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偽姉弟狂奏曲
2009年10月22日 (木) | 編集 |
三日ぶりに司令室に来たと言うのに、相変わらず司令室は小汚い。
以前抜き打ちでクルルギが来た時、大騒ぎになったと言うのに全く成長が見られない。
オマケに隅の方には何かでっかいすすけたゴミが転がっていた。

本当、イヤになる。この汚さ。
しかし、今日はそんな事を気にしている場合ではない。

「ヴィレッタ先生は・・・。」

つぶやいて見回す僕に局員の一人が「あそこ・・・。」ときまり悪げに指差した。

あそこ?
何か黒っぽいゴミしかないんだけど?

・・・と思ったら黒っぽいゴミが突如動き出した。

「わっっ!!ヴィレッタ先生、そんなところで何をしているんですか!!」

外では気合の入った格好の事が多い先生なのに、皺だらけの黒ずくめの服でうずくまった姿からヨロヨロと立ち上がった。


「ロロか・・・。」

先生は僕を見るなりはらりと涙をこぼした。

うっ!!
いつも強気な先生なのに、どうしたって言うんだろう。
見合いにでも失敗したのだろうか?
それともパチンコのやりすぎで経費を使い込んでしまったのだろうか?

「ロロ、私はもう駄目だ・・・。」

先生がまた涙をこぼす。

「指令が・・・、私に新しい指令が来てしまったのだ。もうお仕舞いだ・・・。」

「指令?」

「・・・そう、私に・・・。」

「私に?」

「ルルーシュの・・・。」

「兄さんの?」

「「偽」姉になれと・・・うわぁぁぁ、イヤダァァァ!!!」

そう叫ぶとヴィレッタ先生はまたしゃがみ込んだ。

「ああ・・・その件なら、僕がヴィレッタ先生を兄さんの偽姉役にと皇帝陛下に推薦させていただきました。」

「おまえかぁぁぁ!!!!死ね!100回死んでしまえ!!」

「ちょ・・・本気で首を絞めないでください、げほっ、苦しい・・。」

ギアスで逃れるもヴィレッタ先生はまだ僕を凄い形相で睨みつけている。
一体僕の何処が悪かったと言うのだろう。
喜ぶと思ったのになぁ。


最近分かった事が一つある。

どうもヴィレッタ先生は兄さんの事が好きらしいのだ。
もちろん初めは何かと言うと兄さんに絡んでいるので嫌いなのだとばかり思っていた。

ちょっと体育の授業をサボったぐらいで追い掛け回し、2階の窓から飛び降りてまで兄さんにお仕置きする事がしょっちゅうあるのだから人間関係初心者の僕がそう思っても仕方がないだろう。

彼女が兄さんを目の敵にするのを見て、僕は兄さんが可哀相で可哀相でならなかった。
将来のある身ならともかく、C.Cが現れれば兄さんは処分されてしまうのだ。
今更苦手な体育などしなくても良いではないか。

人間の心があるならば見逃してあげて、ちょっとは優しくしてあげればいいのに、先生は一切容赦が無い。

そんな愚痴をふと(言える範囲で)ミレイさんに漏らしたら、

「馬鹿ねェ。そんなのツンデレに決まってるじゃない!!大丈夫よ!!」

と励まされた。

ツンデレがなんだか解らなかったので家に帰ってからこっそりインターネットで調べると

「好意を持った人物に対し、デレッとした態度を取らないように自らを律し、ツンとした態度で天邪鬼に接する」ような人物、またその性格・様子をさす。

・・・と書いてあった。

なるほど、まさしくその通りだ。

そうだよね。兄さんほど知的で優しくて美しくて清らかな人間はまずい無い。

そうか、ヴィレッタ先生があれほど兄さんを追い回したのだってきっと兄さんが好きだからなんだ。
そして厳しく接したのも知性はともかく体力だけは本当に残念な兄さんを鍛え上げ、いつかブリタニア皇帝から逃がしてあげようって算段なんだね!!
よし、そういう事なら今日から僕はヴィレッタ先生とは真の同志だ。
何処に人の目があるか解らない状況では僕に打ち明けられなかったのも無理は無いが、先生の気持ちはよくわかったよ。

だいたい先生の兄さんに対する態度はオカシイと僕は前から思っていた。

知的で優しくて美しくて清らかな兄さんは、優秀な生徒の集まる名門アッシュフォード学園内でも大変な人気者だ。
その兄さんに悪意を抱くなんて、気の狂ったイレブンのナイト様と、見るからに馬鹿そうなくるくる頭の皇帝を除けば、ありえるわけが無い。
ましてヴィレッタ先生はああ見えて根は優しい人だ。


そんな考えに至ったとき、丁度くるくる皇帝から僕に内密での相談電話がかかってきた。

「実は特別プロジェクトのための監視役をもう一人増やさねばならないのだぁぁ!」

「局員の中でルルーシュの偽家族が務まりそうな者はおるかぁぁ?」

例の巻き舌で聞かれた時、僕は迷わずヴィレッタ先生を推薦しておいた。

他の局員は信用できないし、兄さんにラブで僕には優しいヴィレッタ先生が最も相応しい。
それに彼女は僕と兄さんの人には明かせぬ闇の顔を詳しく知っている。
知った上で僕を可愛がってくれ、兄さんにラブなのだ。

そうはいっても兄さんが誰かと結婚してしまったら僕の特権である兄さんと手をつなぐ行為を多少譲らねばならない。それがすごくイヤだったが、よく考えるとヴィレッタ先生は多分そういう事は望まないだろう。

散々僕に「10才を超えてまだ手をつなぎたいなんてアホだ」なんていってたぐらいだから30才手前の先生が兄さんと手をつなぎたがるわけがない。

一説によると結婚した男女は一緒のベットで眠るらしいが、寝相の悪そうなヴィレッタ先生の手加減ナシの蹴りや肘鉄・裏拳が入ったらか弱い兄さんなんて一撃でお陀仏だ。
ヴィレッタ先生にはそこのところをよく説明したら分かってくれるはずだ。
先生だって愛する人が朝、冷たくなっていたら悲しいだろうし、快く僕に兄さんを譲ってくれるはずだ。

風呂も一人でゆっくり入るのが好きと言っていたから今までどおり僕が兄さんと入れるだろう。それに先生はツンなので、他の女共のように兄さんにまとわりつくこともしないだろう。

ちょっと片付けや洗濯物は多くなるし、食費も上がるし酒代もかかるが、こんな女性は他にはいない。


僕はヴィレッタ先生をを絶対に絶対に逃さない。
どさくさに紛れてぼくがキューピッドとなっての兄さんの嫁にいただく。

そうすれば頭脳の兄さん・馬鹿力のヴィレッタ先生・可愛い弟の僕の3人で兄さんに近づく敵は強制排除し、皆で末永く幸せに暮らせることだろう。

どうせ嫌がってるのもポーズだけ。(昔の僕のように)
さっさとまずは偽姉になるがいい。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





京都の小さな別荘で僕らは姉さん(偽)を待った。

皇帝陛下の特殊プロジェクトはここ、京都で密かに行われることになっている。

C.Cはアッシュフォード学園に現れる気配も見せない。
そこで陛下は僕の他に腕の立つ偽家族を一人つけた上で連休の3日間を東京より警備の薄い京都租界で過ごさせると決めたのだ。

でも、陛下の思惑通りなんかには行かせない。
可愛い弟の僕と、兄さんラブなヴィレッタ先生のの力でC.C接近を絶対に阻止してみせる。
頑張ろうね先生!!


もう兄さんには新たなる記憶が刷り込まれている。
陛下は母親であるマリアンヌ様の記憶をベースに偽姉の記憶を造りだした。(さすがに妹設定は厳しいし)

ヴィレッタ先生はマリアンヌ様のように庶民の出でありながら軍校を経てナイトメア乗りとなり、貴族にさえなった。経歴は似ている。
他にも共通点はいくつかあり、僕とナナリーが入れ替わってもさほど違和感が無かったように、先生とマリアンヌ様が入れ替わってもおそらく大丈夫だろう。

さらにこの情況・・・仕事で忙しい父母が、僕らのために別荘を用意し、ブリタニアで体育教師をしている母親代わりだった姉さんをも呼び寄せてくれた・・・と言う記憶も兄さんに与えられた。

そうとも知らず、兄さんは朝からそわそわしている。



ピンポン・・・と呼び鈴がなり、玄関を開けると丈の長い淡い紫のワンピースに真っ白いつばの広い帽子を被った先生が引きつった笑いを浮かべて立っていた。

先生は普段けばけばしい服装を好んでいたけどこれは凄く似合ってる!!
とっても可愛い、見直したよ!!
先生って喋らなければ美人だなぁ・・・て僕もずっと思っていたけど、兄さんって実は目が高かったんだ!
お似合いだよ、二人とも。ちょっと寂しくて涙が出るけど、そんな事思っちゃいけない。
兄さんの幸せのためなら僕は何でも出来るんだ。

「姉さん、会いたかった!!」

兄さんは少し瞳をうるませてヴィレッタ先生を抱きしめた。

その瞬間、先生の肘が見事に兄さんにキマリ、兄さんは気を失った。

「いきなり何をするんですか!!!」

「う・・・すまん。頭ではわかっているのだが、つい体が勝手に・・・。」

「本当にもうヴィレッタ先生は困った方ですね。」

照れるにしても限度があるだろう。
兄さんはか弱いんだからそんなに乱暴に扱ったら壊れてしまうよ。

「これも任務です。きちんとやってください。」

照れ屋の先生には口実が必要だ。『任務』は軍人の先生の良い口実になるだろう。







ヴィレッタは困惑していた。

「任務・・・。」

任務ならとこれまで手のかかるジェレミア卿の面倒も見てきたし、10歳近く年下のイレブン上司にも我慢して仕えた。←イヤだけど皇帝から押し付けられた

何故に?と首を傾げたくなるようなミニスカートで体育教師もやった←皇帝陛下から支給された。

教師と司令官の兼務だけでもクソ忙しいのに、やりたくも無い水泳部の顧問もやった。←これも陛下の指示

しかし、ルルーシュの姉になるのだけは我慢できない。

あのうっとおしいクルクル皇帝の馬鹿息子と言うだけでも腹立たしいのに、私が弟のように思っているロロをいつも間違った方向に導こうとする憎っくき奴。いわば天敵なのだ。

筋肉の薄い、男のクズの見本のようなルルーシュと違ってロロには天性のバネと身体能力がある。
今は華奢だが鍛え方次第では、雄々しくたくましい漢となれるのだ。

それを・・・
それを・・・

ええい、思い出しても腹が立つ


まぁこうなったらしょうがない。
開き直ってルルーシュの姉ではなく、ロロの姉となったと思っておこう。
奴を立派な漢とするために、私は努力を惜しまない。
嫌な任務だが、チャンスと思うほかはない。

「姉さん・・・。」

ルルーシュがリビングのドアを開けてふらふらと入ってきた。

ちっ、もう気がついたのか。しぶとい奴め。

「兄さん大丈夫?もう少し寝てる?」

ロロも心配そうに後に続く。
ルルーシュをベットに寝かせてからずっとロロは奴に付き添っていた。

お前が甘やかすからルルーシュが益々軟弱になるのだ。
授業をサボるルルーシュをとっ捕まえて少しは男らしく仕込んでやろうとしてもいつもこっそり逃がしやがって。
おかげで奴は18歳の男盛りだというのに幼稚園児よりも体力が無い。

「全く、貧血ごときで倒れるなんて軟弱な奴だ。姉として恥かしいわ!」

倒れたのはもちろん貧血のせいではないのだが、この苛立ち。ルルーシュにぶつけずにははいられない。

「ヴィレッタ姉さんなんて事を!!」

食って掛かるロロを鶏がら兄貴は手で制した。

「・・・申し訳ありません・・・。」

ルルーシュは瞳をうるましてうなだれた。

へ?

てっきりあの小賢しい口で反撃してくると思ったのに、奴はほろほろと泣き出した。

「ヴィレッタ姉さん酷いや!。」

ロロまでルルーシュを庇いつつもらい泣きしている。

これでは私が弱いものいじめしているようじゃないか

「俺・・・姉さんが帰ってくるのが嬉しくて嬉しくて、昨日あまり寝られなくて・・・。」

「そうですよ!兄さんは先s・・・じゃなくて、ヴィレッタ姉さんが帰って来るのをそれは楽しみにしていて・・・料理の下ごしらえも徹夜でしてて・・・別荘だってピカピカに磨き上げて・・・それなのに・・・うう・・・ぐすっ・・。」

「う・・・す、すまない。そうとは知らず申し訳ないことをした。」

ん?
今一瞬ロロがニタリと笑ったような気がするが、気のせいか?

「姉さん、俺、一生懸命夕飯の準備をしたんだ。すぐ仕上げるから一緒に食べよう。」

私が謝ると気を取り直したらしいルルーシュがにっこりと笑う。

・・・調子が狂う。
今のこいつはまるで小さな子供が母親を見上げているかのようだ。

・・・そうか。

そうだった。

私と言う存在の元になったのはマリアンヌ様。
ルルーシュが幼い頃突然に失った憧れの母親。



わかってはいるのだ。

こいつも可哀相な奴なのだ。私は奴のデータを全て持っている。


幼くして父に捨てられ、母を惨殺され、わずか10歳で妹を守る小さな大人とならなければならなかった。

そこまでの悲壮さは無かったけれど、私も弟達を守りながら育てて来た。
こいつの気持ちは良くわかる。

しかし私は軍人だ。
そんなものをいちいち解っていたら仕事になどなりはしない。

仕方がないのだ。


今の私はクルルギのように冷たい瞳をしているのかもしれない。
奴もほんの1年前までは自分を陥れたジェレミア卿を身を挺してかばうような奴だったのに、今では日本を売り、親友を売り、諸外国で殺しまくり、死神と呼ばれるようにさえなった。

それは、仕方のないことなのだ。
ルルーシュやロロにはわからないかも知れないが・・・。

でも、ふと心に魔が差した。

どうせ『仕方がない』のなら・・・任務なのなら・・・ほんの一時、こいつらの優しい姉を演じてやろうじゃないか。

そうしたところでこの3日間のプロジェクトが終ってしまえば再び記憶は書き換えられ、ロロはともかくルルーシュには私が姉であった事さえ記憶には残らない。
まして、もしC.Cが現れたならルルーシュは存在ごと消えるのだ。

私が扇の元で一時の安らぎを得たように、偽りの安らぎでよければ与えてやってもいいのではないか。そう思えた。

・・・・・・後から考えると、このときは本当に魔が差したとしか言いようが無いのだが・・・。




その2につづく



ロロ、ちょっと早いけどお誕生日おめでとう!!
そしてルルーシュ、誕生日には家庭の事情でSS書けそうにないですが、このSSは二人に向けてのプレゼントなので(←すごい迷惑でしょうが)勘弁してね・・・。

ナナリーごめん。さすがにこの設定では出せませんでしたがナナリーも大好きです。
お誕生日おめでとう!!



じいちゃん入院中に必死にこのSSを書き上げたものの、気がついたら随分長くなってしまいました。
前の時みたいに分割して毎週木曜日に予約投稿します。
なるべく隙を見てサーチやご案内に載せなおしますが、できない時もあると思います。(特にぎあすサーチは画面が派手な上に登録まで窓をいっぱい開かねばならないのでつらい!!)

今、分割作業をしていますが、多分3回に分けると思います。
ロロは相変わらずですがルルーシュやヴィレッタはいつもより気持ち悪いかも?
先に謝っておきます



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偽姉弟狂想曲 その2
2009年10月22日 (木) | 編集 |
8年ぶりに姉さんに会えると思うと胸が高鳴ってしょうがなかった。

仕事一筋の父母に代わって俺達の面倒を優しく見てくれたのは年の離れた姉だった。
姉は清楚で聡明で美しくて優しくて転んだ時なんかは

「まぁまぁ、ルルーシュってば。気をつけなさいね。あなたは大事な私の宝物なんですからね

・・・と言ってそっと抱きしめてくれたものだ。

温かく柔らかい胸はとても良い匂いがして心安らいだ。

俺はシスコンなのかもしれない。姉が大好きでたまらない。まぁ、弟の事も大好きなのでブラコンでもあるが。


姉はロロが小学2年生になった時、就職した。
元々は俺達と共に日本に留まれるよう求職の豊富な軍校に行っていたのだが、やはり心優しい姉に人殺しは出来なかった。
そこで、父母のコネのある本国で教師の職に就いたのだ。

突然の別れに俺とロロは泣いた。
中学生以降は全寮制のアッシューフォード学園だが、初等部には俺達の他に寮生は居ない。

両親の寄付金が効いたのか、クラブハウスを改造した1室にロロと住む事が許されたのは幸いだったが、それでもつらかった。
これからはもう誰にも甘えられない。
俺がロロを守っていかねばならないのだ。
とても心細い思いをした。

でも姉に帰って来て欲しいという事は出来なかった。
姉のきれいな手を血に染めるなんて事は元から反対だったし、今思えば姉を軍隊にやらずに本当に良かったと思っている。

ブリタニアのあの露出の多い女性用パイロットスーツはちょっといただけない。

何であんなにハイレグである必要性があるのだ。
何であんなに胸を強調するデザインである必要性があるのだ。

たった14歳のナイトオブシックスでさえ可哀相にへそ丸出しの危ないカットのパイロットスーツを着せられている。
今ごろ親兄弟は泣いているぞ?

ブリタニアの皇帝は髪型が現すとおり、本当に恥かしい変態だから、超美人でグラマーな姉なら奴の命令で水着のようなきわどい破廉恥なパイロットスーツを着せられてもおかしくない。

この世で最も清らかで心優しい俺の姉さんをそんな目にあわすなんて・・・。
うっ・・・考えただけでめまいが・・・・・・。




8年ぶりに会った姉は益々綺麗になっていた。
清楚なワンピースが相変わらず似合っていたし、風に揺れる長い髪がとても女らしい。

「姉さん・・・!」

と駆け寄った所で記憶が途切れた。
後で聞くところによると貧血だったようだ。

昨日は嬉しくて中々眠れず朝方まで台所に立っていたからそのせいかもしれない。
無様なところを見せてしまったと苦笑しながら姉さんに会いにいったら、いきなり『軟弱者!!』と罵倒された。

・・・とても悲しい。
やっと会えたのに。
弟の前だと言うのに涙が止まらなかった。

ずっとずっと会いたくてたまらなかったのに、そう思っていたのは俺だけなのだろうか?


「ロロ・・・。姉さんは俺の事、もう嫌いになってしまったのだろうか・・・・・・。」

キッチンに行ってから消えそうな声でそう問うと

「何言ってるんだよ。姉さん、時差できっと気が立っていたんだよ。
ちゃんと謝ってくれたじゃない。
それより夕食を仕上げちゃおう!僕も手伝うし、兄さんの素晴らしく美味しい料理を食べたらきっと姉さんも喜んでくれるよ。」

とにっこり笑って励ましてくれた。
なんというカワユイ弟だろう!!

ほら、俺がブラコンになってもしょうがないじゃないか!!!!!


「そうだな・・・。」

俺は余計な事を考えず、料理に没頭する事にした。







ヴィレッタは悩んでいた。
早くに母親をなくしたルルーシュのため、優しい母親のような姉になってやろう。
そう思い立ったはいいが、何か早まったような気もしていた。

だいたいルルーシュにかかわるとろくな事にならないのは実体験済みだ。
でもルルーシュも哀れな奴なのだ。
不幸度は多分ロロとたいして変わらない。

私は姉として生きて来たので弟タイプにはどちらかと言うと弱いほうだ。
でもそういえばロロに抱いたような感情をルルーシュに持ったことは無い。

その原因は多分、奴と私の過去にある。

思い出すのも忌まわしいが私とルルーシュが初めて出合ったのは約1年と3ヶ月前だ。

初対面のその時、ルルーシュに大事な愛機をギアスでかすめ取られ、始末書は書かなきゃいけなかったは、同僚に「頭大丈夫?」と嫌味は言われるは、「ナイトメア1体がどんだけ高価かわかってるのかっ!!」と怒られ減給されるはで散々だった。

それでも何とか立ち直ったら今度は上司ジェレミアがゼロのギアスによって失脚させられ成り上がり計画がパーに

ウチには弟が4人もいるんだよ!!
私が成り上がらないと庶民の子沢山じゃ全員大学に行かせてやれないんだよ!!
弟達の頭じゃ費用の安い国公立は無理だから一人頭年間100万掛かるんだよ!!!

それで諦めずに一発逆転を狙ってゼロの正体を追っていたらチャンスにめぐり合い、

「この働きは上層部にも・・・。」

とゼロの側に居た善良そうな少女に声をかけたら、そいついきなり私を撃ちやがった。

その後私は記憶を失い、ゼロの手下であるイレブンのテロリストと記憶を失ったまま深い中になってて・・

ああ、最悪だ!!!

だめだ。
せっかく優しくしてやろうとしていたのに何か逆にむかむかして来た。

いかん。今奴はそんな記憶、一切無いのだ。これでは流石に大人気ない。
ルルーシュもロロ同様、父母に育ててもらえなかった可哀相な子供なのだ。

もう決めたのだ。可哀相な境遇にあるあの子達に優しくしてやるのだと。


・・・ではまずやるべきは料理の手伝いだろう。



キッチンに行くとルルーシュが手際よく調味料を混ぜながら肉を焼いていた。

「・・・ルルーシュ。さっきはすまなかった。私も手伝う。何をしたらいい?」

「え?じゃあ・・・そこの.新玉ねぎを5mm幅にスライスして水にさらしといていただけますか?」

ルルーシュは私の顔を見て一瞬目を見開いた後、それはそれは嬉しそうに微笑んだ。

ああ。いい顔して笑うじゃないか。
こいつもあのくるくる皇帝の被害者。

過去は忘れて優しくしてやらねば。

「・・・ああ、任せろ。」

こう見えても料理は得意だ。
小4の頃から仕事で忙しい母に代わって弟達のお弁当を作っていたし、3丁目のヴィレちゃんと言えば近所でも有名な料理上手な女の子だったのだ。

見るがいい、この包丁さばきを!!

一瞬でスライスを仕上げ、いい気分で居たら、ルルーシュが引きつった顔で私の手元を見た。

「姉さん、何をやっているんです!!.新玉ねぎは5mm幅にスライスです!!何で3mm幅にスライスしているんですか!!」

ルルーシュが青ざめて叫ぶ。

「は?
そんなのたいして変わらないだろう。それとも定規でいちいち測って切れと言うのか?」

「当たり前です。」

と今度はロロが言う。

「兄さんほどの達人ならともかく、僕だって兄さんの言う通り最初はいちいち定規で計っていました。
先生、そんなことも出来ないんですか。」

と偉そうに言うと、定規を私によこした。

く・・・なんて嫌な兄弟だ。
こんなところばっかり息ぴったりだ。

「まぁいいです。では姉さん、ここにある蜂蜜、レモン、ヴァージンオリーブオイル、塩、胡椒をよく
  混ぜてドレッシングを作って下さい。レシピはこれです。」

とルルーシュがとりなすように言う。

「ああ、わかった。」

そう言って適当に材料を入れ始めると、

「・・・姉さん・・・料理、なめてるんですか・・・・。」

とルルーシュの低い声が響いて来た。

「ちゃんと計量メモリつきのドレッシングシェーカーを使ってください。(以下ぐちぐちぐち)」

「そうですよ。姉さんは全く(以下同文)」


く・・・こいつら・・・人が下出に出てやってるというのに・・・
だいたい、料理と言うのは○○を適当に入れて、××をぱっぱと振って、△△をじゅっと焼くとかそういうフィーリングでするものだろう。
ど素人が家庭科の授業でちまちま計りながらやるのとは違うんだ。

「やってられるか~!!!!!!」

私はキッチンを飛び出した。

全く・・・ムカつく奴らだ。
出来た料理は確かに極上の味がしたが、料理には自信のある私の作ったものより明らかに味が上で更にムカついた。

くそ。こいつらの優しい姉なんて止めだ、止め!!

私はむすっと黙り込んだまま食事を平らげた。

ルルーシュたちも少しは悪いと思ったらしくうつむいてもそもそ食べていた。ザマーミロ。
鶏がらの分際でいい気になるな。お前らはせっせと共食いでもしてその貧相な体を何とかしろ!!

体と言えば、昨日はスケジュールが一杯で風呂にも入れなかった。
気分転換のためにも風呂にでも入ってくるか。






「どうしよう・・・・。」

兄さんはすっかり青ざめていた。

「そんなつもりじゃなかったんだ。だけど美味しい料理を作りたいあまりつい熱くなって姉さんにあんな失礼な事を・・・。」

「大丈夫だよ。姉さんだって、いつまでも怒っちゃいないって。今お風呂みたいだから出たら直ぐ謝ったらいいよ。」

ヴィレッタ先生はあれでけっこう優しい。
確かにさっきのは僕も悪かったから僕も一緒に謝ろう。
そうしたらきっと許してくれるはずだ。


「そうか・・・いや、後じゃ駄目だ。今謝ってくる!!」

「え?だから今、姉さんはお風呂だって!!」

「昔もけんかした後よく一緒に姉さんと入ったじゃないか。ロロ、お前も来い。」

「えっ!?駄目だよ兄さん!!」

・・・と言うのにこんな時ばかり力強い兄さんにずるずると引きずられいく。


どうしよう。
あの時と同じだ。

僕が弟となった時、兄さんは当たり前のように僕と一緒にお風呂に入ると言った。
そしてそれ以来、お風呂はいつも一緒だ。

機情が収集していた兄さんの日記を見ると兄さんは本当の妹であるナナリーとも一緒に入っていたようだ。
ナナリーは目も足も不自由だ。
一人で風呂には入れない。

まして、風呂には湯が張ってある。
少しバランスを崩しただけでも一人なら溺死だ。

そういう事情もあって兄さんはナナリーが中学生になってもずっと風呂に入れていたのだろう。
ナナリーも別にそれが当たり前で、嫌がっても居なかったようだ。

ただしそれを知ったミレイ会長はビックリしたらしい。
そこで自分の世話をしていたメイドをナナリーのお世話係として送り込み、お風呂なんかも彼女に任せていたようだ。
とはいえ、そのメイドはミレイ会長ではなくアッシュフォード家に雇われている。
アッシュフォードの用事があるときや休みの日は相変わらず兄さんがナナリーをお風呂に入れていたようだ。
どうもその感覚をそのまま僕に当てはめた記憶が作られていたらしい。
まあ、同性の僕なら、たとえ本当の血縁者でなくとも風呂ぐらい一緒にに入ってもいいだろう。
結果としてガス、水道代の節約にもなるし、僕も今では実の兄のように思っているから中々楽しい。
でもヴィレッタ先生はいくら僕らより漢らしいとは言え、一応女性なのだ。

記憶を失う前の行動様式を引きずらせたままヴィレッタ先生を姉と思い込ませるなんて、まったく、あのくるくる頭の変態ドあほ皇帝の考える事はさっぱりわからない。

記憶を改ざんするにしてももっと丁寧にやったらどうなんだ。
あの几帳面で計画的な兄さんとバカ皇帝の血がつながっているとはとても思えない。
ずさんにも程がある。

おかげで兄さんは『家族だから一緒に風呂に入っていいだろう』と一途に信じている。


「待って、駄目・・・本当に駄目だったら!!」

と脱衣所で兄さんを引き止めるため必死で抵抗していたら、バスタオルを巻いたヴィレッタ先生が鬼の形相でガラッとガラス戸を開けた。

「あ、姉さん。俺も一緒に風呂に・・・。」

にっこりと無邪気に笑う兄さんのその言葉が終らぬうちにヴィレッタ先生の正拳突きがキマリ、兄さんが再び気を失ったのは言うまでもない。







その夜、私は何度も悪夢を見た。
もちろんルルーシュの夢だ。

夢の中で奴はクルクル皇帝と同じ髪形をして、学園の朝礼で「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命ずる!!今年の流行はこのクルクルヘアーだ!!」と叫んでいた。そこでまず目が覚めた。


頭を振って寝なおすと、今度は奴は「姉さん一緒に寝ましょう」と迫って来た。
全力で断ると「じゃあ、ロロと寝るからいいや。」と言って私の目の前でロロとうふふあははとピンクのシーツで戯れ出した。

最悪の悪夢だ。

そういえば、そもそもうっとおしいクルクル皇帝の馬鹿息子であると言うのも腹立たしい。

なんのうらみがあるのか現在は私が受け持つ体育の平均値をルルーシュ一人で下げまくるのもさらに腹立たしい。

でもそんなことはまあ、些細な問題といえる。もう奴はエサの身分に見事に落ちたし私は一応男爵にもなれた。弟達への仕送りも問題ないし、我慢も出来る。

今我慢できないのはロロでのことだ。

ロロを初めて見た時には到底好きにはなれないタイプだと思ったけれど、可哀相な境遇を知るにつれ、何とかしてやりたいという気持ちが募っていった。

響団でずっと育って来たロロは人殺ししか知らない。
でもふと見せるしぐさがやっぱり子供で心が痛んだ。

「・・・他に居場所も無かったし。」

奴はそう言ったがそんなことは無い。
私が奴を世間で通用する快活な少年にしてやろう・・・。

末の弟にどこか似たロロを普通の素直で優しい少年に・・・。
行く所がないなら私の弟になればいい。
今更一人ぐらい増えたってどうと言うことは無い。私は男爵だからな。

しかし、そこに障害が立ちはだかった。
ルルーシュだ。
ロロの偽兄である立場を利用して(偽であることを本人は知らないが)ロロをいつも間違った方向に導こうとする。

あんな兄弟関係があってたまるかアホっ!!
見ているだけで寒気がするわ!!
あれじゃロロは一生友達は出来ないし、常識はどんどんゆがんでいってるし、ついにはまるで恋する乙女のようなキラリンとした瞳でルルーシュのことを見るようになった。

憎い・・・。
ルルーシュが憎い・・・。

奴は私の天敵だぁぁ!!



拳を握り締めて起き上がると、がちゃっとドアの開く音がした。

「姉さん、朝食が・・・。」

と言ったまま固まったルルーシュと視線が合った。

しまった。
ちゃんと寝巻きを着て寝たはずなのに、ついいつものクセで眠っている間に脱いでしまったらしい。
何度も嫌な汗かいたからな。
バストを垂れさせぬために夜用ブラはしていたが・・・。

「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」

悲鳴を上げたのはもちろん私ではない。
10歳近く年下の貧相な鶏がら男に下着姿を見られたぐらいで慌てる私ではない。

ふん、これだから彼女居ない歴18年の男は。
私の色っぽい下着姿を見て鼻血でも吹いたか?

ふふんと見やればルルーシュは真っ青になってガタガタと震えている。

おい、何だ。その失礼な反応は。まるで化け物でも見たかのような顔をするな。

「ね・・・姉さんが・・・。俺の世界一清楚で優しい姉さんがあんなはしたない下着を・・・。」

そう言うとルルーシュはおいおいと泣き出した。

はしたない下着で悪かったな。
でも趣味の悪い黒ビキニパンツをはいているお前にだけは言われたくないぞ?

腕を組んだまま、無様によよ・・・と泣き崩れる鶏がら男を見下ろしていると、ロロがすごい勢いで駆け込んできた。

そして私を見るなり

「ぎゃぁぁぁぁ!!!!」

と悲鳴を上げた。

なんなんだこの兄弟は。失礼にも程がある。
こんな美女の豊満な下着姿を拝めたのだからはいつくばって感謝すればいいのに、まるで惨殺死体でも見たかのような・・・ン?

おいロロ・・・お前たしか惨殺死体を見ても顔色一つ変えてなかったろう。
というか、血の池に漬けこんでもへっちゃらそうなのに私の下着姿を見てそこまで恐ろしそうな顔をするのか。
さすがに傷つくぞ。

そう思うのにこの馬鹿弟はさも被害者のようなツラをして、大きな瞳一杯に涙を溜め、

「うわぁん、ヴィレッタ姉さんのばかぁ!!
酷いよ。純真な兄さんを泣かすなんて。
いくら兄さんラブって言ったって、物事には順序っていうものがあるのに・・・。」

とこっちも兄に負けずよよ・・・と泣き崩れた。

あまりにも息の合ったアホ兄弟の馬鹿っぷりに絶句していたが、一瞬置いて、ふと我に返った。
誰が誰にラブだって?

「おい、ルルーシュ。私はお前なんかな・・・。」

涙に暮れる偽弟ルルーシュの襟首を掴み、そう言いかけたところで私の携帯がなった。
あの着信音は・・・まさか!!



下着姿のまま携帯をさっと掴み部屋を出てこっそりと送信者を見る。
やはり・・・恐れていた事が・・・。

「くぉら、ヴィレッタ・ヌウよ。何故わしの計画通り優しい姉のフリをせんのだぁぁ!!
ここでルルーシュに違和感をもたれたら記憶が戻ってしまうではないかぁぁぁ!!」

「はっ・・・!申し訳ありません陛下。しかし!!」

「しかしではない。お前も職業軍人なら任務を全うせよ!!」

陛下はそういい捨てるとぶちっと携帯を切りやがった。

そうだった。
私とロロはともかく、ルルーシュには盗聴器が仕掛けられている。

奴に対する態度は陛下や機情・・・多分クルルギにまで筒抜けだ。
くそ!!仕方ない。

私は悔しさに顔を引きつらせながらどすどすと部屋に戻った。
そこではルルーシュがまだ泣き崩れていた。

私は仕方なく機情が用意した中でも一番清楚な服を着て優しくルルーシュの手を取った。

「ごめんなさい、ルルーシュ。姉さんが悪かったわ。気の迷いだったの。どうか許して頂戴ね。」

と出来るだけ優しく言った。

ン?
こちらを見たロロがまた一瞬二タリと笑ったような気がしたが、気のせいか?

ああ、何でこんな目に。
私は子々孫々まで安泰な暮らしの出来る男爵となったはずなのに。

「姉さん・・・俺こそごめん。こんな事で泣いたりして、男らしくなかったですよね。」

ルルーシュが涙をこぼしながらもやけにキラキラしながらにっこりと笑う。

うっ・・・気持ち悪い。鳥肌が・・・。
18歳にもなってこれは無いだろう。

そう思って固まっていたらロロが私に

「ヴィレッタ姉さん、これで兄さんの涙を拭いてあげるといいよ。」

と、乙女チックなピンクのハンカチをそっと差し出した。

へ?
こ・・・これをルルーシュに使えと言うのか!!

しかし・・・これも任務。皇帝陛下が耳を澄ませて聞いている。
どんなに嫌でも優しい姉のフリをするしかないのか

「・・・・・・・・・・・・・あ・・・あらあら・・・ルルーシュってば随分泣き虫さんなのネ。さ・・・姉さんが涙を拭いてあげるから顔をお上げなさいナ

おえぇぇぇぇぇぇえええええ!!キショイ!!!!
何が悲しくて18才の鶏がら男にこんなキショイ真似を!!
人生最大の屈辱だ!!!

洗面器!!洗面器が今すぐ欲しい!!!!!
そして何もかも今すぐにゲロりたい!!!


「姉さん・・・。解ってくれて嬉しいよ。」

ルルーシュはキラキラとした光を飛ばしたまま、嬉しそうに微笑むとひしっと私に抱きついた

「良かったね、兄さん!」

ロロも涙をそっとぬぐいながら微笑んで見守っている。

おいコラ、こんな時こそお前の大スキな馬鹿兄を私から引きはがして連れて行けばいいのに、何で温かく見守っているんだ!!

だいたいお前らテロリストと暗殺者だろう。
何でそんなにほのぼのと涙ぐんでいるんだ。

そうだ、ルルーシュをロロに押し付けよう。

「ロロ、ちょっとルルーシュと買い物に行って来てくれないか?部屋に花を飾りたいんだ。
そうだな・・・出来たら花かごにしてもらってくれ。」

「・・・うん?いいよ。」

「姉さんが大好きなピンクのバラとかすみ草でいいかな。あと、ガーベラも好きでしたよね。」

「ああ。それでいい。」


ふう。やっと奴らを追い出した。
私は別に花なんか好きじゃない。食べられるわけでもないし、毎日水を与えるのだって面倒だ。
でもまぁこれでしばらくはくつろげる。







俺とロロは姉さんに頼まれた花を近くのデパートまで買いに行った。
8年ぶりに会った大好きな姉さんは以前とはだいぶ違ってしまっていたけれど、綺麗な花が大好きなところは昔のままだ。

「どのようなアレンジになさいますか?」

花屋の店員が俺に問う。

「この花かごは姉さんへのプレゼントなんです。だから、出来る限り清楚で可愛くて優しい感じにお願いします。」

「かしこまりました。では、30分ほどたってからもう一度おいで下さい。」

店員に言われて俺達は花屋を後にした。

あと30分もかかるのか。
姉さんが俺達といられるのは今日をふくめてもあと2日。
早く帰りたいのに・・・。

そうだ、この時間を使えばもう一つぐらいプレゼントを選べる。





兄さんが向かったのは意外な場所だった。

え~っと、僕ら、このフロアに足を踏み入れてもいいんだよね?
何となく居づらくてうつむく僕と対照的に、兄さんは店員さんにてきぱきと指示を出している。

「そう、このパンツと・・・あと、そろいのブラを、あ、そっちじゃなくてこの表面積の多いほうを下さい。」

そういえば機情が所持している兄さんの日記にはナナリーの下着を選んできた事を示す記述が何度かあった。
だから女性用の下着売り場も慣れててへっちゃらなんだね。

それにしても兄さんはセンスがいいなぁ。ヴィレッタ先生とは大違いだよ。
この機会に先生も素敵なレディーとなればいい。
せっかく素は美人なんだから。

あと2日間のあいだ兄さんをC.Cから守りきればこの臨時プロジェクトは終る。
でも、相手に対する想いがほんのりと残るのは僕が体験して知っている。

姉としての記憶を失っても、ヴィレッタ先生が素敵な女性になっていれば兄さんは先生に恋するだろう。そうすれば晴れて両想いだ。
良かったね、先生。兄さんと結婚したら先生の大嫌いな掃除からも開放されるよ。
主婦としてはどうなのかとも思うけど、僕と兄さんで掃除も料理も仲良くやるからちっとも気にしなくていいからね♪
むしろシャーリーさんのように図々しく割り込まれる方が困るし。
面倒なお買い物も僕と兄さんで行ってきてあげる。
先生は居間でスルメでもかじってゴロゴロしてくれてるだけでいいんだ。これって主婦的には天国だよね!
だから心配しないで兄さんの嫁においで。

そうそう、先生は兄さんラブだけど、パチンコと兄さんなら多分パチンコの方を愛しているに決まっている。
かなりの時間、僕が兄さんを独占できるのは間違いない。

パチンコだろうとお馬さんだろうとどんどん行っておいで~♪
兄さんは賭け事に理解があるし、きっと止めたりはしない。
その間は僕がちゃんと兄さんの側にいて守っているから心配ないよっ♪♪♪

うん、やっぱり嫁にするならヴィレッタ先生しかいないな!!
嫁さえいればもう兄さんに近寄ってくる女はいなくなるだろうし、僕も安心して過ごせる。

とはいえ、結婚までこぎつけさせようと思ったら、この監視体制の中じゃ無理だ。
だからいつか隙を見て僕ら3人で監視の目をくぐって脱走しようね。
兄さん命の僕と、兄さんラブなヴィレッタ先生が協力すればそれはおそらく可能だ。

そして兄さんを守ってひっそりと暮らすことぐらいはきっと出来る。
みんなで仲良く穏やかで優しい生活を送るのが僕の夢だ。




その3に続く


こんなアホ話に付き合ってくださる優しい皆様ありがとうございます!!
ちなみにナナリーとルルはお風呂本当に一緒に入っていたとおもいます。
あのルルが毎日ナナリーをお風呂に入れないわけがない!!

うちの小5の娘もへっちゃらでパパとお風呂はいってるし、別に普通に楽しいみたい。
そもそも最近まで家族全員で入っていたし。←流石に娘らがでっかくなって狭くなったので2・2か3・1に分かれているけど。
家族でお風呂って普通・・・ですよね

マリアンヌ様はブリタニアの中では露出が余り無い服だったので少なくともルルナナの前では清楚な人だったと思います。それ以外はハチャメチャそうだけど。表向き優しい良いママでもあったようだし。
ルルナナの服も可愛いヒラヒラだし、けっこう少女趣味ですよね。



偽姉弟狂想曲 その3
2009年10月22日 (木) | 編集 |
2時間ほどしてルルーシュたちが帰ってきやがった。
せっかく男兄弟同士、仲良く買い物に行ったのだ。
そのままエロ本コーナーとかであと2~3時間ぐらい二人で読みあさってくればいいのにまさか最短時間で帰ってくるとは。

「ただいま姉さん。ほら、姉さんの大好きなお花ですよ!」

ルルーシュが嬉しそうに差し出す。

「ま・・・まぁ 可愛らしい花かごだこと。おほほほほ。」

うえっ・・・。気持ち悪い。でも我慢だ、我慢・・・。

「そうそう、俺達から姉さんにもう一つプレゼントがあるんです。」

ルルーシュがニコニコと笑う。

プレゼントか。中々可愛いところもあるじゃないか。
私とて女。
プレゼントはいつ貰っても嬉しいものだ。

リビングのソファーに座って可愛らしくラッピングされた箱を開けてみると・・・。

「こ・・・これは!!!」

「ね。姉さんにぴったりでしょ!!」

ルルーシュが満面の笑みで言う。

お前・・・・・・・コレを私にどうしろと・・・・・・・。

中には中学生がはくような可愛らしい苺パンツと苺ブラが入っていた。

「お前、私をいくつだと思っているんだ!!!
はけるか、こんな・・・。」

・・・と言いかけたところでまた携帯がなった。
ルルーシュの死角となる場所でメールを見るとやはりあのくるくるパーマからだった。

く・・・、この私に苺パンツをはけだと・・・・・・。
もし、心労からストレス死したら絶対に呪ってやる・・・。


「あの、姉さんもしかして気に入りませんでした?」

ルルーシュがしょんぼりとして私を伺い見た。

「そんなこと・・・無い・・・わ・・よ。こんな・・・こんな可愛い下着を貰ってもちろん嬉しいヮ
でもこのブラのサイズじゃ小さすぎて着けられないかもって言いたかったのョ☆」(←棒読み)

「え・・・?これでも一番大きなサイズを・・・そうか、姉さんがあんなはしたない下着を着けていたのは変だと思ったけど、サイズが無かったから仕方なくなんですね!!」

「え?ええ、そうなのよ~だからコレは・・・。」

「解りました!!この俺に任せてください!!」

ルルーシュは叫ぶとマイ・ソーイングセットを取り出した。

「この俺が姉さんのサイズに合うようこの苺ブラをリメイクします!!
トップとアンダーのサイズを教えて下さい!!」

「へ?」

男のうちに入らない鶏がらもやしにバストサイズを公開して恥らうほどうぶでは無いが、此処で言うとお前についてる盗聴マイクから、皇帝、クルルギ、更には機情の全メンバーにまで筒抜けだ。

なんで私がタダでそんな事を大公開せねばならんのだ。

「・・・・・・わかった。ただしサイズが変わっているかも知れないからな。ロロ、お前が部屋まで計りに来い!!」

「ええ~!僕ですか!!」

「いいから来い!!」

手首を掴み、強引に部屋まで引きづり込むと、ロロはおびえたような目をした。
本当にこの兄弟はどこまで情けないのだ。

「あの、僕、出来ませんからっ!!そういう破廉恥な事を他人にするのは人間として駄目だって兄さんが・・・。」


お前な。同じミッションの仲間とかは次々殺して反省もしてない気がするんだが、アレは人間として駄目じゃないのか。
どうしてあの鶏がらもやしの言う事だけは死守なんだ

「あのな・・・本当に計らせるわけ無いだろう。
ルルーシュには盗聴器がついている。だから・・・。」

「ああ、そういう事ですか。」

サイズを走り書きしたメモを渡すと、ロロがほっと胸をなでおろす。
いやそこはホッとするところじゃないだろう。
普通の男なら残念がるぞ。

ルルーシュのロロもやし化作戦は着々と進んでいるようだ。
こいつ本当に大丈夫なんだろうか・・・。

ああ、この私がルルーシュの悪の手から守ってやらねばこいつの男としての未来は無い。
いまだにロロは子供はコウノトリが運んでくると固く信じているし、男女交際も結婚する事によってのみ初めて手を繋げるようになるのだと力説していた。
ロロは意外と女生徒に人気があるのだが、ルルーシュのおかしな教育のお陰でちっとも彼女が出来ない。
・・・というか、興味すら抱いていない。
16歳でこれはいくらなんでもまずい。

色々問題のある奴だが、私は末の弟にどことなく似ているロロが妙に可愛い。
哀れな経歴を聞いてからは可哀相で益々気になっていた。

響団のやっている事は児童虐待だ。
夢も恋も未来への希望さえ、ロロは全く知らない。
知っているのは殺人の技術だけ。
自由意思で軍隊に入り、自分の意思で仕事として人殺しもやっている私とロロは違う。

6歳の頃から親もいず、守ってくれる大人もおらず、人殺しを続けなければ生きても行けなかったなんてあんまりだ。
私が6歳の頃は近所の悪ガキたちを従え、元気に遊んでいたと言うのに、こいつは今でも友達一人さえ居ない。

いるのは常識から大きく逸脱した価値観を持つ最悪な鶏がら偽兄貴だけだ。
それを思うとなんかバケツ一杯分ぐらい泣ける。


う~む・・・。
何とかしてやりたい。
・・・切実に何とかしてやりたいのに良い方法が思い浮かばない。
こういうときはアロマをたらしたお風呂でゆっくりと考え・・・いや駄目だ。
またルルーシュが「姉さん一緒にお風呂に入りましょう」と突撃してきそうな気がする。

居間はもちろん最大危険地帯だし、キッチンは奴のテリトリー。
廊下の隅っこにうずくまっていたらまたロロにゴミと間違えられそうだし、自室は今朝踏み込まれて大騒動になったばかりだ。
ゆっくり考えようにも私には安息の場所が無い。

かくなるうえは・・・・・・。






「ロロ大変だ!!」

兄さんが血相変えてお皿を洗っている僕の元に走りこんで来た。

「ど、ど、どうしたの?」

まさかC.Cがっ!?

「実はヴィレッタ姉さんがトイレに行ったんだが・・・。」

「・・・そりゃ姉さんだってトイレにぐらい行くよ。」

「トイレから出てこないんだっ!!!!!」

兄さんは拳を握り締めて絶叫した。

ああ・・・お風呂同様、これも僕の時と全く同じパターンだ。

僕はギアスを持っている上に響団育ちの殺人兵器だが、それでも一応人間なので様々な事情によりトイレに篭る事ぐらいある。

でも兄さんは僕が10分以上トイレにこもるとその様々な事情を推測してどんどんとドアを叩くのだ。
心配してくれるのはありがたいけど、ドアの前で原因を追究する言葉をあげながら水と薬を持って待機されると非常に困る。
ましてヴィレッタ先生は一応女性だ。

「大丈夫だよ。姉さんはもう大人なんだし。放って置いてあげなよ。」

そう言うと兄さんは目を見開いた。

「お前は姉さんが心配じゃないのか!!姉さんのような美しく清らかな女性が15分もトイレに篭っているんだぞ!!
ありえない!!!
・・・しかも呼びかけても返事もしてくれないんだ!!」

「だからそれは・・・。」

「きっと中で倒れているに違いない!姉さん!!姉さん!!!」

兄さんは僕の静止も全く聞かずにまたドアをたたき出した。







ゆっくり思考できる場所はないものか・・・・・と考え抜き、最後の手段で閉じこもったのはトイレだった。
あそこは狭いが一応個室で鍵も掛かる。
いくらルルーシュでもトイレの中まで追っては来るまい・・・そう思ったのに甘かった。

くそ!!
無視だ、無視!!!

しかし奴はドアの前でしつこく喚き続ける。
おまけにロロまで呼んで来た。

「ロロ、コインを持って来い!!大急ぎでだ!!!」

「え?コイン?」

外の馬鹿兄弟の会話が聞こえてくる。

「この手のドアはコインをドアノブの縦穴に差し込んで回せば外からでも空くはずだ。
ああ姉さん!!無事でいてください!!!」

げ!!
こじ開けるつもりか!!

別に用はたしていなかったが、そんな真似をされたいわけがない。
かといって、むやみに手荒に扱ったらまた皇帝陛下からお小言&1兵卒に格下げだ。
そうなったら弟達の学費と生活費が払えない。
私は月謝も入学金も要らず、働きによってはかなりの給料さえ貰える国立の軍校を選んだが、弟達には出来たら軍人にはなって欲しくない。
それにせっかく夢があるのだから好きな道を選ばせてやりたい。

絶対絶命?

覚悟を決めたその瞬間、ふとドアを叩く音が止まった。

「ヴィレッタ先生。僕がギアスで兄さんを止めました!5秒以内に逃げてください!!」

「すまん、恩にきる!!」

ギアスの詳細は私にもよくわからないが、ロロがあの妙な力で何とかしてくれたらしい。
私は機を逃さず、すたこらさっさと逃げ出した。
敵前逃亡なんて趣味じゃないが、条件が悪すぎる。
ああでもロロは可愛い奴だ。
きっと私が立派な漢にしてやるぞ!!!





ふう。
やっとヴィレッタ先生を逃がす事ができた。

コインを取りに行って兄さんに手渡すと兄さんは急いでトイレのドアを開けた。
もちろん中はもぬけの殻だ。

「あれ?姉さん・・・?」

「姉さんは部屋で休んでいるんじゃない?
きっとなんかのひょうしでドアが閉まっちゃったんだよ。」

「そ・・・そうか。じゃあ、部屋の方に行ってくる。お前も来い!」

「うん、わかった。」






僕は兄さんと連れ立ってヴィレッタ先生の部屋に向かった。
ああ、ヴィレッタ先生が穏便にトイレから出れて良かった♪
昨日から2回も兄さんを失神させてる先生だから、今回だって僕が助けなかったら兄さんが危ないところだった。

先生は色々と達人だから体の損傷無く気絶させているのはわかっているけどそのたびハラハラしてしまう。
よっぽどの緊急事態でも起こったら仕方がないけど、出来たら止めて欲しい。
せっかく僕が兄さんとの仲を取り持ってあげようと思っているのにこれじゃそのうち兄さんに嫌われちゃうよ。
いや、こんな事で気弱になってちゃいけない。
兄さんの嫁はヴィレッタ先生で無ければ困るのだ。

僕が機情で孤立していた時、声をかけ、手を差し伸べてくれたのはヴィレッタ先生だけだった。
何人も同僚を殺して他の奴らに『死神』と怖れられるようになっても、ヴィレッタ先生だけは繰り返し『殺すな』と叫んでくれた。
こんな事を言ってくれる人を僕は他に知らない。
知っているのは『殺せ』と命じる人と影からあげつらう声だけ。
今までも任務のリーダーは何人もいたが陰ではコソコソ言っても表では僕を怖がって口を閉じている。
兄さんですらもし記憶が戻ったら僕に「殺すな。」と言ってくれるか確証は無い。(言って欲しいけど)

それに僕はこんな容姿なのでいつも女みたいな顔だと同僚に陰口をたたかれる。
ミレイさんやシャーリーさんでさえ悪気無くだけど「ロロにスカートはかせてみたぁい」とかしょっちゅう言われる。
それが凄く嫌だ。

でも先生はそういう事は一切言わない。
たまに荷物を運ぶ手伝いをしてあげた時なんか「さすが男だな。助かった。ありがとう。」と言ってちゃんといつも僕を男扱いしてくれる。

それは兄さんも一緒だ。
いつも僕のことを「可愛い、可愛い。」と言うが、女の子のように可愛いという意味ではなく、弟として、家族として可愛いと思ってくれているのだ。

僕が一緒にいて心地良いのは兄さんと次点のヴィレッタ先生だけ。
そして僕が人間として生きていけるのもこの二人の前でだけ。
他の女なんか冗談じゃない。
何としてでも纏め上げ、僕を邪魔者扱いしない、とっても楽な・・・そして兄さんにベタベタもしない理想の兄さんの嫁を手に入れる。

そうして僕は一生楽しく兄さんの可愛い弟として生きていくのだ。










「よし出来た!」

俺は姉さんのためにリメイクしたブラの出来栄えに満足し微笑んだ。
あのトイレ事件の後、俺は姉さんを部屋まで探しに行った。

姉さんは長旅のせいかちょっと疲れたらしく、横になると言っていたので、俺は居間から道具を持ってきた。
そしてベットに横たわる姉さん、そしてロロと昔のように楽しく話しながら縫い物をして穏やかな時を過ごした。

ブラの表面積は布も足して出来るだけ広く取り、清楚な雰囲気を損なわぬよう細心の注意を払って白い可愛らしいレースも縫い付けた。
聖母のように清らかで美しい姉の繊細な体を包むのに相応しいすばらしい出来だ。
いっそ今度からは姉さんのブラは全て俺が作るのもいいかもしれない。


姉さんに完成したブラを手渡すと

「あり・・・がと・・・う。とても・・・嬉しい・・・ヮ・・・。」

とにっこり清楚に微笑んでくれた。
その上お礼に俺とロロを明日、遊びに連れて行ってくれるのだそうだ。

姉さんと出かけるなんて本当に久しぶりだ。言葉に出来ないほどワクワクする。





私がお出かけの場所として選んだのは駅一つ向こうの動物園だった。
これ以上奴と家で密着して過ごしていたら発狂して包丁を振り回してしまいそうだし、そうなったらせっかく手に入れた男爵位がぱーだ。

お礼に遊びに連れていってやるとは言ったがもちろんそんな気はない。
むしろ「この礼はたっぷりしてやるぞ。」の礼だ。

家にこもってるよりも外のほうがC.Cたちがルルーシュに接触しやすい。ただそれだけの理由。
さっさと現れてくれないと私の身が持たない。

それに見事C.Cを捕獲したらまた皇帝陛下からご褒美を賜れるはずだ。
それだけを楽しみに頑張ろう。
クルルギ卿はエサであるルルーシュを捕まえ差し出しただけでラウンズ入りを果たした。
つまり本体を吊り上げたならばどんな褒美も望みのままという事。

私はその報償にロロを貰い受けようと思う。。(←トイレでひらめいた)

響団所属のロロを開放するならこの手段しか私は思い浮かばない。

最近ロロは盛んに「僕のお姉さんになってくれたら嬉しいなぁ。」なんて可愛い事を言う。
「ずっと兄さんと僕とヴィレッタ先生で普通の人みたいに暮らせたらどんなに幸せだろう。」と言う発言のほうはいただけないが(ルルーシュつきは嫌なので)私も奴を弟のように思っているのでそれはとても嬉しい事だ。

普通の人間として暮らしたいのであれば、私はきっとルルーシュよりも奴の良い家族になれる。
クルクル皇帝の唯一のとりえとも言えるあの変な力でルルーシュの事も人殺しのための力も忘れさせてもらい、私の弟にして今度こそ普通の幸せな人生を歩ませてやるのだ。

さて、C.Cをおびき出すためだけに出かけるのだから、お出かけの場所はある程度人の出入りが自由で、それでいてざと言う時は民間人を速やかに退去させる事が出来る場所であればどこだって良い。
動物園なんてガキしか喜ばない場所だが条件に当てはまる中で一番近いんだからしょうがない。

でも意外にも馬鹿兄弟はうれしそうだ。

「俺、動物園にくるの初めてです。」

「僕も。」

ン?
ロロはともかくルルーシュはあるだろう?
でもルルーシュは首をひねりつつ呟いた。

「昔からずっと行ってみたかったんです。でも、変ですね。どうして俺は動物園に行った事がないんだろう。ロロと行っていてもおかしくないはずなのに。」

お前、自分で突っ込んでどうする。明らかにおかしいだろう。
動物園ぐらい普通はこの年になるまで何度も行く。
何故ルルーシュは・・・・・・。

あ・・・もしかして・・・。

ルルーシュの妹ナナリーは目が見えない。
動物を見るだけで触れる事は出来ない動物園にナナリーを連れて行っても悲しませるだけだ。
かといって、自分だけこっそりと・・・という事も兄として出来なかったのだろう。
たとえどんなに自分が行きたくても。

ちくちくと良心がうずきだす。

わかってはいるのだ。
こいつだって好きでテロリストになったわけじゃない。
ゼロになったわけじゃない。


目と足の不自由な妹のため、人並みの幸せを捨てででも妹が安心して暮らせる世界を求めて反逆したのだ。
モヤシで鶏がらでムカつく奴だが、そういうルルーシュは嫌いではない。

「姉さん、姉さん」とはしゃぐ姿は身長180センチを越える男のものとしては情けないが、きっと守ってくれるべき父母を失った時にこいつの幼心と言う時計の針は止まってしまったのだろう。

そして今、マリアンヌ様を基として造られた私に出会い、心の中の時計がまた動き出した。
会いたくてたまらなかったはずの、甘えたくてたまらなかったはずの8年分の母への想いが動き出したのだ。

ルルーシュは名前も経歴も変えていたが、奴のランペルージという姓は母親の旧姓だ。
その事からも、どれだけ奴が母親を慕い、必要としていたのかがわかる。

目の前にいるこの私よりでかい男は・・・私がC.Cを捕らえるためのエサとして使い捨てようとしているこの男は今、ほんの10歳の無邪気な子供なのだ。

ちくんと胸がうずく。

とても心が痛くなる。

私はルルーシュが嫌いで、早くいなくなってしまえばいいと思っているのに。

そう思っているのに・・・・・。


「・・・ルルーシュ。・・・・・・手を繋ごう。ほら、おいで。ロロも。」

自然と差し出してしまった右手をルルーシュが嬉しそうに握る。反対の手はロロが。

周りの好奇の目がもの凄く痛いが、それぐらいは我慢しよう。
間もなくルルーシュのやっと動き出した心の時計はまた止まる。

C.Cが現れなかったとしても、また記憶は改ざんされ、今度は姉を失う。
また、無邪気に甘えられる存在を失うのだ。

・・・だから今だけ。
18歳の憎たらしいルルーシュではなく、10歳の姉を慕うルルーシュの手をとってやるだけだ。

そんな感傷に浸っていた時、10次の方向から爆発音が聞こえた。直後約180メートル向こうに火の手が上がる。

黒の騎士団!?
・・・しかしナイトメアは見当たらない。
ただの民間テロか?
いや、おそらく京都の残党だ。


「姉さん、こっち!!」

ルルーシュが私の手を引く。
私は繋がったままのロロの手も放さず、ルルーシュの言うまま体を隠せそうな茂みにしゃがみこんだ。

バラバラと怪しげなカッコウをした男達が走り、逃げ惑うブリタニア人を無差別に捕らえていく。
今は恐慌状態だが此処もいずれ見つかるだろう。

ナイフは・・・隠しポケットに入るぐらいの小さなものだがある。
ロロは自力でなんとでもするだろうし、私もルルーシュ一人ぐらいなら完璧に守りながら強行突破することは出来る。
ただし、この条件なら出会ったテロリストは、一撃で殺しながら進まなければならない。
それは中々難しい。
皇帝陛下から与えられた『ルルーシュの優しい姉』と言う設定から大きく逸脱してしまう。
この特別プロジェクトは修正不可能なイレギュラーが生じ、対象に不信感を抱かれてしまったらそこで終了する事になっている。

一応軍校に行っていたという過去は残しているが、人殺しが嫌で軍人にならなかったと言う偽経歴を持つ私だ。
私がナイフを持ち歩いているのはどう考えてもルルーシュの目から見れば不自然だ。
まして死体の山を築くなんてありえない。
衝撃で記憶が戻ってしまう可能性すらありえる。

まぁ、ボタンに仕込んである緊急コールを押したから、15分以内に機情率いる偽装警官隊がテロリストを一網打にするため動物園を囲むだろう。それまで持ちこたえさせればいい。
C.Cも居ないようだし、ここを上手くやり過ごせればあと半日ルルーシュに優しい夢を見せてやる事が出来るのだ。
一時的にとは言え今、私は奴の姉だ。
弟のためにコレぐらいは考えてやっても罰は当たらないだろう。

しかし、テロリストの人数は思ったより居たようだ。


「・・・おい。隠れている奴ら、出て来い。」

中年のテロリストが私達に声をかjける。
一番小柄なロロでさえ身長170センチはある。
それにルルーシュは私やロロと違って気配を消す訓練を受けてはいない。
3人で隠れきれるわけは無いか。

私達を含めた、ブリタニアの民間人約80名がとある檻の前に集められた。
サルの檻の前だ。

「貴様らブリタニア人は卑劣である。カラレス総督は日本人テロリストを余興にとサルの檻に入れ、見世物とした。我々はこの暴挙を許す事が出来ない!!」

テロリストの指揮官は拳を上げて絶叫した。

カラレス総督・・・イレブンいじめが好きな奴だがまた何と悪趣味な
いくらなんでもそこまでやる事は無いだろう。
これじゃ、イレブンだって流石に怒る。

ン?
檻の中にぱんつ一丁で入っているあいつ、見た事あるぞ。
確か黒の騎士団幹部の玉城総太郎?だったっけ?
微妙にサルの檻が似合っているが、何もあそこまでしなくてもいいだろう。

「さて・・・我々をここまで侮辱したのだ。ブリタニアの諸君の中からも一人、このサルの檻に入ってもらおうではないか。」

テロリストがにやりと笑う。

おい!お前もカラレスに負けずに下劣だぞ?いいのか?
同類になってしまうぞ?
つい眉をしかめて見ていたら、そいつと視線が合ってしまった。

「そこの女、立て!!今反抗的な目で見ただろう!!」

「い・・・いえそんな・・・。」

か弱いフリをしてみたが、そんな手が通じる相手ではなさそうだ。

「よし、ブリタニアの猿女。服を脱いで下着姿になってこの檻に入るんだ。」

テロリストの司令官がいやらしく笑う。

けっ。何を勝ち誇っている。
か弱い女にそんな下劣な命令をするとはよっぽどもてない人生を歩んできたんだろう。
そうして逆恨みか?みっともない。

しかし私はお前と違ってもてる人生を歩んで来た。
下着姿ぐらいでおびえるものか。
この素晴らしき肢体を使って下着や水着のモデルアルバイトをした事だってある。(もちろん大評判だった)
まぁ此処は時間稼ぎのために大人しく従ってやるさ。
同属であるイレブンの下着姿さえ生で見た事なさそうなモテない哀れな男どもよ。
このヴィレッタ様の美しくも豊満な下着姿の前にひれ伏すが良い。
あーはははは!!


服に手をかけたところではっと気がつく。
だ・・・駄目だ!!!

今日はあの恥かしい苺パンツ&苺ブラを仕方なく身につけている!!
いつものゴージャスでセンス抜群な下着ならともかく、あんな姿を公開するぐらいなら舌をかんで死んだほうがマシだ!!!

く・・・こんな事で大ピンチになってしまうとは・・・・・・。


「待ってください!!檻には俺が入ります!!
だから姉さんを許してください!!!」

青ざめて固まる私の前にルルーシュが立ちはだかった。










くそ、面倒な事になった。
せっかく僕と兄さん。それに珍しく素直で優しいヴィレッタ先生と楽しく動物園をまわっていたのに、テロリスト共が台無しにしやがった。

ヴィレッタ先生が兄さんに心から優しいなんて100年に1度あるかないかなのに・・・。
据わった目でテロリストどもを見ていたら、ヴィレッタ先生が僕に目配せをして来た。

そして

「悔しいがあいつらの指示に従うぞ。絶対逆らうなよ。」

と言った。

これが相手が黒の騎士団なら全員瞬殺してC.Cもどっかの木に括りつけて3人で逃走してやるが、どうもそうでは無いらしい。
それならやっぱり、兄さんに戦う姿を見られる危険を冒すより機情の助けを待ったほうがいいだろう。

そう思ってじっとうつむいて無力なフリをしていたが、テロリストの司令官がヴィレッタ先生に、いちゃもんをつけ始めた。

無知と言うのは恐ろしい。
彼らにはヴィレッタ先生がか弱い一般女性に見えているらしい。
彼女は普段はパチンコばかりでだらしないが、あれでもラウンズにもなれると言われていたジェレミア卿の横、最前線で戦っていた猛女。
動物園ジャックなんてやって喜んでいるバカとは格が違う。

それなのにテロリストの奴ら、先生に向かって猿女だなんて言っている。
失礼な。先生は猿じゃないよ。猿なんてか弱い生物じゃなくてどう考えてもキングコングかそれ以上だ。
本当にお馬鹿さんだ。

そのお馬鹿なテロリストどもは更に図に乗ってキングコング・ヴィレッタ先生に服を脱いで猿の檻に入れだなんて言っている。
脱ぐのが好きな先生ならへっちゃらそうだけど、それでも後が怖いぞ~。
あの人は基本的には優しいが、民間人の敵・・・特に女の敵には一切容赦が無い。
機情に捕;まった後きっと鞭を持ったヴィレッタ先生が機情権限で個人的お仕置きに行くに違いない。


テロリストにやや同情しながら見守っていると、兄さんがヴィレッタ先生を庇って飛び出した。
・・・最悪だ。
全てにおいて宇宙一優れている兄さんだけど、腕っ節だけは下々の下の下の更に下だと言うのに。
さて、こういう場合、可愛くて善良な庶民の弟はどう対処したら良いのだろう。
とりあえず殺ってしまうか。


タイミングを見計らっていると、テロリストが兄さんに言った。

「へェ。姉思いなんだな、綺麗なにーちゃん。でも男なんかお呼びじゃないんだ。そうだな・・・そっちの可愛らしい妹なら考えてやってもいいぜ。」

へ?
妹?
・・・・・・それは・・・僕のことかぁぁぁあ
貴様、僕が一番気にしてる事を!!!

お前、後で八つ裂き決定だ。僕を女扱いするような敵はこれまでだって全員ぶっ殺して来た。
ヴィレッタ先生に存分にお仕置きされた後、僕が八つに引き裂いてやる!!!!!!






ヤバイ!!あの目。
ロロが切れる3秒前だ!!

ああ見えても奴は帝国最強の殺人兵器。
外見は女の子のように可愛らしいが、本性を出したら獰猛な恐竜・Tレックスより恐ろしいぞ。
ずいぶん人間らしくなったとは言え、本気で殺り出したら私でも止められない。
今すぐ頭を地にこすり付けてTレックスに謝るんだ!!
そうすれば確率は0.0001%以下だが命だけは助かるかもしれないぞ!!

そう思って心から心配してやったのに、テロリストの奴、

「男なんかお呼びじゃない。」

といっってロロの大事なモヤシ兄を殴りつけやがった。
あ~あ・・・ロロの怒りスイッチを二箇所も押すなんて馬鹿だな。

しかし、呑気にあ~あ、とか思っている場合じゃない。
せっかく私が大人しくしてやっていると言うのにこのままじゃ全てが水の泡だ。
ルルーシュにロロの『死神』としての姿を見られてしまう。
そうなったら修復出来ないイレギュラーとして扱われ、このプロジェクトは終わりとなる。

あと半日・・・せめて半日ルルーシュに幸せな弟の生活を味あわせてやりたいのに。


こうなったら仕方ない。
ロロが暴走する前に、常識のある私が何とかせねば!!!

「きゃぁぁ!しっかりしてェ!!ルルーシュ!!」

と、なよなよとルルーシュにに抱きつき、介護するフリをして素早く奴の腹に一発入れ、気絶させる。

よし。
ルルーシュが見てさえいなければ何をやったってかまうものか。
それに非常事態なのだから皇帝陛下も今度こそは文句をつけまい。

ニヤリとロロに視線を送るとロロもニヤリと笑い返してきた。


とりあえずすぐそばにいた司令官に蹴りを入れて機関銃を奪う。
一応子供を含むブリタニア人80名の人質の前ではあるのでちょっとだけぶりっ子して、敵テロリストの足と武器を狙って銃を乱射した。

か弱いと思っていた女からいきなり銃撃を受け、テロリストどもは慌てふためいた。
あーははは!!
逃げられるものか!!
お前らと私じゃキャリアが違うんだよ!!
どうせブリタニアの刑法ではテロリストは全員処刑となる運命。
それなら私をこんな目に合わせたのだ。
この程度やってもどうと言う事は無い。

銃撃から逃れた数人のテロリストは時を止めたロロに一人残らず捕まって足蹴にされていた。
さすが私の見込んだ漢!!
ルルーシュと違って役に立つ!


「あわわわ・・・。」

最後の楽しみにと残しておいたテロリストの司令官を私とロロで追い詰める。
私に機関銃を奪い取られたせいで丸腰だ。
しかも腰でも抜けたのか惨めにはいつくばっている。

「よくも私を猿女呼ばわりしてくれたな。」
「よくも僕を女の子呼ばわりしてくれたな。」

私が機関銃を奴の頭に・・・ロロがナイフを奴の頚動脈にに突きつけた。
人質は今の騒ぎでとっくの昔に逃げてしまったからもうぶりっ子する必要も無い。、
それにこいつだって丸腰の・・・しかも一般人の女である私に銃を突きつけたのだ。
あの世に行って自分の行いを後悔しろ。

怒りが沸点に達した私とロロがテロリストの司令官をぶっ殺そうとしたその前に突然ルルーシュが立ちはだかり押しのけた。

しまった。
気がついてしまっていたか!!
もやし男だからと思って姉心から少し手加減したせいかもしれない。

しかし何故だ!!
何故テロリストを庇うんだ。
もしやテロにあったショックでゼロとしての記憶が蘇ったのか!!

そうであれば私は・・・・・・。私は・・・・・・。


「止めてください・・・俺は・・・心優しい俺の姉と弟が人を殺すところを見たくありません・・・。」

ルルーシュは手を広げてテロリストを庇ったままうなだれた。

そうか。・・・そうだったのか。

「・・・・・・わかったよ・・・。すまなかった、ルルーシュ。」

「ごめんなさい。兄さん。」

私とロロは素直に武器を引いた。


ルルーシュは本当は人を何十万も殺したテロリストだ。
私やロロにそんな事を言える立場じゃない。
でも、目の前に居るこいつは本当に傷ついた顔をしているただの弟だった。

「ありがとう、ルルーシュ。姉さんを庇ってくれて。人殺しにさせないでくれて。・・・一生忘れないよ。」

そう言って抱きしめてやると本当に嬉しそうな顔をする心優しい弟。
私はロロにだって人殺しをさせたくなかったはずなのに怒りに我を忘れた。
でもこいつは・・・こいつだって怒っていたはずなのに敵をかばってまで私とロロを本当の意味合いで守った。

この優しい弟は、大切な者のためには非道なテロリストにもなるのに、その大切な者は清らかなまま守り抜きたいのだ。
それは傲慢な考えなのだと思う。
でも、そんなルルーシュを抱きしめてやらずにはいられなかった。



結局特殊プロジェクトの間にC.Cは現れなかった。
機情は今回仕込み関係にはかかわっておらず、「わしに任せおくのだぁあ!!」とはりきっていた皇帝に(面倒なので)お任せしておいたのだが、すべて不発に終ったようだ。

ルルーシュの記憶は元に戻され、私が姉であったと言う記憶も葬り去られた。

相変わらず私とルルーシュは犬猿の仲だ。
でも・・・思うのだ。

ずっとC.Cが現れなければいいと。
ずっと、ずっと、彼が幸せな箱庭の中で過ごせればいいと。

それでももしC.Cが現れ、記憶が戻ってしまったら私はいったい彼をどうするのだろう。
やはり殺すのだろうか。

いや、今となってはそれは多分難しい。
私はルルーシュのやさしさに触れてしまった。

だから・・・。
もし、もしも記憶が戻っても今の彼と心が変わらないなら。

偽りの弟であるロロの事をそれでも兄として大切にし、お前を思ってくれる友人・・・例えばシャーリーやリヴァルを大切にし続けることが出来るなら・・・きっと私はお前を殺さない。
弟達の居るブリタニアを裏切れはしないが、なんとかしてロロと二人、この箱庭から逃がしてやろう。

どうかルルーシュが変わりませんように。
私は密かにそう祈り続けている。



任務が終了した時、私はまた陛下から直々の言葉を賜った。

「任務ご苦労。よくルルーシュの優しい姉役を果たしてくれた。・・・ありがとう。」

と。


何を考えてるのか解らないくるくるじじいだが、それでも案外餌にすると決めた我が息子の事を大切に思っているのかもしれない。
そんなありえない事を考えた。
私もルルーシュに毒されているのかもしれない。

でもどうか・・・どうか神様。愛に飢えたあの子供達が幸せになるところを私に見せてください。

あの子達は本当は優しいのです。





Fin


これでまたしばらく休止状態に戻りますが、お付き合い下さった皆様、ありがとうございました!!
機会があればまたこっそり復帰したいとは思っていますのでその時はよろしくお願いします。

ルルがトイレまで追いかけて言ったお話は美咲さんのコメントを見てすごく書きたくなり、更に1時間早起きして追記しました。
いつもいつも事後承諾?ですみません
でもどうせやるならここまでやらせたくて。

1周忌に書いた『想う』は一人頑張って来たルルのつらさを強調して書いたお話で、自分で書いておきながら大変ルルに申し訳なく思ってもいました。
なので今回は弟として姉さん姉さんと姉の愛を疑いもせずに無邪気に無責任に追い回し、ついには可愛がってももらえると言う話にしてみました。
ルルの中では(真実はともかく)マリアンヌは銃撃から身を挺してナナリーを守った聖女的な母親。
もしあの場にいたならルルの事だって身を挺して守ったと信じ、理想の母親として愛していたと思います。

ヴィレッタは好き嫌いの分かれるキャラですのでこういう配役に抵抗のある方もいらっしゃるでしょうが、元から敵で何の恩義も無く、むしろルルーシュに散々な目に合わされた割には彼女の彼を見る目は優しかった気がします。
惜しむらくは男を見る目が無かった事!!
扇は元からゼロの敵ではなく黒の騎士団結成以前からの仲間でしかも新宿を始め何度もゼロに命を助けられ、ろくにとりえも無いのに藤堂よりも上の位置につけてもらいそれなりの信用もゼロから受けていたのにあっさりと話もろくに聞かず(でも敵であるシュナイゼルの話だけはしっかり聞いて)ルルをだまして呼びつけて殺そうとするなんて・・・応援した時期もあったのに本当に残念な人になっていてがっかりしました。
こういう扇みたいな先生には教えてもらいたくないなあ・・・何か問題があったとき、すっごい扇的主観の入ったきれい事で無理やり処理されそう。
それより1期イラドラで、ジェレミアに、スザクに命を助けてもらった礼を言うよう上手く諭していたヴィレッタの方が教師の適正がありそうです。
彼女は純血派なのにイレブンであるスザクに対し礼を尽くし、貴族であるプライドの高い上司に間違っている事は間違っていると言え、うま~く謝らせる方向に持っていったのはすごいなぁと思いました。この辺から彼女が大好きになりました。
ぜひ扇に似ない可愛い子供を生んでください!!
・・・そして、手が掛かったけど可愛い所もあった二人の生徒の事も子供が成長する節目ごとに思い出してあげて下さい。
当たり前に愛してくれる優しい両親さえいれば幸せに優しいまま暮らせたはずのロロとルルの事を。
どうかお願いします・・・。

いつまでたってもギアス大好き!ルルロロヴィレッタ大好きです♪
あ、もちろんナナリーもジェレミアも咲世子さんもシャーリーも!!
ちなみにヴィレッターVilletta はイタリア語で小さな別荘という意味らしいので3人で小さな別荘で過ごさせてみました。
このSSは以前書いた『その手』に続くつもりで書きましたのでルルはロロを心から可愛がり、ロロはシャーリーを殺すことも無く、ヴィレッタもルルたちを裏切る事無く皆幸せに暮らします♪

初期案は皇帝がルルーシュとロロの庶民父としてクラブハウスで3日間過ごすというものでしたがこちらは意外と難しく、断念しました。
いつか書いてみたいとは思っているんですが・・・。

あと、書くの忘れていましたがおまけSSの見れるWEB拍手(←元からついてるほうじゃない奴の方)は取り外す予定でしたが期限内に出来そうにもないので延長申し込みしました。
何も更新していないので申し訳ないのですが今だちらほら押してくださるのを見るとほんのたまにでも更新しようかな~という励みにもなりますのでとりあえず置いておきますね。

そうはいっても諸般が忙しい上に最近になって受験生の母となってしまったので当分SS書くのは無理そうですが、年末年始のご挨拶ぐらいは出来るかもしれません
このブログを見てくださっている(かもしれない)受験生の皆様~!インフルに負けず頑張って下さいネ!!
私も子供と勉強三昧の日々です。

ではまた♪







































想う
2009年10月02日 (金) | 編集 |
注:追悼なので今回はしんみりです。少し小説版の設定も借りています。(ナナリーとか)
もうルルーシュが居なくなって1年たつんですね。早いです。

実はロロはナナリーと同じ経緯を経て愛されていたのではないかとふと思って書きました。
私の中の解釈は色々で一つには決められないんですが、そのうちの一つです。




ロロ、俺の話を聞いてはくれまいか。


あの頃と変わらぬ夜空を見上げながら俺はヘッドホンをかける。

そこから流れるのは大切な・・・しかし、もうこの世には居ない弟の声。
蜃気楼のレコーダが拾っていたロロの最後の言葉達。

じっと目をつぶって聞いていると、まるで今そこにお前がいるように思える。

「ロロ・・・。」

俺は虚空に話しかける。
きっとお前は約束したとおり、俺の側にいると思うから。



なあ、ロロ。聞いてくれ。お前になら話せそうな気がするんだ。
誰にも言わなかった俺の過去を。

誰にも話せなかった俺の闇を。

ロロ、嘘をついていてごめん。殺そうとしたりしてごめんな。でも、俺はお前を愛しているよ。
ナナリーと同じぐらい・・・いや、それ以上に愛してるんだ。

俺は誰もいない空間を抱き寄せた。
いないように見えてもきっとロロはそこに居るから。


俺はかつてお前を殺そうとした。
・・・だけど、俺は昔ナナリーの事も殺そうとした事があったんだよ。

『そんなの、信じられない』ってお前は言うだろうか。

でも本当なんだ。

俺は昔、ナナリーが憎くて憎くてたまらなかった。
そしてその細い首に手をかけたんだ。


失望したか?
昔から俺はこういう男なんだ。自分でもイヤになる。

あんなか弱い、体の不自由な妹を殺そうとするなんて、そもそも人間失格だよな?
笑ってくれてもいいぞ。軽蔑しても。

それでも俺はお前に本当の俺の姿を知って欲しい。
きっとお前だけは困った顔をしながらも静かに聞いてくれると思うから。



俺は幼い頃愛する母を失った。仲の良かったユフィとも引き離された。
父を憎み、ブリタニアを呪い、一人の力で生きていこうとした。

ナナリーは俺の唯一の心の支えだった。


・・・でも俺はその時まだ10歳の子供だったんだ。
今なら簡単に出来る事も、当時の俺には気の遠くなるような作業だ。

日中はやった事も無い料理や洗濯をそれこそ必死でやった。。

暑くなって着替えが必要なので服は古着屋から何とか買った。
母の形見の宝石を売ったとて俺達が大人になる日はまだまだ遠い。
少しの無駄使いだって出来はしない。
お金が尽きれば俺達には死が待っている。

買った二人分の古着はサイズが合って無くて夜、ロウソクの炎を頼りに指を傷だらけにして直した。

土蔵には水道などあるはずも無く、毎朝バケツを持って井戸まで水を汲みに行った。

つらかった。

とてもつらかった。

救いはナナリーの目が見えないことだった。
何度となく流した涙をナナリーに見られないことだけが救いだった。

酷い兄だろう。
そんなことが救いだなんて。

涙を流しながら、ナナリーの手を握って、

「今日もいい日だった。楽しかった。」と俺は言い続けたんだ。



でも限界はいつかやってくる。

ナナリーは俺が外出すると暴れるようになった。
それも無意識のうちに。


でも俺達は生きていかねばならない。
石を投げられ、さげすまれても食料を買いに町まで出かけねばならないのだ。

帰路に悪童どもに見つかれば取り囲まれて殴られ、踏みつけられた。
それでもナナリーに食べさせるための食料だけは必死で守った。

アザだらけになって重い食料を抱え、よろめくようにして家にたどり着いてみればそこには・・・・・・。




何とか揃えた少ない食器は無残に割れて散らばって。

古着ではあるが綺麗に洗濯して引き出しにしまった服はぐちゃぐちゃに土間の上にほうりだされて。

名も無い野の花だけど、せめてと飾った花々は花瓶代わりのグラスごとナナリーの車椅子に引き潰されていた。

「お兄様?」

手から血を流してなお机を殴りつけるように叩いていたナナリーが嬉しそうに顔を上げる。

「お兄様、お兄様!!私、怖い夢見ちゃいました。でも、お兄様が帰ってきてくれたからもう大丈夫です。」

無邪気に嬉しげにナナリーが微笑む。

差し出された手が俺の服を握り、ドロで汚れたその上に、赤い血が染みを作った。

「ごめんね、ナナリー。もう大丈夫だよ。」

俺はそう言ってナナリーを抱きしめる。


ナナリーのせいじゃない。

ナナリーのせいじゃない。

ナナリーのせいじゃない。

こんなに苦しいのはナナリーのせいじゃない。


・・・だって僕はお兄さんだから。

僕がナナリーを守らなくちゃいけないんだ。


そんな日々が続いた。
わずかな食料を売ってもらうために頭を下げ続け、プライドはどんどん擦り切れていった。

たまに顔を合わすクルルギ家の同じ年の息子は親に買ってもらった服を着て、使用人の作る食事を取って、威張りながら「ブリタニア人のクセに」と会えば必ず罵って来た。

あんなの、虎の威を借る狐じゃないか・・・。

何一つ自分じゃ生きてないくせに・・・。

そう思いながらも父の庇護を受けるあいつが羨ましかった。


・・・俺は、守ってくれる人など誰もいないのに。
居るのは、俺の苦しみなど何一つ解らず、家事を手伝う事すらできない体の不自由な妹だけ。



土蔵の前の痩せた土地をろくな道具も無く耕し種を植える。
命を繋ぐための野菜を育てなければならない。
ナナリーを飢えさせてはいけない。

日本の夏はとても暑くて、汗がぼたぼたと落ちた。

喉が渇いてたまらなくなっていったん戻ったら、土蔵の一番涼しい所に寝かせておいたナナリーがかすかな寝息をたてて幸せそうに眠っていた。

「ふふ・・・。」

幸せな夢を見ているのか、ナナリーが笑う。

「お父様、・・・ありがとう。このお洋服、大切に着ますね・・・。」


その瞬間、頭に血が上った。

俺がこんなに苦しんでいる間、ナナリーはあの憎い父に美しい洋服を貰う幸せな夢を見ていたのだ。


裏切られたと思った。
ためらい無くナナリーの細い首に手を伸ばし締め上げた。

華奢なナナリーは夢とも現ともつかないまま俺の腕を振りほどこうともがいた。
それでも俺はその首を無言で絞め続けた。

・・・ナナリーが死ななかったのは奇跡に近いように思う。

子供の力だったからなのか、それともギリギリのところで無意識に踏みとどまったのか、それはわからない。

ただ、動かなくなくなったナナリーを見て、涙も流せず呆然としていた。
ああ、ナナリーは死んだのだ。
もう動かないのだと漠然と思った。

それからどれ程の時が経ったろう。

俺はハッと正気に返った。

なんて事をしてしまったのだろう。
たった一人の妹をこの手にかけるなんて・・・!!

ナナリーが父親を慕っているのは仕方のないことだった。

あいつは小さくてふわふわのナナリーに甘く、遊んでなどはやらなかったものの、可愛がっていたように思う。

ナナリーも、あいつが来るといつも大喜びだった。

・・・でもあいつはナナリーがあんな事になっても見舞いにも来やしなかった。

「お父様は・・・・?」

不安そうなナナリーを見ていられなくて俺は嘘をついた。

人質として敵地同然の日本にやられた時もそうだ。

だからナナリーにとっては、今でも懐かしい、優しいお父様なのだろう。
俺がそう仕向けた通り。
俺がつき続けた嘘を信じて。



コホッ・・・・と小さな咳が聞こえた。

「ぉ・・・お兄・・・さ・・ま・・・。」

小さく唇が動き俺の名を呼ぶ。

「たす・・・けて・・・おにい・・・さま・・・・・・・」

自由にならない体をわずかに起こし、必死で手を伸ばしていた。

「ナナリー!!!」

駆け寄って抱きしめて泣いた。
声を立てて、顔をぐしゃぐしゃにして。

「おにい・・・さま?
なにか・・・悲しいことがあったのですか?」

ナナリーが首をかしげてかすれた声で問う。

「大丈夫です。お兄様にはナナリーがいますもの。
大丈夫・・・大丈夫ですわ。」

ナナリーの小さな手が俺を優しく撫でていった。


あの日の事を俺は忘れない。

ナナリーは憎くて愛しい妹だった。
憎んで恨んでそれでも愛しい妹だった。





それから日々がたち、スザクとの交流が始まり、俺は親友を得た。
嬉しかった。

スザクは俺と一緒にナナリーを守ってくれた。

悪童にいじめられる事も無くなった。
俺もナナリーもまた笑えるようになった。

・・・そんな幸せな日々もブリタニアの日本侵攻でめちゃくちゃにされてしまったけど。


俺はシスコンだと思う。それは自他共に認めるところだ。
でも、ただ盲目的に可愛かったワケではなくて、そんな事もあったんだよ。

血がつながっているから兄弟だというのは幻想だ。

俺は父を憎み、兄クロヴィスも殺した。

でもナナリーは可愛かった。
ずっと一緒に暮らしてきた小さな妹。
血を吐くように苦しい思いをしてでも幸せにしてやりたいと思った妹だった。


お前だってそうだったんだよ。
ほんの1年間だったかもしれないけれど、幸せにしてやりたいと思って育てた最愛の弟だった。

憎んだこともあったけど、やっぱり愛していた。失ってから気付くなんて俺は本当に馬鹿だ。

俺がお前を憎んだのは、本当は暗殺者だったからじゃない。
ナナリーの偽物だったからでもない。

俺はお前を愛していたんだよ。
友達のいないお前に心を痛めて本当に心配した。

お前の笑顔がが見たくてあらゆる手を尽くした。

父母に育てられる事のなかったお前が不憫で自分の事なんか全部後回しにした。
それなのに・・・。

お前はあの憎い父の差し向けたあいつのコマだった。

お前が憎かった。

でも、お前の心は結局任務には無く、更に言うなら打算さえなく俺の元にあった。
全てを失い、お前に約束した未来も与える事が出来ない俺を・・・お前を殺そうとした俺を・・・お前はただひたすらに慕い、愛してくれていた。


お前は憎くて愛しい弟だった。
憎んで恨んでそれでも愛しい弟だった。

嘘つきな兄だけど、それだけは本当だ。






お前を失った後、俺はブリタニアに戻り、皇帝となった。

そしてふと思い立ち、蜃気楼のレコーダーを調べてみるとお前の声が残されていた。


マオの姿が浮かんだ。

過去の幻聴に支配されている愚かな男だとあの時は思ったが、今ならその気持ちがわかる。
ロロの記録を全てカードに移し変え、俺は暇さえあればその声を聞くようになった。


王宮の自室からは月がよく見える。
毎夜月を見上げてお前の声を聞きながら一人過ごす。


お前が居たあの頃と変わらぬ夜空にお前の姿を見ながら。

なぁ、ロロ。

お前、知っていたんだな。
俺に使われていたこと。

道具として、使われていた事。


それでも、俺の側にいるのはそんなに楽しかったのか?
育ての親を殺しても・・・
同じ境遇にいる子供達を殺しても・・・

それでも掴まねばならない月だったんだな。

お前にとって俺は・・・闇に、それでも輝く月に見えていたんだな。

「兄さんの事ならなんでもわかる。」

最後の最後にそんな言葉を残し、眠るように逝ったお前。

道具のように使われ、利用されていたんだから、最後に言うなら恨み言だって良かったんだ。


でも、お前は何にも言わなかった。
最後まで俺に騙されたフリをしながら、穏やかに、ただ穏やかにかすかな笑みさえ浮かべて逝った。

お前の最後を思い出すたび、俺の心が悲鳴を上げる。

死んで欲しくなかった。ずっと一緒にいたかった。
それなのに俺なんかのために・・・。

お前を殺そうとした俺なんかのために。


でも俺が欲しかったのは多分そんな愛。


どんなことがあっても、どんな俺であっても愛してくれる無償の愛情。

父に捨てられ、そんな愛情はもうこの世に無いのだと悟ったあの時、俺は愛される事を止めた。
そのかわり、自分だけはそんな愛情を捧げようとナナリーを愛した。


俺だけはどんなことがあってもナナリーを愛し、決して見捨てはしないと。



そして・・・ナナリーは俺を悪魔だといった。

それでも俺の愛は揺るがない。

敵となっても、殺しあう立場になっても。


ただ、やっぱり悲しかったよ。心が引き裂かれそうなほど。

俺は馬鹿だから、ナナリーが俺に騙されてくれる事を望みながら心の奥底で逆も望んだ。

「それでもお兄様が大事です。一番大切です。」と言ってはくれまいかと心の奥の奥で切望した。

もう、愛される事を望むのはとっくの昔に止めたはずなのに。




ナナリーは結局俺の敵となった。

これでナナリーを堕ちた俺の巻き添えにせずすんだとほっとしたと共にぽっかりと胸に穴が空いた。

ユフィを失いシャーリーを失い、お前を失い、その瞬間、俺はナナリーも失ったんだ。


なあ、ロロ。

「僕は兄さんの事なら何でもわかる。」

そう言ってくれたな。


俺の嘘も愛もきっと何もかも本当に知っていたんだろう。

そして俺の行く末も。



だからこうやって俺のために言葉を残してくれたんだ。

いつか俺にとって必要になるだろうと思って。


強がっていても誰より寂しがりやで孤独な俺が本当に欲しかったものをお前だけは知っていた。

お前は俺が一番欲しい言葉を俺に残していったんだ。



なぁ、ロロ。
お前は怒るかもしれないけれど、やっぱりお前に会いたいな。

もうすぐ行くよ、お前の元に・・・。

でも、あの時みたいに絶望しているから死にたいわけじゃないんだ。
解るだろ?


お前のくれた命を使って俺はこれから罪を償うんだ。

そして、それから後は、お前の側にずっとずっと居よう。

俺と同じく寂しがりやのお前の側に。
孤独でも平気だとずっと強がり続けて育ったお前の元に。

お前の事を愛しているよ。心から。

そしてやっぱりナナリーの事も愛している。

俺を裏切った黒の騎士団も。

この世界も。

心にぽっかりと空いた穴は、お前が埋めてくれたんだ。
この世にいなくなってからもお前はずっと俺に愛の言葉を囁いてくれた。

お前が俺の心を満たしてくれた。だから俺は全てを愛せる。
いま、とても幸せなんだよ、ロロ。

もうすぐ死にゆくとしても、俺はとても幸せだ。
この胸に憎しみはもうない。

世界が愛しい。
全てが愛しい。




ああ・・・夜が明ける。
お前はちゃんと俺を迎えに来てくれるだろうか。

「まだ早すぎるよ。」

なんて言ってぷいっと隠れてしまったりはしないだろうか。

それだけが少し心配だ。


俺はヘッドフォンのお前の声にじっと耳を傾け、今日も愛するお前の言葉を聞き続ける。





おわり








大人になってからでも一人目の育児はつらかったUT.
何で赤ちゃんが泣くのか解らずに一緒に泣いてしまったり、ネックレスをつければしゃぶられ、抱っこをすれば肩はよだれでべちゃべちゃにされ、夜鳴きと授乳で夜は眠れず、苦しかったなぁ。
ルルなんかあんなに小さくてまだ母親が必要な年だったのにさぞつらかったでしょうね。

それでもね、苦労して心を砕いて育てた子供は時に本気で憎くもあるけどどうしようもなく可愛いんですよ。

そんな事を思い出しながら書いてみました。

次は白ルルV.Sヴィレッタを書きたいなぁ。趣味に走っててすみません。以前書いたルルヴィレ?が意外にも楽しくて。今度はコメディ系です。ロロももちろん出ます。
簡単な筋だけ忘れないよう書いてみたけど仕上げるにはけっこう時間が掛かりそうなので気長~に待っていただけると嬉しいです♪
実は今じいちゃんが入院中なので少しだけですが一人の時間が増えました。(見舞いにも行くのでほんの少しですが)
いえ、じいちゃん全然元気なんですが検査数値がちょっと悪かったので。
多分筋トレのし過ぎのように思うんだけど?←来た時とは別人のように元気になっています。

拍手、とっても嬉しかったです!!
これだけ時間が空いたらもう読んでくれる方もほとんどいないと思っていたのに「まだ書いていいよ。」と言ってもらった気がしました。
すこ~しづつですがまた書いていきたいですね♪(じいちゃん入院中に書き溜めだ!!と思いつつ、日頃絶対に人がいると見れない二コ動とかをつい見ちゃいます。でもロロやっぱり可愛いなぁ!!まだまだ書きたいよ~!!)
終って随分経つのにやっぱりまだまだロロが大好きです♪(ルルやヴィレッタ先生も)

ギアス、続編が出るかも・・・という噂ですが、本当だったらいいなぁ・・。
でも、謎の動きはルルイベントだったようですね!
どこかで記事が上がるでしょうから楽しみにしています♪

そうそう、よそサイトでは仲良くして下さっているヴィレッタ大好き・きむちなべ様の所でしかほとんどお目にかかれないヴィレッタ先生ですが、大好きサイト様の所でも発見して大喜びです♪
先生の家庭科の授業受けるロロ可愛いなぁ☆

他でももう休止?と思っていたサイト様が復活されていたりしていて嬉しかったです♪

画面が派手なためこっそり見る事も叶わないギアスサーチ様も見にいけて嬉しー♪←酷すぎる嫁ですみません。禁断症状が・・・。

二コ動では以前雑誌に載ったルルーシュの望み小説が曲と共にUPされていました。また泣きました~!!


いつの間にか消されていた大好き動画がフルバージョンでアップされていました♪←気付くの遅すぎなんでしょうが・・・。


ルルロロではないけれど何か吹きました・・・。


ではまた♪
明日から旅行なのでもしコメントを下さった方がいらっしゃったら少し遅れると思います。
すみません
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