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下僕兄さんと僕
2008年07月25日 (金) | 編集 |
注意書き・本編とはおもいっきり離れたパラレルになりますのでそれでもOKなかただけどうぞ☆連載物になります。

☆下僕兄さんと僕  その1 このページの目次リンクの下から始まります。


下僕兄さんと僕  その2  


下僕兄さんと僕  その3  

下僕兄さんと僕 その4 

下僕兄さんと僕 その5 

下僕兄さんと僕 その6 

下僕兄さんと僕 その7 

下僕兄さんと僕 その8 8月8日UP
 今回は暗めのお話です。

下僕兄さんと僕 その9  8月9日UP
 最終回です。読んで下さった方、ありがとうございました♪



うちの作品ではどういう形であれ、ロロがラストで幸せになることだけは決定しているのでご安心下さい♪




下僕兄さんと僕

夢を見るぐらいの自由は残されていると思うので夢を見ることにした。

そう、見るならありえないぐらい幸せな夢がいい。

幸せを感じたことのない僕の描く夢だから、限りなく嘘っぽいだろうけど、別に誰の迷惑になるわけでもないからかまわない。

まずは家族。
家族と言うのは、全ての集団の根源となるもので、家族に愛されたものは幸せをつかめるらしい。

しかし僕には家族が一人もいない。
だからまずは家族が欲しい。

家族はぬくもりというものと、無償の愛をくれるらしい。
大家族なんて楽しそうだけど、今まで一人の家族もいなかった僕にはイメージさえ出来ないのでそんなに多くなくてもいい。

妹や弟もいいが、出来たら僕を可愛がってくれる人がいい。
だって、妹や弟がいても可愛がり方なんて分からない。
うざったくなったら夢の中の妹や弟を殺してしまいそうだ。
それはちょっと幸せな夢にそぐわない。



お父さん、お母さん、いるといいな。

お父さんは軍人で出張が多いけど優しい人。お母さんは、料理が上手でいつも僕を抱きしめてくれる人。そんな設定はどうかな?

お仕事っていっても、暗殺隊とか、情報部とか、軍人とか、あと、僕が暗殺してきた人たちとかしか知らないから、ま、職業は出張がちな軍人でいいや。


お母さんは・・・それこそ、全くイメージがわかない。
優しくて暖かいのがお母さんらしいけど、優しくされた事はないし、暖かかった記憶も無い。

・・・だめだ、夢とは言え、全くイメージできない。何か悲しくなってきた。
お母さんは僕を愛しつつ、テロに巻き込まれて死んだ事にしよう。
うん、僕にしては中々いいんじゃないかな?

お母さんがいないなら、優しい姉だけが家族と言うのはどうだろう。
姉弟二人っきり・・・。
なんかいい響きかも。

僕は外見で人を判断したりしないけど、何も残ってない僕が僕のために見る夢なんだから、やはり、とびっきり美人の姉がいい。

そう、例えば、伝説に語られる閃光のマリアンヌ様のような強くて優しい姉がいることにしよう。

・・・いやまて、僕は姉どころか女性全般をよく知らない。
優しい姉がいたとして、姉はどういう風に僕に優しくしてくれるのだろう?

しかたない。
あまり嬉しくないが、優しい兄がいることにしよう。
僕も男だから、兄なら行動パターンは何となく分かる。

年も・・・そう、あまり離れると行動パターンが分からなくなるから、2歳上ぐらいが限界か。

可愛がられるのにあまりにもむさいおっさんみたいな兄だと殺意を覚えそうだから、出来るだけ美形の兄がいいだろう。
そして、家事能力抜群だと更にいい。
毎日美味しいものを作ってくれて、優しい言葉をくれるんだ。(具体的には思いつかないけど。)



ああ、なんて都合のいい夢なんだろう。
現実の僕とは大違いだ。

現実の僕は、ギアスを使った暗殺をやりすぎて肢体麻痺になってしまった。
毎日ベットに寝たきりで、動くときは車椅子が必要だ。

最初は手足がしびれるぐらいだったけれど、ギアスを使って何度も空白の5秒を作るうち、脳や神経細胞を少しづつ痛めていったらしい。
だけど僕の居場所は響団にしかなく、依頼を断るという事は居場所を失うという事と同義だ。

多分あと一回依頼が来たら、僕は命を失うか、植物人間になって実験用に回されるだろう。

だから、せめてもの抵抗に、幸せな夢でも見てやろうと思ったのだ。


それなのに、幸せの何たるかを知らない僕は満足に夢さえ描けない。

ああ、神様!全く信じてない神様!!

もしいたら僕はこんな目にあっていないと思うから、いないに決まってるけれど、もしいるなら僕が死ぬまでのわずかな間に楽しい夢を見せて下さい。
死を待つだけのこんな体、もういりませんから、命と引き換えに幸せな夢を見せてください。
そうしたら何の幸せもつかめなかった僕だけど、諦めて大人しく成仏します。

でも、駄目だったら、手始めにこの研究所を祟ります。
地震を起こし、水害を起こし、世の中を呪いつくします。
でも、それも何だか面倒な気がするのでどうか神様、幸せな夢を僕に見せてください。


そう思って僕は目を閉じ、眠りに落ちた。






夢は結局見なかった。

そのかわり、最後の依頼が来てしまった。
やっぱり神様なんかいないんだ。悪魔ならいるみたいだけど。

それにしても、ベットで寝たきりの僕に依頼なんて物好きな。
まあ、上半身は何とか動くから、ナイフは無理としても銃なら使えるか。

そんな事を思いつつ話を聞く事にした。


「え!?潜入捜査ですか?僕は家族を知りませんし、第一この体でどうやって潜入捜査をしたらいいのでしょう。」

僕は途方にくれた。

この依頼は厄介払いをしたい上の者がわざと僕にこんな任務を当てたのだろうかとさえ思った。

しかし、話は妙な方向に進んだ。

「車椅子でしか動けないお前だからこそいいのだ。対象には車椅子で生活していた妹がいる。お前は記憶操作によって偽者の弟に仕立ててあるから、そのように動きつつ、対象の生活を監視し、報告するだけでよい。」

「はあ・・・それでいいのでしたら・・・。」

命令は絶対。
何だか狐につままれたような気がするが、昨日夢を見なかった代わりに神様が僕に兄をくれたらしい。
それも、名高いマリアンヌ様の息子の兄が。

まて、こんな都合のいい話ってあるだろうか?
コレこそが僕の描いていた夢の話だ。

ああ、僕は今まさに夢を見ているに違いない。

任務で偽者(しかも元テロリスト)の家族が出来るというあたり、僕の設定する夢らしくて微妙だが、神様っているんだな。
いや待て、しまった!!


僕は死ぬほど後悔した。

こんな事なら妥協せずにやっぱり美人のマリアンヌ様似の姉にしておけばよかった。
僕の想像力が欠如していたため、泣く泣く諦めた美人の姉。
しかし、どうせコレは僕の夢なのだから、アレコレ思い悩まず超美人の姉にしておけばよかったのだ。

がっくりと肩を落としてももはや手遅れで、同僚になる機情のメンバーによって僕は何とか学園に運ばれ、何とかと言う名前の偽兄の眠るベットの脇に運ばれた。


続く・・・









コメント
この記事へのコメント
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2008/07/26(Sat) 07:45 |   |  #[ 編集]
パラレルばっちこーい!
こんにちは!
読みました。
おおっと連載もの!続きが楽しみな感じですね。
パラレルぱられるどんとこ~い♪
なのでパラレルオールOKです!
でもパラレルなのに巧く設定繋げているので驚きました。
実は「湖面月」も気になっているのですが、こちらも楽しみです!
2008/07/26(Sat) 19:17 | URL  | 浅田 リン #-[ 編集]
浅田 リン 様
パラレルドンと来いという心強いお言葉ありがとうございます♪♪
本編があまりに不幸なので、何とかロロを幸せに出来ないものかと考えて今の話を書いています。
車椅子ロロの立場を利用して、我侭の限りを尽くす予定ですv-353

「湖面月」は3話分ぐらい下書きした段階で眠っています。本編が微妙なので、今後修正を入れながら恐る恐る出すと思います☆
いつもいろいろありがとうございます♪♪♪
2008/07/27(Sun) 04:59 | URL  | UT #L1ch7n1I[ 編集]
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