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ヴィレッタ日記
2009年09月07日 (月) | 編集 |
お久しぶりです♪
休止後三ヶ月ぐらいたったでしょうか?
何とか元気にやっております。

久しぶりすぎてもう来られる方もほとんどいないでしょうが、先日取り外そうと思ってWEB拍手を見たらコメントは無いものの1週間に3拍手ぐらいの割合で入っていました。
まだ拍手を押してまでお礼文を押してくださる方が居るなんて・・・と思うととっても嬉しかったです♪
ありがとうございます!!


ちまちま諦め悪く書いていたヴィレッタ日記がある程度たまったので更新します♪
ただし、昔のように一気に書き上げたわけでは無いので時間・設定がまちまちです
ごめんなさい~!





某月某日 19時25分 学園赴任3ヶ月目


あれはココに来て間もない頃の事だ。
任務に当たって初めてロロの運動能力テストをした時、さすがの私も驚いた。
さすが幼少時から専門機関でそだてられただけはある。
反射神経も腕力も足の速さも持久力も群を抜いていて、長く軍で色々な少年を見て来た私でさえ目を見張った。

特に学園長の趣味で特別に取り入れられている柔道は経験も無いのに一度型を見ただけで、いきなり50人抜きをやってのけた。(局員相手に)
相手さえ居ればもっといけたかもしれない。

漢だ!!

顔は少女のようだが私は奴の中に燃える漢の魂を見た(ような気がした。無表情なのでよくわからないが)

いずれこいつと組んで一緒に異種格闘技世界選手権に出たいものだ。
そう思っていたのに、漢ロロは鶏がら兄貴と暮らすようになってへなへなになった。

「何だこの結果は。」

学年ごとに行われるロロの運動能力テストの結果はクラス最下位だった。
目立つなとは言ったが、あんまりだろう。

「だって、兄さんとお揃いがいいんだも~ん

せっかく見つけたダイヤの原石はたった3ヶ月でアホの子となっていた。
おのれルルーシュ許すまじ



某月某日 

任務終了時には暗殺すべき対象に対してあまりにも懐き過ぎているので注意する事とする。
・・・が、ロロは特殊な環境に育ったため、どうも今ひとつピンときていないようだ。
そこで我が家の実例を具体的に挙げて解りやすく教えててやった。

一つ、兄弟とは争うものである。
皿に並べられたほぼ同じ量のおかずの大小をめぐってとことんケンカするのが普通である。

二つ、見たい番組が重なった時には、口汚く罵り合い、それでも埒が明かない場合はこぶしで決着をつけるものである。

三つ、都合の悪い事が親に見つかったなら、すかさず相手に擦り付けて知らんフリを決め込むのが普通である。
ばれた時はほとぼりが冷めるまで逃走する。



などなど、一般的と思われる兄弟像を挙げていくと、ロロはでっかい瞳に涙を一杯ためた。
しまった。いつも無表情なこいつが泣くなんて。
兄を無駄に理想化しているこいつにはショックが過ぎたのかもしれない。

さすがにあわあわしていると、ロロが小さく呟いた。

「ヴィレッタ先生かわいそう・・・。」

「は?」

「血を分けた実の兄弟と、たかがおかずの大きさやテレビのチャンネルごときでケンカするほど憎しみあって育ったなんて・・・。」

そう言うと奴は制服のポケットからティッシュを出して鼻をかんだ。

更にハンカチで涙をぬぐいながら、

「ごめんなさい。今まで僕は、僕が世界で一番不幸だと思ってました。
でも・・・外の世界には僕よりずっとずっと不幸な人がたくさんいるんですね。」

「あ・・いや、私の言いたいのはそう言う事ではなくて・・・。」

「大丈夫。僕は今までムカついた奴はためらい無く殺してきました。でも、可哀相なヴィレッタ先生だけは絶対殺さないでおくことにします。僕の事も弟だと思っていいんですよ。
ちゃんとウチの兄さんみたいに優しくしてあげますから。
そうだ、今度兄さんに作ってもらったクッキーを少し分けてあげます。だから元気出してくださいね。」

そういうとロロは涙を拭き拭き帰っていった。

ガ~ン・・・。私は幼い頃から暗殺三昧の不幸なロロに哀れまれたのか。
しかし、これをきっかけにロロは私に心を開く事になったので、悪い出来事とまでは言えないのだが大変複雑な心境である。


某月某日 (ちょっとだけ『ロロを探せ!!』版)


兄さんが言うにはキスとは大変神聖なもので、他人とは絶対にしてはいけないものらしい。

家族でならいくらでもOKだが、どうしてもキスしたい相手が出来たなら、まずラブレターを書き、OKを貰ったら3年間ぐらいは文通をしてお互いの内面をしっかりと把握するところからはじめるのが慣わしだそうだ。

3年経ってもやはりその相手が好きなら、今度は文通から交換日記に切り替え、クリスマスのみ『でえと』というものをしていいらしい。

でも、男女二人っきりで出かけるからには節度を持った付き合いに気を配り、手を繋ぐなどもってのほか。
遅くならぬよう少なくとも夕方五時までには帰宅することが条件だとか。

そうやって清く正しくお付き合いをして、二人とも社会に出てきちんとした収入を得ることが出来るようになったら婚約と言うものをし、そこで初めてお互いの手を握る事が許される。

婚約期間は少なくとも2年以上とし、結婚してもちゃんとやっていけるのかしっかり見定め、その期間中に貯蓄は最低でも二人合わせて400万ぐらいは用意し両家の親兄弟のOKも出たら大安吉日に結婚し、戸籍上他人ではなくなってからやっとキスできる。



・・・などとロロが真剣に言うものだから盛大にお茶を吹いてしまった。

「きったないなぁ、もうヴィレッタ先生は・・・。」

と、ロロが白い目で見たが、白い目で見てやりたいのは私のほうだ。
寝言は寝て言え。
少なくとも私が茶を飲んでいる間は自粛しろ。

しかしこいつら、一体いつの時代の生き物なのだろう。

絶対結婚出来なそうなこいつらが哀れで少し泣けた。





おまけ小話(湖面番外編)


教師役の工作員は基本的には土日は休養をとることになっている。

ヴィレッタは学園内にある職員寮でゆっくりと朝寝坊し、下着姿ですやすやと眠っていた。

は~、昨日は書類のまとめで寝るのは明け方になってしまった。お昼までゆっくり寝るぞ~!!


・・・・・と、ふわふわとした布団にくるまり幸せに目を細めていた時、けたたましく呼び鈴がなった。
シャツを羽織ながら画像を確認してみるとロロだった。

時刻はまだ朝の十時なのに迷惑な奴だ。

「おい、どうした?何か緊急の用事か?」

ドアを開けると奴めは3歩ほど後ずさった。

「なななんて格好してるんですか!!それでも女性ですかっ!?」

「うるさい。前回と同じ台詞を叫ぶな。そっちこそ任務はどうした。私の任務はもう昨日で終了したからな。ガキは表で遊んでろ!!」



ドアを閉めようとするとロロが足と肩をドアに挟んで閉めさせまいとする。
お前は新聞屋のおっさんか。

「待ってください。話を聞いてください!!」

「いやだ。直接部屋まで来るって事は、どうせ任務外の厄介ごとだろ。私はまだ眠たいんだ。じゃ、そういうことで。」

冷たくドアを閉めようとすると奴はなおも食い下がる。

「寝るのなんか後にしてください!!任務にも関係あります!!!」

ああ、うっとおしい。うっとおしいけれど、任務に関係あると言われれば開けざるおえない。

「・・・しょうがないな。あがれ。」

ヴィレッタは、は~とため息をついて部屋にロロを上げた。



「先生助けてください!!」

ロロが手を突いて頼む。そして冷や汗。



「ルルーシュに何かあったのか?」

「いえ、レタスの置き場所が分かりません。にんじんも。助けてください!!」

「・・・・・・は?」

「兄さんにお使いを頼まれたんですが、生まれて初めて一人でスーパーに入ったのでサッパリ分かりません!!!!何とかしてください!!」


「・・・・・店員に聞けばいいだろう・・・・・。」

「それはそうなんですが、セールのせいか混んでて全然聞けそうにありません。」

「じゃあ、シャーリーかリヴァルにでも聞けばいいだろう。」

「そのケースも考えましたが駄目です。お料理万能のあの兄の弟がキャベツの一つも買えないと知られたら怪しまれます。」

「ああ・・・確かにそうだな。ちっ。しょうがない。付き合うか。」



ロロが兄とスーパーに一緒に行く事は実はまれだ。

ルルーシュは弟に生活の苦労を見せないように気を配っていたので、チラシを穴の開くほど眺めてからスーパーに突撃する事を機情のまとめ役である私は知っているが、画像のチェックに携わる事のめったにないロロは知らない。

たまにルルーシュもロロを伴ってスーパーに行く事もあるが、その時ロロはどうしているかと言うと、ひたすらルルーシュに見とれているのである。

何でも普段はルルーシュをじっと見つめると、すぐ気づかれてしまうけど、スーパーで商品をにらんでいるときだけは、どんなにじっと見つめても全く気がつかないのでついつい眺めてしまうのだそうだ。

私としては、スーパーに行って真剣に品定めする男の顔などに見とれる気分が分からないが、ロロはそれが楽しいらしい。



一緒にスーパーに行くと、今日は月に一度の大セールをやっていた。
これは燃える。

「行くぞロロ!!」

「ハイ!!」

「まずは限定品からだ!1~2時間で無くなってしまうからな!!」

「ハイ!!」

「次はお一人様2つ限りのトイレットペーパーだ!!」

「ハイ!!」

「ジャガイモはすぐ使うなら見切り品で十分だ!!」

「ハイ!!」

ふう・・・。
この感覚、騎士候になってからは忘れていたが、やはり楽しい。
これからはちょくちょく行くか。

カゴに戦利品を入れ、いい汗かいたと満足していたら、馬鹿兄が血相変えてやってきた。

「遅すぎると思って心配して見にきたら・・・なんでヴィレッタ先生がロロと買い物してるんですか!!
大体担任でもないのに気がつくとロロと歩いてるし、一体何なんですか!!」

・・・ああ。結構見ているんだな。
ロロと歩いてる事、そんなに頻繁にあるわけではないのだが。

「いや・・・お前があんまり授業をサボるから弟の方に相談を。」

「・・・特売ティッシュを抱えてそんな事言われても全然説得力ありません


「あ・・・いや、これは・・・ついでに社会勉強をだな・・・。」



以後ヴィレッタは、弟にちょっかいを出す女狐とルルに思われ後々まで恨まれるのである。


Fin


ルルロロ追悼に、最終更新の時にコレを書きたかった!と書いたマオのようにヘッドフォンでロロの残した声を聞き続けるルルーシュのしんみりしたお話も8割ぐらい書けたのでこれはUPすると思います。(一人の時間が少ないのでいつとは書けませんが)

いつかのコーネリアの話のように直接ロロが出てくるわけでは無いので先に謝っておきます
では皆様、新型インフルエンザにお気をつけ下さいネ!!!←うちの近所まで忍び寄ってきました

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