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下僕兄さんと僕  その2
2008年07月25日 (金) | 編集 |
学園の名前とか、偽兄の名前とか正直どうでも良かった。
僕は美人の姉という設定にしなかった事を激しく後悔していてそれどころではなかった。

どうせ僕の見ているただの夢なのだから、まあ、兄など適当でいいだろう。


そう思ってクラブハウスの一角にある部屋のベットに眠る兄を見た。



・・・ちょっとした衝撃だった。
兄と言うからには男なのだろうが、どんな美女もかなわないぐらいの美形の兄がそこにいた。

以前写真でちらっと見た事のある、マリアンヌ様そっくりの高貴でくっきりとした顔立ち。
マリアンヌ様と同じ、つややかな美しい黒髪。


ああ!やっぱり姉にしておけばよかった!!

でも、こういう夢を望んでしまったのだから仕方ない。
僕は心の中で

「今からでも姉になれ~、美人の姉になれ~。」

と呪文を唱えてみたがまったく効き目ナシだった。
僕の見てる夢なのだから、これ位の些細な変更は今からだって許されてもいいと思うのだけど。


それにしても美人の兄だ。
見とれてしまうほどの美人だ。

穴が開くほど見つめたせいか、長いまつげが揺れ動き、紫水晶の瞳が開かれた。


こ・・・これは!!
眠っていても美人だけれど、目を開いたら更に美人だ。
本当にマリアンヌ様そっくり。


ああ、僕の馬鹿。
ここまで無駄に美形でなくて少々劣化版でいいからやっぱり姉にしておけば良かった。
でもまあ、不細工な兄より美形の兄の方がむさくるしくないだけでも救われる。

声はどうなんだろう。
偽兄は紫の不思議な色合いの瞳で僕をじっと見つめるばかりで一言も喋らない。

ああ、そうか。
こういう時兄として弟にかけるべき言葉を僕が知らないから偽兄は何も喋らないんだ。

う~ん。
僕は元々兄さんとずっと暮らしていた事になっているから、とりあえず僕に向ける言葉は

「ロロ、おはよう。」

でいいんじゃないだろうか?


喋る内容はどうでもいいから、この綺麗な人の声を聞いてみたい。
ちょっと可愛い声だったら嬉しいな♪


などと勝手に思っていたら偽兄は恐ろしく低いボイスで

『ロロ、おはよう。』

と言いやがった。

僕はものすごくがっかりした。


いや、がっかりする事なんて無いはず。
この人はいくら綺麗でも兄なのだから、可愛い声だったらむしろ変だ。
オカマの兄の元では世間様に後ろ指を指される事はあってもとうてい幸せになどなれまい。

きっと僕の潜在意識が危険を察知して、男として普通の声(というかむしろ低め)の設定にになったのだろう。
なんて常識のある僕なんだろう。さすが僕だ。
自分で自分を褒めてやりたい。(どうせだれも褒めてくれないし)



・・・・・・と、むなしく自分を褒めまくっていたら、兄の手が伸びてきて、頭をなでられた。
そして、

「ロロ、助かるよ。起こしてくれて。俺とした事が寝坊してしまったようだ。本当にありがとう。」

そう言って起き上がると僕を引き寄せ額にキスしてきた。



流石にちょっとビックリして身をすくめるが、なるほどと思い直す。

僕はずっと誰かに褒めてほしかった。
誰かの役に立って褒められたかった。

僕のいつもの役割は命を終わらす事。それが僕の仕事。

食事をするように当たり前にこなすのが当然で、誰も褒めてなどくれない。

食事をしたから・・・歯を磨いたから・・・そんな当たり前のことで褒めてくれる人がいるだろうか?
いるわけないだろう。
でも僕は褒めてほしかった。

その願望がこういう形で夢に現れたようだ。

朝起こしたぐらいでこんなに褒めてもらえるなんて、さすが僕の夢。限りなく非現実的だ。
でもいいんだ。
とことん僕に都合のいい夢を見ると決めたんだから。

「兄さん、お願いがあるんだけど・・・。」

「ん?」

「その・・・・・・あの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・僕をもっと褒めてくれないかな・・・?」

夢とは言え照れくさくてなかなか言い出しにくかったが、照れてる間に僕の本体の命が終わってしまうと大変なのでここは思い切って言うべきだろう。


兄さんはちょっと驚いた顔をしたけれど、優しく微笑んだ。

「お前は優しくて、可愛くて、真面目で、勉強も頑張るし、足が不自由なのに泣き言も言わずいつもニコニコしていて俺の誇りで俺の宝だよ。」


・・・と、偽者の兄は、歯の浮きそうな僕のキャラに全くそぐわない事をとうとうと語った。

本当の僕は優しいというよりむしろ残忍といわれてきたし、自分で言うのもなんだが可愛げもない。
真面目なわけでもないが処分されるのがいやで真面目な振りはしてきた。
成績は優秀な類に入るが勉強は実は嫌いだ。

足が不自由になった事で世の中を恨み、呪いその挙句、自分に都合のいい夢を見て命を終わらせようと思った。
だいたい、僕の人生において「いつもニコニコ。」なんてありえない。


ありえないのに、・・・自分の夢の中のセリフなのに、涙がパタパタと落ちた。
考えたこともなかったけれど、僕は本当はこういう人になりたかったんだ。
今頃気づくなんて。

いや、夢の中とはいえ、今気づけて良かったんだ。
まだ間に合う。
僕は自分に正直になろう。

そう思って顔だけは無駄に美しい偽の兄に手を伸ばした。


NO・3へ続きます♪




いよいよ今日はR2の日・・・。
何でアニメを見るのにここまでドキドキせねばならないのだと毎回思いつつ見てしまいます。
今回もロロ、生き延びてよ~!!
そして、暗い展開が続いたのだから、そろそろ明るいのをお願いします!!!

あと、子供に?戻ってしまったCCをロロが暗殺しませんように!!!(さすがにそれは無いと思うけど)
明日は録画で見る事になりそうだけど、ドキドキです
・・・監督さん、もう少し、心臓に優しいアニメにしてください・・・。

ところで、ささやかな疑問なのですが、皇帝はルルのギアスを受けて一度は自殺しましたが、コード持ちならギアスにはかからないはず?
コード持ちになって一度人間として死なないと発動しないって事でしょうか?
それとも死んで見せたのはルルの反応を見るための演技?

それとも、まさにあの瞬間、V.Vが死んでしまった?

ロロがシャーリーを一撃で殺さなかったことも謎だけど、皇帝がどうやってV.Vのコードを奪ったかも気になります。直接殺したわけではなさそうだし。
V.Vもコード持ちの地獄を理解していたようだから、シャルルに渡そうとしたとは思えない。
誰か『こうじゃないかな~?』という考えを持ってらっしゃる方、良かったら教えてください


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2008/07/28(Mon) 01:27 |   |  #[ 編集]
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