわたしなりに、日ごろからこつこつと勉強し、かなり色々な事柄を学んできた。

やばいことの隠蔽の仕方とか、機密の情報操作の仕方とか、特別ボーナスの支給要請の仕方とか、そう・・・仕事として最も基本的で重要な事だ。
これさえおさえておけば、後は適当でも何とかなるものだ。


某月某日

局員扮する偽装警官が指名手配中のテロリスト3名を捕まえた。
・・・と言っても、ロロと女生徒に散々にやられ、すでにぼろ雑巾のようになっていたところを警官に救出されたといったほうがより正しいだろう。

ロロは普段、倒した相手に対してすぐに興味を失ってしまう方だが、このときばかりは司令室に気絶したまま縛られてつれて来られた3人を前に、


「こういう馬鹿者はこういう風にいたぶるのが世間の常識です。」

と言って、靴の後がくっきりとついた3人を更にぎゅうぎゅう踏みつけ、

「あーははははははははっ!!!」

と笑いながら去っていった。


局員の一人が

「最近ロロってヴィレッタ指令に似てきたよな・・・。」

とつぶやいたような気もしたが、もちろん気のせいだろう。
私はあんな凶悪なキャラじゃない。

そうか、ルルーシュか!

ルルーシュのせいなんだな!!!

明日の体育の授業で目にもの見せてくれようと思う。

 

END

今回は先生、あんまり泣きませんでした
でも相変わらず苦労しています☆

その後も全国のあちこちに出来たロロ〔マルガレッタ・ヌゥ)のファンクラブをつぶして回るというやっかいな仕事もまわって来ます


ルルーシュテレビ・カラオケ顔出しについては黒の騎士団の玉城たちがのこのこと現れて捕まったので、C.Cを誘い出すおとりとして有効であると報告書に書いてごまかしています。


「こんな仕事酒でものまなきゃやっとれんわー」

という台詞は浅田リン様のコメントによる予想の台詞が面白かったので使わせていただきました♪
いつもありがとうございます!!!!!


ロロの女装を見て見たいという声を頂きましたが、嫌な方もいらっしゃるかもしれませんので別所におきます。(よそでもそういう配慮をしているところがあったので・・・。)

見たい方だけ、こちらからどうぞ。


読んで下さった方、遊びに来てくださった方、拍手コメント下さった方ありがとうございます♪
お返事はこちらから☆


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ヴィレッタの日記・湖面番外編
2008年11月25日 (火) | 編集 |
某月某日

ロロがまたしても夜中に職員寮に駆け込んできた。

折角お笑い選手権を見ていたのに。
どうやらルルーシュの意識が戻らなくなったらしい。

「何だ。鬱陶しさのあまりつい殺りそうになったのか?」

と聞いたらこっちが殺されそうになった。
何故だ!?



泣きじゃくるロロから訳を聞くと、司令室清掃のさい仕方なく一時的に自室に隠しておいたエロ本とビールをあの軟弱アホ兄貴に見つかったらしい。

エロ本とビールごときで気絶する奴なんてこの世にいるわけないと思ったが部屋に行ってみると本当に白目を剥いて血を吐いて気絶していた。

・・・これで18歳の男かと思ったら本気で泣けた。


某月某日

いつまで待ってもルルーシュの意識が戻らないので皇帝陛下のもとに送った。

また家畜として戻ってくるかと思ったら何と皇帝の可愛い息子として認定され、公爵扱いで戻ってきやがった。
どんなこずるい策を使ったのやら。

今日からこいつが私の上司なうえ、クルルギまでルルーシュに篭絡されたかと思うと気が重い。

来月にはジェレミア卿も数学教師の交代要員として派遣されて来るそうだ。
マリアンヌ様の息子にどうしても仕えたいらしい。
あんな目にあったのにこりない奴だ。

ちなみにロロも同腹の兄弟扱いと言うことで公爵らしい。
それだけは良かった。

響団との縁もすっぱり切れてもう暗殺者として働かなくてもいいそうだ。
本当に良かったな、ロロ。





しかし問題はあのクソ兄貴だ。
何と奴はロロの部屋を取り上げてナナリー皇女に渡し自分の部屋をロロと共同で使うことにしたらしい。

お前公爵だろう。
アッシュフォードの敷地は広いんだ。
お屋敷でも建てて自室ぐらいそれぞれ持て。
というか、別々にお屋敷を建ててお前はナナリーと住め。

私がロロの教育係としてロロと一緒に住んでやる。

・・・せっかく私がロロを男の中の男に育てようと思っているのに同室になったらますますルルーシュに感化されてしまう。

ロロに『断れ』と言うと目いっぱい拒絶された。

「兄さんと一緒の部屋で過ごせるなら私服は季節ごとに二枚ずつ、机はミカン箱、部屋の隅っこで寝袋に包まって眠る生活でも幸せです♪♪♪」

と嬉しそうに言っていた。
何だそれは。

お前も公爵になったんだよな???
欲がないにも程がある。

まぁルルーシュがロロにそんな生活をさせるとは思わないが。



某月某日

ロロを男らしく教育するよりルルーシュを先に教育した方が早い事に気がついた。

エロ本やビールを見て失神するようでは男として失格である。
それにしても、あの皇帝陛下の息子がこんなへたれとは・・・。
義母が100人以上いると逆に抑圧されてしまうのだろうか?
だとしたらちょっと泣ける。


某月某日

ルルーシュを呼んで、ロロとて男であり、人間であると言う事をこんこんと説いた。

弟を天使と信じるような痛い兄は26年間生きてきた私だが、見たことが無い。
あまりにも痛すぎる。

それにロロはナナリーではないのだ。
ありのままのロロを受け入れてやれと言うと奴は神妙な顔をして頷いた。

・・・本当にわかっているのか凄く不安だったが、どうやら本当に分かっていたようだった。

私の助言に従いロロにエロ本をプレゼントしただけでなく、「天使じゃなくても愛しているよ。」とメッセージカードもつけてやったらしい。
粋な事をするじゃないか。少し見直した。

良かったなロロ。
もう良い弟のフリをしなくてもいいんだ。
これからルルーシュと同室になってもエロ本読み放題、ビール飲み放題だ。

きっとロロも16歳の少年らしく大喜びしているだろう。
私もささやかながらロロの力になれて嬉しい。

ルルーシュは気に食わない奴だが、良い話を聞けてちょっと泣けた。




某月某日

重大な話があると機情メンバー一同、ルルーシュに司令室に呼び出された。
何の話かと思ったら、監視を始めた頃からの帳簿を持ってきて経費の無駄使いが多すぎると説教を始めた。

おまけに外食やコンビに弁当は身体に悪いし高く付くから自分で作れとかシャワーはやめて風呂に入れとか、洗濯物はクリーニングに出さずに自分でやれとか、風呂の残り湯を使えとかものすごく細かい。

公爵の身分で帰ってきたはずなのにこれは一体どういうことなのだろう。
節約は奴の趣味なのか。それとも生きがいなのか。

「兄さん、流石です!!」

と目を輝かせるロロが哀れでちょっと泣けた。
お前ももう公爵なんだぞ?
私ならあんな奴とは3日と暮らせないだろう。



某月某日

使命と兄弟愛の間で悩む事がなくなったせいかロロが随分丸くなり、機情メンバーとも仲良しになった。
大変喜ばしい。

また、ルルーシュの奴もいつの間にか機情メンバーと仲良しになっていた。
どんなこずるい手を使ったのやら。

・・・と思ったら、意外と正攻法だった。
ろくに洗濯も出来ない機情メンバーの洗濯をしてワイシャツには糊付けまでして返してやったり、差し入れに手作りの夕飯を持ってきたり、クッキーを焼いてきたり、まるで田舎から出てきたおかんのごとく世話をしてやっているらしい。

多分世話の焼ける黒の騎士団の面倒を見なくてよくなったので物足りず、機情メンバーの世話をする事にしたのだろう。

ロロは最初ルルーシュが機情メンバーの世話をするのは気に入らないようだったが

「ロロが世話になってきた相手だから俺も色々してやりたいんだよ。」

と言ったとたん手のひら返して奴と共に色々世話をしてやっているようだ。
それは喜ばしい事なのだが、機情の奴らが

「ロロもルルーシュも料理・洗濯・掃除が上手くてしかも優しくて最高だな。・・・どっかの司令官と違って。」

と囁いているのが気に食わない。
私だってこれでも料理も洗濯も掃除もうまい。もちろん優しい。
ただこいつらのためにしてやる気になれないだけだ。
人を見る眼のないこやつらの、今年のボーナス査定は一律30パーセントオフとする事とする。



某月某日

ルルーシュに手なづけられた哀れな機情メンバーが奴の誕生日にサプライズパーティーをやることにしたらしい。
馬鹿馬鹿しいので私は当日参加するだけとしたが、中々企画が盛り上がっているようだ。

当日行ってみると、奴らが選んだにしてはおしゃれなレストランを貸しきっていた。
また、ルルーシュが好みそうな贅沢ではないけれど手作り感あふれるいい感じのパーティだった。
まさか奴らにこのような企画力があろうとは。
だてにルルーシュを1年間観察していたわけではないのだな。
正直言って見直した。
さすが本国のエリート達だ。

最後に3段になった豪華ででっかいケーキが壇上に出された。
ロウソクは19本。
貧弱なルルーシュが一息で消せるかどうかちょっとハラハラする。

あんのじょう奴は一息で消せずに3回に分けて消していた。情けない。

その後

「では、誕生日祝いと共に、ロロのランペルージ家入籍を祝ってお二人でケーキ入刀です。」

というありえないアナウンスが流れた。
なんだそれは。まるで結婚式ではないか。

アナウンス担当者の首を絞めている間にルルーシュとロロはケーキ入刀をすませてしまった。
ルルーシュはサプライズパーティーの余興の一つだと思っているようだし、ロロはそもそも何もしらないらしくずっとニコニコしていた。

ロロの無知さとルルーシュの変な部分での寛容さに泣けた。
そして機情メンバーのバカさにも泣けた。
エリートどころかあまりにも無能だからこんな辺境に集団で飛ばされてきたのではないだろうか?

こんなくだらない企画にロロを巻き込んだ罪は大きい。
ボーナス査定は更に70パーセントオフにしてやることにしよう。

でもまぁルルーシュよ。
明日をも知れぬ運命だったお前が誕生日を迎えられて良かったな。
お前は気に食わない奴だがそのしぶとさは嫌いではない。

Happy Birthday!ルルーシュ!!











ちなみにUT裏設定として、ルルーシュは活動に便利なので公爵位に付いてますが、基本的に日本復興の活動費と最低限の生活費以外は貰わず差額は全て戦災孤児の施設に寄付しています。ロロも同様です。(←必要な費用は自分で稼ぐ気でいる)

貴族制度も緩やかに改変して能力のあるものが上にいけるような・・・かつ、弱い立場の者を守れるような世界を目指しています。

湖面最終話で皇位継承権を返上していますが、これは野心を捨てた証であると共にロロに窮屈な皇族暮らしをさせないための配慮です
ナナリーは大丈夫だろうけれどロロは元々皇族ではないので気疲れしてしまうと思います


ロロ捜索のお話を書いてオマケにこのお話を拍手でつけようと思ってこのお話はちょこちょこ書いていたのですが、連休3日間、忙しいのと風邪を引いたのとで旦那に隠れて朝早く起きてロロ探索話を仕上げる気力がありませんでした

それに兄さんの誕生日が近いので、丁度本編沿い・本編生存バージョン・湖面バージョン・下僕兄さんバージョンの誕生日SSを書きたいと思っていたのでどさくさに紛れて湖面バージョン誕生祝をヴィレッタの日記に付け足してUPしちゃいました

湖面バージョンでないヴィレッタの日記はまた書くかもしれません♪

ところで11月23日は世間ではいい兄さんの日だったのですね。
ちっとも知りませんでした。ごめん、ルルーシュ
その頃うちは娘の七五三であわあわしていました
12時30分に某子供写真館に行ったのに終ったのは4時過ぎで、結局お参りには行けず(神社に付く頃には真っ暗になるので)また12月に着物着せて季節はずれのお参りをし、神社での写真も撮ろうと思っています。

遊びに来てくださった皆様、拍手・コメント下さった皆様ありがとうございました♪
皆様のお陰でこのブログが続いております!!
ありがとうございます!!!!

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ありえない俺達
2008年11月21日 (金) | 編集 |
クラスメイトにも、生徒会でも、先生からさえも

『その仲の良さ、ありえない。』

と言われてきた。
しかしそんなはずは無い。
間違ってるのは俺じゃない!世界の方だ。

親もいない。
頼れる親戚もいない。

天涯孤独の身の兄と弟。
仲良く暮らして何処が悪い。


俺にはロロ、ロロには俺しかいないのだ。
そう思って暮らしてきた。





・・・・・・・・が、間違っていたのは俺の方なのか?

昨日俺はC.Cによって記憶を取り戻した。

そこで初めてロロが実の兄弟ではなく敵の監視者に過ぎないと知った。
もちろんロロは俺が記憶を取り戻したなんて知らない。
だから今まで通りに接してくる。


「兄さん、今日も一緒に帰ろうね♪」

そう言って奴は当たり前のように俺に擦り寄ってその手を握った。
周りからは「まぁ、今日もランペルージ兄弟は仲がいいわね~・・・。」
なんて声が聞こえてくる。
今まではそんな声、全く気にならなかったが、今となっては針のむしろだ。

おい、ロロよ。
16才にもなって兄と仲良く手を繋いで帰るなんてありえないだろう・・・。

「ありえないわよね~、こんな仲良し兄弟なんて。」

今まで散々周りから言われた言葉がグサッと胸に刺さる。
俺はこんな恥ずかしい事を昨日まで堂々としていたのか。
しかも『ありえない、ありえない。』とささやく奴らの前で胸まで張って

『俺の弟は世界一可愛い!!!羨ましいか!!!』

・・・なんて考えながら思いっきり甘い微笑を浮かべて時折頭をくしゃっと撫でたりなんかしながら仲良く手を繋いで帰っていたのだ。

うわあああああ!!!!

俺はなんて事をしていたんだ!!!

ありえない!ありえないだろう!!
いい年した男兄弟同士で手を繋いで甘~いムードで一緒に帰宅なんて。



「どうしたの?今日の兄さん、ちょっと変だよ?」

言われてドキッとする。
何か気づかれたのだろうか。


こいつに記憶が戻った事を気づかれたら色々とお終いだ。
しかし、この生活を続けるというのも人間としてお終いと言う気がする。

「・・・なあ、ロロ。俺思うんだけど、お前も大きくなったんだから流石に兄と手を繋いで帰るのは止めた方が良いんじゃないか?」

そう言うとロロは目を見開いて、それからポロリと一粒涙をこぼした。

「兄さん、僕が嫌いになったの?昨日までロロの手は暖かいなあ・・・なんて言ってくれていたのに。」

え!?ああ。そうだった。そう言った。
・・・・・・確かに・・・・・・・・。

認めたくない事実だか、むしろ俺の方が積極的に手を繋いでいたっけ。
こいつの小さな暖かい手を握ると何とも言えず幸せな気分になって、自然と笑みがこぼれた。

記憶の糸を手繰ってみる。
手を繋いで帰るようになったのは、あの時からだ。
1年ほど前、そう多分こいつがナナリーと入れ替わった時期に恥ずかしがるこいつの手を捕らえて毎日一緒に帰るようになったはずだ。

それはブラックリべりオン以来すっかり表情が無くなって暗くなったこいつを心配しての事だったはずだが、今では当たり前の事となっている。

しかし、冷静になって周りを見渡すと、学園帰りの生徒達の好奇の目が痛い。
見るな!!俺達を見るんじゃない!!!ええい、見るなと言うのに!!!!!

そうは言っても立場上ロロを突き放す事も出来ず、俺は身の縮むような思いをしてやっとの事で部屋に帰った。



・・・が、ロロは自分の部屋にも帰らず俺にべったりだ。
ちょっとは離れろ、ロロ!!
膝の上に乗ってくるんじゃない!!!

心で叫んでみるが、まさか口に出すわけにはいかない。
目を白黒させていると、ロロが心配そうに顔を寄せた。

「・・・どうしたの?本当に変だよ?今日の兄さん。」

心配してくれるのはいい。
だけど何でそんなに顔を近づける必要があるんだ!!!
近い!近すぎるぞ、ロロ!!

あ、でも俺もそんなもんだったっけか。

俺達は血を分けた兄弟。
体の距離は、心の距離。
仲良し兄弟なんだから当たり前だと思ってやっていた。

でも冷静に考えると、この距離はおかしいだろう。

は!

そういえば俺は家の中どころか生徒会室でもこんなだった。

「ありえないわよね~、こんな仲良し兄弟なんて。」

その言葉が頭の中でグルグル回る。

すいませんでした。会長。

全くおっしゃる通りでした。



「兄さん、熱でもあるんじゃないの?」

言って奴はますます顔を近づけ額をピタリと合わせてきた。

うげっ・・・!!
ちょっとロロ。それはやりすぎだろう。


「ロロ・・・。それじゃ正確な温度はわからないだろう?体温計ではかってくれないか?」

引きつりながらそういうと、

「無いよ。」

・・・と、一言返ってきた。

「やだなあ、兄さん、忘れちゃったの?『体温計なんかよりこうやって計った方が正確だ。』って言ってたじゃない。無いよ。うちに体温計なんて。」


そうだった。
小さい頃からこいつの親代わりをしてきた(と思い込んできた)俺はそうやってロロの体温を測ってきたんだった。

実際ナナリーは小さい頃からよく熱を出す子で最初のうちは体温計を使って計っていたが、そのうち額で測ってもかなり正確なことに気がついた。
そこで体温計が壊れたのをきっかけに、我が家では額をくっつけて計るのが普通となった。
記憶を改ざんされ妹→弟となってもそれは継続されていたらしい。

・・・・・・・・何やってるんだ俺。
妹で体の不自由なナナリーにならともかく、全く健康な弟相手になんでそんな事を・・・。
気づけよ俺。
明らかにおかしいだろう。


「・・・熱は無いみたいだね、良かった!」

ロロがホッとしたように笑う。
そしてまたギュッと抱きついてくる。

「そ、そうだ、夕食作らなくちゃ。お前は先に宿題でもしてろ。」

そう言うと奴は意外にも素直に「は~い。」と言って自室に帰って行った。

はぁ。疲れる。
昨日から今日にかけてのめまぐるしい変化に頭を真っ白にさせながらよろよろと夕食を作る。
よろよろと言っても家事暦8年の俺なので、手は無意識に動くし料理を焦がすようなへまは絶対にしない。

「ロロ、夕飯が出来たぞ。」

嫌々だがナナリーの居場所を奪った偽物の弟を呼びに行く。

「わぁ!今日は僕の大好きなビーフストロガノフだね♪♪♪」


えっ!?

・・・・・・何たる事だ。
無意識によろよろと作っていたのはこの憎っくき偽弟の一番の好物だった。


そのことにショックを受けてすっかり疲れた俺は早々に寝ることにした。

・・・・・が、何で枕を抱えたロロがいるんだ!!!

いや、そうだった。
俺達は結構一緒に眠る兄弟だった。

目の見えないナナリーは物音がすると凄く怖がって俺も一緒に寝てやることが多かった。
いつまでたっても子供な可愛い妹に苦笑しながら添い寝するのはわかる。
しかし健康な16歳の弟に添い寝する必要なんて、これっぽっちも無いだろう。

「・・・お前な。もう高校生なんだから、一人で寝たらどうなんだ?」

疲れもあって流石にうっとおしくなり言い方がきつくなる。

「え・・・・・・・!?
だって、兄さん、僕一人で寝るの怖いもん。」

ロロは小動物のように可愛らしく俺を見上げ、ますます腕をギュウと抱きしめそう言った。

どの口がそんな事を言うんだ。

俺はお前のデータを知っているぞ。

単機で切り込んできて約十体のナイトメアを3分ジャストでロストさせ、しかもウチのエースのカレンと四聖剣の卜部を死地に追い込み、俺の戦略をめちゃくちゃにしたのはお前だ。

それだけじゃない。

お前は食事をするように、歯を磨くように、幼い頃からギアスを使って暗殺三昧の生活をしてきたはずだ。

怖いのはむしろ俺だ。

寝ている間にサクッと殺す気だろう。

ロロより先に寝るものか。

ロロより先に・・・・ロロより・・・・・・・・・。




目覚めの朝はさわやかだった。
ああ、よく寝た。
夢見も最高。

腕の中にはほわほわと柔らかい髪の毛のロロ。
クークーと無邪気に寝息をたてる様が子猫みたいで何ともなごむ。

ああ今日もビックリするほど可愛い弟だ。
親は無くともこの可愛い弟さえいれば
・・・・・・・・・・・・・・・あれ?



・・・・・・・・・・・・・・・こいつは・・・・・・・・もう可愛い弟なんかじゃないはずなのに・・・。


記憶が全て戻ったのに、今俺ナナリーのこと忘れてなかったか?
しかもこいつの夢を見て上機嫌じゃなかったか?



記憶が戻って2日目の朝。


無意識に抱きしめた腕の中のロロを見て朝から呆然とする俺だった・・・・・・・。


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忙しいのに申し訳ないのですがひづき様に1P漫画を描いていただきました♪
元画像はもっと大きく迫力があるので是非こちらにも行って見てください♪♪♪(←何故かリンク出来なかったので イラスト→獄ツナ以外→ ありえない俺達で探してみてください☆)
手間暇かけて描いた事が伺える楽しい美しいイラストを頂き本当に嬉しかったです♪♪
ありがとうございました~!!!!
それと公開が少し遅れましてスミマセン!
とりあえず湖面最後まで出して一区切りつけてから・・・と思いまして

記憶が戻ってうが~ってなっている兄さんを・・・というひづき様のリクエストにもとづいて書いたSSですがちゃんとうが~ってなっていたでしょうか

ルルーシュ視点で書くことは珍しいのですが、とっても書くの楽しかったです♪
公開する準備が出来るまで実はこっそり隠していたのですが、見つけた方もいらっしゃるようです。
凄いです!!

ひづき様は冬コミに出るそうなのでもしかしたら出会える羨ましい方もいらっしゃるかも!?
いいなぁ


先日役員会の読み合わせに参加した時とうとうやっちゃいました

名簿の読み合わせで『零』という子がいたのですが、つい『ゼロ』と読んでしまい盛大に笑われてきました←ありえないだろうそんな本名・・・。

大阪ノリで「こら笑うなぁ~!!」と軽くはたいておきましたが(仲良しママだったので。)
まぁ笑いが取れたと言う事で良しとしておきましょう!!!(でも内心は凄くあせりました


読んで下さった皆様、拍手、コメント下さった皆様ありがとうございました~!!!
すっごく励みになっています!!
お陰様で何とか続けていけます♪

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