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その手のひらに
2009年05月19日 (火) | 編集 |
拍手お礼文に収納していたSSです。
タイトル以外、文面は全く同じですのでもう見た方はスルーしてくださいね
金曜日にこの続きをUP予定です。

初めての方へ。
このお話はUTの願望をこめたパラレルです。
コメディ・シリアス混在の連載物で、お話としては独立していますが、『僕は湖面に・・・』のもう一つの形のパラレルでもあります。
『ロロを探せ』の続きとして書いていますので、読まなくても支障はありませんが、先に読んでおくとより解りやすいかもしれません。
色々ありつつ、最後にはハッピーエンドに持ち込めるよう頑張りますのでもうしばらくお付き合い下さいね♪

あと、悪質なウイルスが急拡大しているようです。リンク先サイト様やサーチでも警告文が載っていました。よろしかったらこちらを見ておいて下さいね。
うちは今のとこ大丈夫そうです。感染しにくくするための対策は採りましたが、絶対ではないのでドキドキです。家族共用のPCですし。
ウイルス・・・嫌ですね








その手のひらに






「彼がカレンが帰ってくるまでの間私の親衛隊長を務めることになったロロだ。」


せっかく兄さんが紹介してくれたのに、黒の騎士団の奴らはアホのようにぽかーんと口を開けて僕を見た。
失敬な。僕が親衛隊長じゃ不足だというのか。

「あの・・・ゼロ・・・その・・言いにくいんだが、彼は本当に大丈夫なのか?」

気弱そうなおっさんが本当に言いにくそうに兄さんに声をかけた。
知ってるぞ。お前の名は扇。
僕は兄さんの記憶が覚醒する前、顔がわかっているすべての黒の騎士団員の特徴と経歴を覚えつくした。
その時は大事な兄さんを奪おうとする害虫退治のためとして覚えたのだが、まさかこうして仲間として席を共にする事になろうとは思ってもみなかった。

「大丈夫とは、どういう意味だ?」

兄さんがいらだたしげに言う。

「その・・・彼は、非常に若いし、経験も積んでなさそうだし、ブリタニア人だし・・・えっと・・・華奢で力もあまりなさそうだし、デスクワークならともかく、身を挺してゼロを守る親衛隊長には向かないんじゃないかと・・・。」

「そんなことは無い。カレンだって若いし、ブリタニア人とのハーフだがその実力は知っての通りだ。
このロロも見かけは若いしブリタニア人だが、カレンと同じくハーフで、海外では実戦も十分経験している。
私が選んだのだ。従ってもらおう。」

そう言うと扇は黙り込んだ。

兄さんカッコイイ!もっと言ってやれ♪

しかし兄さんはそれだけ言ってさっさと部屋に帰ってしまった。
あれ?

そして僕だけが団員に囲まれて取り残された。

「へ~・・・こいつがねぇ。」

じろじろと無遠慮に僕を眺め回すヒゲの男も僕は知っている。
玉城信一郎だ。
出来れば永遠に会いたくない男だったが、初日から会ってしまって残念だ。

あれは遡る事数ヶ月前。
この男は破廉恥にも女装してアッシュフォード学園の女子寮に忍び込んだのだ。
そしてあろうことか通りかかった僕にナイフを突きつけた。
え?
何で僕が女子寮にいたかって?
それは機密事項なので話せない。

しかし奴はそこで僕に向かって言ってはいけない一言を言ったのだ。
コレを言った奴は今まで全員殺して来た。
生き延びたのは奴だけだ。
いずれ機会を見て始末してくれよう。

そんな事を思いながらも表面だけはニコニコして玉城を見ていると、

「お前さぁ・・・なんっか見たことあるような気がするんだよなぁ・・・。」

と玉城が呟いた。

どき。

「そう言えば以前アッシュフォードで見た美少女・・・。」

う。アホのくせして覚えていたか。
ここで『こいつ前に女装して女子寮にいた』なんて言われたら僕の立場が無い。


「・・・に似てるけどやっぱ違うや。」

ほっ・・・。


「でもちっこいし細いし女みて~だよな♪」

奴はまたしても言ってはならない一言を口にした。


「・・・僕の何処が女みたいだと・・・?」

「え!?全部!全部だよ!!顔もちっちゃくて、目がでっかくて、身体は華奢だし。な~~?」

失礼なことを真顔で言う玉城に他の団員も一斉にこくこくと頷いた。

くっ・・・。ここはアホの巣窟か。兄さんが苦労してやつれるわけだ。

・・・コロス。絶対コロス。兄さんの野望が成就した暁には全員まとめて皆殺しだ。

しかし今は忍びがたきを忍び、耐えがたきを耐えねばならない。
何故なら僕は兄さんの信頼を一身に背負うゼロの親衛隊長なのだ。

団員と対面した初日から皆殺しにしてしまったら後で兄さんに、

「ごめんね兄さん☆てへ

と言っても多分許してもらえない。



「ま、でもよ。ゼロが言うんじゃしゃーね~か・・・案内してやるから来なよ。カワイ子ちゃん♪」

玉城が手をヒラヒラさせながら言う。

ブツ・・・っと堪忍袋の緒が切れる音がした。


「・・・それは一体誰に言ってるんですか?玉城さん・・・。」

「え?お前ぇだよ!お前ぇ!!あ~あ、何で本当に女じゃなかったのかな~。こ~~~~んなに可愛いのに。
がっかりだぜ。」

玉城は両手を広げて大げさに言う。
まだ言うか。アホ玉城。どうしてくれよう。

「そうですか。がっかりさせてこれは申し訳ありませんでした。
お詫びに玉城さんと遊んで差し上げますのでチェーンを用意していただけますか?」

「え!?チェーンでどう遊ぼうって言うんだよ。」

「いいから持ってきてください。」

用意された細めのチェーンを僕と玉城の足にしっかり結び付けると、僕は懐からナイフを取り出した。

「なっ・・・。やろうってのかよ!!」

玉城が驚きの声を上げる。

「玉城さんどうぞ。あなたのナイフです。使ってください。何なら銃も使っていいですよ。
僕は丸腰で戦います。
それで僕が勝ったら、僕に従って頂けますか?」

僕の台詞とただならぬ様子に周りがざわついた。

「おいよせ。玉城はこれでも実践経験が長いんだ。君のようなきゃしゃな子が武器も無いのに戦うのは無理だ。」

ちょっとしぶいおっさんが慌てて止めに入った。
お前の名も知ってるぞ。藤堂鏡四郎。
奇跡の藤堂と呼ばれる黒の騎士団の片翼だ。
しかし僕は見たぞ。
さっきアホ玉城が僕の事を女みたいだと言った時、どさくさに紛れてこいつも頷きやがった。
頭脳派で人格者だと聞いていたがとんでもない。
こいつもアホの仲間である。

「ご心配なく。何ならあなたも参加しますか?僕は2対1でも結構ですよ。」

そう言うとさすがに藤堂はムッとした。
僕の殺気は抑えている。
タダの小僧と思っているはずだ。
乗って来い、藤堂。
お前も地面に叩き伏せてやるよ。
もう二度と僕の事を女のようだとは言わせない。


しかし藤堂は玉城と違ってアホのクセに理性はあった。
一瞬ムッとしたものの、すぐ柔和な顔になり、わかった、わかったと子供でもなだめるようにつぶやいた。

ちっ。

乗ってこなかったか。合法的に叩き伏せようと思ったのに。

「では私は見届け人となろう。しかし玉城、わかっているだろうな。ゼロが連れて来た子供だ。何か分け有りかもしれない。傷などつけるなよ。」

わけ有り・・・???
僕何かヘマした?
弟だってばれたりしてないよね・・・。


「あ~なるほど!!」

不思議に思っていると、玉城が感心したような声を上げた。
一体なんだっていうんだろう。
僕にはサッパリわからない。

「つまりこいつはゼロの隠し子かもしれないって事か!!!」

「う・・いや、私はそういう可能性も考えられると思っただけで・・・玉城、そういうことは思っていても声高に言うもんじゃない!!」

と、藤堂も声高に言った。


藤堂・・・。
アホ決定だ。
しかも玉城レベルのアホだ。
終ってるよ、こいつ・・・・・。
何で僕がゼロの隠し子って事になるんだよ・・・。

しかも他の団員たちまで

「おお!なるほど!!」

とか言い出した。

うう・・・かわいそうな兄さん。
まだ18歳なのに、こんなでっかい子供がいる事にされているよ。
あんなに知性あふれる兄さんなのに部下は揃ってアホばかりだ。

しかしこんな使えない部下ばかりを纏めて日本一のテロリストとしての実績を築き上げた兄さんの力量に今更ながら、心底驚嘆する。
やっぱり凄いな。僕の兄さんは

でもこれからは僕が力になるよ。
僕が一生懸命頑張るからね!



アホどもとの会話で戦いを始める前にすっかり疲れてしまったが、何、玉城ぐらい、軽くひねってやる。
昔は致命傷を与えず気絶だけさせるなんて方法知らなかったが、いろいろあって今ではちゃんと知っている。


・・・さて、アホ玉城に格の違いを教えてやるとするか・・・。

もちろんアホ玉城にギアスを使うような真似はしない。
自分の寿命を縮めるような事をせずとも、玉城ぐらい軽く倒せる。
ただ、あれだけの事を言ってくれたのだから、簡単に気絶できるとは思わないで欲しい。

・・・しかし玉城は自分の立場が全くわかっておらず、頭を掻きながら「まいったなぁ~・・・。」とのんきに呟いている。

ふ・・・ではまず最初は軽い突きからだ。
一撃で殺せるぐらいの技と力はあるが、それじゃあつまらない。
さんざんいたぶって泣いて許してくださいと言うまで痛めつけてやる。
逃げ出そうとしたって無駄だ。
そのために鎖を用意した。

チェーンデスマッチ。

響団で行われる生き残りをかけた試合を僕は幼い頃からやってきた。
試合相手は凶悪な殺人鬼だったり、敵国から捕らえて来た武術の達人だったり、時にはライオンやヒョウなどの相手までさせられた。
お互いの足に鎖を巻いてあるので絶対に逃げられはしない。
相手の息の根を止めて初めて自分が生き残ることが出来るのだ。

響団の暗殺者達は皆こうやって仕込まれる。
だから敵の真っ只中に放りだされてもうろたえる者など一人も居ないし。
どんな敵にだって冷静に立ち向かっていく。


さぁ、痛めつけてやるよ、玉城。
まぁ玉城なんか数のうちにも入らないが・・・。


しかし玉城はぼ~っと僕を見ているだけで構えようともしない。

「玉城さん、いきますよ。ちゃんと構えてくださいね。」

そう言うと玉城は「おう。」と言って一応構えを取った。
そこに軽い一撃を入れる。

「いたたたたたっ!!!参った!!!」

玉城は打たれた場所を大げさに覆って大声を上げた。


は?

僕まだ軽くしか入れてないんですけど・・・・・・・。


ふと傍らの藤堂を見ると、満足したような顔で玉城を見ながらうんうんと頷いている。
八百長か!!

神聖な戦いを何と心得る!!
合法的に玉城をボコボコに出来ると思ったのにコレじゃ台無しだ!!


あまりに腹が立ったので藤堂の襟首を掴んだら、四聖剣が黙っちゃいなかった。
引き剥がそうとする彼らにどさくさに紛れて一撃づつ入れて気絶させると今度は周りの奴らがざわっと殺気だった。
結局大乱闘になり、僕はコンマ単位でばれないようにギアスを使い、全員死なない程度にのしてやった。
ざま~みろ!!

周りの奴らが前とは違って恐怖の眼差しで僕を見る。
ああ、心地よい。
これだ、コレなんだよ僕が求めていたのは。
あ~、スッキリした♪♪


あれでも何か忘れているような・・・?

その時シュン・・・とドアが開き、書類を手にしたゼロが現れた。
ヤバイ!!!


「ロロこれはっ・・・・・・!!」

床に累々と横たわる猛者たちの有様を見て、兄さんは驚きの声を上げた。

「だって・・・。」

僕は瞳をうるうると潤ませてゼロに抱きついた。

「だって皆僕のこと、女の子みたいだってからかうんだもん・・・。
酷いよ皆。うわ~~~ん。」

僕に抱きつかれたままゼロは床に横たわった藤堂に冷たい視線を向けた。

「藤堂。本当なのか。ロロを女の子みたいだと言ってからかったのは。」

「あ・・・いや、ゼロそれは・・・あの・・・私は頷いただけで玉城が・・・。」

もごもごと言う藤堂に兄さんは小さくため息を落とした。

「・・・本当だったのか。ロロは知り合いも居ないここにいきなり来て心細いんだ。
そんな事を言ってからかう奴があるか。」

心細い?・・・そんなタマか?と藤堂の視線が一瞬言いかけたけど、ライオンも後ずさるような殺気をこめた視線で睨みつけておいた。

「ロロ・・・かわいそうに。いい大人が寄ってたかって子供のお前をいじめるなんて・・・。」

よしよしと僕の頭を撫でるゼロに南が足元から「ゼロ、騙されてはいけません!!いじめられていたのは俺達です!!」と視線を送った
もちろん僕は密着している兄さんの時だけを止めて足元の南をぐりぐりと踏みつけてやった。
そしてギアスを解く。

「ゼロぉ。怖かったよ~!うわぁ~ん。」

いっそう派手に嘘泣きをすれば、兄さんは優しく僕を抱きしめてくれる。

「ほらほら、もう泣かない。可愛い顔が台無しだぞ。」

ゼロ自らハンカチで僕の目元をぬぐってくれる様子を他の団員達は凍り付いて見ていた。
ざまぁみろ。
僕とお前らじゃ信用度が違うんだよ。


その一件があって以来、団員達は僕の言う事をよく聞くようになった。

よっぽど怖かったのかあの玉城さえ、恐る恐る

「あの・・・ロロ様、歓迎の宴の準備をしました・・・。」

なんて言って擦り寄って来たぐらいである。



折角なので歓迎してもらうことにした。
その席で、

「ねぇゼロ。僕、玉城さんは女装の一発芸が得意って聞いたんだけど見てみたいなぁ

とねだってみた。

「やってやれ。玉城。」

「そうだ、折角だから藤堂さんや四聖剣の皆さんも♪」

「やってやれ、藤堂。朝比奈 。仙波。」

「わぁ♪皆かわいいなぁ(本当はきしょいけど)
僕みたいな新参者にこんなに親切にしてくれるなんて、皆良い人ですね、ゼロ♪」

にっこりと微笑んでそう言うとゼロはまた頭を撫でてくれた。

「今度は皆さんで踊ってくださいませんか?
僕、賑やかなの大好きなんです

玉城たちは仕方なく女装のまま踊り始めた。

ふふふ。
僕は根に持つほうなんだ。こんなのまだ序の口だよ。
徹底的にいびってやる!!!

そんな事を考えながら僕は宴会の間にこやかに微笑み続けた。


その2に続く。



こんな調子で果たしてハッピーエンドに持ち込めるのか謎ですが、頑張ってみます☆

体調はかなり良くなって今日はバイトにも行きます♪
ご心配おかけしましたがもうだいじょうぶです~!!


読みに来て下さる方、拍手、コメントくださる方ありがとうございます~!!
とっても嬉しいです♪
コメント欄からなが~いお返事をしております☆













コメント
この記事へのコメント
こんにちは(^O^)
クロロ最高です!!みんなに一発かましてやったときのロロの清々しい顔が目に浮かびますww

それにしても玉城ウザいですね(´∀`)ww
玉城ってルルと正反対だから、ロロにとってはありえない存在でしょうねww愛すべき馬鹿(´∀`)

伝説の美少女 マルガレッタちゃん(^p^)wwwwU.T様の描いたマルガレッタ、ほんとかわいかったですvV
ヴィレッタも唖然(゜Д゜)オマエ…!!



なんか ネット上でウィルスはやってるみたいですね;
大変そう(>_<)私はパソコンネット繋がってないので問題ないですが…パソコン感染しないといいですね;お気をつけて!!
2009/05/21(Thu) 17:37 | URL  | (*_*) #-[ 編集]
Re: こんにちは(^O^)
おはようございます♪


> クロロ最高です!!みんなに一発かましてやったときのロロの清々しい顔が目に浮かびますww

切れやすい彼にしては我慢にに我慢をかさねていたので(?)その分さぞすっきりした事と思います☆
清々しい顔という表現が新鮮でGoodでした!!
いつかSSで使ってみたい表現です♪
>
> それにしても玉城ウザいですね(´∀`)ww
> 玉城ってルルと正反対だから、ロロにとってはありえない存在でしょうねww愛すべき馬鹿(´∀`)

R18でもすごいウザさでしたねv-356
本当にルルとは正反対。ルルとは逆の意味で色々と衝撃だった事と思います。
それで2話目はルルではなく玉城と半共同生活をおくらせてみましたv-352
愛すべき馬鹿・・・私にとって玉城はそんなイメージの人です。伝わったとしたらとっても嬉しいです♪♪♪

く> 伝説の美少女 マルガレッタちゃん(^p^)wwwwU.T様の描いたマルガレッタ、ほんとかわいかったですvV
> ヴィレッタも唖然(゜Д゜)オマエ…!!

わ~、随分前の話なのに覚えていてくださったのですね!!
とっても嬉しいです☆
それに描いた絵を褒めてくださってありがとうございます♪
私のデッサンの狂ったへぼ絵など本当はお見せできるものではないのですが、超上手で大好きな絵柄の(*_*)様にそんなこと言っていただけて感激です♪

>
>
>
> なんか ネット上でウィルスはやってるみたいですね;
> 大変そう(>_<)私はパソコンネット繋がってないので問題ないですが…パソコン感染しないといいですね;お気をつけて!!

とりあえず対策HPを参考にやれる範囲でやってみたのですが・・・。
義父を引き取る前にSSを書き溜めしておこうと思ったのに、調べたり対策したりで貴重な1日分がぱぁに・・・。
おのれウイルスめv-359

ご心配ありがとうございました~!
いつも色々ありがとう☆
2009/05/22(Fri) 05:33 | URL  | UT #L1ch7n1I[ 編集]
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